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サンチアゴ、三崎との歴史的死闘制し2度目の防衛:8.22 両国

  • SRC
  • 更新・2010-08-23 (Mon)01:20
SRC 14
2010年8月22日(日) 両国国技館
 ジョルジ・サンチアゴと三崎和雄のSRCミドル級チャンピオンシップは、09年1月の初対決同様、5Rに至る死闘に。三崎優位で5Rを迎えたが、底力を見せた王者サンチアゴのパウンドラッシュを浴び、最後はセコンドがタオルを投入し終止符が打たれた。
  レポート&写真:井原芳徳


第11試合 SRCミドル級チャンピオンシップ 5分5R
○ジョルジ・サンチアゴ(ブラジル/アメリカン・トップチーム/王者)
×三崎和雄(フリー/挑戦者)
5R 4'31" TKO (タオル投入)
※サンチアゴが2度目の防衛

 1R、テーピングで右足首を固めている三崎は、左の前足に力を入れ気味にしながら時計回りに動き、サンチアゴから距離をキープし続ける。するとサンチアゴが飛び膝で奇襲を仕掛けてきたが、かわした三崎は組み付いてテイクダウンに成功する。しかしサンチアゴは長い足を活かして下から執拗に蹴り上げを狙い、三崎の攻め手を阻む。
 2R、三崎は時計回りで動きつつ、フェイントも駆使しながら右のパンチを的確にヒット。ややイラついた様子のサンチアゴが残り1分、タックルを仕掛けてくると、三崎は得意の飛びつきギロチンを極める。グラウンドに引き込んでさらに極めを深くしようとするが、サンチアゴの頭がスッポ抜けてしまい、一本には至らない。
 3Rはサンチアゴが反撃。右ハイがヒットすると、三崎はダウン。サンチアゴはパウンドのラッシュで仕留めにかかる。耐え抜いた三崎はなんとか立ち上がって脱出するが、大振りのパンチをかわされ再びマットを背に。残り3分近くサンチアゴが上になったまま膠着し、ブレイクがかからずラウンド終了。サンチアゴにポイントを奪い返されることとなるが、三崎はこの間に体力を回復する。

 息を吹き返した三崎は4R、サンチアゴが飛び膝の奇襲でバランスを崩したタイミングに、軽く左ストレートを合わせ、サンチアゴをダウンさせることに成功。三崎はパウンドの猛ラッシュで一気に反撃する。いつレフェリーストップがかかっても不思議ではないぐらいのラッシュだったが、下からしがみつくサンチアゴの目は死んでおらず、試合は続行する。三崎はバックチョークに切り替え、それがダメならギロチンに移行し、攻撃の手を緩めない。場内は大三崎コールに包まれるが、ここでサンチアゴがロープの外に上体を出して逃げてしまう反則。レッドカードで減点1が宣告されると、ブレイクがかかってスタンド状態に戻されたため、三崎はチャンスを逃すことに。攻め疲れた三崎はラウンド終了間際、サンチアゴのパンチを浴びてダウン。ゴングに救われたが、流れは再びサンチアゴに傾くことに。

 5R、ポイントで劣勢でサンチアゴは、ゴングと同時にパンチラッシュで先手。上になると一気にマウントを奪う。三崎は右目の周りから出血。サンチアゴの肩固めを防御すると、マウントをひっくり返して上に。場内は三崎コールに包まれ、このまま耐えれば判定勝ちにつながる流れだったが、サンチアゴは反撃の手を緩めない。下からアームバーを仕掛けながら再びリバースしてみせると、そのままマウントポジションに。いったんハーフに戻されるが、再びマウントに戻すと、パウンドの猛ラッシュ。残り1分を切り、三崎は意識朦朧となりながらも必死で耐え続けるが、サンチアゴのパウンドラッシュは止まらず。時間との勝負となったが、最後残り30秒を切ったところで三崎陣営がタオルを投入し、死闘に終止符が打たれた。
 試合後も三崎はしばらく立ち上がれず、両目がふさがり、頬も晴れ上がり、ダメージは甚大。残り30秒をしのげばベルトを手にできたが、引退後も含めた三崎の人生を考えれば、このタイミングでセコンドがタオルの投入を決断したことは、非難されるべきではないだろう。3分ほど経過するとようやく三崎は立ち上がり、サンチアゴと握手。両者が称えあうと、場内は暖かい拍手に包まれた。




第10試合 ライト級 5分3R
×郷野聡寛(フリー)
○ジャダンバ・ナラントンガラグ(モンゴル/チーム朝青龍)
判定0-3 (和田28-30/松本29-30/大橋28-30)

 郷野は初めてのライト級への減量のせいもあってか、動きに精彩を欠いたが、それを差し引いても、ナラントンガラグのMMAの適応ぶりが十二分の示される試合展開に。バックスピンキックや変則の右ハイといった派手な技だけでなく、脇の差し合いの状態からの右ボディ、膝や、離れ際の右フックなど、小技も次々と出す上に精度が高い。モンゴル相撲を思わせるテイクダウンもパワフルで、上を制すれば、ボディと顔面にパウンドを巧みに打ち分ける。防戦一方の郷野に対し、3R終盤には上からのフロンチョークを仕掛けるほどで、「チーム朝青龍」の看板が伊達では無いことを示す好ファイトだった。


第9試合 フェザー級 5分3R
○日沖 発(ALIVE/修斗世界ライト級(65kg)王者)
×ジェフ・ローソン(イギリス/チーム・ブルドッグ)
1R 2'09" タップアウト (三角絞め)

 初参戦のローソンは15勝のうち14勝が関節技による一本勝ちで、寝技のスキルが高いかと思われたが、日沖は全く問題にしなかった。足を掛けてテイクダウンに成功すると、すぐさまサイドを奪い、マウント、バックとポジションを移動させる。変則のアームロックは極められず、下になったものの、すぐさま三角絞めに移行。ローソンの左腕も絡め取りつつ、最後は三角で締め上げタップを奪った。試合後はリングサイドで観戦していたSRCフェザー級王者のマルロン・サンドロとガッチリ握手した。




第8試合 ライト級 5分3R
×山田崇太郎(brave/SRC育成選手)
○レオ・サントス(ブラジル/ノヴァ・ウニオン)
1R 3'56" 反則

 サントスが山田をロープに押し込んで放った膝がローブローとなり、試合が一時中断。だが再開後、今度は山田のサウスポーからの左ミドルがローブローとなってしまい、サントスが立ち上がれなくなる。再開するも、今度も山田のコーナーに押し込んでからの膝蹴りがローブローとなり、山田にレッドカード減点1。その後も山田は、コーナーに押し込んでからの膝がことごとくローブローとなってしまい、累積レッドカード3枚になり失格。後味の悪い試合となってしまった。


第7試合 SRCウェルター級グランプリシリーズ2010一回戦Bゾーン 5分3R
○奥野“轟天”泰舗(CAVE/修斗ミドル級(76kg)環太平洋5位)
×ニック・トンプソン(米国/ミネソタ・マーシャルアーツ・アカデミー)
3R 0'27" KO (左フック)

 1R、奥野が左右のフックの連打でトンプソンをぐらつかせ、パウンドラッシュで一気に攻める。だがラウンド終盤、トンプソンがクリンチアッパーの連打から反撃。テイクダウンを奪って肩固めを仕掛けようとするが、ゴングに阻まれる。
 2Rはトンプソンがバックを奪うも、奥野が反転して上に。いったんスタンドに戻ると、タックルに来た奥野をトンプソンがギロチンで捕まえようとするが、極めには至らない。お互いあと一歩のところまで行きながらも、詰めの甘い試合運びとなってしまうが、3R開始すぐ、奥野が右フックでトンプソンをダウンさせると、グラウンドでの鉄槌の連打で仕留めにかかる。トンプソンは耐えていったん立ち上がるも、ダメージは大きく、最後は奥野の左フックで前のめりにノックアウト。試合後は担架でバックステージに運ばれた。


第6試合 SRCウェルター級グランプリシリーズ2010一回戦Bゾーン 5分3R
×高木健太(PUREBRED川口 REDIPS)
○Yasubei榎本(スイス/Enomoto Dojo)
2R 0'53" タップアウト (チョークスリーパー)

 1R、Yasubeiがステップとフェイントを駆使しながら、右ミドルを主体にペース。離れ際のショートフックも駆使する。残り1分、右フックと左ストレートの連打で高木をダウンさせると、パウンドで痛めつける。そして2R、Yasubeiが左フックで前に出たタイミングで高木がバックブローを放つと、背中を向ける格好となった高木の首をYasubeiが左腕で締め上げ、そのままグラウンドに引きずり込んでタップアウト。予想外の技で日本人のホープを仕留め、SRC 2連勝を果たした。二回戦は奥野と対戦する。


第5試合 SRCウェルター級グランプリシリーズ2010リザーブマッチ 5分3R
×宮澤元樹(和術慧舟會東京本部)
○佐藤拓也(PUREBRED京都/修斗ミドル級(76kg)環太平洋4位)
判定0-3 (和田28-29/松本28-30/小林28-30)

 1R、開始まもなくから宮澤がタックルでテイクダウンに成功し、バックを奪ってチョークを狙い続け、主導権を握る。だが2R、佐藤が右ストレートで宮澤をダウンさせ反撃。以降もボクシングの攻防で度々左ストレートを当てて優勢をキープし、逆転勝利を果たした。


第4試合 SRCバンタム級ASIAトーナメント2010 二回戦 5分2R
○石渡伸太郎(GUTSMAN・修斗道場/修斗ライト級(65kg)環太平洋5位)
×イ・ギルウ(韓国/CMA KOREA/Team Posse)
1R 2'20" タップアウト (フロントチョークスリーパー)

 開始まもなくの寝技の攻防で、ギルウにギロチンを狙われた石渡だが、脱出するやギロチンをお返しするとこれがガッチリと極まりタップアウト。磐石の強さを見せつけで準々決勝に進んだ。


第3試合 SRCバンタム級ASIAトーナメント2010 二回戦 5分2R
×江泉卓哉(総合格闘技道場武門會/パンクラス・フライ級3位)
○佐藤将光(坂口道場 一族)
2R 1'38" TKO (ドクターストップ:鼻の負傷)

第2試合 SRCバンタム級ASIAトーナメント2010 二回戦 5分2R
○高橋 渉(Laughter 7)
×曹 竜也(闘心)
2R 4'34 タップアウト (チョークスリーパー)

第1試合 SRCバンタム級ASIAトーナメント2010 二回戦 5分2R
○ソ・ジェヒョン(韓国/CMA KOREA/TEAM POSSE)
×西村広和(和術慧舟會A-3)
判定3-0

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