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渋谷、22分の死闘制し王者に。内村、タッグで出番無し

  • ZST
  • 更新・2009-01-26 (Mon)12:40
ZST.19
2009年1月25日(日) 新宿FACE
  レポート&写真:本庄功志


第6試合 メインイベント 第2代ZSTウェルター級王座決定戦 5分無制限R
○渋谷修身(フリー)
×奥出雅之(ゴールドジムサウス東京/チーム09)
5R 2'18" アームバー
※渋谷が第2代ウェルター級王者に

 内村洋次郎が返上したウェルター級のベルトに、ZST参戦後元王者の内村からの勝利を含め2連勝中の渋谷と、ZST生え抜きの奥出が挑む。この一戦は「5分無制限ラウンド」を導入し、どちらかの気持ちが折れるまで勝負がつかない「完全決着制」だ。「短期決戦では負けるので、長期戦に持ち込む作戦だった」と奥出が話したように、試合は22分にもなる激闘に。
 1R序盤から渋谷がローを何発も蹴り込み、カットできない奥出の動きを止める。だが、奥出も相手のローにパンチを合わせ、グラウンドの展開になっても不利なポジションから有利なポジションにスイープするなど、互角の攻めを演じる。2Rになると奥出がグラップラーとは思えないシャープなパンチの連打をヒットさせ、「打撃で攻める」という作戦が当たり、渋谷を苦しめる。
 3R序盤も奥出が打ち合いの中で右フックをヒットさせ打ち勝つと、嫌がった渋谷のタックルを切り流れを呼び込む。だが、百戦錬磨の渋谷もこれまで培った老獪なテクニックで決定打はもらわず、奥出とのパワー差を活かしてグラウンドでは何回もバックを奪取。しかし、そこは奥出も引けをとらずに、亀の状態から回転してスイープすると、渋谷の腕をアームバーに捕らえ見せ場を作る。力いっぱい絞り上げる奥出だったが、外されてスタンドに戻されてしまうと、勝負所で力を使ったか?膝に手を置いて肩で息をするように。
 4Rからは両者スタミナの底が見え始め、消耗戦に突入する。渋谷が左ストレートをヒットさせ奥出を後退させると、グラウンドで再びバックにつく。すると奥出がまたもや体勢を入れ替えマウントまでいくが、その後の攻め手に欠けブレイク。スタンドでは両者スタミナに不安を覗かせるも、アグレッシブに攻め会場を沸かせる。
 4Rが終わり試合時間は20分を越えた。インターバル中、予想以上の打撃合戦だったのか「ダメージの蓄積がまずいんじゃないか?」と審判団がリング外で騒がしくなる。そして5R。パンチの連打でプレッシャーをかけてくる奥出の攻めを渋谷がさばき、タックルでテイクダウン。バックに回りじりじりと首にプレッシャーをかけながら、疲労の色を隠せない奥出の隙を見てマウントへ。その状態からアームバーで奥出の腕を極めて、22分にもなる激闘に終止符を打った。
 
◆渋谷「疲れました。勝ててホッとしています。(試合が長引いたが?)寝技は大丈夫だったのですが、スタンドではいいのをもらっていたので、ヤバイなと。もっとタックルで来ると思っていたのですが、パンチで来ましたね。相手は長期戦を狙っていて、自分を疲れさせて仕留めるといった感じでしたが、負けるもんかと。スタミナは切れかけましたが、気持ちを切らさずにいいポジションを取っていけば絶対に勝てると思っていました。(今後は?)今は何も考えられません。ベルトを巻いたことで責任感を持ってやります」

◆奥出「短期決戦では負けてしまうので、あえて長くなるようにやりました。試合展開も打撃を含め練習通り。試合前に前田(日明)さんに打撃の威力が増す技術を教えてもらったのですが、それが出せました。(手ごたえは?)『これは効いたんじゃないか』というのはありましたが、相手の顔が固かったですね。自分の拳を痛めてしまいました。(相手から)最後まで諦めないという気持ちが伝わってきて、すごい選手だなと。パンクラスでやってきた経験、人生経験の差が出たかなと。試合途中、気持ちが切れそうになりましたが、セコンド、ファンの声が聞こえてがんばれました」


第5試合 セミファイナル ライト級タッグマッチ 15分1本勝負 
○小谷直之(ロデオスタイル) & 山田哲也(しんわトータルコンバット)
×内村洋次郎(パンクラス P's LAB 東京) & 富山浩宇(P's LAB 横浜)
1R 0'53" レッグスプレッド (小谷→富山)

 小谷×富山で始まった今回のタッグマッチ。パンチで突っ込んできた富山に組み付いた小谷が、引き込んで足関節を狙う。それは外されてしまったものの、小谷が次に仕掛けたのは“恥ずかし固め”ならぬレッグスプレッド。それを喰らった富山は「ウワァー!!」と絶叫したまらずタップ。富山を担架で運ばせるほどに壊し、小谷が憎いほどの強さ、存在感を見せつけた。
 試合は終わったものの、一人納得いっていない人物がいた。元ウェルター級王者で今回ライト級に体重を落としたものの、全く出番がなかった内村だ。小谷&山田コンビがリングを後にしても本人はなかなかリングを降りず、自陣コーナーに居座ったまま。そしてマイクを持った内村は「うちの富山が負けて悔しいが、自分も今回のために減量して調整してきました。今からでもやりたいんですが、小谷選手なんかどうでしょうか?」と話すと、会場は大歓声。「相談中ですので、しばらくお待ちください」とアナウンスがされた数分後、上原譲広報がリングに登場する。そして、「相談したのですが、両者次の試合が決まっていて、その試合に支障をきたすわけにはいきません」と、内村の試合を行わないことを発表。会場からは「えー!」という声が響くものの、上原広報は内村を諭し、なんとか後のメインイベントに進めた。
 試合後、上原広報は「自分はやってもらいたかった」と話したものの、「山田選手は高校生ということでトレーナーなどと相談をした結果」「小谷選手は他団体からのオファーがあって」と、選手の状態を最優先させたことを改めて説明。また、「小谷選手の試合が急遽組まれたのは、同じ日のAfflictionでの試合が決まっていたものの、相手の怪我で流れてしまったから」だったということも話した。
 内村に関しては「嫌らしい話ですが『何もしないでギャラをもらうのは、自分は許せない』と話すように男気のある選手」「周りからは『内村は逃げた』と思われるかもしれないが、試合はしていないが内村選手が勝ったと思っている」と高く評価。小谷×内村については「今後絶対組みたい」と実現を約束した。


第4試合 ライトヘビー級 5分2R
△長井憲治(U−FILE CAMP 赤羽)
△RYO(プロレスリングZERO1・チームランズエンド)
時間切れ

 長井がクリンチアッパーでRYOの左瞼を腫らすことに成功し、先手を取る。対するRYOはバックドロップと豪快な攻めで反撃し、相手の足関節技もしっかり対処。1R終了間際にはテイクダウンからアームロックを仕掛け、2Rに期待を覗かせる。
 だが、2RのRYOは足関節に捕まえるも不発で、スタンドでも組み付く時間が多く、決め手に欠ける展開に。残り時間僅かな時に腕十字を極めかけるも時間切れで終了し、両者痛み分けに終わった。


第3試合 フェザー級 5分2R
○清水俊一(総合格闘技宇留野道場)
×宮川武明(P's LAB 横浜)
1R 3'30" 腕ひしぎ十字固め

 清水がテイクダウンしてから素早くバックに回り、片足のフックを外して宮川に誘い水をかける。そして、体を入れ替えてきた宮川に、待ってましたとばかりに腕十字を仕掛けて腕を捕まえタップを奪った。


第2試合 ライト級 5分2R
○伊藤健一(ALLIANCE)
×荒牧 拓(パンクラス P's LAB 横浜)
1R 4'51" 腕ひしぎ十字固め

 序盤から両者足関節を取り合う動きのある試合を展開させる。中盤、荒牧が伊藤のスピニングチョークを防ぎ腕十字で切り返してチャンス。だが、それを潰した伊藤がサイドから腕十字をお返しし、見事一本勝ちを収めた。


第1試合 バンタム級 5分2R
○藤原敬典(秋本道場 Revo龍tion)
×田沼良介(リバーサルジム横浜グランドスラム)
2R 1'33" KO(右フック)

 田沼の首相撲に苦戦する藤原だったが、1R序盤から右のジャブとフック、カウンターも合わせ得意の打撃を振るっていく。そして2Rで打ち合いになると、右のカウンターを打ち抜きKO勝利した。


[オープニングバウト]

第4試合 GT-Fルール フェザー級 7分1R
○横山大輔(X-ONE GYM 湘南)
×宗形恭夫(DEEP OFFICIAL GYM IMPACT)
1R 4'59" フロントチョーク

第3試合 GT-Fルール 女子ミニマム級 7分1R
△合庭未記(リバーサルジム)
△日下美代子(GRABAKA柔術クラブ)
時間切れ

第2試合 フェザー級 7分1R
○清水俊裕(総合格闘技宇留野道場)
×山城裕之(しんわトータルコンバット)
1R 3'30" 腕ひしぎ十字固め

第1試合 ウェルター級 7分1R
△鳥山洋一郎(ロデオスタイル)
△東谷輝彦(萩原道場)
時間切れ

[ジェネシスバウト]

第2試合 フェザー級 5分1R
△馬場高広(綱島柔術)
△大瀧剛史(RIKI GYM)
時間切れ

第1試合 フェザー級 5分1R
△小林良太(リバーサルジム)
△荒井真人(フリー)
時間切れ

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