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齋藤裕、5R戦制し世界ライト級王者に。松本光史、2度目の防衛戦は完勝:1.11 後楽園

サステイン主催 プロフェッショナル修斗公式戦
2016年1月11日(月/祝) 後楽園ホール
 5年前の日沖発の返上以来空位だった修斗世界ライト級(65.8kg)王座を巡り、齋藤裕と中村ジュニアが激突。齋藤が1Rに左ハイでダウンを先取し中村を一本勝ち寸前まで追い詰め、以降も中村を随所でしっかり追い詰め判定勝ちした。ウェルター級(70.3kg)では松本光史が環太平洋王座の2度目の防衛を果たし、空位の世界王座挑戦に名乗りを上げた。
  レポート&写真:井原芳徳


第7試合 メインイベント 修斗世界ライト級(65.8kg)チャンピオン決定戦 5分5R
○齋藤 裕(パラエストラ小岩/世界1位、環太平洋王者/65.4kg)
×中村ジュニア(マッハ道場/世界3位、元環太平洋王者/65.6kg)
判定3-0 (福田49-47/渡辺49-45/礒野49-46)
※齋藤が第10代王者に

 11年5月に日沖発がUFCに参戦するために返上して以来、空位となっていた修斗世界ライト級王座を巡る戦い。齋藤は世界2位の大澤茂樹との王座決定戦を予定していたが、発表直前に大澤が髄膜炎となりドクターストップ。この大会で内藤太尊と戦う予定だった世界3位の中村が急きょ王座決定戦に繰り上がった。
 両者は5月の環太平洋王座戦で戦い、齋藤が判定3-0で勝利。だが内容は接戦で、齋藤は「次、中村選手と戦うときは、世界のベルト賭けて再戦したいです」と試合直後に話していた。

 1R、齋藤がサウスポーを主体にしつつ、時折構えをスイッチしながら、左ジャブ、左ボディ、右フック等を当てて主導権を握り、左ハイで中村をダウンさせると、バックに回ってチョークを仕掛ける。中村は大ピンチをギリギリで切り抜けてスタンドに戻すが、齋藤の左ジャブやインローをもらって押され続ける。ポイントは当然齋藤で、はっきりと差のつく内容のため、渡辺サブレフェリーは10-8と付けた模様だ。

 だが2R、中村も打撃戦で右フック、右ローを返すようになり、中盤に得意のタックルを仕掛け、豪快に抱え上げてテイクダウンに成功。いったん立たれた後もすぐに同じように倒し、持ち味を発揮する。パウンドを落とすも膠着状態に陥り、終盤にはブレイクがかかるが、ラウンドの大半を支配したことでポイントを取り返すことに。

 3Rも中村が序盤からタックルでテイクダウンを奪い先手。しかしトップキープが不十分な状態でパウンドを落とすと、齋藤に脱出を許す。再びタックルで倒すが膠着ブレイク。豊永レフェリーは他のレフェリーよりもややブレイクが早めだ。またもスタンドに戻ると、齋藤が左ミドルをヒット。中村が苦し紛れにタックルを仕掛けると、齋藤は潰して上になり、そのまま終了。僅差の内容だが、齋藤のほうが随所で好印象を残すラウンドに。

 4R、序盤の中村の右フックで齋藤は鼻血を出すが、足をかけながらのタックルで上に。中村はブリッジで返して上になるが、ハーフで膠着しブレイクがかかる。中村は今度は先にテイクダウンを奪うが、齋藤は膝立ちで耐えスタンドに戻す。すると中村は口が開きバテて来た様子。さすがに急な5R制の試合への変更は準備不足だったか?そうなると齋藤ペースで、中盤以降は右ストレート、飛び膝等の打撃で中村を攻め込むようになり、ポイントを取ることに。

 5R、齋藤が開始すぐからパンチを連打し、すぐタックルを仕掛けテイクダウンに成功。中村が立ち上がっても齋藤はコーナーに押し込むが、中村は突き放すと右肘をヒット。齋藤は反対コーナーまで後退し、中村は追いかけてタックルを仕掛けて倒す。ハーフガードの状態から、セコンドの桜井“マッハ”速人の指示通りにマウントポジションに移動しようとトライを続けるが、齋藤は阻み続けてブレイクがかかる。スタンドに戻ると齋藤が右のテンカオをボディにヒット。中村は負けじと走りながら右のミドルをお返しするが、動きを読んだ齋藤はタックルを仕掛けて中村を倒し、ロープ際の難しいポジションからバックを奪い、最後はチョークを狙った状態で試合を終える。最終的に好印象を残した齋藤がこのラウンドもポイントを取ることに。



 結局、3R以降は互いに流れをつかむ接戦となるが、最終的にいい形に持ち込んだ齋藤がポイントを重ねる結果となり、齋藤が勝利。悲願の世界タイトル獲得に成功した。


第6試合 セミファイナル 修斗環太平洋ウェルター級(70.3kg)チャンピオンシップ 5分3R
○松本光史(マスタージャパン/王者、世界2位/70.2kg)※2度目の防衛戦
×AB(和術慧舟會駿河道場/環太平洋7位、世界10位/70.3kg)
1R 3'59" 一本 (チョークスリーパー)

 松本は昨年7月の後楽園で川名雄生を相手に初防衛戦を行い、判定0-1で川名にポイントを取られるギリギリの内容でドロー防衛。対するABはパンクラスの元ランカーで、7月の後楽園で修斗に初参戦し菅原和政に1Rチョークで一本勝ちし、続く11月の後楽園でも14年新人王の泉彰洋に1R三角絞めで一本勝ち。ランキングに入ったばかりで、早くも王座挑戦のチャンスが巡ってきたが、上位戦線で揉まれて来た松本の壁は高かった。

 1R序盤から、松本が圧力をかけて右ローを効かせつつ、右フックも的確に当てて主導権。右フックでダウンさせると、すぐさま組み付いて背後に回り込み、ABの体を伸ばしてチョークを極め快勝した。



 ウェルター級では松本の同門の先輩の弘中邦佳が昨年11月に世界王座を返上したばかり。松本は「やっと上のベルトが空いたので、挑戦権はあると思いますので、世界戦を見に来て下さい。相手は誰でもいいってわけじゃなくて、修斗のテッペンを決める試合になると思います。一番強い奴と戦って勝って世界王者になります」とアピールした。全くダメージの無い完勝だったため、相手さえ整えば早期に実現しそうだ。




第5試合 ライト級(65.8kg) 5分3R
○高橋遼伍(KRAZY BEE/環太平洋9位/65.7kg)
×仲山貴志(総合格闘技津田沼道場/2014年同級新人王/65.6kg)
2R 2'27" KO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

 仲山は新人王獲得後、昨年4月に高橋戦が組まれたが、アゴの骨折で欠場。それ以来の試合だったが、実績で勝る高橋との差が明確に出る試合に。
 1R中盤過ぎ、高橋が右ローを効かせて仲山をスリップさせると、左のパウンドを的確に当てて仲山を追い詰める。2Rも同様のパターンで追い詰めKO勝ち。試合後はタイトル戦線への殴り込みを宣言した。


第4試合 バンタム級(56.7kg) 5分2R
○猿田洋祐(和術慧舟會HEARTS/世界2位/56.7kg)
×六本木洋(総合格闘技道場STF/56.3kg)
2R 0'18" KO (右フック)

 猿田は昨年11月大会で扇久保博正に判定負けして以来の試合。1R、序盤からテイクダウンを奪うと、ハーフから肩固めを狙って、スタンドに戻されても右のオーバーハンドフックでダウンを奪い六本木を圧倒する。2R開始すぐ、再び右のロングフックで見事KOした。


第3試合 ライト級(65.8kg) 5分2R
○内藤太尊(roots/65.4kg)
×高橋孝徳(和術慧舟會AKZA/65.6kg)
判定3-0 (20-18/20-18/20-18)


第2試合 フライ級(52.3kg) 5分2R
○ジェットタテオ(和術慧舟會HEARTS/52.2kg)
×武井徳之(讃州四心會/51.9kg)
2R 1'30" KO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)


第1試合 プレリミナリーファイト フライ級(52.3kg) 5分2R
×牧ヶ谷篤(和術慧舟會群馬支部/50.9kg)
○箕輪ひろば(総合格闘技道場STF/52.0kg)
2R 1'15" KO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
※1R後頭部へのパンチの反則で箕輪に減点1

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