Home > REPORTS > 新日本キック > 江幡塁、KNOCK OUTに弾みつけるTKO勝ち:10.22 後楽園

江幡塁、KNOCK OUTに弾みつけるTKO勝ち:10.22 後楽園

MAGNUM 45
2017年10月22日(日) 後楽園ホール
 江幡塁はタイ人の左ミドル、ストレートに手を焼いたが、5Rに左フックでKO。12月10日のKNOCK OUT両国大会での宮元啓介戦に弾みをつけた。同じくKNOCK OUTでの次戦を控えた重森陽太も勝利。重森の返上した日本フェザー級王座は、石原將伍が11戦負け無しの高橋亨汰を3Rで沈めて奪取した。
  レポート&写真:井原芳徳


第12試合 WKBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ 3分5R
〇江幡 塁(伊原道場本部/王者)
×ペットサミン・サックピンヨー [Phetsaming Sakphinyo](タイ/5位、元タイ・サムイ島スーパーフライ級王者)
5R 0'47" TKO (タオル投入:左フック)
※江幡が2度目の防衛

 江幡兄弟の弟・塁は7月2日の後楽園で元ラジャダムナン認定バンタム級2位の選手に2R KO勝ちして以来の試合。12月10日のKNOCK OUT両国大会でのINNOVATIONの強豪・宮元啓介戦を控え、今回は無事クリアしたい一戦だ。対するペットサミンは55戦38勝(12KO)15敗2分の20歳だ。

 1R、サウスポーのペットサミンに対し、塁はパンチを散らしながら左右のローを当て続ける。ペットサミンも時折左フック、ミドルを強打し、塁の脇腹は少しだけ赤くなるが、塁はリズムを切らさずローを当て続けると、終盤にはペッドサミンが少しバランスを崩すように。



 2R、塁は右ミドルも絡め、ローを当て続けているが、左ローを放った際、ペッドサミンが蹴り足をつかみながら左フックを当てて倒す。仲レフェリーはスリップと判断。その後、塁が左フックを当て、ダウンを奪うことに成功する。
 3R、塁の左ローが効いてきた様子で、ペッドサミンは時折ふらつくが、時折重みのある左ミドルを返し続け、塁の右ボディや左ハイをもらっても耐え続ける。



 4R、ペットサミンは体力を回復すると、圧力を強め、逆に下がり気味になった塁に左ミドル、左ストレートを随所でヒット。塁はローが減ってしまい、終盤には左ストレートをもらってふらつき、ロープにまで吹き飛び、ダウンは免れたがピンチに陥る。
 5Rもペットサミンは前に出続けるが、回復した塁は落ち着いた様子で回り続け、右ハイ、ローを効かせると、ペットサミンが左ミドルを放ってきたタイミングで、左フックをクリーンヒット。ペットサミンは真後ろに倒れ、レフェリーはすぐさまストップ。同時にタオルも投げ込まれ、塁のTKO勝ちとなった。



 苦しみながらも勝利をもぎ取った塁は「無事V2達成できました。12月10日、KNOCK OUT参戦決まりました。僕たちはWKBAのベルトを誇りを持って巻いています。これから新日本キックが一番だと証明します。キック界を革命します。僕たちが一番になって、見やすい、わかりやすい格闘技にします」とアピールした。(写真右は双子の兄の睦)





第11試合 日本フェザー級王座決定戦 3分5R(延長1R)
〇石原將伍(ビクトリージム/日本1位)
×高橋亨汰(伊原道場本部/日本2位)
3R 2'20" TKO (3ダウン:左ストレート)
※石原が王者に

 重森陽太が返上した日本フェザー級王座を争う一戦。石原は昨年3月の重森の初防衛戦で判定2-0で敗れたが接戦を繰り広げている。高橋は極真会館の強豪・高橋佑汰の弟で21歳。キックデビュー2年で11戦負け無しの快進撃を続け、今回タイトル初挑戦となる。



 1R、高橋がサウスポー、石原がオーソドックスに構え、互いにロー、ミドル主体の立ち上がり。高橋は近い距離でもハイを当て、ミドルとハイの違いが読みにくい。石原はパンチも増やし、アッパー、フック、ストレートをガードの隙間から突き刺しに行く。均衡状態は崩れず、ポイントは五分だ。
 2Rは1R終盤からの流れが続き、石原が圧力をかけ、高橋が回り続ける展開。高橋は序盤、右の顔面狙いの前蹴りや右ジャブを随所で当てていたが、石原は圧力を切らさずに前へ前へ出続け、右のパンチを当て続けると、高橋は口が開いて苦しそうに。終盤、石原は右ボディストレートも当てると、下がり続けていた高橋に対し、終了間際に右ストレートを当ててダウンを奪う。



 これで勢いづいた石原は3Rも前に出続け、右ストレートでダウンを奪取。後が無くなった高橋も左ストレートを当て返し、石原が少し苦しそうな表情を浮かべ、両者パンチを交錯させ、場内は大歓声に包まれるが、石原が左ストレートをクリーンヒットすると、ついに高橋は力尽き、このラウンド2度目のダウン。なんとか立ち上がるが余力は無く、最後は石原が右と左のストレートの連打で倒してフィニッシュした。



 24歳・27戦・21勝目でようやくベルトを巻いた石原は「これまでの成果が目に見える形になってホッとしています。会長に感謝しています。これからもっと激しい試合をして、会場を盛り上げられる選手になります」とアピールした。


第10試合 70kg契約 3分5R
〇緑川 創(藤本ジム/元日本ウェルター級王者)
×ペッパノム・ペップームムエタイ [ポーンパノム・ペットプームムエタイ/Phornphanom Phetphum Muaythai](タイ/タイ・プーケット県パトンスタジアム・ウェルター級王者)
3R 1'29" KO (右ローキック)

 緑川は8月のKNOCK OUTでNJKFの強豪・宮越宗一郎に敗れ、ホームリングに戻っての試合。ペッパノムは3月大会で喜多村誠に勝利している選手だ。
 1R、緑川が圧力をかけて右ローを時折当て、右ボディも強打する。ペッパノムは慎重だが、時折放つ右ミドルは重く、右の前蹴りで緑川を吹き飛ばす場面も。
 2Rも基本的に同じような構図だが、お互い攻撃を1.5倍ほど増やす。緑川は左ボディ、左インロー、ペッパノムは左ミドルも使い、バリエーションも増して来た。
 3R、緑川は左のインローの連打から始め、右ローを当て続けていると、ペッパノムはバランスが悪くなる。緑川は圧力を強めて左ボディも当ててから、右ローを叩き込むと、ペッパノムはダウン。足を棒にしたまま立ち上がれず、緑川のKO勝ちとなった。




第9試合 59kg契約 3分3R
〇重森陽太(伊原道場稲城支部/元日本フェザー級王者)
×森下翔陸 [しょうり](CRAZY WOLF GYM)
判定3-0 (桜井29-27/仲30-27/重森30-28)

 重森はこの試合に先立ち、フェザー級ベルトを返上。今後、WKBA、ラジャダムナン王座を目指すことを表明した。重森と緑川と同様に8月のKNOCK OUTに参戦し、NKBフェザー級王者の村田裕俊に肘でTKO勝ちている。
 対する森下は20歳。中3の時には同学年の安保璃紅にも判定勝ちしている。新日本では3年前に内田雅之に判定負け、2年前には櫓木淳平に1R KO勝ち。今年4月の所属ジム主催の新宿大会では大滝裕太に判定勝ちしている。
 1R、重森がサウスポーの森下に右ミドル、右ローを強打し、首相撲で捕まえては膝を胸元に突き刺す。終盤には右ミドル一発でダウンを奪うことに成功する。
 2R、森下は回復すると、圧力を強め、左ミドル、左ストレートのヒットを増やすように。重森も右ミドル、右ストレートを当てるが、1Rほどの勢いは無く、少しだけ押され気味だ。



 3Rも森下の積極性が上回り、重森も攻撃を時折出すが後手に回り続ける。森下は回転系の蹴り技も絡め、観客をどよめかす。とはいえクリーンヒットまで至るような攻撃は少なく、ジャッジに好印象を与えられず判定負けに終わったが、滅多に試合をしない東京で、成長をアピールできたのではないだろうか。
 重森「狙いすぎてしまって反省しています。12月、KNOCK OUTで新日本キックを代表して戦ってきます。この後タイトルマッチの2人ともいい選手なので楽しんで下さい」とアピールした。


第8試合 55kg契約 3分5R
×HIROYUKI(藤本ジム/日本バンタム級王者)
〇知花デビット(エイワスポーツジム/WMC日本バンタム級王者、元WBCムエタイ日本王者)
4R 3'00" KO (左肘打ち)

 HIROYUKIは5月に瀧澤博人を破り2階級制覇を果たしてから初の試合。知花のセコンドにはKrush -65kg王者の中澤純の姿も。



 1R、HIROYKIが右ロー主体にローを何発もヒット。時折スイッチも織り交ぜ、左右のミドルも絡め、終盤には知花がバランスを崩す場面も。知花もローを当てるが数に大差がある。
 2Rも基本的にHIROYKIは同じような攻め方で、肘や前蹴りも多用するように。知花も中盤に左ボディを数度当てるが、まだ手数に差があり、印象は作れない。
 だが3R、HIROYKIはボディをもらった影響もあってか、少し疲れが見え始め、ロープとコーナーを背負う時間が長くなる。それでも前蹴りや肘で突き放しつつ、右アッパーやローを当てていたが、知花も左ボディ、右フックを返し、少しHIROYKIを苦しめる場面を作り、流れを変える。



 すると4R、知花は同じように圧力をかけ続けていると、中盤、左ボディをクリーンヒットし、HIROYKIはうずくまるようにダウン。知花はパンチと膝蹴りのラッシュで追い詰め、HIROYKIはスリップするとすぐ立てなくなる。知花がロープに詰め、左肘を当てて2ダウン目を奪うと、HIROYKIはなんとか立ち上がるが、10カウントまでにポーズが取れず。シーナレフェリーがKOを宣告した瞬間、HIROYKIは崩れ、知花はセコンドと抱き合って大喜びした。


第7試合 70kg契約 3分3R
〇喜多村誠(伊原道場新潟支部/元日本ミドル級王者)
×ペッダム・トー・パラーン32(タイ/元タイ北部フェザー級王者)
3R 1'26" TKO (タオル投入:右アッパーでダウン後)

 喜多村は37歳。ペッダムは32歳。1R、サウスポーのペッダムに対し、喜多村が積極的に攻撃を仕掛け、右ボディストレート、右ミドル、右ハイを連続で決める場面も。2Rも攻勢を維持し、ペッダムは半ば戦意喪失状態で、3Rに右フックでダウンしたところでセコンドがタオルを投げた。喜多村はマイクを持つと12月10日の後楽園大会への参戦を希望した。


第6試合 ライト級 3分3R
〇内田雅之(藤本ジム/日本フェザー級4位・元王者)
×春樹(横須賀太賀ジム/日本ライト級3位)
1R 負傷判定 (10-8/10-8/10-8)
※偶発的なバッティングにより内田が右まぶたをカットしドクターストップ。春樹が2.3kgオーバーで減点2


第5試合 51.5kg契約 3分3R
〇泰史(伊原道場本部/日本フライ級2位・元王者)
×スターボーン・トー・シリトゥーム(タイ)
1R 1'03" KO (左ボディフック)


第4試合 ウェルター級 3分3R
×山本大地(誠真ジム)
〇リカルド・ブラボ(アルゼンチン/伊原道場アルゼンチン支部)
判定0-3 (27-29/27-30/27-30)
※3R右ストレートで山本に1ダウン

第3試合 ライト級 3分2R
×鈴木裕也(治政館)
〇松崎祐樹(トーエルジム)
判定0-3 (18-20/19-20/19-20)

第2試合 フライ級 3分2R
〇空龍 [あろん](伊原道場新潟支部)
×錢神駿一(CRAZY WOLF GYM)
判定3-0 (20-17/20-17/20-17)
※1R右ハイキックで錢神に1ダウン

第1試合 70kg契約(肘無し) 3分2R
△大久和輝(伊原道場本部)
△萩本将次(CRAZY WOLF GYM)
判定0-1 (19-20/19-19/19-19)

Home > REPORTS > 新日本キック > 江幡塁、KNOCK OUTに弾みつけるTKO勝ち:10.22 後楽園

 - PR - Martial World presents Gym Village
Gym Village でジムを探そう!
Gym Village おすすめジム

府中ムエタイクラブ
京王線「東府中」徒歩30秒
見学、無料体験歓迎!

さらに詳しく

おすすめジム欄へのジム広告掲載について