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女子総合の歴史が動いた。V一、辻結花から大金星

VALKYRIE 04
2010年2月11日(木/祝) ディファ有明
 総合戦績23勝1敗。唯一の黒星の相手はブラジル人。日本の女子総合を長年牽引してきた辻結花が、ついに日本人に敗れた。その牙城を崩したのはデビュー3年足らずのV一(ヴィーはじめ)。辻がレスリングの名門・中京女子大で培ったタックルを、見事に切り返しての一本だった。
  レポート&写真:井原芳徳


第7試合 メインイベント VALKYRIEフェザー級(52.2kg)チャンピオンシップ 5分3R
×辻 結花(総合格闘技闇愚羅/王者)
○V一(Max柔術アカデミー&Yogaスタジオ/挑戦者)
1R 1'14" タップアウト (チョークスリーパー)
※V一が第2代王者に

 08年の初対決では辻が判定勝利。今回も激戦が予想されたが、驚くほど短時間の決着に。しかも日本の女子総合の歴史を変える衝撃的な結末が待ち構えていた。
 開始すぐ、V一がパンチを打ちながら前に出ると、辻が得意のタックルを仕掛け、ケージに押し込んでテイクダウンを奪う。しかしポジションキープが不完全で、すぐにV一は立ち上がると、離れ際に右ストレートを当てるなど、辻の動きにうまく対処する。
 そしてV一が再びパンチで距離を詰めると、再びタックルを仕掛けてきた辻の首に手を回すと、素早く背後に回って立ったままでチョークの体勢に。そのままグラウンドに引き込むと、いったん仰向けになったが、うつぶせの状態に変えることで深く極め、辻からタップを奪った。






 長年、絶対王者と呼ばれ続けた辻が、まさかの王座陥落。時代が変わった瞬間に立ち会った観客からは、どよめきと驚きの歓声が沸き起こる。ケージの中を走り回って喜ぶV一を尻目に、しばらく辻は遠くを見て呆然とし動かない。セコンドの元に戻った後も呆然とした表情は変わらなかった。

◆V一(リング上でのマイクアピール)「試合前、応援を頼んだ人の何人かかから『あなたの負け試合は見たくない』と言われて凄く悔しかったけど、絶対に負けないという気持がバネになりました。これだけやる気にさせてくれたのも辻さんのおかげなので、凄く尊敬しています。これで何とか、私が最初に世代交代ができたと思う。ここで止まらないで、どんどん上に行きたい。上の選手には壁になって欲しいし、後の選手にもっと続いて欲しい」
(インタビュー)「今日は勝ったけど慢心せず、今日から再出発のつもり。女子の格闘技は男子に比べるとマイナーなので、もっと沢山の人に見てもらえるよう、これからもいい試合がしたいです。(作戦は?)とにかく止まらないで前に攻めることでした。(チョークの極まり具合は?)抜けるかなとも思ったけど、セコンドから『うつぶせにしろ』という声が飛んで、そのとおりにしたら極まりました。(辻のタックルに合わせるのはプランどおり?)タックルはとにかく切って、そのあとの動きを大事にするというのが一つのポイントでした。
(試合後の『上に行きたい』という発言について)ジョシカクで言ったら、藤井さんとかMIKUさんとかともいずれはたぶんやると思うんで、そこを超えるのも一つの目標です。それから、大晦日の大会にも出たいです」

◆辻「わけがわからないうちに終わってしまいました。これから少しずつ悔しくなって、次に勝つまでしんどい気持ちが続くかと思うと憂鬱ですね。辞めるとかは無いですけど。(Vは世代交代をアピールしていたが?)年齢で試合をやってるわけじゃないんで。ただ今日はV選手が勝っただけだと思います。
(敗因は?)振り返ると、ナメてたのかな?って。(対策が不十分だった?)練習ではもっと強い人ともやってるし、やってきたことは間違い無かったと思うんですけどね。でも負けたことでいい経験ができました。今さらと言われると思うけど、まだ強くなれる。アンナに最初負けた後も飛躍できたし、絶対ここで終わりたくないです」


第6試合 VALKYRIEフライ級(45.4kg)初代王者決定トーナメント準決勝 3分3R
○大室奈緒子(和術慧舟會東京本部)
×高木佑子(総合格闘技闇愚羅)
判定3-0 (豊永=大室/松宮=大室/千葉=大室)



 1R、大室がマウントを奪うと、高木はTKシザースで綺麗に脱出したが、すぐさま大室は腕十字を仕掛ける。一瞬伸びきったようにも見えたが、レフェリーストップにはならず。2Rも大室がマウントを奪うが、高木がTKシザースでガードポジションに戻すことに成功。高木の柔らかい動きに若干手こずったものの、危ない場面を作らず大室が決勝に駒を進めた。

第5試合 VALKYRIEフライ級初代王者決定トーナメント準決勝 3分3R
○玉田育子(AACC)
×ハッピー福子(総合格闘技道場コブラ会)
判定3-0 (豊永=玉田/松宮=玉田/芹澤=玉田)

 1R、2Rとも、玉田がテイクダウン、パスガード、バックマウントと、寝技で主導権をキープ。3Rも序盤からおんぶの状態でチョークを仕掛け、終盤には足関を狙うなどして、ハッピーを圧倒した。


第4試合 フェザー級 3分3R
○WINDY智美(パンクラスism)
×吉田正子(フリー)
判定3-0 (豊永=WINDY/松宮=WINDY/芹澤=WINDY)

 スタンドで吉田はWINDYの蹴りの打ち終わりにパンチを返すなど互角の戦い。2Rにはグラウンドに引き込むと、しつこく腕十字を狙い続ける。だが3R、吉田のタックルをWINDYが潰して上になると、吉田に腕をつかませず、顔面に突き刺すようなパウンドを度々的確にヒット。終盤には猪木アリ状態からフットスタンプを狙うなど、荒々しい攻めで観客を沸かせつつ、吉田へのリベンジに成功した。


第3試合 ウェルター級(61.2kg) 3分3R
○中井りん(修斗道場四国)
×佐藤瑞穂(和術慧舟會東京本部)
3R 1'50" タップアウト (アームロック)



 以前より二階級上の試合となった中井だが、持ち前のパワーと運動神経を存分に発揮。1Rからスタンドでもグラウンドでもパンチを当て、ポジショニングでも主導権。3Rには倒されたが、体を反転させて脱出すると、アームロックで一本。試合後はおなじみの宙返りで観客を楽しませた。


第2試合 53kg契約 3分2R
○北村ヒロコ(空手道禅道会小金井道場)
×sakura(和術慧舟會東京本部)
2R 2'57" TKO (レフェリーストップ:バックマウントパンチ)


第1試合 バンタム級(48.5kg) 3分2R
×溝口麻美子(ALLIANCE)
○森岡 惠(和術慧舟會岩手支部)
1R 1'27" TKO (レフェリーストップ:マウントパンチ)



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