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佐々木憂流迦、逆転勝ち。井上直樹、初戦圧勝。五味隆典4連敗:6.17 シンガポール

  • UFC
  • 更新・2017-06-18 (Sun)12:01
UFC Fight Night 111 : Holm vs. Correia
2017年6月17日(土) シンガポール・インドアスタジアム
 佐々木憂流迦はジャスティン・スコギンズの打撃に苦しむも、2Rに得意の寝技でのワンチャンスをものにしチョークで一本。試合後のマイクではスコギンズが過去勝っているフライ級3位のレイ・ボーグとの9.23さいたま大会での対戦を熱望した。初参戦の20歳・井上直樹もフィリピンの6戦全勝の選手を圧倒。対照的にベテランの五味隆典はいい所なく4連敗となった。
  レポート:井原芳徳  情報協力:UFC日本広報  Photos courtesy of Zuffa LLC / Getty Images
  中継:UFCファイトパスDAZN



第12試合 メインイベント 女子バンタム級 5分5R
○ホーリー・ホルム(5位、元王者)
×ベチ・コヘイア(11位)
3R 1'09" KO (左ハイキック)

第11試合 ヘビー級 5分3R
×アンドレイ・アルロフスキー(8位、元王者)
○マルチン・ティブラ(13位)
判定0-3 (28-29/27-28/27-29)

第10試合 ウェルター級 5分3R
×キム・ドンヒョン(7位)
○コルビー・コビントン
判定0-3 (25-30/26-30/27-30)

第9試合 ウェルター級 5分3R
×タレック・サフィジーヌ(11位)
○ハファエル・ドス・アンジョス(ライト級5位、元ライト級王者)
判定0-3 (27-30/27-30/28-29)


第8試合 ライト級 5分3R
×五味隆典(久我山ラスカルジム)
○ジョン・タック
1R 1'12" チョークスリーパー

 五味は昨年7月にジム・ミラーに敗れて以来の試合で、現在3試合連続1R TKO負け中。UFC日本広報から届いたコメントによると「UFCに参戦以来、一番調子はいいです」とのことだったが、今回もいい所無しの内容となってしまう。
 対するタックはグアム出身の32歳。グアムの大会のPXC等で経験を積み、12年からUFCに上がり3勝4敗。去年5月と11月の試合はいずれも判定1-2で惜敗しており、白星がなんとしても欲しいのは五味と同じ立場だ。
 五味は緑に髪を染めて登場。1R、タックが中央に構え、右の前蹴りを五味のレバーに突き刺すと、五味は顔をしかめて動きが止まり、タックは蹴りとパンチのラッシュで前に出て上に。金網際でパウンドを連打しつつバックに回り、得意の状態に持ち込むと、両足でガッチリ捕まえてからチョークを極めタップを奪った。


第7試合 ヘビー級 5分3R
×シリル・アスカー
○ウォルト・ハリス
1R 1'44" TKO

第6試合 フェザー級 5分3R
○アレックス・カサレス
×ロランド・ディ [Rolando Dy]
2R 終了時 TKO


第5試合 フライ級 5分3R
×ジャスティン・スコギンズ
○佐々木憂流迦(フリー)
2R 3'19" チョークスリーパー

 憂流迦は2月のニューヨーク大会でフライ級5位のウィルソン・ヘイスに判定負けして以来の試合。UFC 2勝3敗となったが、契約を更新し、その後、ニューヨークに本拠地を移してトレーニングを積んだ。
 対するスコギンスは空手、キックボクシングをベースとし、MMAはローカル大会で7連勝後、13年からUFCに上がり4勝3敗。5月に25歳になる。昨年11月にペドロ・ムニョスのギロチンで2R一本負けしたが、14年9月のジョン・モラガにも2Rギロチンで一本負けしており、佐々木は得意の寝技で勝利の糸口をつかみたいところ。

 1R開始すぐ、スコギンズは胴タックルで組み付くと、バックドロップでマットに叩き付けるが、憂流迦はすぐ立つ。金網際でのレスリングとなり、目まぐるしく上下が入れ替わり、中盤は離れて打撃戦へ。サウスポーの憂流迦に対して、スコギンズは中央に立ってスイッチを繰り返し、バックスピンキックや離れ際のパンチなどで積極的に攻める。そしてスコギンズは上段回転蹴りを空振りしてから、すぐに左右のパンチの連打してダウンを奪う。スコギンズは金網際でトップキープして憂流迦を動けなくし、パウンドをヒットし続け、ポイントを先取する。
 2Rもスコギンズがボディ狙いのバックスピンキックを当てて憂流迦を吹き飛ばして、序盤から上に。肘を連打する場面もあるが、憂流迦にとってはオクタゴンの中央の動きやすい場所で、足を開きつつじわじわとポジションを移動し、片足タックルの形にまで持ち込む。スコギンズもバックに回ろうとして、目まぐるしくポジションが動くが、憂流迦は胴タックルの形に持ち込んで背中をつけさせ、長い手足を活かしてそこから一気にマウントへ。パウンドを連打して背中を向けさせるとチョークを極めタップアウト。持前の寝技でワンチャンスをものにし、見事逆転勝ちに成功すると、金網によじ登って雄たけびを上げ、両耳に手を当ててシンガポールの観客の大歓声を鼓膜に焼き付けた。

 試合後のインタビューで憂流迦は流暢な英語で「強かったです」等とスコギンズを称え、日本語に切り替えると「ファンの皆さん、あなたたちがいるから恐れず前に出られました。ありがとう」「彼はレイ・ボーグに勝っています。日本大会でぜひレイ・ボーグと組んでもらえたらと思います」と、現フライ級3位の強豪との対戦を熱望した。

 UFC日本広報からもコメントが届き、佐々木は「予想していたよりもずっとタフで強くて技も豊富でした。つかみに行ったときに、うまくコントロールできる気がしたんです。かなりパワーが強かったので、体重をすべてかけるのはやめてチャンスを待つことにしました。セコンドから、打ったあとも手を上げて動き続けろと言われたんです。相手がかなり押してきてうるさかったんですが、力みすぎていたのは分かったので、きっとフィニッシュのチャンスはあるから、とにかく待たなきゃと思っていました。もちろん、勝てば気分が良いです。オクタゴンに駆け上れたこともうれしかったですね。何よりも、シンガポールのファンが本当にたくさん応援してくれたので、すべてが本当に素晴らしかったと思っています」と喜びを語っている。


第4試合 ウェルター級 5分3R
○リー・ジンリャン
×フランク・カマチョ
判定3-0 (29-27/28-27/29-27)

第3試合 バンタム級 5分3R
×カク・グァンホ [Kwan Ho Kwak]
○ラッセル・ドゥアン
1R 4'09" KO

第2試合 131ポンド契約(フライ級) 5分3R
○井上直樹(空手道白心会)
×カールス・ジョン・デ・トーマス [Carls John de Tomas]
判定3-0 (30-26/30-26/30-26)
※トーマスが5ポンド(2.25kg)オーバー

 UFC初参戦の井上は米国のInvictaでも活躍する魅津希(みずき)の弟で、6月14日で20歳になったばかり。DEEPの生え抜きで、DEEPで王座戦経験もある柴田“MONKEY”有哉らを破り、3月の試合まで10戦全勝(7一本)の快進撃を続けている。相手のフィリピン人のデ・トーマスも20歳で戦績は6戦全勝(3一本)。両者ともアジアの新鋭対決を制し本場米国のUFC上陸につなげたい試合だ。
 1R、1分ほどでデ・トーマスがタックルから抱えて倒すが、井上はすぐ立ち、がぶりの状態から腕を取りつつ振り回して背後に回ってバックマウントへ。チョークを狙い続け、バックマウントがほどけた後も、すぐに三角絞めを狙い、これが外れてもハーフ、マウント、トップとポジションを行き来してコントロールする。
 2R、スタンドの展開でもサウスポーのデ・トーマスに左ジャブ、右インローを当て続け主導権。3分過ぎ、デ・トーマスがタックルを仕掛けると、またもがぶってバックマウントになり、マウントと行き来してパウンドを連打しつつ、腕十字やチョークを狙う。終盤には腕十字を極めて伸ばすが、デ・トーマスが耐えてブザーが鳴る。10-8がつく内容だ。

 3R、井上が片足タックルで押し込むと、デ・トーマスは切りながら肘を連打するが、井上はそのまま押し込んで倒し、またもバックマウントへ。井上は側頭部から出血してしまうが、チョークを狙うなど主導権を維持し続ける。1分半過ぎ、デ・トーマスがバックマウントを取りかける場面もあったが、力が入りきらず、井上が最後はトップキープして肘を連打し試合終了。トータル4ポイントも差をつける圧勝で、上位勢との試合や、本場米国進出に向け十分アピールできる内容だった。
 UFC日本広報からコメントが届き、井上は「今回がデビュー戦で、自分のパフォーマンスには満足しています。練習した通りのことがしっかりとできたと思います。テイクダウンは予想していましたが、すべてカットできたのでその点も満足しています。全体的な技術を磨いていきたいです。サブミッションのスペシャリストを目指すのではなく、打撃もキックもすべてのスキルをもっとうまくしていきたいです」と語っている。


第1試合 女子バンタム級 5分3R
×キム・ジヨン [Ji Yeon Kim]
○ルーシー・プディロヴァ [Lucie Pudilová]
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)

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