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川名雄生、KO勝ちで環太平洋王者に。佐藤将光、元UFC戦士を1R KO:7.23 後楽園

サステイン主催 プロフェッショナル修斗公式戦
2017年7月23日(日) 後楽園ホール
 環太平洋ライト級王座決定戦では川名雄生がABを2Rパンチの連打からの右アッパーでKO。試合後のマイクでは元同門の先輩・小谷直之に改めて対戦を求め、小谷も10.15 舞浜での対戦を承諾した。RIZINに参戦する石橋佳大と3月に引き分けた佐藤将光は、UFCで水垣偉弥と接戦を繰り広げたことのある米国人を1R右ストレートでKOし「もっと強い奴とやらせてください」とアピールした。
  レポート&写真:井原芳徳



第7試合 メインイベント 修斗環太平洋ライト級チャンピオン決定戦 5分3R
○川名雄生(Y&K MMA ACADEMY/環太平洋1位、世界2位/70.2kg)※SHINWA MMA ACADEMYから所属名変更
×AB(和術慧舟會駿河道場/環太平洋2位、世界3位/70.1kg)
2R 2'11" KO (右アッパー)
※川名が新王者に

 川名は昨年4月の舞浜大会での世界王座決定戦で、当時の環太平洋王者の松本光史に3Rチョークで一本負け。今年5月の復帰戦では元パンクラス・ウェルター級王者・鈴木槙吾との開始早々からのパンチの打ち合いを制し、21秒KO勝ちしている。タイトルマッチは今回が3度目だ。
 対するABはパンクラスとDEEPを経て15年7月から修斗に参戦し2連勝した後、昨年1月に松本の環太平洋王座に挑戦したが、1Rチョークで一本負けした。昨年7月の児山佳宏戦でも判定1-2で敗れたが、3月に大阪で昨年新人王・長田拓也に三角絞めで一本勝ちし、環太平洋2位の位置をキープしている。



 1R、川名が開始と同時に前に詰めて左フックを振るうが、ABはかわして胴タックルを仕掛け、そこから金網に押し込み続け、片足タックルでテイクダウン。ハーフガードからパウンドを落とすが、川名は金網を背にしながら立ち上がる。しばらく押し込まれていたが、体勢を入れ替えることに成功すると、ここまでの溜めた力を一気に出すような動きに。テイクダウンを奪い返すと、ハーフガードで押さえ、立たれそうになっても背後からコントロールを続ける。ラウンドが終わると、ABは口を開けて息をしており、疲れを隠せない。



 2Rも川名は開始から前に詰め、金網際でABとパンチを打ち合う。少し被弾はするが、大半は頭を振ってかわし、自身の右フックは確実に当て続け、ABを苦しめる。何発も当て続け、ABは一瞬棒立ちになるが立て直す状態を繰り返し、豊永レフェリーはストップを躊躇し続けていたが、川名が金網際を離れて後退すると、川名が右アッパーをクリーンヒット。ABがダウンするとすぐさまレフェリーがストップした。



 ベルトを巻きマイクを持った川名は「3度目でようやくベルトを巻けました。でもまだ環太平洋のベルトなんで、もう一つ修斗のテッペンには世界のベルトがあります。そこに挑戦できるように、次の試合、前にも言いましたけど、川名雄生と小谷直之の試合、見たいか?絶対に面白いんで」と、前回の鈴木戦直後同様に、元先輩の小谷との対戦を熱望すると、場内からも拍手が起こる。
 すると花道から小谷が登場。「前回と違って会場がシーンとならなくて良かったです」と、後輩の若干たどたどしいマイクを心配しつつ、「川名にいい試合を2連続で見せられたので、10月15日の舞浜大会で、川名がやるというならやろう」と、この日の休憩時間に出場決定が発表されていた千葉・舞浜アンフィシアター大会での対戦を要求する。川名も「より厳しい練習をして、小谷直之超えを達成します」と返答し、ケージ脇にいたサステインの坂本一弘代表も了承し、両者の対戦がその場で正式決定した。




第6試合 セミファイナル バンタム級 5分3R
○佐藤将光(坂口道場/世界1位/61.1kg)
×ルーベン・デュラン [Reuben Duran] (米国/60.9kg)
1R 4'58" KO (レフェリーストップ:左前蹴り→右ストレート→グラウンドパンチ)

 佐藤は3月の石橋佳大との環太平洋バンタム級タイトルマッチで死闘の末ドロー。石橋はその後、7月30日から始まるRIZINのバンタム級トーナメントに修斗代表として参戦を決めており、少しでも展開が違えば佐藤がRIZINに出ていた可能性もある。
 対するデュランはMMA 18戦11勝(4KO/4一本)6敗1分の33歳。11年3月にUFCに初参戦した試合では水垣偉弥に判定1-2で敗れ、UFCでは1勝3敗。その後は14年からKOTCで3勝1敗している。5月の後楽園で土屋大喜と戦う予定だったが、土屋の網膜剥離により、今大会へスライド参戦した。

 1R、両者の右フックが相打ちとなり、佐藤は少し鼻血を出すが、右ローを当て続けて効かせると、軸足刈りで2度崩す。デュランは右フックを強振するが、佐藤は打ち合わず、左ボディ、左の奥足狙いのローも効かせてじわじわ追い詰める。するとデュランは胴タックルを仕掛け佐藤をテイクダウン。金網に近い位置のため、佐藤はすぐ金網まで両手で歩き、金網を背にしながら立ち上がり、ムエタイ式の崩しも駆使して突き放す。



 残り10秒の拍子木の音が鳴るが、佐藤が左ハイを放つと、膝がデュランの顔面にヒット。デュランはひるみながらも佐藤の左足をつかんで倒そうとするが、佐藤が片足立ちの状態で右ストレートを顔面に当てると、デュランはダウン。四つん這いになったデュランに佐藤がパウンドを連打すると、デュランはうつぶせで倒れ、すぐさまレフェリーがストップした。
 佐藤が持ち前の速攻で勝利すると場内は湧きあがり、佐藤も雄たけびをあげる。マイクを持つと「UFCリリースされた相手には負けないです、もっと強い奴とやらせてください」とアピールした。




第5試合 フェザー級 5分3R
○摩嶋一整(毛利道場/世界9位/65.6kg)
×星野勇二(和術慧舟會GODS・NATURAL9/元ケージフォース王者/65.2kg)
2R 0'12" KO (右ストレート)

 星野は国士館大学レスリング部出身で、2000年にパンクラスでMMAデビューし、若手時代には北岡悟と1勝1分。08年には西浦ウィッキー聡生に判定勝ちしケージフォース・フェザー級王座を獲得した。12年から修斗に参戦し、13年3月の環太平洋王座戦で当時の王者の矢地祐介に判定負けし、MMAの試合はそれ以来となる。現在41歳。前日計量では「自分との戦い」「今までやってきたことをどこまで出せるかしか今は考えていない」と話しており、まずは今の動きを実戦で確かめたいようだったが、厳しい内容となる。



 1R、星野が右ミドルを放った際に摩嶋は蹴り足をつかむと、そこから押し込んでテイクダウン。星野は脱出したが、摩嶋は脇を差して再び倒すと、そのままマウントポジションを奪う。肩パンチと肘打ちを当て、マウントも星野の股の位置から胸の位置まで動くと、パウンドを連打し、星野を追い詰める。
 2R、星野はダメージ自体はそれほど大きく無い様子だったが、開始のブザーが鳴ってすぐ、挽回を狙って前に出ると、ガードが甘くなった隙を逃さず摩嶋が右ストレートをクリーンヒット。星野がうつぶせで倒れたところで松根レフェリーがストップした。



 摩嶋は「後楽園という大きな舞台初めてで緊張しましたが勝てて良かったです。山口でも家族や仲間が待っているので、いい報告ができるので良かったです。山口は地方ですけどいい選手がいっぱい来ると思うんで応援お願いします」と山口をアピールした。


第4試合 ライト級 5分3R
○長田拓也(BLOWS/環太平洋9位、16年同級新人王/71.0kg→69.5kg)
×児山佳宏(パラエストラ松戸/元環太平洋王者、フェザー級世界7位/69.9kg)
1R 1'14" 一本 (チョークスリーパー)



 開始すぐから長田が圧力をかけて児山に金網を背負わせると、素早く片足タックルを仕掛け、バランスを崩させてから背後に回り込む。そのままグラウンドに引きずり込んでバックマウントでガッチリと捕獲すると、チョークを極めタップアウト。速攻で元環太平洋王者のベテランを仕留めると、「今、ライト級、層が厚くなって、今後盛り上がると思うんで、その中心になって頑張りたいです」とアピールした。


第3試合 バンタム級 5分3R
○岡田 遼(パラエストラ千葉/世界7位、環太平洋5位/61.2kg)
×金物屋の秀(K'z FACTORY/世界10位、環太平洋8位/60.9kg)
1R 4'52" KO (レフェリーストップ:右フック→グラウンドパンチ)

 1R、スタンドでお互い慎重な攻めが続くが、岡田が随所で重みのある右ローをヒットし若干優勢
残り1分、金物屋が右ストレートで突っ込むと、岡田は両脇を差してコントロール。金網際で金物屋に背中を向けさせると、背後から左ハイを当てる。背中を向けて離れようとする金物屋を追いかけながら右フックを叩き込んでダウンさせると、パウンドの追い打ちをかけたところでレフェリーがストップした。



 試合後涙を流し勝利を喜んだ岡田はマイクを持つと「いつも言っていることですけど、今日は声を大にして言います。パラエストラ千葉ネットワーク、鶴屋浩の弟子、岡田遼です。うちの道場の山本勇気が事件を起こして、道場のみんながこの1か月、苦しい思いをしました。今日は僕の後ろに続くプロシューターも見てくれていると思います。僕はこれからも鶴屋浩の下で修斗のチャンピオンを目指していくだけです」と宣言した。


第2試合 73kg契約 5分2R
○福本よう一(頂柔術・NATURAL9/ライト級世界6位、環太平洋6位/72.9kg)
×鈴木淑徳(和術慧舟會HEARTS/72.7kg)
判定3-0 (20-18/20-18/20-18)

 1R、1分半ほどで福本が脇を差して倒すと、金網際でハーフ、マウントと移行し、パウンドを当て攻勢をキープする。2Rも福本が倒すと、サイドから腕十字を狙いながら鉄槌を連打するなど主導権を握り続け完勝した。


第1試合 バンタム級 5分2R
×榎本 明(リバーサルジム東京スタンドアウト/61.0kg)
○論田愛空隆(心技館/61.1kg)
1R 0'10" KO (レフェリーストップ:右フック→グラウンドパンチ)

 開始すぐ、榎本が前に出てパンチを打ってきたが、論田は打ち合いに応じて左右のパンチをヒットし、榎本はダウン。追い打ちのパウンドを放ったところでレフェリーがストップした。プロ修斗初参戦でインパクトを残した論田は「これからもみんなが興奮できる試合がしたい」とマイクで語った。


オープニングファイト第2試合 2017年度新人王決定トーナメント準決勝 ライト級 5分2R
○Ju-sei Aquila [ゆうせい・あきら](パラエストラ小岩/69.8kg)
×宍戸航太(SHOOTO GYM K'zFACTORY/69.9kg)
1R 2'53" 一本 (腕ひしぎ十字固め)

オープニングファイト第1試合 2017年度新人王決定トーナメント1回戦 フェザー級 5分2R
○佐藤裕二(毛利道場/65.8kg)
×藤木龍一郎(和術慧舟會AKZA/64.9kg)
判定3-0 (20-18/20-18/20-17)

休憩時間に実施 ジュニア修斗 52kg契約 3分1R
×伊集龍皇(パラエストラ小岩/中学1年生)
○青井心二(心技館/中学3年生)
判定0-2

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