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レスナー、ハントに判定勝ち。アルド、エドガーを返り討ち:7.9 ラスベガス

  • UFC
  • 更新・2016-07-11 (Mon)12:01
UFC 200 : Tate vs. Nunes
2016年7月9日(土/現地時間) 米国ネバダ州ラスベガス・T-モバイルアリーナ
 UFCはナンバーシリーズ200回を記念し、7日8日、9日の3日間連続で本拠地ベガスで大会を開催。その締めくくりの今大会は度重なるカード変更で混乱するも、フェザー級のジョゼ・アルド、ヘビー級のブロック・レスナー、ケイン・ベラスケスがそれぞれの持ち味で強さを発揮し、女子バンタム級ではまたも王座移動と、見ごたえのある内容となった。
  レポート:井原芳徳 Photos : (C) Zuffa, LLC
  全試合生中継:AbemaTVニコニコ生放送(タイムシフト視聴可)
  テレビ中継:FOXスポーツ&エンターテイメント 7/16(土)20時~


第12試合 UFC女子バンタム級チャンピオンシップ 5分5R
×ミーシャ・テイト(王者)
○アマンダ・ヌネス(4位)
1R 3'16" チョークスリーパー
※ヌネスが新王者に

 コナー・マグレガー×ネイト・ディアスの延期を皮切りに、主要カードの変更が続いたUFCの記念すべき200回目のナンバーシリーズ大会。最終的にメインイベントには女子のチャンピオンシップが置かれた。前日8日の大会も女子ストロー級チャンピオンシップがメインで、2日連続で女子がメインとなる。
 女子バンタム級は昨年11月にロンダ・ラウジーが、今年3月にホーリー・ホルムが王座から陥落し、テイトもラウジーに過去敗れていることから、この3人の「じゃんけん」と言われるほどトップ戦線が混沌とした状態だ。
 
 対するブラジル人のヌネスはストライクフォース、インヴィクタを経て、13年からUFCに参戦し5勝1敗。ベイズラー、マクマン、シェフチェンコ相手に3連勝し王座初挑戦に辿り着いた。

 1R、テイトがタックルを繰り返すが、ヌネスは切り続ける。ヌネスは立ち上がり際に膝を当て、リーチ差を活かして左ジャブ、右ストレートを当て続けると、テイトは鼻血を出して後退。途中から亀になって腰から崩れるようになり、最後はヌネスが上になると、パウンドを当てた後、バックに回ってチョークを極めてタップを奪取。テイトは初防衛に失敗し、またも王座が移動した。




第11試合 ヘビー級 5分3R
○ブロック・レスナー(元王者)
×マーク・ハント(8位)
判定3-0 (29-27/29-27/29-27)

 プロレス界のスーパースターにして元UFCヘビー級王者のレスナーは2011年暮れのUFC 141でアリスター・オーフレイムに1R KO負けして以来のUFC出場。元K-1王者・ハントは11月にアントニオ・シウバ、3月にフランク・ミアを相手に2連続1R KO勝ち中。マグレガー×ネイトが消滅し、記念大会の目玉として用意された一戦だ。



 1R、スタンドでハントがフェイントをかけてプレッシャーをかけるが、レスナーは被弾する前にタックル。ハントは金網をつかむ反則をしながらテイクダウンを免れるが、そのまま押し込んだレスナーが片足タックルを仕掛けテイクダウンに成功する。背後に回りパウンドを強打し続けると、ハントは脱出したが、再びレスナーが倒してマウントに。1Rはレスナーが取る。
 2Rもハントがプレッシャーをかけ続け、レスナーのタックルにも反応しかわし続ける。ハントが時折右フックや右アッパーを当てじわじわ優勢に。最後、レスナーがハントを押し込むが、力が入らず倒せない。
 3R、最初にハントが右フックを当てたが、今度はレスナーが片足タックルでテイクダウンに成功。レスナーが金網際でハーフ気味のマウントになり、左のパウンドをコツコツ当て続ける。フルマウントに移行しても肩固めを狙いながら右のパウンドを連打。ハントはレスナーの巨体を跳ね返すことができない。そのまま時間切れとなり、レスナーが2点取るラウンドもあり、レスナーが約5年ぶりのUFCで判定勝ちした。
 



第10試合 ライトヘビー級(ノンタイトル戦) 5分3R
○ダニエル・コーミエ(王者)
×アンデウソン・シウバ(ミドル級5位、元ミドル級王者)
判定3-0 (30-26/30-26/30-26)

 コーミエは暫定王者のジョン・ジョーンズと王座統一戦を予定していたが、ジョーンズがドーピング規則違反により欠場。大会2日前に、急きょアンデウソンが代役を務めることが発表された。アンデウソンも昨年1月のニック・ディアス戦で勝利後、ステロイドの陽性反応が出て1年休み、2月のロンドン大会で復帰したが、ビスピンに判定負け。レコードとしては4試合勝ちから離れており、この機会に名誉挽回したいところだろう。

 1R、7センチ背の高いアンデウソンが回って距離を取るが、コーミエがタックルを仕掛けると、あまり抵抗せず下に。下から足を効かせるが、コーミエは振りほどいてハーフへ。クリーンヒットは少ないが、コーミエが随所でパウンドを当て主導権を維持する。
 2R、序盤こそアンデウソンが二段蹴りを見せて観客を沸かせるが、コーミエが右フックを当てた後、テイクダウンに成功しハーフに。1R同様にパウンドを当てる。場内はアンデウソン人気が高くブーイングに包まれる。膠着ブレイクがかかり、スタンドに戻ると、アンデウソンが左の膝やミドルを当てるが、コーミエも右のストレートを当て、アンデウソンの反撃を許さない。
 3Rも2Rと同じようなパターンでコーミエがテイクダウンし、3分経過で膠着ブレイク。最後、アンデウソンが左ミドルを当てるとコーミエが後退し、場内が沸くが、コーミエに組まれて試合終了。内容的にはコーミエの完勝だったものの、直前のオファーで試合を成立させたアンデウソンも観客に称えられた。


第9試合 UFCフェザー級暫定王座決定戦 5分5R
○ジョゼ・アルド(1位、元王者)
×フランキー・エドガー(2位、元ライト級王者)
判定3-0 (49-46/49-46/48-47)
※アルドが暫定王者に

 アルドは昨年12月、マクレガーにわずか13秒でKOされて8度目の防衛に失敗して以来の試合。アルドは13年2月のフェザー級初戦でアルドの王座に挑戦し判定負けしたが、その後はフェイバー、メンデスらを相手に5連勝している。王者マクレガーが階級を上げ、ネイト・ディアスとの再戦を控えていることから、アルドとエドガーによる暫定王座戦が組まれた。

 1R、スタンドでお互い慎重な試合運びだが、細かく動いて手数が少し多いのはエドガーのほう。パンチもボディに散らしつつ、うまく動いていたが、終盤に右ミドルを放った際、アルドは左ストレートを合わせてスリップさせ、少し好印象を残す。それでもポイントはエドガーか。
 2Rもスタンドの展開が続き、エドガーは右まぶたをカットし出血。エドガーはタックルを繰り返すがアルドは切り続ける。お互い手数は少ないものの、細かくジャブ等を当て続けるのはアルドで、このラウンドはアルドが取ったか。
 3R、劣勢と判断した様子のエドガーは序盤からパンチとタックルを積極的に仕掛ける。だがアルドは手数は少なくても右ストレートをクリーンヒットしたり、タックルに膝を合わせたりと、一発一発で印象を残す。最後も右ローを強打。このラウンドはアルドが完全に取る。
 4R、手詰まり感の出て来たエドガーだが、ミドルやローを積極的に出し、なんとか打開を図る。だがパンチとなるとなかなか当てさせてもらえず、かわしながら的確に左ジャブ等を当てていくのはアルドのほうだ。
 5Rはアルドがエドガーをステップでうまくかわし、時折左のパンチをヒット。一瞬でも隙があれば右のストレートも叩き込み、エドガーを翻弄する。アルドは綺麗な顔のまま試合終了。判定3-0で勝利し、暫定王者としてマクレガーとの統一戦・再戦を待つ形となった。


第8試合 ヘビー級 5分3R
○ケイン・ベラスケス(2位、元王者)
×トラヴィス・ブラウン(7位)
1R 4'57" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

 昨年6月にヴェウドゥムに敗れヘビー級王座から陥落したベラスケスが復帰戦。過去にナパオン、アリスター、ジョシュを1R KOしているブラウンが相手となる。
 1R、開始すぐにブラウンが右ストレートを当てるが、1分ほどでベラスケスがブラウンを押し込み、離れても圧力をかけてボディと顔面のパンチのコンビネーションを決める。さらに顔面狙いのバックスピンキックを当ててふらつかせた後、右のオーバーハンドフックでダウンを奪い、上になりパウンドを連打。いったん立たれた後もパンチで追い詰め、最後はフラフラのブラウンをタックルで倒した後、背後からパウンドをまとめて1Rで仕留めた。


第7試合 女子バンタム級 5分3R
×キャット・ジンガーノ(3位)
○ジュリアナ・ペーニャ(5位)
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)

 ジンガーノは昨年2月、ロンダ・ラウジーに14秒腕十字で敗れて以来となる試合。その前には今大会のメインで対戦したテイトとヌネスにTKO勝ちしており、次期挑戦者として存在感を示したいところだ。
 1R、ジンガーノが序盤からテイクダウンを繰り返して主導権。立ち上がり際に膝を顔面に入れる場面も。ペーニャも上になる場面があるが、ジンガーノは落ち着いてリバースし、時折パウンドをヒット。最後、スタンドに戻りペーニャがパンチを当てるが、全般の主導権を握ったジンガーノがポイントを先取する。
 2R、開始すぐにジンガーノが左ミドルを当ててからテイクダウンしトップキープ。立たれてもすぐに反り投げでペーニャを倒す。だが中盤、ペーニャが返してフェイスロックを狙い、バックキープしてチョークを狙い挽回。ポイントを五分にする。
 3Rはペーニャが足をかけテイクダウンを先取。ハーフからパウンドや肘を当ててコントロールを続ける。中盤過ぎにはバックからフェイスロックを再び仕掛ける。残り10秒にはようやくジンガーノが脱出して上になるが既に遅し。ペーニャが寝技でジンガーノを攻略し判定勝ちした。


第6試合 ウェルター級(171.25ポンドキャッチウェイト) 5分3R
×ジョニー・ヘンドリックス(6位)
○ケルヴィン・ガステラム(12位)
判定0-3 (28-29/27-30/27-30)
※ヘンドリックスが0.25ポンド(約100g)オーバー

第5試合 バンタム級 5分3R
○T.J.ディラショー(1位)
×ハファエル・アスンソン(3位)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

第4試合 ライト級 5分3R
○セージ・ノースカット
×エンリケ・マリン [Enrique Marín]
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)

第3試合 ライト級 5分3R
×ディエゴ・サンチェス
○ジョー・ローゾン
1R 1'26" TKO

第2試合 ミドル級 5分3R
○ゲガール・ムサシ(8位)
×チアゴ・サントス(15位)
1R 4'32" TKO

第1試合 ライト級 5分3R
○ジム・ミラー
×五味隆典(久我山ラスカルジム)
1R 2'18" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

 五味は2連続1R TKO負け中で1年ぶりの試合。第1試合とはいえUFCの記念すべき大会に呼ばれる。ラスベガスのオクタゴンに立つのは11年1月のクレイ・グイダ戦以来だ。対するミラーも2連敗、ここ5戦は1勝しかしていないが、ファイト・オブ・ザ・ナイトを4度獲得した実績が期待されたか?
 1R、両者サウスポーに構え、パンチをうかがうが、1分足らずのところで、五味が左ローを放つと、ミラーが右手で蹴り足をキャッチして倒し、自ら背中を向けた五味の上になり、そのままバックマウントへ。ミラーはチョークをねらい続けるが、五味に防御されると、途中から五味の体を伸ばし、パウンドに切り替える。すると五味は全く防御できずもらい続けレフェリーストップ。五味は今回も全くいい所の無いまま完敗した。


 なお、日本でもUFC 200を祝し、抽選で選ばれたファン200名を集めた「UFC 200 パブリックビューイングパーティー」が東京・六本木のニコファーレにて行われた。川尻達也、佐々木憂流迦、安西信昌、国本起一、粕谷優介、水垣偉弥、マキシモ・ブランコ、廣田瑞人がトークゲストとして登場し、WOWOWの中継でお馴染みだった高柳謙一アナが実況を務め、試合を観戦。終了後にはスペシャルギフトが当たる抽選会や、ゲストファイター全員と触れ合うサイン会も開催され、ファンとの親睦を深めた。

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