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ローズ、フェザー級で勝利。MATT暫定王者に

TENKAICHI FIGHT
2008年10月19日(日) 沖縄・北谷町・天下一スタジアム
第13試合 MMAルール 全沖縄暫定ミドル級王座認定戦 80kg契約 5分2R
○MATT(Tenkaichi Stadium/全沖縄ウェルター級3位)
×ナカガワ・ルイス・アルベルト(グレイシーバッハ碧南)
1R 2'57" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)


 今年に入ってMMAのランキングを制定し、順次ランカーを選定中のTENKAICHI FIGHT。そのミドル級王座の本命に居るのは、Tenkaichi Stadium所属のジェリーだ。この王座認定戦も本来ジェリーとその対戦相手であるナカガワ・ルイス・アルベルトが、王座を争うという企画で立ち上がったものだが、肝心のジェリーが本業である軍の業務の都合で参戦を見送ることになり、急遽ウェルターの上限リミットで闘っていたマットが抜擢された。80Kg契約という微妙に低い契約体重での王座戦となったのは、こうした背景によるもの。

 しかし、実際にリングに立った両者の体格を見比べると、本来階級一つ下のMATTの方がナカガワより肉厚で筋肉の盛り上がりもすごい。アメリカ軍兵士のポテンシャルを感じさせる。だが対するナカガワも2007年ドゥマウインターナショナル柔術大会メイオペサード級優勝、MMAでも4戦全勝。特に日本での試合はすべて一分以内に一本とKOで決めて来た戦績の持ち主。MATTも本来の階級ではないとはいえ、会場を埋め尽くした基地関係者の目前で遅れを取るわけにはいかない。王座を争うに足る、凛とした緊張感がリングに流れた。 

 柔術家ながら、打撃に自信が有るらしくナカガワは積極的にパンチとミドルを繰り出し、自分から試合の口火を切って行く。脇腹にぶち込まれた蹴りは確かに鋭く、キャッチを狙ったMATTの腋が赤く染まる。蹴り足を取ったテイクダウンには失敗したものの、MATTも豪快なハイで迎撃。さらに重さを感じさせるヒザを繰り出す。ここで、ナカガワはミスを犯す。打撃が優れているとはいえ、基本はグラップラー。基本どおりに首相撲で応じるべき局面であったにもかかわらず、ロープ際に押しこみながら蹴り足を取ろうとしたのだ。がら空きで下に向けられたナカガワの顔面をMATTのヒザが襲う。

 一瞬腰が落ちるも、コーナーを背にして抱きついて凌ごうと粘ったナカガワ。だが、MATTは強引にテイクダウン。クロスガードからの関節技狙いを試みるナカガワを突き放し、中腰から顔面に強烈なパウンドを落すMATT。その連打の勢いに、レフェリーは試合をストップ。ミドル暫定王座はMATTの物となった。


第12試合 キックルール フェザー級 3分3R(延長1R)
○ローズ達也 (WILD SEASAR/全沖縄バンタム級王者)
×メウ・デン(赤雲会/全沖縄フェザー級5位)
判定3-0 (30-29/30-28/30-27)


 多彩な蹴りと華麗なステップワークで、TENKAICHIのバンタム王座を守り続けるローズだが、最軽量級とあって毎回対戦相手に苦しまねばならないという宿命もあり、以前もフェザー級王者であるケンジロウとの越境王者対決といったカードが組まれたことがある。その時はお互いの階級の中間の契約体重戦であったが、今回はついに正式なフェザー戦となり、二階級制覇への第一歩を歩み出した事になる。

 対するメウ・デンにすれば下位階級からのアップとなれば体重的にも有利な対戦となるはずだったが、やはりローズの蹴りには苦しめられることになった。試合開始序盤こそパンチ主体でぐいぐい前に出、前蹴りでローズ得意の蹴りの距離を封じにかかったメウ・デンだったが、そのパンチ自体の精度があまり高くないため、ローズのガードに決定打が奪えない。むしろ効果を発したのは、ローズのミドルをキャッチしておいて、ローズの足を止めた上で放つカウンターのストレートだった。これにはさすがに数発いいパンチを浴びたローズだったが、ダメージが大きかったのはやはりメウ・デン側。

 ラウンドが進むに従い、ローズの蹴りだけではなく、パンチもメウ・デンのガードを破るシーンが見られ、溜まらず組み付くと、逆にスタミナに勝るローズのヒザを浴びせられ、さらに苦しい展開となる。最終ラウンドまで倒される事はなかったものの、ゴングともにコーナーに出された椅子に座り込んでしまったメウ・デンと、そのままもう1Rでも闘えそうな状態のローズとの差は明らかであった。


第11試合 キックルール ヘビー級 3分3R(延長1R)
○HIROYA (WILD SEASAR/全沖縄ヘビー級1位)
×G.I.L.(Tenkaichi Stadium/全沖縄ヘビー級4位)
3R 1'08" KO


 8月にMr.神風の王座に挑戦したものの、気迫迫る王者の攻めに持ち味の豪腕パンチを見舞う事もできないまま敗れ去ったHIROYA。その復帰戦となったこの試合では、自らが神風の餌食にされたバックスピンキックを身につけて、パンチだけが武器ではないことをアピールしてみせる。一方、G.I.L.はそんなHIROYAの組み立てを他所に、バズーカパンチを浴びまいと前蹴りとバックステップで、とにかく接近戦を忌避する。

 苛立ったHIROYAは再三ノーガードで顔を突き出し掛かって来いとアピールするも、G.I.L.の積極性を引き出せない。ならばと最終ラウンドは本来のブンブン丸的なパンチで追い込みをかけ、あっさり左のアッパー気味の一発で勝負を決めてしまった。


第10試合 MMAルール ライト級 5分2R
○阪本洋平(闘心/全沖縄ライト級5位)
×TOSHI(マッハ道場)
判定3-0 (20-19/20-19/20-19)


 アマチュア時代JTCウェルター級王座を制し、コロラドROFでのドゥエイン・ラドウィック戦という華やかな舞台でプロ転向したものの、以来4連敗と戦績が揮わないまま、プロシーンから姿を消す事になっていたTOSHI(原田敏克)。

 その復帰戦の対戦相手は、かつてパンクラスのネオブラッド・トーナメントで敗れた熊澤伸哉の後輩にあたる阪本。所属ジムも変わったTOSHIが心機一転現場復帰をかざるか、あるいは若い伸び盛りの阪本が先輩に続いてかつてのゴールデンボーイのプライドを踏みにじるかという、因縁絡みの一戦となった。

 序盤早いジャブを当てて制空権を掴もうとしたTOSHIだったが、阪本は素早く組んでのヒザを繰り出す。差し合いは互角だったが、ブレイク後左のフックをヒットさせた阪本が、そのままコーナーに押し込んでテイクダウンを奪う。がっちり押さえ込んで強烈なパウンドを落とす阪本に対し、TOSHIはオープンガードからの蹴りあげで対抗。かつての熊澤との対戦でも、この展開からの一撃でニアダウン状況を作ったことがあるが、その分研究されていたらしく、阪本は半身でアゴを引いてこの蹴りあげをやり過ごす。
 
 2Rはスタンドにこだわったパンチの打ち合いでチャンスを作ろうとするが、阪本は得意のタックルで上のポジションを奪い、再びパウンドを落す。その首をTOSHIはヒザで挟み込む“洗濯バサミ”で応戦。なんとか首を抜いた阪本だったが、今度は三角絞めに切り替え、スタンドに戻っても飛びヒザやハイをぶち込むなど、終盤TOSHIが意地をみせる。しかし、全般にゲームの主導権を握り、上のポジションをキープした阪本が満票で判定勝利を飾った。


第9試合 MMAルール ヘビー級 5分2R
×MIKE(Tenkaichi Stadium/全沖縄ヘビー級5位)
○Rob Starke (フリー)
2R 2'00" TKO (レフェリーストップ:アームロック)

第8試合 MMAルール ミドル級 5分2R
○Caveman(Tenkaichi Stadium/全沖縄ミドル級5位)
×The Goblin(Team Dynasty)
1R 1'19" TKO (レフェリーストップ:パウンド連打)

第7試合 キックルール ウェルター級 3分3R(延長1R)
×MINOタイガー(多和田道場/全沖縄ウェルター級5位)
○73KING (クロスポイント・ムサシノクニ)
3R 1'00" KO (左ハイキック)

第6試合 キックルール ヘビー級 3分3R(延長1R)
○睦樹 (WILD SEASAR)
×A・G(フリー)
判定3-0 (30-27/30-26/30-26)

第5試合 MMAルール 63kg契約 5分2R
△安谷屋(闘心/全沖縄バンタム級5位)
△MASAFUMI(チーム仲村)
判定1-0 (19-19/20-19/20-20)

第4試合 キックルール 68kg契約 3分2R
○Marcus(Tenkaichi Stadium)
×マッハサトシ(多和田道場)
判定3-0 (20-19/20-19/20-18)

第3試合 キックルール ミドル級 3分2R
○タマちゃん(WILD SEASAR)
×CHRIS(赤雲会)
判定3-0 (20-19/20-19/20-18)

第2試合 キックルール 64kg契約 3分2R
○櫻木(WILD SEASAR)
×イナズマトオル(多和田道場)
判定3-0 (20-19/20-20/20-19)

第1試合 キックルール ライト級 3分2R
○SAKA (WILD SEASAR)
×高良正人(赤雲会)
判定3-0 (20-18/20-18/20-18)

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