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川尻達也、UFC初戦は一本勝ち。菊野克紀は判定勝ち:1.4 シンガポール

  • UFC
  • 更新・2014-01-06 (Mon)11:45
UFC FIGHT NIGHT 34 : Saffiedine vs. Lim
2014年1月4日(土) シンガポール:マリーナ・ベイ・サンズ
 日本から4選手がUFC初参戦。川尻達也はショーン・ソリアーノを圧倒し2Rにチョークで沈めると、勝利者インタビューではUFC王座奪取を宣言し、終了後はオクタゴンの真ん中で「俺がDREAMだ」と絶叫した。菊野克紀は得意の打撃を十分出せなかったもののポイントを取り続け判定勝ち。ストラッサー起一は無念の反則勝ちとなり、清水俊一は肩固めを極められ完敗に終わった。
  レポート:井原芳徳  ※ニコニコ生放送にて1月10日(金)23時59分まで視聴可


第10試合 メインイベント ウェルター級 5分5R
○タレック・サフィジーヌ(ベルギー/10位)
×イム・ヒョンギュ(韓国)
判定3-0 (49-46/48-47/48-47)

第9試合 フェザー級 5分3R
○川尻達也(T-BLOOD)
×ショーン・ソリアーノ [Sean Soriano](米国)
2R 0'50" チョークスリーパー

 修斗、PRIDE、DREAMのエースとして活躍してきた川尻が35歳にしてUFC初参戦。当初UFC 2戦1勝1敗の29歳・ハクラン・ディアス(ノヴァ・ウニオン)と戦う予定だったが、ソリアーノに変更。ソリアーノはUFC初参戦でMMA戦績8戦8勝(3KO/3一本)の24歳だ。
 1R、川尻は開始すぐからタックルを繰り返すが、ソリアーノはケージを背中にして切り続ける。中盤の5度目のタックルで上になるが、ソリアーノはすぐ立ち上がる。だがそれでもしつこく川尻はタックルを仕掛け続け、倒すと同時にバックマウントを奪うことに成功。足を4の字にしてバックをキープしてチョークを狙い、パウンドも何発も落とし続けレフェリーストップ寸前まで追い込む。
 2R、開始前は攻め疲れで肩で息をしていた川尻だが、動きは落ちず。最初のタックルから押し込んでテイクダウンに成功し、すぐさまバックを奪うことに成功。最後はチョークを極め、ソリアーノを失神させ勝利した。
 川尻は勝利者インタビューで、インタビュアーの質問には答えず、カタカナ英語で「ダナ、ロレンゾ、アイワナビーUFCフェザーウェイトチャンピオン、アンド、サブミッションナイト、プリーズ」とアピール。その後は日本語に切り替え「もっと強い相手とやらせてください。でもソリアーノ選手も強かった」とも話し、インタビュー終了後はオクタゴンの真ん中で「俺がDREAMだ」と絶叫した。
 川尻は試合翌日のブログで「1R最初、攻め続けようとし過ぎた事で冷静さを失い相手の攻撃が全然見えてなかった。だから距離やタイミングの目測を誤って攻撃がチグハグでかみ合ってなかった。そこを試合の中で変えることができた。これは今まで40戦以上戦ってきた経験が本当に生きた」と展開を振り返った。「ファイトオブザナイトもサブミッションオブザナイトも獲れなかったのがもの凄く残念」とも書いているが、フェザー級上位戦線進出に向けてのアピールは十分できたのではないだろうか。(※写真は11月25日のDEEPでUFC初ファイトに向けての抱負を語った川尻)


第8試合 ウェルター級 5分3R
×ルイス・デュトラ [Luiz Dutra](ブラジル)
○ストラッサー起一(総合格闘技道場コブラ会/HEAT総合ルールウェルター級王者)
1R 2'57" 反則

 起一もUFC初戦。テレビ中継やアナウンスでは「Kunimoto Kiichi」で紹介される。当初、イム・ヒョンギュと対戦予定だったが相手が変更。メインでタレック・サフィジーヌと対戦予定だったジェイク・エレンバーガーの欠場により、ヒョンギュはメインに格上げとなった。代役のデュトラはUFC初参戦でMMA戦績14戦11勝(3KO/5一本)2敗の31歳だ。
 1R、開始30秒ほどで起一がデュトラをケージに押し込むが、テイクダウンに持ち込めず離れる。お互い軽い打撃を交錯させた後、再び起一がデュトラをケージに押し込むが、デュトラは起一の後頭部に肘を垂直で連打。起一は膝から崩れ落ちる。デュトラは後頭部への攻撃と、なおかつ肘を垂直に落とすという二重の反則。起一はドクターストップがかかり、反則勝ちという無念の結果になった。起一のブログによると、その後、病院で脳の検査を受けたが異常は無く、試合翌日の夜には関係者と食事に行ける状態に回復していたという。


第7試合 バンタム級 5分3R
○カン・ギョンホ(韓国)
×清水俊一(宇留野道場/ハイブリッドファイター/パンクラス・バンタム級2位)
3R 3'53" 肩固め

 ギョンホはUFC 2戦1敗1無効試合の26歳。1R、スタンドでプレッシャーをかけ、左の飛び膝を顔面に当てる。UFC初参戦の清水はそのまま下になって足関を狙うが、ギョンホは容赦なくパウンドを落とし、上になると速攻で三角絞めを極める。清水はしばらくポイントをずらして防御するが、捕まったまま劣勢が続く。ギョンホが肘を垂直に落とす反則で減点2となり、ブレイクがかかって清水は救われたが、清水はスタンドで再開後のカニバサミの奇襲に失敗。その後も引き込むが、ギョンホのパウンドを浴びてしまう。またスタンドに戻ると、今度はギョンホの右の前蹴りがローブローになったと清水がアピールしたが、レフェリーからローブローではないと逆に注意を受けてしまう。
 2Rも清水は引き込んでからの攻撃を狙うが、マウントからパンチと肘を浴び続け劣勢。ギョンホがバランスを崩した隙に上になるが、すぐにギョンホが上を取り返す。
 3R、清水はタックルでテイクダウンを奪うが、パワーで勝るギョンホはトップキープを許さず、両手で歩いてケージまで背中を持って行って立ち上がって、すぐ上に。パウンドと肘を落とし続ける。最後はマウントを奪い、肩固めでタップを奪取。清水は全く為す術もないまま完敗した。


第6試合 フェザー級 5分3R
○マックス・ホロウェイ
×ウィル・チョープ
2R 2'27" TKO (レフェリーストップ:パンチ連打)


第5試合 ライト級 5分3R
○菊野克紀(ALLIANCE)
×クイン・マルハーン [Quinn Mulhern](米国)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

 マルハーンはストライクフォース3戦2勝(1一本)1敗、UFC 1戦1敗、MMA 21戦18勝(3KO/11一本)3敗の29歳。身長190センチと長身の選手で、チョークや三角絞めを得意とする柔術系のファイターだ。UFC初参戦の菊野はいつもの「We are the world」とは違う曲で入場する。
 1R、菊野がいつもの低い構えを見せると、場内はどよめく。時折スイッチしながらじわじわ距離を縮めるが、マルハーンはケージを大きく使って距離を取り、菊野のパンチもスウェーする。そして距離が縮まったところでタックルを仕掛けて引き込むと、ラバーガードでプレッシャーをかけるが、菊野は外してスタンドに戻す。菊野は左右のストレート、三日月蹴りを当てるが、マルハーンはすぐ距離を取って回復。再びタックルから引き込んで下から仕掛けるが、菊野はスタンドに戻す。その後もマルハーンが引き込むが、互いに決め手のないまま1Rを終える。とはいえマスト判定のため、打撃を当て続けた菊野がポイントを取るラウンドに。
 お互いのスタイルがはっきりした構図の試合となり、2Rも同様の展開の繰り返し。だが終盤にかけ、菊野が左ストレート、タックルのカウンターの膝蹴りを当て、しっかり好印象を残しポイントを取る。
 3R、菊野が三日月蹴りを当てると、マルハーンがタックルで組んできたが、菊野は潰してハーフガード。これまでなかなかそこから攻められなかったが、ようやくパウンドを落とせるように。パスガードにも成功すると、ヒューズポジションを狙うような動きを見せる。これは脱出を許したが、休まず蹴りを放つとまたもマルハーンが引き込んで菊野が上に。その後も同様の展開で主導権を維持し判定勝ち。まずは手堅く1勝をあげた。
 菊野は試合直後のTwitterに「間合いが掴めずやりたいことは出来ませんでしたが最低限のやるべきことはできたという試合でした。初のUFCでやりにくい相手と5分3ラウンド経験でき、勝ちも拾えたというのは今後にとってベストな試合だったかもしれません。課題ができたのでまた頑張ります!」と試合の感想等を記している。


第4試合 バンタム級 5分3R
○ロイストン・ウィー [Royston Wee]
×デーブ・ガレラ [Dave Galera]
判定3-0 (30-26/30-26/30-26)

第3試合 ライト級 5分3R
○マイルベク・タイスモフ [Mairbek Taisumov]
×バン・テヒョン [Tae Hyun Bang]
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

第2試合 バンタム級 5分3R
○ダスティン・キムラ
×ジョン・デロス・レイス [Jon delos Reyes]
1R 2'13" 腕ひしぎ十字固め

第1試合 バンタム級 5分3R
○ラッセル・ドアン [Russell Doane]
×レアンドロ・イッサ [Leandro Issa]
2R 4'59" 三角絞め

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