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GSP、4年ぶり復帰しミドル級王者に。ヨアンナ王座陥落:11.4 ニューヨーク

  • UFC
  • 更新・2017-11-05 (Sun)15:45
UFC 217: Bisping vs. St-Pierre
2017年11月4日(土/現地時間) 米国ニューヨーク:マディソン・スクエア・ガーデン
 GSPことジュルジュ・サン・ピエールは1階級上のミドル級王者・マイケル・ビスピンに肘で切られ血だるまになるも、3Rにパンチでひるませチョークを極め、2階級制覇を達成。女子ストロー級王者・ヨアンナ・イェンジェイチックはローズ・ナマユナスに1RでKOされ、6度目の防衛に失敗した。
  レポート:井原芳徳  情報協力:UFC日本広報
  中継:DAZNUFCファイトパスFOXスポーツ&エンターテイメント 11日(土)22時~

  Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images
  Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images
  Photo by Brandon Magnus/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images


第11試合 メインイベント UFCミドル級タイトルマッチ 5分5R
×マイケル・ビスピン(王者)※2度目の防衛戦
〇ジュルジュ・サン・ピエール(元ウェルター級王者)
3R 4'23" チョークスリーパー
※サン・ピエールが王者に

 コナー・マクレガーがUFC史上初の2階級同時制覇を成し遂げた1年前の大会以来となる米国の娯楽の殿堂・MSG大会。ウェルター級王座を9連続防衛したGSPことサン・ピエールが4年ぶり、36歳にして復帰し、いきなり1階級上での王座挑戦が認められた。
 GSPは9度の防衛のプレッシャーが苦しかったことを休暇の理由として明かしていたが、ビスピンは「(4年前の最後の防衛戦の相手のジョニー・)ヘンドリックスに頭を殴られ過ぎたせいで、エイリアンに拉致されたと勘違いしたからだろう」と過激に挑発していた。ビスピンは昨年10月、故郷マンチェスターでの初防衛戦でダン・ヘンダーソンに判定勝ちして以来の試合だ。膝の怪我で防衛戦が延び、その間にロバート・ウィテカーが暫定王者になっている。


 両者が並ぶと、体の大きさに大差は無く、GSPのほうが上半身も下半身も筋肉質な印象だ。元の階級差を感じさせない。1R、お互い距離を取り、慎重に攻撃の機会を伺う中で、次第にGSPが圧力をかけるようになり、少しパンチをヒット。左ジャブや左前蹴りも織り交ぜ、残り1分には片足タックルを仕掛け、簡単にテイクダウンを奪う。間もなくスタンドに戻ると、GSPが左のスーパーマンパンチを当て、ビスピンは少しバランスを崩す。終盤にしっかりGSPが好印象を残し、健在ぶりを示す。
 2Rもスタンドの攻防が続くが、ビスピンも左のインローや右ストレートを当てるように。3分過ぎ、GSPは片足タックルでテイクダウンすると、今度はハーフガードで押さえようとするが、ビスピンは立ち上がる。ビスピンは左ジャブを突き、GSPの蹴り足をすくって崩そうとし、左ハイも軽く当てる。GSPは背中に汗をかき、スピードが落ちる。増量の影響か?少し体力が心配だ。採点は難しいが、ビスピンが取った可能性も低くないだろう。
 


 3Rも序盤からGSPがタックルで倒してトップポジションになるが、ビスピンは下から押して空間を作って左肘を当て、GSPは鼻柱から出血する。戦いにくそうなGSPは2分ほどで自らスタンドに戻す。ビスピンは左ジャブを当て、GSPは顔が血で染まり苦しそうだったが、距離が詰まってのパンチの打ち合いで、GSPがビスピンの右フックをかわして左ストレートを当て、ビスピンはダウン。GSPは一気にパウンドラッシュで攻め立て、ビスピンに背中を向けさせると、チョークで絞め落とした。

 苦しみながらも再起戦を制し、2階級制覇を果たしたGSPは「ビスピンには痛めつけられたよ」と苦笑し、「ビスピンを研究し、パンチをかわして当てるのは作戦通りでした。選手に大事なのは体の大きさではなく技術です」と話したが、今後に向けては「ミドル級では小柄なので、ウェルター級で戦いたいのですが、筋肉が増えたので、これから考えます」とした。敗れたビスピンは「ジュルジュ、おめでとう。まだ引退の話はしたくないですが、そういう話をしたくなるぐらい、ジョルジュは素晴らしい選手でした」と、潔く敗戦を認めた。


第10試合 セミメインイベント UFCバンタム級タイトルマッチ 5分5R
×コーディ・ガーブラント(王者)※初防衛戦
〇T.J.ディラショー(2位、元王者)
2R 2'41" TKO (レフェリーストップ:右フック→グラウンドパンチ)
※ディラショーが王者に

 ガーブラントは昨年12月末のUFC 207でドミニク・クルーズに判定勝ち。UFC 6戦目で王座初挑戦し、クルーズの2度目の防衛を阻止した。現在プロ11戦全勝だ。以前はチーム・アルファメールに所属し、ディラショーも同門だったが、ディラショーが離れてからガーブラントはディラショーを「裏切り者」を呼ぶようになり、王座奪取後も「ディラショー、かかってこい」と挑発していた。対するディラショーは昨年1月にクルーズにベルトを奪われたが、その後はハファエル・アスンソン、ジョン・リネカーを下し、上位を維持してきた。

 1R、ディラショーがサウスポーに構えて、素早く動いたり止まったりと、緩急激しく動いてガーブラントをかく乱しようとする。中盤、ディラショーが左ミドルを当てるが、ガーブラントは一気に詰めてパンチを連打して好印象を残す。お互い慎重な状態が続いたが、時折パンチが交錯。終盤にはガーブランドの右フックがアゴに当たり、ディラショーがダウンしたが、ブザーに救われる。
 2Rもガーブラントペースだったが、1分過ぎ、ディラショーの少し腰を沈めるような体勢からの左ハイが当たり、ガーブラントはダウン。ガーブラントはすぐ立ち、ダメージはそれほど残っていない様子ではあったが、少し腰が引け気味に。逆にィラショーは自信がついたか?素早く頭を振りながらプレッシャーをかけ続けると、パンチの打ち合いの展開で右フックを当て、ガーブラントはダウン。ディラショーが追い打ちでパウンドを連打したところでレフェリーがストップした。
 
 試合直後は立ち上がったガープラントを興奮した様子でにらんだディラショーだが、最後は抱き合い和解した様子を示し、ベルトを再び巻くと「コーディのことは尊敬している。このベルトは俺のものだ」と力強くアピールした。




第9試合 UFC女子ストロー級タイトルマッチ 5分5R
×ヨアンナ・イェンジェイチック(王者)※6度目の防衛戦
〇ローズ・ナマユナス(4位)
1R 3'03" TKO (レフェリーストップ:左フック→グラウンドパンチ)
※ナマユナスが王者に

 ヨアンナは5月のUFC 211でジェシカ・アンドラージに判定勝ちして以来の防衛戦。今回も防衛すればロンダ・ラウジーの持つ女子のタイトル連続防衛記録の6回に並ぶ。ナマユナスは女子大会のインヴィクタを経て3年前からUFCに上がり4勝2敗。前回4月に当時6位のミシェル・ウォーターソンに2Rチョークで一本勝ちして以来の試合だ。
 1R、ナマユナスが頭を振って左ジャブを突くなどして細かく動いてプレッシャーをかけ、右フックを序盤からヒット。ヨアンナもスピードのあるコンビネーションから右ミドルにつなげる動きを見せ、調子は良さそうだが、ナマユナスのフェイントに反応しきれない様子。ナマユナスが右手を上げて、距離を詰めて右フックを当て、ヨアンナはダウン。ナマユナスはパウンドラッシュに仕留めにかかる。ヨアンナは立ち上がるが、ダメージは残っている様子で、ナマユナスがプレッシャーをかけ続けると、金網際まで追い詰めた状態で左フックを当て、ヨアンナは腰から崩れ落ちる。亀になったヨアンナにナマユナスがパウンドを連打したところでKO勝ちとなった。
 大番狂わせを起こしたナマユナスはベルトを肩にかけながら「最高の気分です。色々言われましたが、男女関係なく一番になりたいと言い続けた成果です。練習の成果が出ました。私は普通の人間です。特別なことはありません」と謙虚にアピールした。




第8試合 ウェルター級 5分3R
〇スティーブン・トンプソン(2位)
×ホルヘ・マスヴィダル(4位)
判定3-0 (30-26/30-27/30-27)

 トンプソンは1年前のMSG大会で王者・タイロン・ウッドリーに挑むも引き分け、今年3月の再戦でも判定2-0で惜敗した。マスヴィダルは3連勝後、5月のUFC 211にデミアン・マイアに判定2-1で惜敗して以来の試合だ。
 1R、トンプソンはサウスポーで空手式に低く構え、伸びのある横蹴りを放つ。マスヴィダルは対照的にムエタイ式に高く構え、右ミドルをお返しする。お互い慎重だが、トンプソンが前蹴りでマスヴィダルを吹き飛ばし、左フックを当てる等して、若干好印象か。
 2R、トンプソンは左ストレートでマスヴィダルをダウンさせるが、追い討ちはせず、スタンド勝負を望む。マスヴィダルもタックルやスイッチでかく乱を狙うが、流れは変えられない。トンプソンはオクタゴンを広く使ってステップし、随所でパンチを当てて好印象を残す。3Rも同様にトンプソンがヒット&アウェーでマスヴィダルを翻弄し、最後は蹴り足をすくって倒したところで試合終了。文句無しの判定勝ちで王座再挑戦につなげた。


第7試合 ミドル級 5分3R
×ジョニー・ヘンドリックス(元ウェルター級王者)
〇パウロ・コスタ
2R 1'23" TKO (レフェリーストップ:右アッパー)

 ヘンドリックスはウェルター級での減量に失敗し、今年からミドル級に転向したが、6月のティム・ボッシュ戦で2R TKO負け。ここ5戦は1勝4敗と苦戦している。対するコスタは26歳のブラジル人で、プロ10戦全勝(9KO/1一本)、3月から上がったUFCでも2連続TKO勝ち中だ。
 1R、体格で勝るコスタがサウスポーのヘンドリックスに対し、左ジャブを突いて圧力をかけ、積極的に伸びのある右のストレートをヒット。右ミドル、ハイ、テンカオ、上段回転蹴りも駆使する。ヘンドリックスも左フックを当てる場面があるが、単発止まりだ。
 2R、コスタは序盤から右ハイをクリーンヒットさせてパンチラッシュ。フラフラのヘンドリックスを追いかけ続け、右アッパーでダウンさせたところでビッグ・ジョン・マッカーシー・レフェリーがストップした。


第6試合 ライト級 5分3R
〇ジェームス・ビック
×ジョー・ダフィー
2R 4'59" TKO

第5試合 ヘビー級 5分3R
×ウォルト・ハリス
〇マーク・ゴッドビアー
2R 4'29" 反則 (ブレイク後の蹴り)

第4試合 ライトヘビー級 5分3R
〇オヴィンス・サン・プルー(6位)
×コーリー・アンダーソン(7位)
3R 1'25" KO (左ハイキック)

第3試合 ウェルター級 5分3R
〇ランディ・ブラウン
×ミッキー・ガル
判定3-0 (29-28/29-28/29-27)

第2試合 ヘビー級 5分3R
×アレクセイ・オレイニク(9位)
〇カーティス・ブレイズ(12位)
2R 1'56" TKO

第1試合 バンタム級 5分3R
×アイマン・ザハビ [Aiemann Zahabi]
〇リカルド・ラモス
3R 1'58" KO

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