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ダン・ヘンダーソン、ビスピンとの死闘で敗れMMA 19年のキャリアに幕:10.8 英国

  • UFC
  • 更新・2016-10-10 (Mon)12:06
UFC 204: Bisping vs. Henderson 2
2016年10月8日(土/現地時間)英国・マンチェスターアリーナ
 ミドル級王者・マイケル・ビスピンは故郷での凱旋試合&初防衛戦。7年前にKO負けした相手・ダン・ヘンダーソンの右フックで1R、2Rに窮地に陥るも、3Rから巻き返し逆転判定勝ちした。ヘンダーソンは試合後のマイクで引退を表明。リングス、PRIDE、ストライクフォースでも頂点に立った男が、46歳・19年でMMAキャリアに終止符を打った。
  レポート:井原芳徳  写真提供:UFC日本広報
 (中継:UFCファイトパスDAZN、FOXスポーツ&エンターテイメント(10/15(土)午後10時~))


第11試合 メインイベント UFCミドル級タイトルマッチ 5分5R
○マイケル・ビスピン(王者)
×ダン・ヘンダーソン(13位)
判定3-0 (48-47/48-47/49-46)
※ビスピンが初防衛

 ビスピンにとって7年越しのリベンジマッチ。46歳の大ベテラン・ヘンダーソンにとって今回は引退戦にもなる。ここ5戦は2勝3敗と芳しくないが、97年にMMAデビューし、リングス、PRIDE、ストライクフォースで頂点に立った男が、最後にUFCでも頂点に立ち、有終の美を飾ることができるか? もちろんビスピンも、UFCに10年上がり続けてやっと今年6月に獲得したベルトを簡単に譲るわけにはいかない。地元凱旋試合で、09年にKO負けを喫した相手にリベンジと初防衛を果たすことができるか?

 1R、ビスピンがプレッシャーをかけ、左ジャブ、左ハイ、右ローを狙い、ヘンダーソンはジャブやタックルのフェイントを絡めながら、時折右フックを放つが、ビスピンはブロックしたりかわしたりする。だが残り30秒、ヘンダーソンの左ジャブのフェイントからの右フックが炸裂し、ビスピンがダウン。ヘンダーソンはパウンドラッシュを仕掛けるが、ビスピンの足に体が引っかかり空振りが続いてしまう。だがサイドをキープして肘のラッシュに切り替えると、ビスピンは左目の下をカットする。
 2R、ビスピンは体力面でのダメージは感じさせず、1R同様に圧力をかけて右フックを少しずつヒットして、じわじわダメージを与える。ブロックの上からの左ハイでも威力がありそうで、ビスピンの地元のファンの歓声もその都度ヒートアップし、攻勢を印象付ける形に作用する。3分半過ぎ、ビスピンの左ローがローブローとなり、ヘンダーソンはアピールしながら後退するが、レフェリーに聞き入れられずに続行。ヘンダーソンは万事休すかと思われたが、タックルを仕掛け左手でビスピンの腿を少し触ってから右フックを炸裂させ、ビスピンが再びダウン。上からの追撃は無かったが、一発で再び流れを変えて、ポイントを連取する。

 2R終盤、休むことができたビスピンが、3Rも圧力をかけ続け、パンチやハイを当て続け主導権。何度かヘンダーソンが後退するが、2Rまでのような一発逆転を警戒してか、ビスピンは深追いはしない。終盤、ヘンダーソンが右フックを一発当てるが、ビスピンは反応できている様子で、今度はダウンせず、ようやくポイントを取り返すことに。
 4Rもビスピンは同様の攻め。中盤、左ローがローブローとなり、今度はインターバルが設けられる。ヘンダーソンは意図的に休み時間を長く取り、ローブロー以外のダメージ回復を狙っているようにも見える。再開後は、3Rまでほどの手数はないが、ビスピンが相変わらず中央から圧力をかけ続ける展開。ビスピンは両目の下が腫れ、少し視野がふさがっていることも、手数が落ちた原因かもしれない。
 おそらくポイント五分で迎えた最終5R、ヘンダーソンも右フック、右アッパーを狙うが、ビスピンは反応。ビスピンは手数の少ない状況が続いたが、中盤には左ミドルを連打し好印象だ。3分半、ヘンダーソンは右フックを見せながら前に詰めて、左手で顔面を押すようにビスピンを倒し、背後に回り込むが、キープしきれずビスピンは立ち上がる。終了間際、ビスピンは左の飛び膝を軽くヒット。ブザー寸前にヘンダーソンは胴回し蹴りを放つが空振り。判定の難しいラウンドになるが、打撃の手数では若干ビスピンが上か。

 結果、5Rに逆転に成功したビスピンが判定勝ちし初防衛に成功。勝利者インタビューでビスピンは「まず、ダンに拍手を。素晴らしい選手です。尊敬しています。マンチェスターのみんなの応援が心に響きました」と話し、「(前王者の)ロックホールド、またやっていいぞ。ジャカレイもステロイドで騒がれて何をやってるんだ?」と、同階級のライバルを挑発した。



 続いてヘンダーソンのインタビュータイムに入ろうとすると、アウェーながらも場内からはUFCのレジェンドに対し温かい拍手。ヘンダーソンは「みんなビスピンが勝って良かったね。僕の最後の試合を生で見られたみんなは幸運です。長年、世界中で応援してくれたみんな、ありがとう。僕は心身共にこのスポーツに捧げました。このスポーツが大好きです。会場のファンにも戦ってくれたビスピンにも感謝します」と話し、正式に引退を表明。顔を腫らしたビスピンに歩み寄ると「年の割には頑張っただろ?顔の見てくれで判断すれば俺の勝ちさ」と、ファイターらしく最後まで強気に主張し、惜しまれつつオクタゴンを去った。最後の最後、頂点にあと一歩及ばなかったが、歴代の数多くのUFC王者以上に、UFCファンの記憶に残る選手となったはずだ。


第10試合 ミドル級 5分3R
×ビトー・ベウフォート(5位)
○ゲガール・ムサシ(9位)
2R 2'43" TKO (レフェリーストップ:マウントパンチ)

 元ライトヘビー級王者・ベウフォートはヘンダーソンよりも1年早い97年からUFCに上がっている大ベテラン。ムサシは3年前からベウフォート戦を熱望し、今回実現した。
 1R、ムサシがプレッシャーをかけ続け、次第にミドル、ストレートのヒットを増やして優勢。2R、ベウフォートも左ミドルを強打するが、ムサシは蹴りをキャッチしてからパンチをお返し。1分半過ぎにムサシが右ハイを当てると、パンチラッシュで追い詰める。さらに上になってマウントからパウンドを落とし続け、ベウフォートが顔をそむけたところでレフェリーがストップした。
 試合後のインタビューでムサシは、上位勢との対戦を熱望。ベウフォートはそのまま退場したが、試合前には引退説も流れており、試合後の談話が気になるところだ。


第9試合 ライトヘビー級 5分3R
×オヴィンス・サンプルー(5位)
○ジミ・マヌワ(8位)
2R 2'38" KO (左フック)

 2R、打撃戦でスイッチを繰り返すサンプルーに対し、マヌワは左ミドル、左ボディ、ローを効かせてじわじわ追い詰め、中盤、左ボディを効かせてからの右フックでぐらつかせると、最後は左フックで豪快にマットに沈めた。


第8試合 ヘビー級 5分3R
○ステファン・ストルーブ [ストルーフェ](12位)
×ダニエル・オミランチェク [Daniel Omielańczuk](14位)
2R 1'21" ダースチョーク

 1R、身長213センチのストルーフェが左のテンカオ、右ハイを当てて主導権を維持しつつ、中盤に足をかけテイクダウンを奪う。2Rもテイクダウンに成功すると、ダースチョーク(変形のギロチン)を極めてタップを奪った。試合後は「トップ5の選手とやりたい」とアピールした。


第7試合 フェザー級 5分3R
○ミアサド・ベクティック [Mirsad Bektic](15位)
×ラッセル・ドーン
1R 4'22" チョークスリーパー

第6試合 バンタム級 5分3R
×ブラッド・ピケット
○ユーリ・アルカンタラ
1R 1'59" 三角絞め

第5試合 フェザー級 5分3R
×デビッド・グラント [Davey Grant]
○ダミアン・スタシアク [Damian Stasiak]
3R 3'56" 腕ひしぎ十字固め

第4試合 ウェルター級 5分3R
○レオン・エドワーズ
×アルバート・トメノフ(14位)
3R 3'01" チョークスリーパー

第3試合 ライト級
×ルカス・サジェウスキー [Łukasz Sajewski]
○マーク・ディアキース [Marc Diakiese]
2R 4'40" TKO

第2試合 ウェルター級 5分3R
×ダニー・ロバーツ
○マイク・ペリー
3R 4'40" KO

第1試合 ライト級 5分3R
○レオナルド・サントス
×アドリアーノ・マルチンス
判定2-1 (28-29/29-28/29-28)

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