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佐々木憂流迦&佐々木信治が環太平洋王座を獲得:1.20 後楽園

プロフェッショナル修斗公式戦 ~東日本大震災復興支援チャリティ~
2013年1月20日(日) 後楽園ホール
 2013年のプロ修斗の幕開けとなる今大会は2階級での環太平洋王座決定戦がメイン。フェザー級では23歳の新鋭・佐々木憂流迦(うるか)が、徹肌ィ郎との寝技合戦を制して判定勝ち。試合後には1歳下の堀口恭司との対戦を熱望した。ウェルター級では広島出身の佐々木信治が32歳で初の王座獲得。「地方で頑張ってても努力次第でベルトが巻ける」とアピールした。
  レポート:井原芳徳  写真:久保与志



第9試合 修斗環太平洋フェザー級チャンピオン決定戦 5分3R
×徹肌ィ郎(和術慧舟會ネイキッドマン柔術/環太平洋5位、世界5位)
○佐々木憂流迦(和術慧舟會駿河道場/環太平洋6位、世界8位)
判定0-3 (菅野28-29/田中28-29/鈴木28-29)
※佐々木が新王者に

 35歳、19戦目の徹は2度目の環太平洋王座挑戦。憂流迦は昨年6月にライト級から階級を落とし3戦目。キャリア10戦目、23歳で今回が王座初挑戦だ。両者とも慧舟會所属なため、合宿で何時か練習をしたことがあるという。徹はロボコップのコスプレで入場。コスチュームの部品一個一個の出来が凝っている。



 1Rから寝技合戦となるが、経験で勝る徹が常に一手先を読んで動いて優勢に。右フックを当ててから押し込むと、足を掛けてテイクダウン。憂流迦が動くとアームロック、洗濯バサミを仕掛ける。憂流迦は脱出して上四方で押さえ込み、バックマウントを狙いに行くが、この動きも読んだ徹は逆にバックを取りに行き、再びアームロックを狙いながらバックに回り込む。憂流迦はこれも脱出してスタンドに戻したが、思うような試合運びができず、ポイントを先取される。

 だが2R、憂流迦が左ストレートで徹をぐらつかせることに成功。その後、組んできた徹にテイクダウンを奪われ、再び下から腕を取られて守勢に回るが、スタンドに戻ると徹は口を半開きにして疲れてきた様子を見せる。対照的に干支で一回り分若い憂流迦は体力十分。パンチを振りながら組みついてきた徹を逆に倒し、立ち上がり際に背後に飛び乗ってオンブの状態となり、グラウンドに引きずり込んでバックマウントを奪うことに成功。ようやくチャンスが訪れ、チョークを狙い続け、最後はトップポジション。グラウンドで主導権を奪い返し、ポイントをイーブンとする。



 3R、インターバル中に体力が戻った徹は、開始直後から右フックを振って勢いよく組みつき、タックルで憂流迦をテイクダウン。休むことなく動いで腕十字を仕掛ける。だが憂流迦は脱出して、逆にバックマウントを奪い返して腕を狙いに行く。徹は外して上になり、ハーフ、マウントとポジションを移行。憂流迦がもがくと一旦ハーフに戻るが、サイドに動こうとしたタイミングで憂流迦がブリッジしてリバーサルに成功する。その後スタンドに戻ると、スタミナで勝る憂流迦が脇を差した状態からテイクダウンに成功。マウント、バックマウントからパンチを当て続け、徹を追い詰めたところで終了のゴング。結局3R後半のスタンドに戻ってからの憂流迦の攻勢が決め手となり、憂流迦が判定勝ちで王座獲得に成功した。

 憂流迦は「すげえ厳しい戦いでした。ベルトって本当にいいもんですね。はじめて今日見にきてくれた兄ちゃんがいたからここまで来れました。また見に来てよ」と話し、「世界の頂きを目指したいです。一番やりたいのは堀口恭司で、彼が世界チャンピオンになったら挑ませていただきたいです」と語り、現在世界2位で世界王座の扇久保博正への挑戦が秒読み段階の堀口との対戦を熱望した。

◆憂流迦「判定は微妙かなと思いましたね。寝技が強かったですね。もっとアグレッシブに戦えたかなって感じでした。組ませないで、打撃で完全制圧しようと思ったんですけど、肩に力が入りすぎちゃって、組まれてという展開になっちゃって、まだまだですね。
(寝技の攻防の感想は?)自分の感じたままに動いた感じですね。いつもみたいに考えて組み立てる余裕は全然無くて、ガムシャラに動いていました。下からのプレッシャーが強かったんで、下手に動いたらバチッと取られるような気配もあって、思い通りに動かしてくれない、やっぱり強い選手でした。
(今後は?)環太平洋を取ったんで、世界にチャレンジしたいですね。恭司君が(次の世界王者に)なるんじゃないかな、と、なって欲しいんですけど、僕的には。やりたいんで。今日も微妙な試合をしてますけど、彼に勝つ自信はホントにあるんで。できればやってみたいですね。自分的には(堀口が)飛び抜けんじゃねえかな、って。
(これから強化する点は?)出稽古とか東京のプロ練習とかも必要かと思いますけど、僕はずっと師匠の芹沢(健一)さんを信じて今までやってきて、勝ってるんで、師匠を信じて突っ走りたいと思います」


第8試合 修斗環太平洋ウェルター級チャンピオン決定戦 5分3R
○佐々木信治(総合格闘技道場BURST/環太平洋2位・世界6位)
×小知和晋(和術慧舟會東京道場/環太平洋3位・世界7位)
2R 4'24" TKO (タオル投入:グラウンドパンチ)
※佐々木が新王者に

 両者は11年9月に対戦し、その時は小知和が判定3-0で勝利。佐々木は前王者・児山戦以来2度目、小知和は初のタイトルマッチだ。佐々木は入場曲にゆずの「栄光の架け橋」を2番まで使って、じっくり溜めて入場。この試合への思いの強さを印象付ける。
 だが試合は佐々木の劣勢が続く。1R、小知和が左ジャブでフェイントを仕掛けつつ、左フックからの右フック、右ボディにつなげるコンビネーションで優勢。しばらく佐々木が小知和をコーナーに押し込んで膠着するが、終盤に小知和が佐々木を抱え上げてテイクダウン。佐々木に立たれた後も右フックを当てて佐々木を苦しめる。
 2Rも小知和が左ジャブの連打からの右ストレート、左ボディストレートの後の左右のフックの連打等、スタンドで優勢。佐々木の劣勢が続いていたが、終盤、佐々木の左フックがクリーンヒットすると、これ一発で小知和が後退。佐々木はチャンスを逃さず、さらに左ストレートを連打すると小知和は力無くダウンし、パウンドを連打したところで小知和陣営からタオルが投入された。佐々木は「栄光の架け橋」をBGMに涙を流し大喜び。小知和は右まぶたがふさがった状態でリングを降りた。



 32歳・プロ修斗20戦目で念願の初のベルトを巻いた佐々木は「はじめましての人もいるかもしれないけど、広島県からやってきました佐々木信治といいます。ずっと地方で練習しているけど、地方にも修斗大好きで頑張ってる選手がいるんです。地方で頑張ってても自分の努力次第でベルトが巻けるんだぞと見せたくてずっと頑張ってきました。今日は自分のささやかな夢が一つかなった日です。また次のステップ向けて頑張ります」とアピールした。



第7試合 ライト級 5分3R
○美木 航(NATURAL 9/世界4位、環太平洋4位)
×リ・ジュンキョン(韓国/TEAM Challenge)
2R 2'57" 一本 (チョークスリーパー)



 美木は昨年11月の矢地との環太平洋王座戦で惜敗してからの再起戦。ジュンキョンはMMA戦績4戦3勝1敗の24歳。キックボクシングも3試合経験があり、長身を活かした伸びのある蹴りを放つが、美木は蹴り足をつかんで上になると、ジュンキョンの背中をコーナーにつけた状態で、胸元に膝を叩き込む。スタンドに戻ると、右のテンカオをヒット。左フックをもらった後、組み倒されたものの、ジュンキョンがパウンドを放ったタイミングで脱出し、バックマウントを狙う。
 スタンドでもグラウンドでも技巧派ぶりを見せつける美木。2Rもタックルで序盤からテイクダウンを奪うと、もがくジュンキョンの背後に回り込んで、じっくりとチャンスをうかがいながらチョークを極めてタップを奪った。


第6試合 バンタム級 5分2R
○神酒龍一(CAVE/世界3位)
×キム・ウンヒョン(韓国/TEAM Kz)
2R 2'28" KO (グラウンドパンチ)



 ウンヒョンはMMA戦績は3戦2勝1敗。開始すぐからスタンドで神酒がプレッシャーをかけ、右フックでひるませると、ウンヒョンの苦し紛れのタックルを潰して上に。パウンドを何発も当て、腕十字も狙い圧倒する。
 1Rではフィニッシュに持ち込めなかったが、2Rもタックルを潰して上になると、マウントからパウンドをまとめてレフェリーストップ勝ち。連勝を3に伸ばした。試合後の神酒はマイクを持つと「世界タイトルマッチ、お願いします」とアピール。現在空位のバンタム級王座挑戦を熱望した。


第5試合 ライト級 5分3R
○大澤茂樹(フリー)
×里本一也(パラエストラ広島)
2R 3'34" TKO (レフェリーストップ:左フックによる右まぶたのカット)



 1R、里本の右ジャブで大澤は鼻血。スタンドのまま大澤がバックに回り込んでチャンスを得るも、里本得意のアームロックに捕まってしまう。里本は腕十字に移行し、大澤は外すが、劣勢で1Rを終える。
 だが2R、大澤は序盤からボディ打ちから左フックにつなげる攻撃を度々決め、里本の右目尻をカット。タックルでテイクダウンを奪うと、パウンドを連打し優勢に。結局3度目のドクターチェックでストップがかかり、大澤の逆転勝ちとなった。
 大澤はこれでプロ修斗戦績2勝3敗に。大澤はマイクを持つと「相手のカットで終わっちゃってすみません。また修斗のリングで戦いたいんで、頑張るんで応援してください。俺、遊びで格闘技やってるんじゃないんで、本気でやってるんで、修斗のファンの皆さんも応援してください」とアピールした。


第4試合 バンタム級 5分2R
○ランボー宏輔(パラエストラ千葉)
×六本木洋(総合格闘技道場STF)
判定3-0 (20-18/20-18/20-18)

 1R、スタンドの打撃戦でランボーは左フック、右ロー、六本木は左右のストレートを当て一進一退の展開だったが、終盤にランボーがテイクダウンを奪い、好印象を残す。2Rは序盤からタックルでテイクダウンに成功。終盤にマウントを奪うと、バックに回って最後は腕十字を狙い、一本勝ち寸前まで行き、文句無しの判定勝ちを果たした。


第3試合 62kg契約 5分2R
○齋藤 曜(和術慧舟會トイカツ道場)※Theギロチン 改め
×竹縄“狂犬”元博(総合格闘技道場BURST)
1R 3'16" 一本 (チョークスリーパー)

 コーナーでの攻防で首投げで倒された齋藤だが、上をキープされる前にバックに回り込むと、バックマウントからパウンドを連打。しっかり痛めつけた後にチョークを極め快勝した。


第2試合 ウェルター級 5分2R
○鈴木淑徳(パラエストラ松戸)
×阿部右京(総合格闘技道場STF)
2R 2'21" KO (ボディへの左膝蹴り)

 長い時間、阿部にコーナーに押し込まれ、タックルでテイクダウンを許すなど、劣勢の続いた鈴木。だが2R、コーナーに阿部を押し込んでの左膝をボディに連打すると、阿部がそのまま崩れノックアウト。逆転勝ちでプロ2勝目をあげた。


第1試合 オープニングファイト ライト級 5分2R
×高橋孝徳(和術慧舟會AKZA)
○独眼竜刺牙 [どくがんりゅう・さすが](ブレイブハート)
判定0-3 (19-20/19-20/18-20)

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