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ホロウェイ、フェザー級暫定王者に。スワンソンとドゥホが名勝負:12.10 トロント

  • UFC
  • 更新・2016-12-11 (Sun)22:45
UFC 206 : Holloway vs. Pettis
2016年12月10日(土/現地時間) カナダ・オンタリオ州トロント:エア・カナダ・センター
 コナー・マクレガーの返上で混沌とするフェザー級王座戦線。マックス・ホロウェイは元ライト級王者のペティスに3R TKO勝ちして暫定王座を獲得すると、正王者に格上げとなったジョゼ・アルドとの2月の王座統一戦を要求。4位のカブ・スワンソンは、絶好調のチェ・ドゥホとの乱打戦を制し、UFCのデイナ・ホワイト代表も「年間最高試合」と絶賛した。
  レポート:井原芳徳  Photos courtesy of Zuffa LLC / Getty Images


第12試合 メインイベント UFCフェザー級暫定王座決定戦 5分5R
○マックス・ホロウェイ(2位)
×アンソニー・ペティス(5位、元ライト級王者)
3R 4'15" TKO (レフェリーストップ:パンチ連打)
※ペティスが計量3ポンド(約1.3kg)オーバー

 ライト級との2冠になったコナー・マクレガーが、1年間フェザー級王座を防衛できないことから返上し、暫定王者のジョゼ・アルドが新王者に格上げとなり、今大会で既に組まれていたホロウェイとペティスの一戦が暫定王座決定戦となった。
 だが、元ライト級王者でフェザー級2戦目のペティスが計量をオーバーし、ホロウェイが勝った場合のみ暫定王者になれる。ホロウェイは3年前にマクレガーに敗れてからは9連勝と絶好調だ。
 1R、ペティスがスイッチしつつ左ミドルやバックスピンキックを当て、ホロウェイも右フックをお返し。引出しの多彩さではペティスだが、終盤にホロウェイのパンチのヒット数が増加。ペティスは右目の周りを腫らす。試合後判明したが、ペティスは右拳も負傷している。
 2R、序盤からホロウェイの右フックが炸裂し、ペティスは倒れるが、ホロウェイは寝技に付き合わず立たせる。お互い攻めあぐねる状況が続き、終盤、ペティスがホロウェイを押し込んで膠着したところではブーイングが起こる。ポイントは僅差でペティスか。

 3R、首相撲の展開でホロウェイの膝がローブローとなり一時中断。再開後、ホロウェイはムエタイのような足払いで倒すが、そのまま寝技にはいかず、攻勢だけを印象付ける。その後も膠着状態が続くが、終盤にもホロウェイが足払いで倒し上に。すぐスタンドに戻るが、ホロウェイが右ミドルを効かせてペティスを金網まで後退させると、顔面とボディへパンチを連打。ペティスが亀になって膝から崩れていったところでレフェリーがストップした。
 完勝のホロウェイは「ジョゼ・アルド、2月にブルックリンで俺と戦え」と王座統一戦を要求。完敗のペティスは「1Rに右拳を痛めた。フェザー級の減量は厳しいのでライト級に戻したい」と話した。


第11試合 ウェルター級 5分3R
○ドナルド・セローニ(5位)
×マット・ブラウン(14位)
3R 0'44" KO (左ハイキック)

 1R、スタンドの展開が続き、互いにパンチ主体ながらもセローニが右ロー、左ハイも駆使し若干優勢。ブラウンは右まぶたから出血。ブラウンは右ハイをブロックされた後に倒れて下になるが、覆いかぶさって来たセローニに三角絞めを仕掛ける。外れるとスタンドに戻り、僅差の展開が続く。判定の難しいラウンドに。
 2R、セローニの左ハイをブロックした後、ブラウンが左ボディ、右フックを連打し、セローニをダウンさせて攻勢。だがセローニも左ハイ、肘を当てて挽回。ブラウンは右まぶたから大出血する。中盤以降の攻勢でセローニがポイントを取ったか。
 すると3R、ブラウンが左ストレートを放ってから下にかがんだところで、これまでにもセローニが当て続けていた左ハイがアゴにクリーンヒット。ブラウンが大の字で倒れると、セローニは追撃することなく、勝利を確信したように背中を向けた。


第10試合 フェザー級 5分3R
○カブ・スワンソン(4位)
×チェ・ドゥホ(11位)
判定3-0 (30-27/30-27/29-28)

 UFC 7年目のベテラン、スワンソンは8月に川尻達也との接戦を制して以来の試合。25歳の韓国人・ドゥホはDEEP等日本での10連勝の活躍を経て、UFCでも3連続1R KO勝ちで、7月にはチアゴ・タバレスを粉砕し快進撃を続ける。
 1R、スワンソンの右ローの直後にドゥホが右ストレートをヒット。首相撲から膝を連打し崩しも決めて先手を取る。だが1分過ぎからはスワンソンも右のパンチをお返しし対応。中盤に1分ほど組む展開となった後に離れ、大差は無いものの、プレッシャーをかけ続けているのはドゥホで、ドゥホのパンチのヒット数が上だ。だがジャッジは2者がスワンソンにつける。
 だが2R、スワンソンが強気に前に出て、左フックを当てると、ドゥホの腰が沈む。だが打ち合いでドゥホは右フックをお返し反撃。金網にスワンソンを詰めてパンチを連打する。だがスワンソンは耐えてタックルを仕掛けてテイクダウンを奪い、一瞬チョークを狙った後にハーフガードになる。
 中盤過ぎ、スタンドに戻り、パンチの打ち合いとなり、スワンソンは側転蹴りも当てて引出しの多さを印象付ける。スワンソンは左膝をドゥホのボディに当ててから右ストレートをきっかけとしたパンチラッシュ。ドゥホは鼻血を出して苦しそうだが、終盤には左の膝をボディに当て返し、不屈の闘志で最後まで試合を面白くする。ポイントはスワンソンが取る。激しい攻防を見た観客は既に総立ちだ。

 3R、今度はドゥホのパンチが当たり出し、膝も効かせ、潰して背後からチョークを狙う。だがグラウンドでの詰めが甘く、あっさりスワンソンが上に。固めつつダメージを回復させ、1分ほどでスタンドに戻ると、右フックをきっかけとした連打で反撃。豪快に首投げも決める。すぐスタンドに戻り、スワンソンもダメージが大きく、休み休みながらもパンチを随所で当てて手数で優勢。残り20秒には最後の力を振り絞るようにパンチと蹴りを連打してドゥホを追い詰め、最後はパウンドラッシュで試合終了。スワンソンが底力を発揮し、死闘を制した。

 UFCのデイナ・ホワイト代表も、判定が発表される前に「Fuck FIGHT OF THE NIGHT this is FIGHT OF THE YEAR」とツイートでこの試合を絶賛。試合後は敗れたドゥホもインタビューを受け、「負けた時の気持ちを久しぶりに思い出しました。もう負けたくないです」と話すと、場内から暖かい拍手が巻き起こった。


第9試合 ミドル級 5分3R
×ティム・ケネディ(10位)
○ケルヴィン・ガステラム
3R 2'45" TKO (レフェリーストップ)

 王者ビスピンに勝った実績もあるケネディが2年ぶり復帰。ウェルター級の元ランカーでミドル級に階級を戻したガステラムを、1R序盤からグラウンドコントロールし主導権を握る。だが離れると少しずつサウスポーのガステラムの左ストレート、左ミドルが当たり出し、終盤はケネディが後退してしまう。ケネディは右目の下を腫らす。
 2Rは組んできたケネディを潰し、ガステラムがバックへ。離れてもガステラムが細かくパンチを当て続ける。3分過ぎ、パンチをかいくぐってケネディがタックルを仕掛けるが、ガステラムは耐えて突き放し、左ストレート、右フック、アッパーを当て続け優位を維持する。ケネディは口から出血し苦しそうだ。
 3Rもガステラムが左ハイ、左ボディ、右ストレート、右ジャブを効かせ、ケネディを圧倒。最後は右フックからの左ストレートでダウンさせ、パウンドで追撃しようとしたところでレフェリーがストップ。多彩なパンチスキルを見せつけガステラムが完勝した。ミドル級でも戦える破壊力を印象付けたが、試合後のインタビューでは「できればウェルター級に戻りたい」と話した。


第8試合 ウェルター級 5分3R
×ジョーダン・メイン
○エミル・ミーク
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)

第7試合 ライトヘビー級 5分3R
×ニキータ・クリロフ (8位)
○ミシャ・サークノフ(13位)
1R 4'38" フロントチョークスリーパー

第6試合 ライト級 5分3R
○オリビエ・オービン・メルシエ [Olivier Aubin-Mercier]
×ドリュー・ドーバー
2R 2'57" チョークスリーパー

第5試合 女子ストロー級 5分3R
×ヴァレリー・レターノー [Valérie Létourneau](9位)
○ビビアン・ペレイラ
判定1-2 (29-28/28-29/28-29)
※レターノーが計量2.5ポンドオーバー

第4試合 バンタム級 5分3R
×ミッチ・ガニョン [Mitch Gagnon]
○マシュー・ロペス
判定0-3 (28-29/28-29/27-29)

第3試合 ライト級 5分3R
×ジョン・マクデッシ
○ランド・バンナータ
1R 1'40" KO

第2試合 ライト級(158ポンド契約) 5分3R
×ジェイソン・サッゴ
○ルスタム・ハビロフ
※ハビロフが計量2ポンドオーバー
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)

第1試合 フライ級 5分3R
×ザック・マコウスキー(7位)
○ダスティン・オーティス(11位)
判定1-2 (28-29/29-28/28-29)

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