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ネイト、マクレガーから逆転一本。テイトが王者に。石原夜叉坊KO勝ち:3.5 ラスベガス

  • UFC
  • 更新・2016-03-06 (Sun)21:40
UFC 196 : McGregor vs Diaz
2016年3月5日(土/現地時間) 米国ネバダ州ラスベガス・MGMグランドガーデンアリーナ
 ライト級王者ドス・アンジョスの欠場で、階級アップしてきた無敵のフェザー級王者・マクレガーの相手としてネイト・ディアスが緊急出場。2R途中までマクレガーにパンチで攻め込まれるが、一発の威力差を見せつけ逆転すると最後はチョークを極めた。女子バンタム級でも新王者・ホルムがテイトに逆転一本負け。石原夜叉坊はUFC正式デビュー戦をKO勝ちで飾った。
  レポート:井原芳徳  写真提供:UFC日本広報(c)Photo Courtesy of UFC


第12試合 ウェルター級 5分5R
×コナー・マクレガー(フェザー級王者)
○ネイト・ディアス(ライト級5位)
2R 4'12" チョークスリーパー

 マクレガーは昨年12月12日にジョゼ・アルドを左ストレートでわずか13秒でKOし、フェザー級暫定王者から正式な王者に。UFC 7戦全勝、5連続KO勝ちの勢いのまま、王座を保持したまま階級を上げハファエル・ドス・アンジョスのライト級王座に挑戦予定だったが、ドス・アンジョスが左足甲を骨折し欠場。10日前に急きょ、以前からマクレガー戦を熱望していたネイトとの試合が組まれた。直前の試合決定のため、ライト級よりもさらに1つ上のウェルター級での試合となったが、マクレガーは承諾。マクレガーは168ポンド(76.2kg)、ネイトは169ポンド(76.65kg)と、リミットの170ポンドよりも少し軽めで計量をクリアしているが、体のふくらみを見ると通常体重ぐらいという印象だ。

 1R、両者サウスポーに構え、マクレガーが上段回転蹴りから距離を詰めるが、ネイトが押し込む。数十秒で離れ、近距離でパンチを互いに狙う展開。プレッシャーをかけているのはマクレガーで、左フックをタイミングよく当て続け、ネイトは右まぶたから出血する。4分過ぎ、マクレガーの前蹴りをネイトがつかんで倒すが、押さえきれず、マクレガーは返して上に。ネイトは足を取りに行くがマクレガーは落ち着いて対処し、時間いっぱいに。
 2Rもマクレガーが左ボディを序盤から当て主導権。ネイトは1分過ぎ、パンチのタイミングで組み付くが、マクレガーは突き放し、左フック、左右のアッパー等を自在に当て続け、ネイトの苦し紛れのパンチも軽々とかわしてみせる。
 ところが2分半過ぎ、ネイトのワンツーからの左フックがクリーンヒットし、マクレガーは後退。やはり一発の破壊力では本来階級が上のネイトが上か?波乱の展開に場内は大歓声に包まれる。ネイトがパンチの連打の後、マクレガーを金網に押し込む。表情の変わったマクレガーは、突き放して素早いパンチの連打を返すが威力は不十分。そして若干苦し紛れにタックルを仕掛けると、これが裏目に。ベースが柔術のネイトにとっては得意な展開で、潰して上になると、パウンドを連打してマクレガーに背中を向けさせ、まだ半身ながらも、すぐさま首元に手を入れてチョークを極め、マクレガーからタップを奪った。

 勝利者インタビューでネイトは涼しい顔のまま「おどろなかないよ、マザーファッカー」と持ち前の毒舌で第一声。「調整が十分じゃなかったので、スロースタートで体を暖める必要があった」と途中までの劣勢を釈明し「柔術はいつでも自分の味方をしてくれる。ボクシングを教えてくれたコーチ、ありがとう」「俺はいつ何時誰とでも戦う」と続けて語った。
 敗れたマクレガーは「チャンスがあれば攻められると思った。勝ち負けに関係なくネイトを尊敬している。試合を受けてくれて感謝している。彼のほうが上手かった。これも成長のきっかけにし、男としてまた試合に挑みたい」と、潔くネイトに敬意を払い、負けを認めた。



第11試合 UFC女子バンタム級チャンピオンシップ 5分5R
×ホーリー・ホルム(王者)
○ミーシャ・テイト(2位)
5R 3'30" チョークスリーパー
※テイトが新王者に

 昨年11月にロンダ・ラウジーを左ハイでKOし王者になったホルムが初防衛戦。元ストライクフォース王者のテイトは、13年12月の王座戦でラウジーに敗れてから、4連勝で王座再挑戦にたどり着いた。
 1R、ホルムがサウスポーに構え、右の前蹴りを放つと、テイトがタックルで捕まえ、突き放してから右フックを当てる。お見合い状態が続くが、リーチで勝るホルムがサイドキックや左ハイやジャブを当て、若干ながらも優位な印象だ。
 2R、ホルムが前蹴りをまたも放つと、そのタイミングでテイトがまたもタックルを仕掛け、今度はテイクダウンに成功。ハーフガードからコントロールし、肘とパウンドをコツコツ当てる。3分半、ホルムが脱出しかけるがテイトは対応してバックマウントへ。チョークを仕掛けるが、ホルムは防御し、時間いっぱい耐え抜く。10-8でテイトにポイントをつけるジャッジがいても不思議ではないラウンドに。
 
 3Rはスタンドの展開が続き、確実にパンチやサイドキックを当て続けるのはホルムのほう。テイトはタックルを仕掛けるがホルムに軽々と切られて印象が悪い。ホルムがポイントを取り返し、五分に戻ったか?4Rも同様に、ホルムが左の前蹴りやパンチの連打をうまく当て、テイトに攻めさせない。
 5Rもホルムペースが続き、テイトに組まれても押し返し、突き放してみせる。テイト万事休すかと思われたが、3分、ホルムの左ストレートのタイミングで、テイトがタックルを仕掛けるとこれが成功。倒しながら素早く背後に回り込み、ホルムは立ち上がるが、テイトはオンブの状態でチョークを仕掛ける。ホルムは前方に落として脱出を試みるが、これは裏目となり、グラウンドになるとさらに極まりが深くなり、ホルムを絞め落としフィニッシュ。テイトが見事な逆転勝ちで、悲願のUFC王座獲得に成功した。



第10試合 ライトヘビー級 5分3R
×ジアン・ヴィランテ(13位)
○イリル・ラティフィ
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)

第9試合 ライトヘビー級 5分3R
○コーリー・アンダーソン(12位)
×トム・ローラー
判定3-0 (30-27/30-27/29-28)


第8試合 女子バンタム級 5分3R
○アマンダ・ヌネス(4位)
×ヴァレンティーナ・シェフチェンコ(10位)
判定3-0 (29-28/29-28/29-27)

 1Rはスタンドの展開が長く続き、終盤にヌネスが上になるが、シェフチェンコが足をつかんで立ち上がる。ポイントはヌネスか。2R、中盤からヌネスが再び上になると、今度は肘を当ててシェフチェンコの顔面を切り、バックに回りチョークを仕掛け追い込む。ジャッジ2者は10-8とつける。
 3R、ヌネスが組んで足を掛けて倒そうとするが、シェフチェンコは逆に潰して上になり、サイドで固め反撃の体勢へ。アームロックを仕掛けながら肘を当てる巧さも。スタンドに戻るがシェフチェンコが膝蹴りを当て主導権を維持する。結局、逃げ切る形でヌネスが勝利すると、王座挑戦を熱望した。


第7試合 ウェルター級 5分3R
×ブランドン・ザッチ
○シアー・バハドゥルザダ
3R 4'11" 肩固め

第6試合 ウェルター級 5分3R
×エリック・シウバ
○ノーディン・タレブ [Nordine Taleb]
2R 1'34" TKO (レフェリーストップ:右ストレート→グラウンドパンチ)

第5試合 ミドル級 5分3R
○ヴィトー・ミランダ
×マルセロ・ギマラエス
2R 1'09" TKO (レフェリーストップ:右ハイキック)

第4試合 フェザー級 5分3R
○ダレン・エルキンス(11位)
×チャス・スケリー
判定3-0 (30-27/30-26/29-27)

第3試合 ライト級 5分3R
○ディエゴ・サンチェス
×ジム・ミラー
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)

第2試合 ライト級 5分3R
×ジャスティン・サラス
○ジェイソン・サッゴ
1R 4'31" TKO

第1試合 フェザー級 5分3R
×ジュリアン・エロサ
○石原夜叉坊(チーム・アルファメール・ジャパン)
2R 0'34" KO (左フック→グラウンドパンチ)

 昨年のRoad to UFC JapanでUFCとの契約を勝ち取った石原が、UFC正式デビュー戦。今回は急なオファーでの出場だったが、チャンスをものにした。1R、石原はサウスポーに構え、序盤から左フック、左ローをうまく当てて主導権を握る。途中からエロサもサウスポーになると打撃が当たりにくくなるが、押し込まれてブレイク後、エロサがオーソドックスに戻ると、終盤にも石原が左ストレートを当て好印象を残す。
 そして2R開始間もなくエロサが右フックで前に出てきたところに、石原が左フックを合わせるとクリーンヒット。エロサがダウンすると、すぐさま石原がパウンドを連打したところでレフェリーがストップし、石原のKO勝ちとなった。
 快勝の石原は「俺の試合良かった?」とアナウンサーのジョー・ローガンに逆質問してみせ、「スピードが違うから当たるなと思って。セコンドワークもバッチリで行けるなって」と試合を振り返り、最後は「I love you, my bitch.」と放送禁止用語を使って大喜びした。

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