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ビスピン、UFC 10年で悲願の王者に。クルーズ、フェイバーを完封:6.4 カリフォルニア

  • UFC
  • 更新・2016-06-06 (Mon)12:21
UFC 199: Rockhold vs. Weidman 2
2016年6月4日(土/現地時間) 米国カリフォルニア州イングルウッド:ザ・フォーラム
 ワイドマン欠場で急きょミドル級王座挑戦のチャンスが舞い込んできたマイケル・ビスピンが、ロックホールドを左フックで1R KOし、TUF 3優勝から10年で悲願のタイトル初獲得。バンタム級王者・ドミニク・クルーズは、過去1勝1敗のフェイバーを持前のステップで翻弄し判定勝ちした。45歳のダン・ヘンダーソンはロンバードを変則の肘でKOし、試合後は引退を示唆した。
  レポート:井原芳徳  Photos : (C) Zuffa, LLC / gettyimages
  中継:6/11(土) 22時~ FOXスポーツ&エンターテイメント


第13試合 UFCミドル級チャンピオンシップ 5分5R
×ルーク・ロックホールド(王者)
○マイケル・ビスピン(4位)
1R 3'36" KO (左フック→グラウンドパンチ)
※ビスピンが新王者に

 ロックホールドとリターンマッチを予定していたクリス・ワイドマン(1位)が椎間板ヘルニアで欠場し、代わって4位のビスピンが王座に挑戦することになった。5月14日のUFC 198では2位のジャカレイ・ソウザが3位のヴィトー・ベウフォートに1R TKO勝ちしたが、ジャカレイは半月板の損傷で、ワイドマンの代役のオファーをキャンセル。ビスピンは2月のファイトナイト84ロンドンのメインで元王者のアンデウソン・シウバに判定勝ちし、7位から4位に上昇していた。ロックホールドは14年11月にオーストラリアでビスピンと対戦し2Rギロチンで一本勝ちしている。

 1R、ロックホールドがサウスポーに構えて、右ローや前蹴りを放ちつつプレッシャーをかける展開。打ち合いで一発ビスピンの右フックをもらう場面があったが、ひるまずその後も圧力をかけて主導権を維持する。
 中盤戦を過ぎたところで、ロックホールドが伸びのある右ストレートを当てると、一瞬ビスピンはひるんだが、すぐそのまま前に出て右フックをロックホールドの胸元に当てた後に、左フックをロックホールドの側頭部にクリーンヒット。ダウンしたロックホールドはすぐ立ちあがるが、突進してきたビスピンの左フックを再び浴びると、またもダウンし、金網を背に座りながらビスピンのパウンドを無防備に浴び続けたところでレフェリーがストップ。ビスピンが見事チャンスをものにし、リベンジを果たすと共に、TUF 3優勝からUFC参戦10年・37歳にして初のベルト奪取に成功した。




第12試合 UFCバンタム級チャンピオンシップ 5分5R
○ドミニク・クルーズ(王者)
×ユライア・フェイバー(3位)
判定3-0 (50-45/50-45/49-46)
※クルーズが初防衛

 クルーズとフェイバーは3度目の対決。07年のWECフェザー級チャンピオンシップではフェイバーがギロチンで一本勝ちして王座を防衛したが、11年のUFCバンタム級チャンピオンシップではクルーズが判定3-0で勝利し王座を防衛した。過去22戦でクルーズが敗れたのは最初のフェイバー戦のみだ。
 クルーズは続くデメトリアス・ジョンソンとの防衛戦で勝利後、怪我のため3年間欠場。14年の水垣戦で一度復帰し勝利したが、膝の怪我で再び休養し、今年1月の復帰戦でT.J. ディラショーの王座に挑戦し、判定2-1で勝利し王座に返り咲いた。フェイバーは昨年12月のUFC 194のフランキー・サエンズ戦で判定勝ちして以来の試合。王座挑戦は14年2月にヘナン・バラオンに1R TKO負けして以来となる。
 
 1R、クルーズ左足首のサポーターの下にテープが見え、少しステップがぎこちないが、タイミング良くタックルを仕掛けテイクダウンを奪取。だが踏ん張りが不十分なせいか、トップキープはできず。フェイバーは立ち上がると、クルーズを抱えて頭から叩き付けたり、アンクルホールドを仕掛けて離してすぐ肘打ちを放ったりと、トリッキーな攻めでじわじわと攻勢に。ジャッジのポイントは割れる。
 だが2R序盤、フェイバーがパンチを振り回してからガードが甘くなったところで、クルーズの左フックが炸裂しフェイバーがダウン。クルーズがスイッチを繰り返しながら圧力をかけ続け、フェイバーは回って体力回復に徹する展開に。
 3R、互いにスイッチを繰り返しながらのスタンドの攻防が続き、クルーズが圧力をかけて左のインローや軽めのフックをコツコツと当て続ける。既に2Rのダウンのダメージは抜けたフェイバーだが、後手に回り続ける。2Rでクルーズはフェイバーとの距離の作り方を把握しきった様子で、このラウンドもポイントを取る。足は痛めているが、それを感じさせない華麗なステップだ。
 4Rもクルーズがスタンドで主導権を維持し、3分過ぎにパンチ連打でクルーズに膝をつかせる場面も。随所でパンチを当て続け、フェイバーを完封する。
 5Rも同様で、中盤にはクルーズがフェイバーを倒してバックに回り込んで捕まえる場面も。3分半過ぎにもタックルで倒し、最後はスタンドでパンチを振りフェイバーの攻めを封じ終了。クルーズが大差をつけ因縁のフェイバー相手に2連勝した。




第11試合 フェザー級 5分3R
○マックス・ホロウェイ(4位)
×リカルド・ラマス(5位)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

 8連勝中のホロウェイが1R、サウスポーに構えてプレッシャーをかけ続け、ボディに膝を効かせると、苦し紛れのタックルを仕掛けたラマスを潰して上に。いったんスタンドに戻るが、ラマスはタックルを軽々と切られる。終盤にはホロウェイが顔面狙いのバックスピンキックをヒットを放ち、観客を沸かせる。
 2Rもホロウェイ優勢で、パンチのヒットが増えてくるが、ラマスも足を止めて打ち合い、ホロウェイの追撃を封じる。ここでタックルにまたも行くが、切られてギロチンを狙われるなど再び劣勢に。スタンドに戻ると、その状態でもホロウェイは組み付いてチョークを狙い、グランドに引きずり込んでチョークを狙い、肘を当て、ラマスを追い詰める。
 3R、それでもラマスはあきらめずバックスピンキックの奇襲を仕掛けたり、フェイントを絡めてローを当てたりと、反撃の糸口を探る。ホロウェイはしばらく体力を温存し、残り1分にパンチの連打を当て、終了間際にパンチの打ち合いを繰り広げて観客を楽しませ試合終了。全ラウンドのポイントを取りホロウェイが完勝した。


第10試合 ミドル級 5分3R
○ダン・ヘンダーソン(15位)
×ヘクター・ロンバード(14位)
2R 1'27" KO (右肘打ち)

 45歳の大ベテラン・ダン・ヘンダーソンと38歳のヘクター・ロンバードとの一戦。場内は度々「ヘンド(ヘンダーソンの愛称)」コールで包まれる。
 1R、ロンバードがサウスポーでプレッシャーをかけ続け、2分過ぎに打ち合いになったところでヘンダーソンの右フックが当たり、ロンバードは腰が落ちるが、直後にロンバードが右フックを当て返すと、今度はヘンダーソンがぐらつき、ロンバードがパンチラッシュからサイドポジションに。アームロックを仕掛けた後、スタンドに戻ると、左ストレートでヘンダーソンをダウンさせ、ヘンダーソンが立った後もパンチラッシュ。ヘンダーソンは下になってロンバードの腰に足を絡めて、ロンバードの追撃を封じて時間いっぱいまで待つ。
 明らかに劣勢なヘンダーソンだったが2Rにミラクルを起こす。スタンドの攻防が続き、ヘンダーソンが右ハイを当てると、ロンバードは少しぐらつきながらも蹴り足をつかんで倒そうとして前かがみになるが、ヘンダーソンはロンバードのこめかみにバック肘の形で右肘を叩き込むと、ロンバードはダウンし、そのまま動けなくなり試合終了。場内は大歓声に包まれた。試合後のインタビューでヘンダーソンはこの試合での引退を示唆した。




第9試合 ライト級 5分3R
○ダスティン・ポワリエ(11位)
×ボビー・グリーン(13位)
1R 2'53" TKO (レフェリーストップ:左フック→グラウンドパンチ)

第8試合 フェザー級 5分3R
○ブライアン・オルテガ(12位)
×クレイ・グイダ
3R 4'40" KO (右膝蹴り)

第7試合 ライト級 5分3R
○ベニール・ダリウシュ [Beneil Dariush](10位)
×ジェームズ・ビック
1R 4'16" KO

第6試合 女子ストロー級 5分3R
×ジェシカ・ペネ(6位)
○ジェシカ・アンドラージ
2R 2'56" TKO

第5試合 フェザー級 5分3R
×コール・ミラー
○アレックス・カセレス
判定0-3 (27-30/28-29/28-29)

第4試合 ウェルター級 5分3R
○ショーン・ストリックランド
×トム・ブリーズ
判定2-1 (29-28/28-29/29-28)

第3試合 ライトヘビー級 5分3R
×ジョナサン・ウィルソン
○ルイス・エンリケ・ダ・シウバ
2R 4'11" TKO

第2試合 ミドル級 5分3R
△ケビン・ケーシー
△エルビス・ムタプチッチ [Elvis Mutapcic]
判定1-1 (29-28/28-29/28-28)

第1試合 ライト級 5分3R
○マルコ・ポーロ・レイエス [Marco Polo Reyes]
×キム・ドンヒョン
3R 1'52" KO

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