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志朗、バカイペットに逆転KO勝ち。那須川天心戦にも意欲:1.8 後楽園

治政館ジム「WINNERS 2017 1st」
2017年1月8日(日) 後楽園ホール
 志朗は元BBTV王者・バカイペットの強力なミドルと膝蹴りを耐えると、5R終了間際の右ストレートで逆転KO勝ち。試合後は「那須川天心、小笠原瑛作、いっぱい(同じ階級の実力者が)いるんで、その中に入りたいなってのはありますね」と、KNOCK OUT参戦に意欲を示した。後輩の麗也も元ルンピニーランカーを左の縦肘でKO。去年急死した盟友・秋葉尉頼に勝利を捧げた。
  レポート&写真:井原芳徳


第10試合 スペシャルメインイベント テレビ埼玉杯 ファイトマネー勝者総取りマッチ 56kg契約 3分5R
〇志朗(治政館ジム/BeWell/ISKAムエタイ世界バンタム級(55kg)王者)
×バカイペット・ニッテイサムイ [Prakyphet Nitisamui](タイ/ルンピニー認定スーパーバンタム級6位、元BBTVバンタム級王者)
5R 3'10" KO (右ストレート)

 バカイペットは昨年1月、日本バンタム級王者の瀧澤博人と対戦し、サウスポーからの左ミドルを主体とした蹴りで圧倒し5R TKO勝ちしている25歳の選手。今回も志朗に左ミドルを序盤から強打してくるが、志朗も右のインローをコツコツとお返し。時折首相撲になるが、大差はなく、2Rまでの採点は10-10と五分だ。



 3Rに入るとバカイペットは左ミドル、右膝蹴りの回転を上げて、全般の手数では上回るが、志朗もパンチと右のインローでわずかながらもバカイペットをぐらつかせる。試合前にワイクルーは踊ったが、ムエタイではなく新日本キックのルールでの採点基準のため、志朗がジャッジ3者から評価される。(3Rまではポイントがインターバルにアナウンスされた)
 とはいえ4Rはバカイペットの右膝、左ミドルをさらにもらう量が増え、志朗もパンチ、ロー、ミドルを随所で返すが、手数の比率は3Rよりも差がはっきり。5Rも同様で、バカイペットの逆転勝ちもおかしくない情勢となってきた。



 しかし5Rの終了間際、バカイペットが左の蹴りを放ったタイミングで志朗が右の前蹴りを放った後、右のストレートをすぐに放つと、バカイペットの頭がのけぞり後退。志朗が前に詰めながらパンチを連打し、再び右ストレートを当てると、バカイペットはうつぶせでダウン。終了のゴングが鳴る直前のタイミングの有効打で、規定により3分が過ぎた後もカウントが数えられるが、バカイペットは動けずレフェリーがストップ。志朗が劇的な形でタイの実力者を粉砕した。なお、この試合はファイトマネー勝者総取りマッチで、志朗は150万円を獲得している。試合の模様は1月28日(土)夜8時~9時にテレビ埼玉で放送される。




◆志朗
 気持ちの勝負でしたね。4Rの前半から相手がうなり声をあげながら突進してきて、ここで折れたら負けるな、って。気持ちの差だったと思います。
(作戦は?)バカイペットはタイだと6~7万バーツ(約20万円)もらっているんですけど、そのレベルの選手と戦ったことが無くて、タイ人のトレーナーとも1Rは様子見で、「骨の強さで競い合えるか?」という話になって、ミドルを食らっても大丈夫だったんで、2Rからエンジンをかけました。右のインローを効かせられて、右のパンチも入ったんですけど(右拳を)怪我していたんで、あんまり打てなかったです。2週間前に痛めて、ニック(永末)さんに相談して、バンテージの巻き方を工夫してもらえて、なんとか打てましたけど、途中から痛みを感じましたね。

(バカイペットの首相撲対策は?)麗也君とガンさん(ガンスワン・トレーナー。元ラジャダムナン王者)、2対1で首相撲を毎日30分から40分やって、そのおかげで今回負ける気がしなかったです。
(5RのKOは?)ガンさんが「このラウンド絶対行かないとダメだからな」と凄い言ってて、怖かったです(笑)。あとニックさんのサーキットトレーニングを思い出したから、最後に攻撃を出せたと思いますね。それまでワンツーが結構当たってて、スリーフォーだと来ないと思ってたと思うので、最後だったし出しました。
(判定に行ったらどうなると思った?)3は取っていると聞いて、このまま終わったらタイ人が文句言ってくるなというのは頭にありましたね。
(次の目標は?)今、那須川天心、小笠原瑛作、いっぱい(同じ階級の実力者が)いるんで、その中に入りたいなってのはありますね。新日本の55の人(江幡塁)が相手にしてくれないんで、他団体で勝負するしかないなってのがありますね。


第13試合 メインイベント テレビ埼玉杯 新春スペシャルマッチ 54kg契約 3分5R
〇麗也(治政館ジム/BeWell/元日本フライ級王者)
×グッサコンノーイ・ラチャノン(タイ/元ルンピニー認定スーパーフライ級2位)
3R 1'35" KO (左肘打ち)

 グッサコンノーイは去年8月に麗也と戦う予定だった選手で現在25歳。サウスポーに構えるが、麗也は左ジャブのフェイントを駆使しながら右のインローを当て続けて、じっくりと削っていく。グッサコンノーイは首相撲になると麗也の太ももに膝を当てて来るが、麗也は研究済でこの攻撃をもらう練習をしてきたといい「それよりも痛く無くて、こんなもんかと思った」という。
 麗也は押してからの右ローや、右のミドル、ストレートも駆使。2Rに入るとグッサコンノーイはローをもらって少しぐらつく場面もあるが、逆に左のロー、ミドルを随所でお返しし、一方的な展開にはさせない。
 とはいえ3Rに入るとグッサコンノーイも我慢の限界に来た様子。麗也はローを効かせつつ、左ジャブから左ボディも駆使し、中盤にロープ際まで後退させると、相手の不意を打つ左の縦肘をクリーンヒット。グッサコンノーイはダウンすると気持ちが切れた様子で、陣営のセコンドもリングに入ったところでレフェリーがKOを宣告した。



 麗也はこれで6連勝。試合後は去年8月の麗也の試合の2日後に交通事故で急死した親友のMMA選手・秋葉尉頼の写真を掲げ、同門の志朗と共に勝利を喜んだ。次は3月にベルギーでISKAオリエンタルルール(肘無し)フライ級(53.5kg)の世界ランキング査定試合に臨むことが決まっている。


第12試合 セミファイナル ヘビー級 3分3R
×柴田春樹(ビクトリージム/日本ヘビー級王者)
〇ジェイ・ボイカ(ブラジル/ZOOMER/元J-NETWORKヘビー級王者)※楠ジャイロ 改め
2R 1'40" TKO (レフェリーストップ:パンチ連打)

 体格で劣る柴田は、得意の右ローをコツコツ当て続け、ボイカは体格に似合わぬスピードのあるパンチを当てると、場内がどよめく。2R、柴田のローでボイカがぐらつき始めたが、これで火のついたボイカはパンチラッシュからの右フックでダウンを奪取。立ち上がるが柴田のダメージは大きく、最後はパンチの連打で2ダウン目を喫したところで和田レフェリーがストップした。


第11試合 セミファイナル 52kg契約 3分3R
×石川直樹(治政館ジム/日本フライ級王者)
〇ブンピタック・クラトムブアカウ(タイ)
判定0-3 (27-29/27-30/27-30)

 ブンピタックは19歳の選手。サウスポーからの左ミドル、首相撲からの膝蹴りで2Rから石川を圧倒し、3Rには右フックでダウンを奪い、肘で頭も切り裂いて完勝した。


第9試合 59kg契約 3分3R
〇石原將伍(ビクトリージム/日本フェザー級1位)
×ペットタイランド・リアンフェイクンラム(タイ)
3R 1'28" TKO (レフェリーストップ:右ストレート)

 ペットタイランドは23歳。鋭い右ハイ、ローで石原を脅かすが、石原は次第に動きを読み、右ローをお返ししつつ、パンチの連打で時折ペットタイランドを後退させるように。2Rもパンチとローでじわじわと削ると、ペットタイランドはほとんど攻撃を出せなくなり、3Rに右ボディを効かせて後退させてからの右ストレートで見事マットに沈めた。




 第10試合の前には、翔栄(治政館ジム)の引退セレモニーが行われた。翔栄は高校1年生だった2010年のK-1甲子園で秋元皓貴らを破り優勝。翌年からプロデビューし、14年5月18日、二十歳の誕生日の4日前に勝次に判定勝ちし日本ライト級王座を獲得したが、この試合が最後となってしまった。
 引退式のリングに上がった翔栄は、外傷性硬膜下血腫という、脳を覆っている膜と脳の間に血が溜まる病気で引退することになったことを明かし「これからは父が経営しているキックのジムで小さい子や選手を育てていくよう頑張って行きます。ジムの皆さんこれからもよろしくお願いします」と話しテンカウントゴングを聞いた。式には勝次も駆けつけ、花束を贈呈した。翔栄のプロ戦績は16戦10勝3敗3分。


第8試合 ライト級 3分3R
〇永澤サムエル聖光(ビクトリージム/日本1位)
×直闘(治政館ジム/日本2位)
3R 0'09" TKO (ドクターストップ:右頬のカット)

第7試合 72kg契約 3分3R
〇今野 明(市原ジム/日本ミドル級1位)
×変わり者(東京町田金子ジム/NJKFスーパーウェルター級5位)
1R 2'10" KO (右フック)

第6試合 58.5kg契約 3分3R
〇拳士浪(治政館ジム/日本フェザー級4位)
×サックシット・ラジャサクレック(タイ)
判定3-0 (29-27/30-27/30-27)

第5試合 54kg契約 3分3R
△逸可(トーエルジム/日本バンタム級10位)
△幸太(ビクトリージム)
判定0-1 (19-20/19-19/19-19)

第4試合 ウェルター級 3分3R
×山本大地(誠真ジム)
〇シム・ジュンポ(韓国)
2R 0'46" KO (膝蹴り)

第3試合 ライト級 3分2R
〇熊井亮介(伊原道場本部)
×橋本拓海(橋本道場)
判定3-0 (20-19/20-19/20-19)

第2試合 バンタム級 3分2R
×馬渡亮太(治政館ジム)
〇中村龍登(橋本道場)
判定0-3 (19-20/19-20/19-20)

第1試合 バンタム級 3分2R
×ワタル(ビクトリージム)
〇村井啓祐(キング・ムエ)
判定0-3 (18-20/19-20/19-20)

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