Home > REPORTS > 新日本キック > 石井宏樹、KO負けでラジャダムナン王座陥落:3.10 後楽園

石井宏樹、KO負けでラジャダムナン王座陥落:3.10 後楽園

MAGNUM 31
2013年3月10日(日) 後楽園ホール
 石井宏樹はラジャダムナンスタジアム認定スーパーライト級王座の3度目の防衛戦。2Rにペースをつかみかけたかに見えたが、3位のエークピカートの左肘をもらいダウン。4Rも巻き返した後に左肘でダウンし、大の字に倒れたままKO負けに終わった。江幡睦もラジャダムナン・バンタム級王者のマーナサックに挑んだが、3R以降に左ミドルで攻撃を阻まれ、牙城を崩すことは出来なかった。
  レポート&写真:久保与志


第12試合 メインイベント ラジャダムナンスタジアム認定スーパーライト級タイトルマッチ 3分5R
×石井宏樹(藤本ジム/王者)
○エークピカート・モー・クルンテープトンブリー(タイ/3位)
4R 2'25" KO(左肘打ち)
※エークピカートが新王者に

 1R、左ジャブを突きながら、前足に左右のローを集めていく石井。エークピカートはカウンターの右フックを狙いながらローを返していく。石井が丁寧にジャブを突いて距離を保ち、そこからロー、ミドルにつなげていく。ラウンドも終盤に入り、エークピカートがサウスポーに変わって左ストレートで突っ込んでくるが、石井はこれをかわして右インロー、ミドルをヒットさせる。記者採点は10-10のイーブン。



 2R、オーソドックスに戻したエークピカート。石井は右ストレートから右ミドル、左ジャブから右ローとパンチと蹴りのコンビネーションで手数を増やしていく。右ストレートをヒットさせ、下がったエークピカートにパンチをまとめる石井。さらに距離が空けば左ミドルを当てるなどペースを掴みかけたかに見えたが、エークピカートの右肘打ちをもらって転倒。これはスリップと判断されたが、エークピカートがすぐに左右の肘で攻勢をかけると、左肘をまともにもらってダウンを喫してしまう。記者採点は8-10でエークピカート。



 3R、右フックで前に出てくるエークピカート。石井はカウンターで左ジャブを入れ、なおも前に出るエークピカートに左ミドルをヒット。エークピカートはかまわずパンチで詰め、組みの攻防になると肘打ちを狙っていく。エークピカートは左インローも盛んに出し、これで石井のバランスを崩すと強いアウトローで追撃する。記者採点は9-10でエークピカート。



 4R、倒さざる得ない状況に追い込まれた石井はエークピカートのパンチに合わせて右クロス、さらに左ボディから右ストレートとパンチの回転を上げて反撃に転じる。エークピカートも肘打ちで応戦するが、石井はさらに手数を増やして左フックをヒットさせるなど攻勢に。石井がパンチで入ってきたところにエークピカートがカウンターで左肘をヒットさせると、後退した石井をコーナーに詰め、組んだ状態から肘打ちを連打。大きくグラつきながらも何とか距離を取った石井だが、エークピカートが右肘で追いかけ、返しの左肘を叩き込むと石井が後方にダウン。大の字に倒れた石井はそのまま立ち上がることが出来ず。エークピカートがKO勝利でラジャダムナンのベルトをタイに取り戻した。



 スーパーライト級はラジャダムナンは石井、ルンピニーはフランス人のダミアン・アラモスと外国人に奪われていただけに「ベルトはタイのものなので取り戻せて凄く嬉しい。ダミアンは強い選手だが、機会があればやりたい。石井とのリマッチもいつでも受ける」とベルト奪還を喜んだエークピカート。一方、敗れた石井は「(ダウンを奪われて)火が点いたと思ったんだけど、まとめられてしまいました。そんなにやり辛さはなかったし、パンチは怖さはなかったし、肘で来るもわかっていて気をつけていたんですけど…。この次のことも考えていたけど、そんなに甘くない世界ですね」と肩を落とす。幾多の苦難を乗り越え、ようやく手に入れたベルトだっただけに、今後については「今はまだ考えられないですね」と明言を避けた。




第11試合 メインイベント ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級タイトルマッチ 3分5R
○マーナサック・ピンチャイ(タイ/王者)
×江幡 睦(伊原道場/挑戦者、日本フライ級王者)
判定3-0(49-48/49-48/49-47)
※マーナサックが防衛



 1R、開始から前に出て右ミドル、左フックから左右の肘を振るって積極的に攻めていく江幡。防戦一方のマーナサックは前蹴りで江幡を転倒させて一息つく。オーソドックスにスイッチしたマーナサックだが、江幡の猛威は止まず、右ボディから肘打ちを叩き込んでマーナサックが頭の中をカット。マーナサックが江幡のローをキャッチして左ハイを浅くヒット。江幡は左ボディでマーナサックをロープに詰めてガードの上からパンチと肘をまとめる。記者採点は9-10で江幡も、1Rにほとんど差をつけないタイのジャッジがポイントをつけるかは微妙なところ。
 2R、右ミドルとパンチで前に出る江幡に、マーナサックがキャッチから左フックをヒット。江幡がパンチでマーナサックをロープに詰め、右の縦肘でマーナサックの額をカット。劣勢のマーナサックは、サウスポーに戻して左ミドルを連打。カウンター狙いから、距離を取ってのミドル主体に戦い方を切り替える。江幡はミドルを連打されて中に入れなくなるが、マーナサックが首相撲から膝にいくと、前手で放しながら肘を連打してマーナサックの傷口を広げる。記者採点は9-10で江幡。



 3R、右前蹴りで蹴り放しながら強烈な左ミドルを連打するマーナサック。江幡はミドルに左ローをリターンしていくが、手数、威力共にやや劣勢。首相撲の展開では江幡が転倒させられることもなく、離しながら肘打ちを連打して対応しているが、左ミドルに対処出来ずに被弾し続けてしまう。記者採点は10-9でマーナサック。
 4R、マーナサックが左ミドル、江幡が左ローを蹴り合う展開から、マーナサックが左ハイをヒットさせるが、江幡も右ストレートを当て返す。ラウンド中盤に入ると、マーナサックは下がりながら左ミドルを蹴るカウンター主体の戦い方に。江幡は左ミドルに合わせて左フックをヒットさせ、さらにパンチをまとめて反撃に転じる。記者採点は10-9でマーナサック、トータルスコアは38-38のイーブン。



 5R、マーナサックはセーフティリードを取ったと見たか、距離を取って時折左ミドル、江幡がパンチで詰めると首相撲に捕まえていく。江幡は左フック、右ストレートでロープに詰めて肘打ちを連打。マーナサックの出血がひどくなり、江幡はカットをアピールするが、レフェリーがドクターチェックを入れる様子はない。江幡がパンチと肘で押し込んでいくが、マーナサックのガードを崩しきれず、大きな有効打はなく試合終了。ゴングが鳴ると江幡、マーナサック共に手を上げて勝利をアピールする。記者採点は10-10、トータルスコア48-48でドロー。
 判定は49-48、49-48、49-47の3-0でマーナサックが防衛に成功。1Rは様子見が常套のムエタイで、江幡は試合開始から積極的に仕掛けて倒しにいったものの、3R以降はマーナサックの左ミドルに阻まれて牙城を崩すことは出来なかった。




第10試合 セミファイナル 70kg契約 3分3R
○緑川 創(藤本ジム/日本ウェルター級王者)
×斗吾(伊原道場/日本ミドル級2位)
判定3-0(49-48/50-49/50-48)



 1R、斗吾が左ミドル、ローを蹴り、緑川はそれをブロックしながら詰めて右ローを蹴っていく。2Rも同様の展開が続き、緑川は左ジャブを突きながら距離を詰めて、右ロー。ラウンド終盤に緑川が斗吾をロープに詰めて左フックを浅くヒットさせる。
 3Rに入ると、接近戦からの打ち合いに。互いのパンチ、肘が交錯するが、共にヘッドスリップで外してクリーンヒットはない。4Rも打ち合いが続くが、緑川が手数、圧力で上回って斗吾を下がらせる。
 5R、左ハイを見せる斗吾。緑川が強い右ローを蹴れば、斗吾もすぐに左ミドルを返す。パンチから飛び膝で飛び込む緑川。互いに右のロングフックを振るっていくが、最後までビッグヒットはなく試合終了のゴング。判定は3-0、僅差ながら手数で上回った緑川が勝利した。


第9試合 バンタム級 3分3R
○重森陽太(伊原道場稲城支部/日本バンタム級2位)
×Mr.ハガ(北流会君津ジム/NJKFバンタム級1位)
1R 2'50" TKO(ドクターストップ:右肘打ちによる頭部のカット)

 1R、リーチに勝る重森が左ジャブ、ミドルで距離を制して主導権を握る。ハガはミドルをもらいながらも前に出て右ロー。ラウンドも終盤に入ったところで重森が右ストレートを当ててハガを下がらせると、パンチと肘の連打で追い込み、右肘でハガの頭部をカット。ドクターチェックですぐにストップがかかり、重森がTKO勝ちを収めた。


第8試合 フェザー級 3分3R
○瀬戸口勝也(横須賀太賀ジム/日本フェザー級1位)
×千久(伊原道場)
2R 1'27" KO(右ストレート)

 1Rは様子見の展開から、瀬戸口が徐々に右フック、ローをヒットさせてペースを掴む。2Rに入ると、瀬戸口が右ストレートを当てて千久を後退させ、パンチの連打から左フックでダウンを先取。立ち上がった千久にラッシュを浴びせ、最後は右ストレートで再びダウンを奪ってKO勝利を挙げた。


第7試合 ミドル級3分3R
○ショーケン(山田ジム/日本ミドル級3位)
×阿久澤英一(伊原道場新潟支部/日本ミドル級5位)
判定3-0(30-28/30-28/30-27)


第6試合 ライト級3分3R
○翔栄(治政館ジム/日本ライト級4位)
×春樹(横須賀太賀ジム/日本ライト級10位)
判定3-0(30-28/30-29/30-28)


第5試合 ウェルター級 3分3R
○大槻翔太(伊原道場/日本ウェルター級6位)
×テヨン(キングジム/NJKFウェルター級2位)
1R 1'42" KO(左フック)

 大槻が試合開始からスピードのあるワンツーで先手を取ると、右ストレートをクリーンヒットしてダウンを奪う。ダメージのあるテヨンにパンチをまとめ、最後は左フックでノックアウト。NJKFとの新鋭ランカー対決に勝利した。


第4試合 63kg契約 3分3R
△羽立宏孝(伊原道場稲城支部/日本ライト級8位)
△ツヨシ・M16ムエタイスタイル(M16ムエタイスタイル)
判定1-0(30-29/30-30/30-30)


第3試合 フライ級 3分2R
×HIROYUKI(藤本ジム)
○米村泰史(伊原道場)
判定0-3(18-19/18-19/18-19)
※1R右ストレートでHIROYUKIに1ダウン

第2試合 フライ級 3分2R
△保苅雄大(トーエルジム)
△勇太(新興ムエタイジム)
判定0-1(19-20/20-20/20-20)

第1試合 63kg契約 3分2R
△SATOSHI(MTOONGジム)
△梅木裕介(トーエルジム)
判定1-1(20-19/19-20/19-19)

Home > REPORTS > 新日本キック > 石井宏樹、KO負けでラジャダムナン王座陥落:3.10 後楽園

 - PR - Martial World presents Gym Village
Gym Village でジムを探そう!
Gym Village おすすめジム

格闘技医学会
有楽町線・副都心線直通 東武東上線「朝霞」南口 徒歩1分
強くなるを、医学する。現場で役立つ格闘技医学を研究/公開/実践中!

さらに詳しく

おすすめジム欄へのジム広告掲載について