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志朗、判定勝ちでISKAムエタイ世界バンタム級王座獲得:1.10 後楽園

WINNERS 2016 1st
2016年1月10日(日) 後楽園ホール
 志朗はイギリス人のダニエル・マッグウォーンを相手にISKAムエタイ世界バンタム級(55kg)王座決定戦。首相撲と前蹴りにに手こずるも、ローを効かせてバック肘でも追い詰め判定勝ちしベルトを巻いた。日本バンタム級王者の瀧澤博人は同級のタイの強豪・バカイペットのサウスポーからの左ミドルで圧倒され5R TKO負けに終わった。
  レポート&写真:井原芳徳(テレビ放映:テレビ埼玉1/30(土)20時~ 志朗ドキュメンタリー)


第13試合 メインイベント ISKAムエタイ世界バンタム級(55kg)王座決定戦 3分5R
×ダニエル・マッグウォーン [Daniel McGowan](英国/チーム・チュージム/1位/55.8kg→55.1kg→55.0kg)
○志朗(治政館ジム/5位、ランシット認定インターナショナル王者/54.7kg)
判定0-3 (仲46-49/櫻井47-48/少47-48)
※志朗が新王者に

 志朗は昨年5月にネスター・ロドリゲス(スペイン)とのISKAムエタイ世界ランキング査定試合で4R右ミドルでKO勝ち。当初は今大会で王者のディーン・ジェームス(英国)に挑む予定だったが、ジェームスが負傷を理由に試合をキャンセルすると共にベルトを返上。1位のマッグウォーンとの王座決定戦が組まれた。ISKAバンタム級は寺戸伸近がK-1ルールでの世界タイトルを保持しているが、志朗が挑むのはムエタイルールのベルト。
 マッグウォーンは小さいころからタイでも練習しているという19歳の選手で、タイ最大のムエタイプロモーター・ペッティンディプロモーションが2年前に初めて契約した外国人。その頃から志朗も評判を聞き「いつかはどこかでやるだろうなと予感していました」という。



 1R、志朗はロー主体の攻めから始まり、マッグウォーンの首相撲にも対処し、左ミドルの受け返しもきっちりと対応し、まずまずの滑り出しだ。判定はマストシステムになっているため、志朗がポイントを取ったか。
 2Rはさらにローのヒットを増やし、右ローの2連打を数度成功させ、好印象を残す。だがマッグウォーンも首相撲から膝と肘を当て、左の前蹴りも随所でヒット。「タイ人でもあんな前蹴りはいない。距離感は相手のほうがうまかった」と志朗も振り返っており、巧さでは負けていない。志朗は日本人のジャッジを意識してロー主体で組み立てているが、日本のジャッジもムエタイと冠がつく試合ではかなりタイ寄りの採点をするジャッジも最近は増えてきており、採点が割れても不思議ではないラウンドだ。



 3Rも基本的にその構図は変わらないが、マッグウォーンの膝のヒットが増加。終盤にはマッグウォーンの左の前蹴りで志朗は倒され、さすがに日本式でも印象の悪いラウンドに。首相撲のブレイクも心なしか遅めで、志朗も「和田さん長いし、いつもより」と試合後苦笑しながら話していた。
 4Rもマッグウォーンが序盤から志朗の蹴り足をつかんでから倒したり、左の前蹴りやミドルを当てたり、膝を当てたりと、離れてもくっついても試合を支配。だがさすがに疲れは見えてきており、執拗に志朗がローを当て続けると動きは中盤から落ちてくる。このラウンドは志朗か。
 5Rも志朗が右ローを随所で当て続け、中盤からはバック肘の奇襲を仕掛け、終盤にはバック肘でダウン気味に倒す場面も。残り30秒を切ると、マッグウォーンはステップして距離を取って防御に徹するようになり、志朗のセコンドの大月晴明は「向こう勝ったと思ってるぞ」と志朗に声をかける。このラウンドは志朗だろう。



 結局、判定では2者が1ポイント差ながらも、3者とも志朗を評価し志朗の判定勝ち。マッグウォーンは不満げな表情を浮かべていたが、ルールと日本での試合であることを把握しきっている志朗は納得の表情だった。世界(World)とつくベルトを初めて腰に巻いた志朗は「やっとスタート地点に立った感じ。日本にも世界にももっと強い奴がいる」と試合後にコメント。「2月にラジャダムナンで試合しますし、タイの平日興行にも出るようになって、ランカーに勝ちたいです」と今後の目標を語った。(ラジャダムナンとルンピニーでは休日よりも平日のほうがレベルの高い試合が組まれている)




第12試合 メインイベント 55.5kg契約 3分5R
×瀧澤博人(ビクトリージム/日本バンタム級王者/55.45kg)
○バカイペット・ニッテイサムイ(タイ/タイBBTVバンタム級王者/55.5kg)
5R 1'18" TKO (タオル投入)

 バカイペットは毎週日曜午後のタイのBBTV(7ch)の特設スタジオからのムエタイ中継のチャンピオン。ラジャダムナン、ルンピニーのランカーにも引けの取らない強豪で、1R開始すぐから、サウスポーに構えての左ミドル、左の奥足狙いのローを強打し、瀧澤を苦しめる。



 コーナーを背負い続ける瀧澤だが、2Rには右肘を当ててバカイペットの左まぶたを切り裂きチャンス。だがバカイペットはドクターストップを警戒してか、それをきっかけに圧力を強め、左ミドル、ロー、膝蹴りのヒットを増やす。
 バカイペットのまぶたの傷は浅く、3Rもバカイペットが瀧澤をコーナーに詰め、左ミドル、インローを何発も当て続け優勢。4Rになると左のインローが効き目を発揮し、瀧澤の足が流れ出す。瀧澤も右のテンカオの連打で打開を図ろうとするが、流れは変わらず。終盤には組み付かれると簡単にスリップし、窮地に陥る。



 5Rもその流れは変わらず、バカイペットが左ミドル、左ロー、左ストレートを何発もヒット。するとローよりもミドルが効き目を発揮し、瀧澤の右腕に力が入らなくなりガードが下がる場面が何度も見られるように。最後はコーナーに詰められて左ミドルをもらい続けて防戦一方になったところでセコンドがタオルを投入。バカイペットの完勝に終わった。




第11試合 メインイベント 52kg契約 3分5R
○麗也(治政館ジム/日本フライ級王者/52.0kg)
×伊藤勇真(キング・ムエ/元WPMF日本フライ級王者/51.7kg)
判定3-0 (櫻井49-47/和田50-47/椎名50-47)

 10代で王者となり、タイでも活躍する点でも共通する両者の顔合わせ。どちらかといえば伊藤がムエタイ寄りで、麗也はパンチとローも駆使する日本寄りのスタイルで、1Rからそのカラーが出る展開。2Rは伊藤も左ボディ、右ハイを当て、近づいて得意の首相撲に持ち込もうとするが、麗也はすぐに胸をくっつけて防御する。
 それでも3R中盤、伊藤がようやく首相撲からの膝蹴りを連打する展開に持ち込んだが、伊藤は突き放すと右肘を返し、逆に組み返して崩しを決め、左右のローを効かせて主導権。4Rになると麗也のローとボディ狙いのストレートと前蹴りも効き目を発揮。伊藤は疲れの色を隠せず、麗也が左右のローを当て続け、左ハイも絡めて伊藤を圧倒する。
 5Rもその流れは変わらず、麗也が右ローを効かせつつ、左フック、左前蹴りを随所で当て、伊藤の反撃を封じ完勝した。




第10試合 日本ウェルター級王座次期挑戦者決定戦 3分3R(延長1R)
×松岡 力(藤本ジム/1位)
○政斗(治政館ジム/3位)※MASATO 改め
4R 判定0-3 (9-10/9-10/9-10)
3R 判定0-0 (29-29/29-29/29-29)

 1Rは差の無い展開だったが、2Rに入ると松岡の左右の肘が何発もヒットし攻勢に。だが中盤に政斗が右肘一発で松岡を下がらせる場面も。3Rも中盤にその右肘が効き目を発揮し、松岡をしばらく後退させ、ドローに持ち込むことに成功する。延長Rも途中まで松岡がパンチで優勢だったが、中盤にまたも政斗が膝と肘で松岡を追い詰め、気迫十分のファイトで王座挑戦権をもぎ取った。




第9試合 日本フェザー級王座次期挑戦者決定戦 3分3R(延長1R)
×瀬戸口勝也(横須賀太賀ジム/2位)
○石原將伍(ビクトリージム/3位)
判定0-3 (26-29/26-29/26-29)

 1R、コーナーを背負う場面の多かった石原だが、打ち合いの展開で右肘を当ててダウンを奪取。2Rは瀬戸口の左フックを何発も浴びて苦しみ、3Rになってもその状態が続いてしまったが、中盤に右のテンカオを効かせてから、パンチの連打で再びダウンを奪い、苦しみながらも勝利した。




第8試合 ヘビー級 3分3R
○柴田春樹(ビクトリージム/日本1位)
×イ・ソンモク(韓国)
2R 2'17" KO (右ローキック)

第7試合 58kg契約 3分3R
△拳士浪(治政館ジム/日本フェザー級4位)
△ピンガン・ボージョンジャルン(タイ)
判定1-1 (29-28/29-29/28-29)

第6試合 ミドル級 3分3R
○今野 明(市原ジム/日本ミドル級1位)
×変わり者(東京町田金子ジム/NJKFスーパーウェルター級6位)
1R 2'04" TKO (タオル投入:パンチ連打でダウン後)

第5試合 バンタム級 3分3R
○阿部泰彦(JMN/日本バンタム級4位)
×鰤鰤左衛門(CORE/NJKFバンタム級5位)
判定2-0 (30-29/29-29/29-28)

第4試合 54.5kg契約 3分2R
○田中亮平(市原ジム)
×平塚一郎(トーエルジム)
判定3-0 (20-18/20-18/20-18)

第3試合 フェザー級 3分2R
×渡辺航巳(JMN)
○高橋亨汰(伊原道場本部)
判定1-2 (19-20/20-19/19-20)

第2試合 ライト級 3分2R
○熊井亮介(伊原道場本部)
×中田憲士郎(藤本ジム)
判定3-0 (20-18/20-17/20-18)

第1試合 55kg契約 3分2R
○内田 晶(治政館ジム)
×田中健二(横須賀太賀ジム)
1R 0'56" KO

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