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齊藤曜、修斗'17 MVP佐藤将光から金星。祖根寿麻が環太平洋王者に:1.28 後楽園

サステイン主催 プロフェッショナル修斗 2018 開幕戦
2018年1月28日(日) 後楽園ホール大会
 昨年の修斗MVP&ベストバウトをW受賞した世界バンタム級王者・佐藤将光だったが、ノンタイトル戦で“Theギロチン”こと齊藤曜の寝技に捕まり続け判定負け。同級環太平洋王座決定戦では、祖根寿麻が魚井フルスイングとの接戦を制した。フライ級では新鋭・田丸匠がライリー・ドゥトロの剛腕に沈んだ。
  レポート&写真:井原芳徳



第4試合 バンタム級(ノンタイトル戦) 5分3R
×佐藤将光(坂口道場一族/世界王者/61.2kg)
○齊藤 曜(トイカツ道場/元パンクラス4位/61.2kg)
判定0-3 (礒野27-30/片岡27-30/豊永27-30)

 10月の舞浜大会で石橋佳大との死闘を制して世界王者となった佐藤。この試合がファン・関係者の投票による2018年の修斗のベストバウト賞を獲得し、MVPとのW受賞となった。大会前の表彰式で佐藤は「MVPは石橋選手のおかげでもあります。格闘技はコンテンツとしてもっと爆発力があると思います。AbemaTVでも中継されていますし、この戦いが世間に響いてもっと盛り上がればと思います」とアピールした(写真右の魚井はMIP(モスト・インプレッシブ・ファイター)を獲得した)。だが今回の相手はギロチンチョークを得意とする“Theギロチン”こと曲者の齊藤。年始早々、天国から地獄に突き落とされることになる。



 1R、佐藤が前蹴り等を狙うが、齊藤がかわし続ける。中盤、齊藤が組み付いて一旦引きこんだ後、立った佐藤をすぐに金網に押し込んでからテイクダウン。佐藤が立とうとしても金網も使いながらグラウンドに引きずり戻し続ける。コーナーを背中にして座る佐藤に対し、齊藤は上からボディと顔面にパンチを当て、頭が下がったところでギロチンを狙おうとする。佐藤は頭を下げないが防戦一方だ。



 2R、齊藤は1分足らずの時間帯でタックルを仕掛けてテイクダウンに成功。またも金網際でパウンドを当てながらギロチンを狙うプレッシャーをかけ続け主導権を維持する。セコンドの戸井田カツヤ氏の細かいアドバイスを聞きながら隙を伺いつづけると、残り1分にギロチンを極め、佐藤は間一髪でポイントをズラし時間いっぱいまで耐えきる。
 3Rも同じような形で齊藤がタックルで倒して金網際でトップキープ。佐藤陣営は「立て」と伝えるだけで、的確なアドバイスができないまま時間が経過する。終盤にまたも齊藤がギロチンを狙い続け終了。文句無しの判定勝ちで齊藤が金星を奪った。
 齊藤は「一本取りに行きたくて一生懸命やったんですけど、プレッシャーが強くて、勇気が出なくて押さえ込みに行きました。次回面白い試合します」とケージ内でコメント。ベルトを賭けての再戦となりそうだが、果たして?








第8試合 メインイベント 修斗環太平洋バンタム級チャンピオン決定戦 5分3R
×魚井フルスイング(和術慧舟會HEARTS/環太平洋1位、世界1位/61.2kg)
○祖根寿麻(ZOOMER/環太平洋3位、世界3位/61.2kg)
判定0-2 (大内28-29/横山30-30/福田28-29)

 石橋佳大が12月に返上したベルトを賭けた一戦。両者はまだキャリア初期の11年にHEATで対戦し、魚井が判定勝ちしている。魚井は昨年10月の舞浜アンフィシアター大会での論田愛空隆戦で引き分けるまで8連勝、5連続KO勝利だった。祖根も舞浜大会で奇天烈に勝利し、今回の王座戦につなげた。

 1R、魚井はサウスポー、祖根はオーソドックスに構える。祖根が圧力をかけ、右ミドル主体の攻め。魚井は回って距離を取り続け、時折リングネーム通りのフルスイングのフックを振り回す。祖根にタックルで足をつかまれた状態でもフックを振り回し、場内を沸かせるが、ヒット自体は少ない。終盤に祖根がタックルから抱え上げてテイクダウンを奪う場面も。接戦とはいえ、試合運びの面では祖根が上か?



 2Rも魚井が回って時折左フックを振り回し、祖根が右ミドルを当てる構図が続く。中盤、お互いやや手詰まり感が出て、お見合い状態が続く。魚井は左テンカオ、祖根は押し込んで離れ際の右肘も使う。1R同様に接戦だが、後半戦の魚井のヒット数がやや好印象か?
 3R、魚井のセコンドの大沢ケンジ氏からは「タイトルマッチだぞ、後悔するな」という声が飛び、魚井は意を決したようにフックを振り回すが、パターンを読まれ、なかなかヒットにつながらない。逆に祖根は随所で右ミドルを叩き込み、終盤にはテイクダウンを狙って押し込み続け、主導権を握る。



 どのラウンドも僅差で、お互い与えるダメージは小さかったため、横山忠志サブレフェリーは3Rとも10-10とつけたが、大内敬&福田正人サブレフェリーは祖根の攻撃の的確さ、防御スキル、試合運びを評価した模様で、祖根の判定勝ちに。勝利が宣告された瞬間から祖根は泣き崩れ、喜びをあらわにした。ベルトを巻いた後は「RIZINとかに出てもっと有名になってチヤホヤされたいです」と野望を語った。




第7試合 セミファイナル フライ級 5分3R
×田丸 匠(NASCER DO SOL/世界4位/56.7kg)
○ライリー・ドゥトロ(米国/I&Iトレーニングセンター/世界5位、PXC王者/56.7kg)
1R 3'40" TKO (レフェリーストップ;グラウンドパンチ)

 10月の舞浜大会でWSOF-GC王者の中村優作をKOしたライリー・ドゥトロが再来日。田丸は昨年3月の後楽園で覇彌斗と死闘の末に引き分けて以来の試合で、いきなり試練が用意された。
 1R、田丸は右ミドル、右ローを放つ。ドゥトロは蹴り足をつかんで倒すが、田丸は下からドゥトロの足をつかんで関節技を狙う。ドゥトロは外してスタンドに戻り、ドゥトロが左前蹴りを放ってくると、今度は田丸が蹴り足をつかんでテイクダウンに成功する。



 ところが手足の長さとパワーで勝るドゥトロは、寝ころんだまま田丸の手や頭をつかみ、パンチを田丸の顔面に何発も当て、田丸を苦しめる。嫌った田丸はいったん立ち上がり、再びテイクダウンを仕掛けるが、力が入りきらず、ドゥトロが脱出すると、田丸を金網に詰めて右ストレートを連続ヒット。ひるんだ田丸を押し倒して上になると、パウンドを連打し、田丸が出血して動きが止まったところでレフェリーがストップ。ドゥトロの完勝に終わった。世界王者・扇久保博正といえど、ドゥトロの破壊力は脅威となりそうだ。




第6試合 フライ級 5分3R
○猿田洋祐(和術慧舟會HEARTS/ストロー級世界王者/56.5kg)
×清水清隆(TEIBE TOKYO M.M.A/フライ級世界6位、元パンクラス王者/56.6kg)
判定3-0 (礒野29-28/福田29-28/大内30-28)

 猿田は10月の舞浜大会で10年越しの世界タイトル奪取に成功。2階級制覇を新たな目標に掲げ、フライ級世界2位の前田吉朗を初戦の相手に指名し、カードが組まれたが、大会3週間前に前田が練習中に負傷し、練習パートナーの清水が代役を買って出た。

 1R、序盤から猿田がタックルから押し込み、何度も倒し、清水が立っても押し込む状態を繰り返し、攻勢をキープする。
 2Rも序盤から猿田がタックルで上に。スタンドに戻ると、清水の左ジャブ、左フックが当たり出すが、右ローを連打していると、猿田はつかんで倒しまたも上に。金網際でトップキープ。スタンドに戻ってもまたタックルで倒し、主導権を維持する。
 3R、ようやく清水の左ストレート、右アッパーが当たり出すが、連続とはならず、中盤には猿田がタックルを繰り返し攻勢。終盤に猿田が右フックを返し、清水は守り疲れが見え、下がり続けてしまう。

 1階級上でも力負けしないところを示し判定勝ちした猿田は、試合後「清水選手が試合を受けてくれてありがとうございます。3週間前の変更だと準備できなくて気持ちだけで戦いました」と話した。


第5試合 ライト級(ノンタイトル戦) 5分3R
○松本光史(フリー/世界王者/70.2kg)
×星野大介(総合格闘技津田沼道場/69.9kg)
判定3-0 (礒野30-28/片岡29-28/福田30-27)

 1R、松本がプレッシャーをかけ、星野がサウスポーに構えて金網を背負い続け、お互いパンチを狙う構図。どちらも慎重で、明確な差はつかない。
 2R、松本が同じように圧力をかけ続けると、40秒ほどで右フックを連打して星野をぐらつかせ、タックルで倒して上に。中央付近でハーフをキープして時折パウンドを当てプレッシャーをかける。3分半過ぎに星野が立つが、松本は組み付き続け、スタンド状態から背後に回り込み、グラウンドに引きずり込んでチョークを狙う。



 3Rも回って距離を取り続ける星野を松本が追いかけ続ける展開。2分過ぎに松本がタックルで倒して、金網際でトップキープ。3分半過ぎに星野は脱出しスタンドに戻るが、松本が圧力をかけ続けて終了。松本が文句無しの判定勝ちを果たした。





第3試合 バンタム級 5分3R
×土屋大喜(roots/世界8位、元環太平洋フェザー級王者/61.1kg)
○安藤達也(フリー/61.1kg)
判定0-3 (横山28-30/片岡27-30/豊永27-30)

 1R、土屋はオードソックス、安藤はサウスポーに構え、土屋が右のミドルとロー、安藤が右フックを当てる展開が続き、中盤に安藤が片足タックルからテイクダウンに成功。金網際で押さえ込み続ける。ポイントは安藤か?
 2R、安藤が詰めてパンチの攻防となるが、土屋はうまくかわしつつ右ストレート、右ミドルをヒット。時折もらうが、土屋が距離も作りつつうまく戦っている印象だ。しかし中盤、またも安藤がタックルで倒す。お互いにめまぐるしく上下が入れ替わるスクランブル状態が続いたが、最終的に安藤が上をキープし、パウンドを連打し攻勢を印象付ける。



 3Rも安藤がパンチのヒットを増やし、早い時間から倒すと、パウンドを当て追い詰める。土屋も動いて抵抗し続けるが、安藤が度々チョークも狙いながら攻め続けて圧倒。文句無しの判定勝ちでランキング復帰を果たすことになった。


第2試合 修斗世界ストロー級挑戦者決定戦 5分3R
×猿丸ジュンジ(修斗ジム東京/世界1位/52.2kg)※シューティングジム横浜から所属変更
○村田一着(NEW GROUND/世界2位/52.2kg)
1R 0'53" KO (右フック)

 世界ストロー級王者・猿田洋祐への挑戦者争い。1R、猿丸が右のフックを当てて村田をダウンさせて先手を取るが、猿丸がパンチで詰めて来たタイミングで、村田が右膝を顎に叩き込んで動きを止めると、左右のフックの連打で猿丸をダウンさせ、追い打ちのパンチをまとめてKOした。



 見事逆転勝ちした村田は「下馬評は下でしたけど、年(45歳)は関係なく、僕は武道家なんで、どんどん上手くなっています。関西に住んでいるんで、あんまり関東に出ていないですけど、お見知りおき、お願いします」と、独特の漫談のような口調でアピールし、観客を楽しませた。

 なお、第6試合で猿田が勝利後、村田もリングイン。5月13日(日)のカルッツかわさき大会でのタイトルマッチが発表された。村田は「こんな強いチャンピオンとやらせてもらえて光栄です。しっかりトレーニングして勝てるよう頑張ります」、猿田は「逆転KOした村田選手、強いチャレンジャーです。しっかり仕上げて次の試合こそフィニッシュします」とアピールした。


第1試合 フェザー級 5分2R
△齋藤 翼(総合格闘技津田沼道場/65.6kg)
△久保村ヨシTERU(飛翔塾コンドル/65.6kg)
判定1-0 (19-18/19-19/19-19)




ジュニア修斗 52kg契約 4分1R
○高野 蓮(総合格闘技ゴンズジム/中学1年生)
×小色寛大(心技館/中学1年生)
1R 0'41" フロントチョークスリーパー
(右写真右端は高野の父でフェザー級世界10位の高野明)


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