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石井宏樹、判定勝ちでラジャダムナン王者に:10.2 後楽園

MAGNUM-27
2011年10月2日(日) 後楽園ホール
 ムエタイの2大スタジアムの一つ、ラジャダムナンスタジアム認定の王座に、石井宏樹は通算4度目の挑戦。スーパーライト級6位のアピサック・K.T.ジムとのミドルの応酬で打ち勝ち、5Rには度々パンチの連打で追い詰め判定勝ち。日本人としては藤原敏男、小笠原仁、武田幸三に続き4人目となる同王座獲得を果たした。
  レポート&写真:井原芳徳


第11試合 ラジャダムナンスタジアム認定スーパーライト級王者決定戦 3分5R(インターバル2分)
○石井宏樹(藤本ジム/元日本ライト級王者)
×アピサック・K.T.ジム(タイ/ラジャダムナン・スーパーライト級6位)
判定3-0 (49-47/49-48/49-47)
※石井が新王者に

 1Rからいきなり、アピサックの伸びのある左ハイが石井のアゴ先をかすめるピンチがあったが、石井は焦らず右ローを当て続ける。2Rもアピサックの左ミドル、ハイに耐えつつ、ローをお返し。終盤になると早速ローが効きだし、間合いを嫌がったアピサックがパンチで距離を詰めてきたが、すかさず石井は右フックをヒットする。3Rになるとローを効かされたアピサックが前に出る頻度が高まり、肘とパンチの打ち合いに。



 4Rに入ると石井はプレッシャーを強め、度々アピサックをコーナーに詰めるようになり、追い詰められたアピサックが左ミドルを放つと、すぐ石井が左ミドルを当て返す展開が続く。次第にアピサックのほうが弱ってくると、石井は左膝や左ボディも効かせてさらに体力を奪う。5Rもミドルの応酬から始まったが、4Rよりも早い時間でアピサックは失速し、中盤以降は石井が左右のフックとストレートを度々ヒットさせてアピサックをぐらつかせる。



 ラジャダムナンのタイトルマッチの場合、レフェリー含めたジャッジは3者ともタイ人だが、全員石井の攻撃を評価し、石井が判定勝ち。判定が英語で読み上げられたのを聞くと、勝ち名乗りを受ける前から石井は泣き崩れた。
 プロ15年目、4度目の挑戦でようやく念願のベルトを巻いた石井。「夢がかないました。正直、これまで3度失敗して、辞めようと思った時もありまっしたが、それでも皆さんの優しい言葉のおかげで戦うことができました。このベルトは皆さんのベルトです。僕が代表して巻かせてもらっているだけです」と観客、関係者に最大限の感謝の言葉を述べると、暖かい拍手で場内が包まれた。



 控え室に戻った石井は「3Rまでは距離を取って様子を見る作戦だった。4R以降、蹴られっぱなしで終わらなかったのが良かった。これまで3試合はいいのをもらうと、あ、ヤバイ、というのがあったけど、今回はそういうのが無かった」と試合を振り返り、今後については「目黒(藤本)ジムは防衛してからがチャンピオンという伝統がある。日本人で誰もやっていない、ラジャダムナンを防衛したチャンピオンになれるよう、これからも精進したい」と話した。




第10試合 日本ミドル級タイトルマッチ 3分5R
×宮本武勇志(治政館/王者)
○喜多村誠(伊原道場/1位)
3R 1'43" TKO (ドクターストップ:右肘打ちによる鼻柱のカット)
※喜多村が新王者に



 両者は過去5度対戦し、喜多村の1勝3分1無効試合。5月のタイトル戦では、宮本は左まぶたをカットしたが、肘かバッティングか判然とせず、無効試合になった因縁がある。今回は2R、宮本が左ボディフックと右ローを連打してやや優位に試合を運んでいたが、3R、ガードの隙を突いて喜多村が右肘をヒット連打。これで宮本が鼻柱と右まぶたをカットし、鼻柱の傷が深くドクターストップ。因縁の相手との決着をつけ、喜多村が新王者となった。


第9試合 54kg契約 3分3R
○江幡 塁(伊原道場/日本バンタム級王者)
×クワントーン・ルークペットノーイ(タイ)
判定2-0 (江刺家29-28/山根29-28/深瀬29-29)



 クワントーンは37戦29勝7敗1分の戦績の16歳。セコンドには昼に後楽園ホールで行われたWBCムエタイの大会で大和哲也と戦ったばかりのジョムトーン・チューワッタナがつく。クワントーンは1R、右ミドルを連打し主導権を握るが、ラウンド終了間際、塁の左ハイがヒットし、クワントーンがひるむ。時間がもう少しあればダメ押しの攻撃でダウンが奪えそうなほどだったが、クワントーンはインターバル中に体力を回復し、2Rも左右のミドル、膝、右ストレートとあらゆる攻撃で優位に。塁の左脇腹は赤く腫れ上がる。3Rも塁は攻め込まれたが、終盤になってようやく右ローが効きだし、クワントーンがスリップ。結局、1Rと3Rの終盤のチャンスが評価され、塁が判定勝ちをおさめたが、プロデビュー以来の無敗記録が16で途切れそうなギリギリの試合内容だった。


第8試合 深津飛成選手引退エキシビジョンマッチ 2分2R
─深津飛成(伊原道場/元日本フライ級・バンタム級王者)
─蘇我英樹(市原ジム/東洋スーパーフェザー級王者)
勝敗無し



 深津の引退エキシの相手は、バンタム級タイトル戦線で熾烈な争いを繰り広げたライバルの蘇我。1R目はヘッドギアを着用していたが、劣勢に立たされた深津はインターバル中に脱ぎ、2R目は激しい打ち合いを繰り広げ、ファンに最後の勇姿を見せつけた。
 深津は「逆上がりもできないぐらい運動神経が無い自分でも、キックボクシングではチャンピオンになれた。今の選手たちにも頑張ってほしい」とメッセージ。家族と妻をリングに上げ、テンカウントゴングは後輩の選手たちと共に聞いた。深津は1994年にプロデビュー。通算戦績は68戦46勝(25KO)15敗7分。ファン時代に憧れた立嶋との昨年4月の一戦が、最後の公式戦となった。




第7試合 58kg契約 3分3R
×兼子ただし(伊原道場/日本フェザー級2位)
○ファーサイ・ヨックタイジム(タイ)
判定0-2 (28-29/28-30/30-30)

第6試合 ライト級 3分3R
×朴 龍(韓国/市原ジム)
○湯澤尚矢(伊原道場/日本ライト級5位)
1R 2'10" KO (3ダウン:パンチ連打)

 22歳の湯澤が、飛び膝蹴りの奇襲でダウンを奪うと、その後はパンチ連打で立て続けにダウンを奪い、元王者の朴に完勝した。


第5試合 56kg契約 3分3R
○古岡大八(藤本ジム)
×逸可(トーエルジム/日本バンタム級10位)
判定2-0 (30-29/30-29/29-29)

第4試合 フェザー級 3分3R
○千久(伊原道場)
×森本竜太(治政館)
判定3-0 (30-27/30-27/30-28)

第3試合 ミドル級 3分3R
○本田聖典(山田ジム)
×博通(治政館)
判定3-0 (30-20/30-29/30-28)

第2試合 70kg契約 3分2R
×笠島竜二(トーエルジム)
○大木翔平(八景ジム)
判定0-3 (19-20/19-20/19-20)

第1試合 55kg契約 3分2R
○海彦(伊原道場)
×服部竜真(横須賀太賀ジム)
判定3-0 (19-18/20-18/20-18)

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