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マーク・ハントTKO勝ち。廣田瑞人&国本起一は判定負け:6.11 ニュージーランド

  • UFC
  • 更新・2017-06-11 (Sun)17:45
UFC Fight Night 110 : Lewis vs. Hunt
2017年6月11日(日) ニュージーランド・オークランド:スパークアリーナ
 廣田瑞人は過去に矢地祐介にも勝っているアレクサンダー・ボルカノフスキーに1Rから右フックをもらってダウンすると、3Rまで反撃できず判定負け。国本“ストラッサー”起一は2年5か月ぶりの試合でザック・オットーに判定1-2で惜敗。9月23日のUFCさいたまスーパーアリーナ大会出場に向けてインパクトを残すことができなかった。地元の英雄・マーク・ハントはメインで見事TKO勝ちした。

  レポート:井原芳徳  情報協力:UFC日本広報  Photos courtesy of Zuffa LLC / Getty Images
  中継:UFCファイトパスAbemaTV(第1~6試合)、DAZN(第7試合以降)


第12試合 メインイベント ヘビー級 5分5R
×デリック・ルイス(6位)
○マーク・ハント(7位)
4R 3'51" TKO (レフェリーストップ:パンチ連打)

 ハントは3月のUFC 209ラスベガス大会でアリスター・オーフレイムに膝蹴りでTKO負けして以来の試合。ルイスはガブリエル・ゴンザガ、ロイ・ネルソン、トラヴィス・ブラウンらを破り6連勝中だ。
 1R、地元のハントが観客の声援を背に、パンチを狙うプレッシャーをかけるが、ルイスも時折、伸びのある左ハイ、右ストレートをお返しする。ハントは体格で勝るルイスのカウンターを警戒し、手数は少ないが、随所で放つ右ロー、右ストレートは鋭い。ポイントの振り分けは難しいラウンドだ。
 2Rもルイスは左の飛び蹴りも放ち、危険なムードを漂わせ続ける。ハントは慎重に右ローをコツコツヒット。少しずつルイスのステップがぎこちなくなると、ハントは右フック、右肘も当てるようになり、ルイスは回り続けて守勢となる。
 3Rもハントが圧力をかけるが、ルイスも随所でパンチをお返しし、緊張感が途切れない。お互い見合っているだけでも体力が削られる状態が続く。中盤、ルイスはタックルに失敗した後、右足を引きずるようなステップになり、体力消耗も相まって、ガードが下がって金網を背にして回る時間が続く。
 4Rもハントがプレッシャーをかけ、3Rにも時折当てていたボディ狙いのストレートを増やすように。右ローを効かせステップを止めると、右ストレートでぐらつかせる。ルイスも時折パンチを振り回すが、ハントは圧力を切らさない。右ストレートを効かせた後、パンチと肘を連打し、ルイスは金網を背にして亀になって防戦一方になったところでレフェリーがストップ。ハントが地元での再起戦で快勝した。

 試合後、2人の息子とともに勝利者インタビューを受けたハントは「気分はいい。ここは俺のシマだからな。最後は時間の問題だった。デリックはタフガイだし、ステロイドを使わないからリスペクトしている。ステロイドはこのスポーツから追放すべきだ。ともかく、みんな応援ありがとう。次の相手は俺よりランキングが上の選手なら誰でもいい」と、これまで戦った選手たちの一部を皮肉るコメント。敗れたルイスは「(足を引きずっているのは)足じゃなくて腰のせいだよ。2011年に負傷したところなんだ。今回が僕のUFCでの最後の試合になるだろう。僕は来週結婚するし、家族をこの大変な仕事に付き合わせたくないんだ」と引退の意志を表明した。


第11試合 ミドル級 5分3R
○デレク・ブランソン(8位)
×ダニエル・ケリー(15位)
1R 1'16" KO (左ストレート)

第10試合 ライト級 5分3R
○ダン・フッカー
×ロス・ピアソン
2R 3'02" KO (右膝蹴り)

第9試合 ライトヘビー級 5分3R
○イオン・クテラバ [Ion Cuțelaba]
×ルイス・エンリケ・ダ・シウバ
1R 0'22" TKO (レフェリーストップ:左フック→グラウンドパンチ)

第8試合 フライ級 5分3R
×ティム・エリオット(8位)
○ベン・グエン [Ben Nguyen](12位)
1R 0'49" チョークスリーパー

第7試合 フェザー級 5分3R
○アレクサンダー・ボルカノフスキー [Alexander Volkanovski]
×廣田瑞人(CAVE)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

 廣田は13年にもUFCに上がったが2連敗し契約を切られ、捲土重来を期して15年のRoad to UFC JAPANフェザー級トーナメントに参戦。石原“夜叉坊”暉仁との決勝は引き分けに終わったが、揃ってUFCとの契約に成功。廣田のUFC再契約後初戦となった昨年12月のサクラメントでの試合では、UFCに10年上がり続けているベテラン・コール・ミラーを寝技で圧倒し判定3-0で完勝している。
 ボルカノフスキーはMMA戦績14勝1敗の28歳。オーストラリアの選手で、廣田はアウェーの立場だ。15年12月のPXCで矢地祐介に4R三角絞めで勝利しPXCフェザー級王座を獲得。昨年11月のオーストラリア大会でUFCデビューし、粕谷優介をパウンドで追い詰め2R TKO勝ちし、現在11連勝と絶好調だ。



 1R、スタンドの攻防の後、1分ほどでボルカノフスキーが押し込んでテイクダウンを狙う。すると離れ際にボルカノフスキーの右フックがヒットし、廣田がダウン(上動画)。ボルカノフスキーは両足で廣田の左腕を挟んでサイドから押さえ込みながら、パウンドと肘を連打し、レフェリーストップ寸前まで追い込む。廣田はもがいて、ボルカノフスキーの足を取りながら脱出するが、ダメージが残る。ボルカノフスキーがその後も押し込んでテイクダウンを重ね、時折パンチやバック肘も当てて優勢をキープする。
 2R、廣田はまだダメージが抜けきらない様子で、パンチを振るってから組みに行くが、ボルカノフスキーに押し負けてしまう。ボルカノフスキーは1R同様にパンチ、肘を当て、ミドルも絡め、押し込みとテイクダウンを繰り返し優勢をキープ。終盤にも右フックを当ててから上になり、パウンドを落とし廣田を追い詰める。
 3R、後の無い廣田は先にパンチを出したが、ボルカノフスキーは落ち着いてかわし、フックを連打してから押し込む。廣田も押し込む場面があるが、簡単に跳ね返され、随所でボルカノフスキーがパンチや肘を当て優勢をキープ。廣田は反撃の糸口をつかめず、1ポイントも取れぬ完敗。9月23日のUFCさいたまスーパーアリーナ大会出場に向けてインパクトを残すことができなかった。




第6試合 ライト級 5分3R
×ダミアン・ブラウン
○ヴィンス・ピシェル [Vinc Pichel]
1R 3'37" KO

第5試合 ウェルター級 5分3R
○ルーク・ジュモー [Luke Jumeau]
×ドミニク・スティール [Dominique Steele]
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)

第4試合 フライ級 5分3R
○ジョン・モラガ(11位)
×アシュカン・モクタリアン [Ashkan Mokhtarian]
判定3-0 (30-25/30-27/30-27)


第3試合 ウェルター級 5分3R
×国本“ストラッサー”起一(総合格闘技道場コブラ会)
○ザック・オットー [Zak Ottow]
判定1-2 (28-29/29-28/28-29)

 国本は14年1月からUFCに参戦し3勝1敗。15年2月にニール・マグニーに一本負けした後、膝の手術をし、今回が復帰戦となる。現在35歳だ。相手のオットーは米国のKOTCなどで実績を積み、UFCは去年10月と12月に出場し1勝1敗で、現在30歳。
 1R、オットーはサウスポー主体で時折スイッチしつつ、ジャブも駆使しながら、ロー、ミドルを当て続け先手。中盤と終盤に国本は組みに行くが、オットーが耐えて、離れると打撃を当て続け、左ストレートのヒットも増やす。オットーがポイントを先取する。
 2Rもオットーが打撃を当て続けていたが、1分半過ぎにようやく国本が片足タックルでテイクダウンに成功する。だがオットーは下から足を登らせるなどして国本の攻めを封じ、足で突き放して脱出。すばやく国本を倒して、金網際で隙間を作ってバックマウントを奪い、体を伸ばそうとしながらチョークを狙い好印象を残す。1分を切り、国本はひっくり返して上になり、終盤にギロチンを狙うが極まらず、オットーがトップの状態で終了。オットーが若干優勢だがポイントは割れたようだ。
 3R、劣勢の国本が30秒ほどで胴タックルでテイクダウンに成功。トップキープするが、オットーは足を効かせて国本の攻めを封じる。オットーは三角絞めを仕掛けるが、国本は対処すると、スペースができた隙にサイドに近い状態になり、3分半過ぎにはバックマウントへ。だがそこから攻めきれず、残り30秒にオットーが返して上になり、その状態を維持して終了。3Rは国本がポイントを取り返したが、2Rを取り切れなかったことが災いし、判定1-2で惜敗。UFC戦績3勝2敗となった。


第2試合 女子ストロー級(119ポンド契約) 5分3R
○J.J.アルドリッチ
×ジャン・チャンミ
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)
※アルドリッチが2ポンドオーバー

第1試合 ライト級 5分3R
―キム・ドンヒョン
―ティボー・グティ [Thibault Gouti]
中止 (グティの体調不良)

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