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白須康仁、ムエタイ8冠王ヨーセングライから白星:8.7 有コロ

Thai Fight Extreme Japan
2011年8月7日(日) 有明コロシアム
 欧州や香港で開催されているムエタイイベントが日本初上陸。タイやフランスの強豪相手に、日本勢は苦戦が続いたが、白須康仁はヨーセングライ・フェアテックスからパンチで2ダウンを奪い判定勝ちの快挙を成し遂げた。ブアカーオ・ポー・プラムックはK-1では使えなかった肘でもダウンを奪いつつTKO勝ち。ムエタイの強さを見せつけた。
  レポート&写真:久保与志


第6試合 75kg契約 3分3R(インターバル2分)
○ヨハン・リドン(フランス/WBCムエタイ世界ミドル級王者・It's Showtime 73kg級王者)
×郷野聡寛(フリー/Thai Fight タイ王国トーナメント70kg級日本代表・元全日本ヘビー級王者)
判定3-0(30-28/30-28/30-28)
※3R右ハイで郷野にダウン1

 1R、郷野はリドンの右ミドル、ローをキャッチして左フック。郷野はいつものようにロープを背負いながらも、リドンのパンチはダッキングでかわし、キャッチを狙いながらの左ミドル、いきなりの右ストレートを見せる。中々クリーンヒットは奪えないリドンだが、距離を詰めてプレッシャーをかけ続け、左右のミドル、右ローと上下に蹴り分けていく。



 2R、リドンは郷野の足を止めるように、右ミドル、右ローと右の蹴りを集め始める。パンチはボディワークで上手く外し、カウンターを狙っていく郷野だが、リドンのディフェンスも堅く、しっかりとブロッキングで防ぐ。リドンは右フックで距離を詰めると、組んでの右肘を見せるが、郷野はこれをヘッドスリップでかわして難を逃れる。郷野は、首相撲もサバ折りのように組み伏せて有効打を許さず、互いに明確なラウンドを作れずに2Rを終える。



 3R、郷野はポイントを取りにきたか、前に出ながらダッキングでリドンの右のパンチをかわし、そこから左フック、ミドルを放ち、距離が詰まるとショートの連打につなげる。リドンもしっかりとブロッキングで防ぎながら右ミドル、ローを返すと、郷野はボディへの右ストレート。リドンが組みに来ると、ボディへショートフックを集めてすぐに突き放す。郷野が左ハイを放った直後、インローが下腹部に入ってしまいローブローに。再開後、組み付いたリドンが、離れ際に右肘を当てて郷野を後退させると、郷野がダッキングで頭を下げて入ろうとしたところにリドンが右ハイをヒットしてダウンを奪う。立ち上がった郷野だがダメージは重く、リドンは試合を決めようとロープに詰めてパンチのラッシュ。被弾しながらもカウンターの右フックを返す郷野だが、リドンは距離を取り直すと郷野をコーナーに詰めてパンチを集め、右ハイをヒットさせたところで試合終了のゴング。判定は3者ともに30-28でリドン。3Rに奪ったダウンが決め手となり、リドンが判定で郷野を下した。



第5試合 70kg契約 3分3R(インターバル2分)
○ブアカーオ・ポー・プラムック(タイ/ポー・プラムックジム/K-1 WORLD MAX '04 '06優勝)
×牧野智昭(フォルティス渋谷/WBKF世界&J-NETWORKスーパーウェルター級王者)
2R 2'49" TKO(レフェリーストップ:左フック)



 この試合の終了後に「INTERNATIONAL TEAM vs TEAM SAMURAI」の対抗戦の表彰式が行われることがアナウンスされ、タイでの生中継ではこの試合がメインイベントとして扱われている様だ。
 1R、日本では久々のムエタイルールでの試合となるブアカーオだが、組みに行く素振りは見せず、左ミドルを飛ばしながら、左フック、右クロスで飛び込むK-1時代と同様の戦い方。肘打ちも離れ際に一度放った程度でほとんど見せず、パンチと右ローを中心とした攻めに徹する。牧野は何とか反撃の糸口を見つけたいところだが、ブアカーオの左フックを何度も被弾してしまい、強烈な右ローに大きく体が泳ぐ。




 2R、ブアカーオは圧力を強め、気合を入れるように声を発しながら左ミドルを連打。牧野がパンチで反撃しようとすると、ブロッキングから強烈な右ローを返す。距離が詰まったところで、この日初めてのスイングした右肘から返しの左肘でダウンを奪う。牧野はこの肘で目の下をカットしてドクターチェックが入る。再開後も、ブアカーオを攻勢を緩めずに左ミドルを連打。牧野をロープ際に追い詰め、左フックを痛打して再びダウンを奪う。何とか立ち上がった牧野だが、ブアカーオは右ハイで牧野をコーナー際に追い詰めると、強烈に右肘を叩きつけ、パンチと肘でラッシュをかける。最後はブアカーオの左フックで牧野の顎が跳ね上がったところで、レフェリーが試合をストップ。牧野にほとんど何もさせない圧勝劇で、対抗戦のメインを締めくくった。





第4試合 70kg契約 3分3R(インターバル2分)
○スッサコーン・ソー・クリンミー(タイ)
×TOMOYUKI(誠剛館/WPMF日本ミドル級9位・国際チャクリキ協会&ACCEL同級王者)
判定2-0(29-29/30-28/30-29)



 今回参戦した4人の大物タイ人の中で、ブアカーオ、ヨーセングライ、サイヨークとは異なり初来日となるスッサコーン。今年1月にペトロシャンに僅差の判定で敗れるまで14連勝を挙げ、アタチャイからも肘打ちでダウンを奪うなどテクニックに定評のある選手だ。
 1R、TOMOYUKIが右ローを放つと、スッサコーンは左足をさすりながら挑発。さらに不敵な笑みを浮かべながら腰を左右に振るなど、余裕の表情を見せる。TOMOYUKIはパンチで飛び込んでいくが、スッサコーンはスウェーで難なくかわし、長いリーチから打ち下ろすような右ストレート、肘打ちを見舞っていく。スッサコーンはトリッキーな動きからのバック肘を見せるなどしてTOMOYUKIを翻弄し、TOMOYUKIのパンチをかわしてバックにつき、臀部に膝蹴りを入れていく。
 2R、TOMOYUKIは左ボディフックで飛び込んで顔面へパンチを返すが、スッサコーンの長い腕を活かしたブロック、ボディワークに封じ込められ、中々ヒットを奪えない。スッサコーンはスウェーからの右ロー、左肘をヒットさせ、さらに軸足蹴りでTOMOYUKIを転ばせるなど余裕綽々の試合運び。随所にテクニックの高さを感じさせるが、相手を倒そうとする意欲は感じられない。3RもTOMOYUKIがパンチで飛び込んでいくが、スッサコーンの巧みなディフェンスの前にやはりクリーンヒットは奪えず。ポイントでリードしているスッサコーンはより一層試合を流し始め、相手のパンチをかわし、前蹴り、プッシングで突き放しての右ストレート、肘打ちをヒットさせるも、ほとんど追撃はせず。スッサコーンは最後まで余裕の笑みをたたえたまま試合終了。TOMOYUKIを完封して判定勝利を収めたが、相手を舐めきった態度をジャッジが嫌ったか、1人は29-29をつけ、2-0の判定勝ちとなった。


第3試合 72.5kg契約 3分3R(インターバル2分)
×ヨーセングライ・フェアテックス(タイ/ムエタイ8冠王)
○白須康仁(キングビースト/WMAF世界スーパーウェルター級王者)
判定0-3(27-29/27-28/27-28)
※1R右ストレート、左フックでヨーセングライにダウン2

 1R、ジリジリとプレッシャーをかけて左ミドル、左ストレートを放っていくヨーセングライに対し、白須はブロッキングで防ぎながら、左フックを返していく。白須は圧力に押されてロープを背負う展開が続くが、ヨーセングライが右フックで突っ込んできたところに、カウンターの右ストレートをヒットさせてダウンを奪う。立ち上がったヨーセングライは、すぐに距離を詰めて左ミドルで巻き返そうとするが、まだダメージは抜けていない様子で、白須のパンチをもらうと足の踏ん張りが効かず、動きの止まったところに左フックを浴びて2度目のダウンを喫する。明らかにダメージの見えるヨーセングライだが、再開後も組みにはいかず、パンチで仕留めにかかる白須に左ミドルで応戦するが、何とかゴングに救われる形で1Rを終える。



 2R、1Rのダウンを挽回せんと、ヨーセングライは左ストレート、ミドルで前に出るが、白須の右ストレートをもらうと、ダメージが抜け切っていないのか動きが止まってしまう。ヨーセングライが左ストレートで突っ込んできたところに、白須が左フックを合わせてヨーセングライが尻餅をつくが、ここはスリップと判断されてダウンを取られず。パンチでは倒しきれないと見たか、ヨーセングライは距離を潰し、組んでの膝を中心としたボディへの攻めに切り替える。ボディを効かされたか、白須の手数が止まり始めるが、顔面への肘、パンチはブロッキングで何とか凌ぐ。



 3R、左ミドルを蹴りながら前進するヨーセングライに対し、白須はしっかりとブロックしながら右ストレートを返す。ヨーセングライは1Rのダウンのダメージが残っているか、パンチをもらうと動きが止まってしまう。2Rは組み膝から流れを作ったヨーセングライだが、このラウンドは白須がプッシングから右ストレートをヒットさせ、組みつくことを許さない。ヨーセングライは左ミドル、ストレートで前に出続けるが、白須が右ストレート、左フックを当ててグラつかせるなど、ヨーセングライの反撃を押し返して試合終了のゴング。判定は3-0、白須が1Rに奪った2度のダウンのリードを守りきり、ブアカーオと並ぶムエタイ中量級のビッグネームを下す大金星を挙げた。


第2試合 67kg契約 3分3R(インターバル2分)
○ファビオ・ピンカ(フランス/WBCムエタイ世界スーパーライト級王者・Thai Fight 67kgトーナメント'10優勝)
×大和侑也(大和ジム/WBCムエタイ日本&NJKFウェルター級王者)
判定3-0(30-29/30-28/30-28)



 1R、ピンカが左ミドルを飛ばすと、大和はキャッチから右ミドル、ローを返していく。キャッチからのカウンターを狙う大和に対し、ピンカも深追いはせず、距離を保って左ミドルを蹴っていく。互いに機を見てハイを飛ばすが、共にスウェーでかわしてヒットは許さない。
 2R、ピンカが左ミドルのヒットを増やし始めてリズムを掴むと、左フック、ストレートも徐々にヒットし始める。大和も左フックで前に出るが、ピンカはこれをかわすとすかさず右ローをリターン。組みの攻防でも、何度も投げるなどピンカが一枚上手といった印象で、中盤以降はサウスポーにスイッチして左ミドル、ローを的確にヒットさせ、大和は手が出なくなる。
 3R、ピンカはサウスポーからの左ミドル、インロー、オーソドックスに戻ると左ジャブを差して大和を翻弄する。大和は逆転の一発を狙って右のパンチを振るっていくが、これもピンカがスウェー、ブロッキングでしっかりと防ぎカウンターの右ストレートをヒットさせるなどして攻勢をキープ。大和の強打を完璧に封じ込め、判定勝利で肘打ちによるTKO負けを喫した5月のリベンジを果たした。


第1試合 67kg契約 3分3R(インターバル2分)
○サイヨーク・プンパンモアン(タイ/タイ国プロムエタイ協会ウェルター級王者、元WMC&ラジャダムナンSライト級王者)
×高 修満(エイワスポーツジム/元日本ウェルター級1位)
判定3-0(30-27/30-25/30-25)
※3R右フックで高にダウン1



 1R、サイヨークは様子見といった感じで積極的に手は出さず、高が距離を取りながら右ミドルを飛ばしていく。サイヨークは距離を詰めて、横殴りのトリッキーな右肘。サイヨークは左ミドルを蹴りながら、機を見て左肘で飛び込んでいく。
 2R、1Rとは打って変わって、圧力を強め、強烈な左ミドルを叩き込んでいくサイヨーク。組みの攻防から左肘をヒットさせると、コーナーに詰めて左肘、ミドルの連打を浴びせて一気に攻勢に出る。この攻撃で高は右目を腫らし、さらに左肘を被弾してカットしてドクターチェックが入る。再開後も強烈な左ミドルを高の右腕に叩き込んでいくサイヨーク。高は右腕を潰されたか、ほとんどパンチが出なくなり、ガードも低くなる。
 3R、高が右ミドル、ローで前に出るが、サイヨークがすぐに左ミドルを返して高を押し返す。サイヨークなおも左ミドルで攻勢を強め、ラウンド終盤には、高のガードが下がったところに左ハイをヒット。グラついた高はバック肘を返そうとするが、サイヨークはこれをかわして右フックをヒットさせダウンを奪い、高を全く寄せつけず大差の判定勝ちを収めた。


オープニングファイト第5試合 60kg契約 3分3R(インターバル2分)
×浩・センチャイジム(センチャイムエタイジム
○服部一史(FLYSKY GYM)
判定0-2(29-30/29-30/29-29)


オープニングファイト第4試合 日タイ友好試合 52.3kg契約 3分3R
×ラチャシー・ポーシリポン(タイ/アディソンスタジアム・フライ級王者)
○TOMONORI(OGUNI-GYM/WMCインターコンチネンタル・スーパーフライ級王者)
3R 0'30" KO(左フック)

 右ミドルで牽制しながら、ラチャシーが入ってくると右フック、左ミドルには左フックを返すTOMONORI。2Rに入ると強い右ロー、ミドルを当てて攻勢を強め、ラチャシーは打ち合いは分が悪いと見て、徹底して組みに来るが、これもTOMONORIが右フック、アッパーなどで突き放して組み付かせない。3R開始すぐ、ラチャシーの左ミドルにカウンターの左フックをクリーンヒットさせてダウンを奪うと、ラチャシーは立ち上がれず。TOMONORIが鮮やかな一発で見事KO勝ちを収めた。



オープニングファイト第3試合 日タイ友好試合 63.7kg契約 3分3R(インターバル2分)
○コムペットレック・ルークプラバーツ(タイ/WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者・ラジャダムナン同級3位)
×高橋誠治(東京町田金子ジム/WBCムエタイ日本スーパーライト級王者)
1R 2'40" TKO(ドクターストップ:右肘打ちによる目尻のカット)

 1R序盤は高橋の変則的なサイド、バックキックに面食らった感もあったコムペットレックだが、徐々に対応し始めると右肘のヒットを増やし、高橋の目尻をカット。その後も右肘を当てて傷口を広げ、ドクターストップを呼び込みTKO勝利を収めた。



オープニングファイト第2試合 63.5kg契約 3分3R(インターバル2分)
×獅・センチャイジム(センチャイムエタイ/NJKFスーパーライト級5位)
○宇都宮城(u.f.c./J-NETWORKスーパーライト級6位)
判定0-2(28-29/29-30/29-29)

オープニングファイト第1試合 スーパーライト級 3分3R(インターバル2分)
×ファーサイ・ヨックタイ(タイ/ヨックタイジム)
○奥泉宣昭(ポー・プラムックジム)
判定1-2(28-29/28-30/29-28)
※2R左フックでファーサイにダウン1

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