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石橋佳大×佐藤将光、覇彌斗×田丸匠、いずれもドローも好勝負に:3.24 後楽園

サステイン主催 プロフェッショナル修斗公式戦
2017年3月24日(金) 後楽園ホール
 昨年の修斗のMVPとベストバウトをW受賞した環太平洋バンタム級王者の石橋佳大が初防衛戦。佐藤将光に肘で切られ大流血するも、果敢に打ち合う激闘を今回も繰り広げドロー防衛。覇彌斗(はやと)×田丸匠のフライ級21歳無敗対決も、互いに寝技で追い詰める場面を作る死闘の末ドロー。いずれも今後、語り草となりそうな好勝負だった。
  レポート&写真:井原芳徳  (中継:AbemaTV 格闘チャンネル 見逃し配信 3月27日(月)21:00 〜 3月28日(火)01:16)


第6試合 メインイベント 修斗環太平洋バンタム級チャンピオンシップ 5分3R
△石橋佳大(Duroジム/環太平洋王者、世界3位/61.1kg)
△佐藤将光(坂口道場一族/環太平洋1位、世界2位/61.0kg)
判定0-1 (横山29-30/福田29-29/松根29-29)
※石橋が初防衛

 石橋は昨年11月大会の岡田遼との環太平洋王者決定戦で勝利し王者に。7月大会の安藤達也戦に続く激闘となったこともあり、16年の修斗年間表彰のMVPとベストバウト(岡田戦)をW受賞し、注目度を高めている。
 対する佐藤は1月大会での祖根寿麻との挑戦者決定戦で右肘打ちで切り裂きTKO勝ち。パンクラスから修斗・VTJに戦場を移してからは、15年11月に竹中大地に敗れた以外は安藤、土屋大喜ら相手に7勝と好戦績を残している。



 1R、佐藤が石橋を金網に押し込んでからテイクダウンに成功。石橋が下から膝十字固めを仕掛けるが、完全には極まらず、佐藤は外してトップキープし、パウンドをコツコツと当て続ける。終盤、石橋が脱出してテイクダウンを奪い返して上に。石橋がパウンドを当てるが、佐藤も下から足を登らせながら肘を返す。修斗ルールはUFC流のマストシステム採点の原則は無いため、ジャッジ3者とも10-10とつける。



 2R、サウスポーの石橋に対し、リーチで勝る佐藤が右ストレートを2連打。ひるんだ石橋を倒し、佐藤は上からパウンドを当てる。石橋が下から足を登らせて腕十字を狙うと、佐藤は嫌って立ち上がるが、金網に押し込むと、右手で顔を押しながら滑らせるように右肘を連打。石橋は右まぶたをカットされ出血する。離れると、石橋は飛びつき腕十字の奇襲を仕掛けるが、十分飛ぶことができず、倒れて下に。佐藤がパウンドを落とすが、石橋は脱出すると、前に出てパンチの連打で反撃するが、石橋の顔面が血で染まっているため、レフェリーはドクターチェックを要請する。少し疲れの見えていた佐藤にとっては体力回復の時間となり、再開後、距離を取って回りながら右ストレートをうまく当て、石橋の追撃を封じる。佐藤がポイントを取るラウンドに。



 3R、石橋が佐藤を金網に押し込むが、膠着しブレイク。まだ少し疲れの見える佐藤に対し、石橋が右フックを連打してひるませると、タックルを仕掛けてテイクダウンに成功する。石橋は上からパウンドを当て続けるが、佐藤も下から肘とパンチで迎撃。石橋は切られた右まぶたから再び出血し、佐藤も返り血を浴びる状態。お互い残りの力を振り絞り、そのポジションのまま3分近く打ち合いを続け、そのまま終了となる。



 3Rはジャッジ1者がドロー、2者が石橋を支持し、2者の総得点がドローとなり、石橋のドロー防衛という結果に。ベルトを再び巻いた石橋は「激闘じゃなかったかな?佐藤選手強かった。一本取って『RIZIN出たい』と言いたかったんですけど、もしRIZIN出たらもっと頑張るんで。大切な人を心配させてばかりで、綺麗に勝ちたかったんですけど、できなくて。佐藤選手強かったです」と、佐藤を称えつつ、RIZIN参戦という新たな夢をアピールした。この日はRIZINの榊原信行実行委員長も視察に訪れており、榊原氏に名前を覚えてもらえる試合はできたのではないだろうか。


第5試合 セミファイナル フライ級 5分3R
△覇彌斗(総合格闘技道場BURST/世界2位/56.6kg)
△田丸 匠(NACER DO SOL/世界4位/56.7kg)
判定0-0 (松根29-29/福田29-29/大内28-28)

 セミはフライ級の21歳の地方出身の新鋭対決。岐阜在住の田丸匠は昨年11月大会で漆谷康宏を腕十字で極めプロ7戦全勝。広島在住の覇彌斗は1月大会で前田吉朗を寝技で圧倒しプロ10戦全勝。アマ時代に覇彌斗に敗れている田丸は、覇彌斗の1月の試合後に3月大会での対戦を要求し、覇彌斗も「ベルトの前にやってやります」と承諾していた。
 フライ級級世界王座には扇久保博正がおり、勝者が次期挑戦者となる可能性も高いが、試合はその状況に関係なく、2人が今持つスキルを総動員し、今後の躍進の可能性を存分に感じさせる、語り草となりそうな好勝負となる。



 1R、田丸が覇彌斗を右フックでぐらつかせ、金網に押し込むが、覇彌斗は足を掛けてテイクダウンに成功する。だが田丸は下から足関節技を狙いながらリバースに成功。覇彌斗のボディにも左膝を当てながらバックを奪い、首元も狙い続け、マウントとも行き来しながらパウンド、肘を当て、残り45秒を切ったところで腕十字へ。下になって腕のロックを切ろうと追い詰めながら、パウンド、肘も当て、覇彌斗を追い詰める。ジャッジは2者が9-10、大内サブレフェリーは8-10とつける。



 2Rも田丸が先に倒されてから引っ繰り返して上になるが、覇彌斗は早い段階からリバースに成功すると、ハーフガードからマウントへ。右手を枕にして肩固めを狙いながら、肘とパウンドを当て続け、残り45秒を切ったところで腕十字へ。1Rのお返しとばかりに追い詰め、田丸は耐える。ジャッジは3者とも10-9だ。



 ジャッジ2者が五分で迎えた3R、お互いテイクダウンを狙い、もつれ合う中で、覇彌斗が腕十字を狙うが、田丸は逃げると、自ら寝転んで、下のポジションから飛びついて三角絞めを仕掛ける。レフェリーはキャッチサインを出すが、覇彌斗は脱出。すると今度は覇彌斗がタックルで倒して上になると、ハーフ、サイド、マウント、バックと動いて田丸に猛反撃。下に落ちた際、若干蹴り上げ気味ながらも左足で田丸を押し返し、スタンドに戻し、またもタックルで倒して上に。最後は立って、金網を背にした田丸にパンチを振るったところでゴングが鳴る。



 3Rのジャッジが難しいところだったが、2Rまで29-29とつけていた松根・福田サブレフェリーは10-10、大内サブレフェリーは10-9で覇彌斗につけ、トータルではジャッジ3者とも五分となり引き分けに。揃って連続勝利記録は途絶えたが、黒星はつかなかった。決着戦を期待したいが、より上のレベルの選手たちと戦うまで、2人には黒星がついて欲しくない気持ちもある。いずれにせよ、この2人が今後、修斗、日本に留まらず世界のフライ級戦線で注目度を高めていくのは確実だ。


第4試合 バンタム級 5分3R
×小蒼卓也(スカーフィスト/世界9位、環太平洋7位/61.0kg)
〇魚井フルスイング(和術慧舟會HEARTS/環太平洋10位/60.8kg)
1R 0'18" KO (左フック)

 魚井はサウスポーに構え、じりじりと距離を詰めると、左ミドルを当てた後、リングネーム通りの左のフルスイングのロングフックをクリーンヒット。ひるんでダウンした小蒼にパウンドを当てたところですぐさまレフェリーがストップした。魚井は「もっと強くなるんで、もっと上の方と組んでもらえたらと思います」とアピールした。


第3試合 フライ級 5分3R
〇清水清隆(TRIBE TOKYO M.M.A/元パンクラス・フライ級王者/56.7kg)
×大里洋志(スカーフィスト/56.5kg)
1R 3'44" KO (右フック)

 清水は1月29日の後楽園の試合が、対戦相手の奇天烈の計量2.3kgオーバーで中止となり、今回が仕切り直しの試合。清水がオーソドックス、大里がサウスポーに構え、お互いジャブを振って攻撃を狙う状態が続く。清水はローを当て、大里が右ストレートを当てるが、清水も右ストレートを当て返すと、これで手応えを得た様子で、再び右を放つとアゴにクリーンヒット。大里がダウンし清水が鉄槌を連打したところでレフェリーがストップした。
 マイクを持った清水は「パンクラスでベルトを取って、負けてしまって、修斗さんにチャンスをいただいた形で来ているんですけど、これで終わらないです。修斗のベルトをまた取って返り咲きたいです」とアピールした。


第2試合 フライ級 5分3R
〇井上 学(U.W.F.スネークピットジャパン/世界9位、元パンクラス・バンタム級王者/56.5kg)
×梶川 卓(スカーフィスト/56.7kg)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

 各ラウンドとも、井上が前半からテイクダウンに成功。1Rと2Rはハーフーガードで金網に押し込むような状態をキープし、3Rはバックをキープし、梶川にほとんど何もさせず完勝。昨年10月にMMA復帰戦に続き判定勝ちした。第2~4試合は青森のスカーフィスト勢と東京の選手の対戦構図になったが、スカーフィスト勢は3選手とも黒星に終わった。


第1試合 MOBSTYLES プレゼンツ インフィニティリーグ2017フェザー級 5分2R
〇内藤太尊(roots/世界5位、環太平洋2位/65.6kg)
×三上譲治(修斗GYM東京/65.7kg)
1R 0'57" KO (右フック)

 この試合は2月24日の渋谷 TSUTAYA O-EAST大会のメインイベントとして組まれていたが、三上が前日の減量中に体調不良を起こしドクターストップがかかり、今大会にスライドされた。試合は1R、三上がボディから顔面につなぐパンチの連打を当てたが、すぐ後に組み付こうとしたところで、内藤が右フック一発をクリーンヒットしKO。1R KO勝ちのため、リーグ戦で最高の勝ち点となる4を獲得した。


オープニングファイト第3試合 ウェルター級 5分2R
〇田口泰地(roots/76.6kg)
×上野勇貴(AACC×SPIDER/76.8kg)
1R 2'31" 一本 (フロントチョークスリーパー)


オープニングファイト第2試合 2017年新人王決定トーナメント1回戦バンタム級 5分2R
△聖剛(秋本道場JungleJunction/60.7kg)※伊藤聖剛 改め
△よしずみ(SHOOTOGYM K'z FACTORY/61.1kg)
判定0-1 (横山19-19〇/松根19-19〇/豊永19-20)
※優勢ポイント0-3でよしずみが二回戦進出。公式記録はドロー


オープニングファイト第1試合 2017年新人王決定トーナメント1回戦ライト級 5分2R
〇Ju-sei Aquila(パラエストラ小岩/69.0kg)
×森 修(トライデントジム/70.1kg)
判定3-0 (20-18/20-18/20-17)


キッズ修斗 51kg契約 3分1R
〇大塚歩空(総合格闘技道場STF)
×高澤浩和(心技館)
1'49" 一本 (チョークスリーパー)

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