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デメトリアス・ジョンソン、UFC新記録の11回防衛:10.7 ラスベガス

  • UFC
  • 更新・2017-10-09 (Mon)14:25
UFC 216: Ferguson vs. Lee
2017年10月7日(土/現地時間) 米国ネバダ州ラスベガス・T-Mobileアリーナ
 過去に堀口恭司ら相手にフライ級王座を10度防衛しているデメトリアス・ジョンソンは、レイ・ボーグを5Rに渡り翻弄し、最後はジャーマンスープレックスで持ち上げてからの腕十字という新技で一本勝ち。劇的な形でUFC新記録の11回防衛を達成した。
  レポート:井原芳徳  情報協力:UFC日本広報(Photos courtesy of Zuffa LLC / Getty Images)
  中継:DAZNUFCファイトパスFOXスポーツ&エンターテイメント 14日(土)22時~



第11試合 メインイベント UFCライト級暫定王座決定戦 5分5R
〇トニー・ファーガソン(2位)
×ケビン・リー(7位)
3R 4'02" 腕ひしぎ十字固め
※ファーガソンが暫定王者に

 正王者・コナー・マクレガーが8月のフロイド・メイウェザーとのボクシングマッチのためにブランクができたため、9連勝中のファーガソンと過去10戦9勝と好調のリーで暫定王座戦が組まれた。
 なお、今大会の6日前に開催地のラスベガスで起こった銃乱射事件で50人以上が死亡したことを受け、中継画面の右下には「VEGAS STRONG」というキャッチコピーが常時表示され、多くの選手や関係者もこのコピーの書かれたTシャツを着用し、犠牲者に哀悼の意を示した。
 1R、お互いオーソドックスを主体にしつつ、時折サウスポーにもスイッチし、蹴りとパンチを狙う展開。中盤過ぎ、リーが脇を差して倒して上になるが、すぐさま下からファーガソンが足を登らせる。リーはそれでもサイドに動き、外すとサイドをキープ。残り30秒にはマウントを奪い、パウンドと肘を連打し、ファーガソンを追い詰める。

 2R、ファーガソンは回復し、逆にリーは少し攻め疲れたか?ファーガソンの左ジャブのヒットが目立つように。だがリーも対応し始め、左ジャブ、左ミドルをお返しするように。終盤、リーがタックルで倒しかけるが、ファーガソンは防御。大差は無いラウンドで判定は割れそうだ。
 3R、今度はリーが序盤から抱え上げてテイクダウンに成功するが、間もなくスタンドの展開に戻る。中盤にもリーが胴タックルでテイクダウンして上に。だがファーガソンは下から足を登らせて腕十字を極め、一瞬伸ばしかけるが、辛うじてリーは防御する。その後もファーガソンは下から肘を連打して追い詰めながら、足を登らせ三角絞めを極めると、リーはタップ。見事な一本勝ちで暫定王者となった。

 ファーガソンは試合後、「あいつを疲れさせ、イライラさせておいて攻撃をすべて出しつくさせてからサブミッションでやってやろうというのがプランだったから、その通りにやってやった。あいつと競うつもりはなかったし、テイクダウンを取るためにタックルするつもりもなかった。トレーニングでやってきた通りに、それに従って戦ったんだ」と振り返りながら、「取り組んでいかないといけないことがいくつかある。サブミッションをかなり重視してきたし、俺のサブミッションゲームに口出しは無用だ。殴り合いになることは分かっていた。ワクワクさせる試合になることもね。ファンの皆がその通りに楽しんでくれていたらうれしい。コナー(マクレガー)を追いかけるから、待っていろよ」とコメントした。


第10試合 セミメインイベント UFCフライ級タイトルマッチ 5分5R
〇デメトリアス・ジョンソン(王者)
×レイ・ボーグ(3位)
5R 3'15" 腕ひしぎ十字固め
※ジョンソンが11度目の防衛

 ジョンソンは4月にウィルソン・ヘイスに一本勝ちし、元ミドル級王者のアンデウソン・シウバのUFC記録に並ぶ10度目の防衛に成功。新記録を狙う11度目の防衛戦は9月9日(現地時間)のカナダ大会で行われる予定だったが、ボーグのウィルス感染症により今大会に延期となっていた。ボーグは3月に当時3位のジュシー・フォルミーガを破り8位から一気にランクアップ。上位ランカーがことごとくジョンソンの餌食となった現状で、ボーグにチャンスが回ってきた。

 1R、開始すぐからジョンソンが回って出入りしつつ、左のインローをコツコツとヒット。左ミドルを効かせ、もう一度当てるとボーグは蹴り足をつかんで倒そうとするが、ジョンソンは逆に潰して背後に回り込もうとする。立ち上がるとボーグが片足タックルを仕掛けるが、金網際で体をひねりながら外し、最終的にはハーフガードで押さえ込む形に落ち着く。ボーグは下から首をつかもうとするが、そのタイミングでジョンソンはサイドポジションへ。残り20秒で一瞬マウントを取る場面も。堀口恭司戦、ヘイス戦のように、ラウンド終了間際に一本を狙おうとしているようだ。
 2R、ヘイスが最初から押し込んで倒そうとし、ジョンソンが押し返す場面もあったが、逆にボーグが差し返して倒し、金網際でバックを取りに行き、オンブからチョークを狙いチャンスを作る。だがジョンソンは指を当てて余裕をアピールしながら、ジャンプしつつ振り落として上に。サイドポジションに回り込む。ボーグがいったん立ち上がるが、残り1分でジョンソンが胴タックルでテイクダウン。後半はジョンソンが支配し、ポイントを重ねる。

 3R、ボーグは果敢にタックルを仕掛けるが、仕掛けを潰してジョンソンが1分半でサイドポジションに。ハーフで落ち着くとボディに膝を連打。休むことなく細かい仕掛けを次々出し、派手さは無いが高いスキルを印象付ける。いったんトップに戻っても、サイド、マウント、バックマウントと動き、最後もトップキープ。終了のホーンが鳴っても、全く疲れを見せず自陣営に戻る。
 4R、ボーグが序盤から抱え上げてテイクダウンを奪うが、ジョンソンは冷静で、30秒ほどでスタンドに戻し、50秒過ぎにはトップへ。立たれても金網に押し込み、以前からよく使う、背後からのハイキックを放つ場面も。3分半過ぎには再び倒してサイドへ。腕十字狙いは失敗するが、立たれてもすぐ倒し、反撃の隙を与えない。
 5R、開始間もなくからジョンソンがタックルで倒し、30秒ほどでサイドに。スタンドに戻り、ボーグがパンチを連打するが、すぐジョンソンが倒してサイドを取る。マウントを取るとバランスを崩しスタンドに戻るが、ジョンソンは背後からジャーマンスープレックスのような動きで少し持ち上げてから、クラッチを外すとすぐさまボーグの左手を抱えて腕十字へ。場内は大歓声となる中、ボーグは耐えきれずタップした。

 劇的な形でUFC最多防衛記録を更新したジョンソンは「まずはラスベガスの事件で救助にあたった皆さんに感謝したい」と話し、「いい気分だ。エドモントンに行って順調に減量していたら、UFCからレイ(ボーグ)が病気だって連絡がきた。自宅に戻ってリセットし、もう一度、映像を見て、また4週間のハードなトレーニングキャンプに取り組んできたから、ここでは最高のショーを見せたかった」とコメントし、さらにフィニッシュした技について「スープレックスからのアームバーかな。ジムではずっとやってきたことだ。ああいう関節技は習得してあるし、誰もやったことのない技だと思う」と明かした。


第9試合 ヘビー級 5分3R
〇ファブリシオ・ヴェウドゥム(2位、元王者)
×ウォルト・ハリス
1R 1'05" 腕ひしぎ十字固め

 元々ヴェウドゥムとデリック・ルイス(6位)の試合が組まれていたが、ルイスが当日になって背中の痛みを訴え欠場。代わってプレリムでマーク・ゴッドビアーと戦う予定だったウォルト・ハリスが急遽ヴェウドゥムと戦うことになった。ハリスはUFC 3勝4敗、今年の2試合はいずれもKO勝ちで、通算10勝全てがKO勝ち、うち9試合が1R決着という危険な相手だったが、ヴェウドゥムは問題にしなかった。
 開始すぐ、サウスポーのハリスに片足タックルを仕掛けると、あっさりとテイクダウンを奪取し、マウント、バックと動いて腕十字を極めてタップを奪取。ベースとする柔術の基本技で試合を終わらせた。試合後は「3時間前に相手が変わったが、勝ててうれしい。またベルトを取りたい」とアピールした。


第8試合 女子フライ級 5分3R
〇マラ・ロメロ・ボレラ [Mara Romero Borella]
×カリンドラ・ファリア [Kalindra Faria]
1R 2'54" チョークスリーパー

第7試合 ライト級 5分3R
△ベニール・ダリウシュ(12位)
△エヴァン・ダナム(14位)
判定1-0 (29-28/28-28/28-28)

第6試合 バンタム級 5分3R
×トム・デュケノア [Tom Duquesnoy]
〇コーディ・スターマン [Cody Stamann]
判定1-2 (29-28/28-29/27-30)

第5試合 ライト級 5分3R
×ボビー・グリーン
〇ランド・バンターナ
判定0-2 (27-29/27-29/28-28)

第4試合 女子ストロー級 5分3R
×パール・ゴンザレス
〇ポリアナ・ボテーリョ [Poliana Botelho]
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)

第3試合 フライ級 5分3R
〇マット・シュネル [Matt Schnell]
×マルコ・ベルトラン
判定3-0 (30-27/29-28/30-27)

第2試合 フライ級 5分3R
〇ジョン・モラガ(11位)
×マゴメド・ビブラトフ(15位) [Magomed Bibulatov]
1R 1'38" KO

第1試合 ミドル級 5分3R
×ターレス・レイチ(13位)
〇ブラッド・タバレス
判定0-3 (27-30/27-30/26-30)

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