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中村K太郎、村山暁洋にチョークで一本負け:9.23 後楽園

SHOOTOR'S LEGACY 04 ~東日本大地震復興支援チャリティ~
2011年9月23日(金/祝) 後楽園ホール
 “裸十段”環太平洋ミドル級王者の中村K太郎が約6年ぶりに修斗に参戦したが、現王者・村山暁洋が相手のお株を奪う裸絞めでタップを奪い、下馬評を覆した。
  レポート&写真:久保与志


第7試合 修斗環太平洋ウェルター級チャンピオンシップ 5分3R
○児山佳宏(パラエストラ松戸/環太平洋王者・世界7位)
×冨樫健一郎(パラエストラ広島/環太平洋1位・世界3位)
判定2-1(鈴木28-29/菅野29-28/横山29-28)
※児山が初防衛



 1R、互いにスタンドではリードパンチを得意とする両者、テイクダウンでは児山に分があると思われたが、「チャンピオンだし、打撃でしとめてやろうと思っていた」という児山は左ジャブで距離を詰め、インロー、右ミドルを蹴っていく。ジャブの差し合いではやはり富樫が一枚上手といった印象で、右ジャブをヒットさせて尻餅をつかせる。児山は追ってきた富樫にカウンターで片足タックルに入りテイクダウンを奪うが、富樫もすぐに立ち上がってスタンドに戻す。児山がパンチで距離を詰め、両者片手でクリンチしたまま頭をつけて激しく打ち合う。児山は距離が離れると右ミドルを盛んに飛ばす。児山が頭を低くして左フックで入ってくるが、富樫は上から打ち下ろすような右のパンチを被せて容易には中に入らせない。記者採点は富樫の右ジャブを評価して10-9で富樫。



 2R、児山は右ミドルを飛ばしながら、左ジャブ、フックで入っていくが、ここでも富樫の右リードが冴える。児山はタックルも交え始めるが、ジャブに阻まれて距離を詰めきれず、富樫がすぐに距離を取って組みつかせない。児山が強引に距離を詰めて片足タックルにいったところを、富樫の左ストレートが顔面を捉えるが、児山はかまわず足を取り、引き倒すようにしてテイクダウンを奪う。しっかりとグラウンドをキープしたいところだった児山だが、富樫はほとんどパウンドは打たせず、体を起こしてすぐに立ち上がる。富樫が右フック、左ストレートをヒットさせたところでラウンド終了。記者採点は9-10、トータルスコア18-20で富樫。



 3R、児山はテイクダウン狙いに切り替え、積極的にタックルをしかけていくが、ここも富樫の右が邪魔をしてか入りが浅い。富樫はタックルを切りながら距離を取り、右ジャブ、左ストレートを集めるが、児山はしつこくタックルをしかけていく。児山が距離を詰めて打ち合いに持ち込み、富樫の右フックにカウンターでタックルに入り、ついにテイクダウンに成功。富樫はロープを背にして立ち上がろうとするが、児山は左手で富樫の下半身を制しながら、右手で細かいパンチを入れていく。児山は富樫を立ち上がらせず、グラウンドをキープしたままの状態でタイムアップ。記者採点はテイクダウンを狙う積極性と、ラウンド中盤以降のグラウンドキープを評価して10-9で児山。トータルスコアは28-29で富樫。判定は1人目が28-29で富樫につけるも、残り2名は29-28で児山を支持し、スプリットで初防衛に成功した。



 マイクを渡されると「しょっぱくてすいませんでした。最後に、ちょっと僕のわがままを聞いてください。先輩である松根さんが、今月末でジムをやめて、生まれ故郷の沖縄でジムを作ります。僕からのエールなんですけど、パラエストラ松戸の皆はリングに上がって、彼を胴上げして送りましょう」と元世界フェザー級王者・松根良太にエールを送り、大先輩の新たな門出を笑顔で送り出した。




第6試合 ミドル級(ノンタイトル戦) 5分3R
○村山暁洋(GUTSMAN・修斗道場/環太平洋王者・世界2位)
×中村K太郎(和術慧舟會東京本部/元環太平洋王者)
1R 2'30" スリーパーホールド



 1R、どちらもテイクダウンにはいかず、互いにローを飛ばして様子を伺う。中村がインローに左ストレートを合わせて村山を後退させる。その後も、中村が村山のローに左ストレートを合わせて攻勢に出るが、距離が詰まったところで村山が首相撲に捕らえて顔面への膝蹴りをクリーンヒット。中村は後方に喫するもすぐに立ち上がるが、ダメージの残る中、中途半端に立ってしまったところを村山が組み、再び膝蹴りを顔面へと突き刺す。崩れ落ちるようにして片足タックルにいくが、村山は中村の右手を両足でころしながらバックにつき、門脇スペシャル(腹固め+スリーパーホールド)に捕らえると、これががっちりと極まり中村がタップ。現環太平洋王者ながら格下と見られていた村山だが、相手のお株を奪うようなバックチョークで会心の一本勝ちを収め、アップセットを成し遂げた。




第5試合 フェザー級 5分3R
×直撃我聞(PUREBRED大宮/環太平洋9位)
○堀口恭司(KRAZY BEE)
2R 3'22" KO(グラウンドパンチ連打)



 1R、ステップワークからの素早い出入りが身上の直撃に対し、堀口は開始後すぐにサウスポーにスイッチし、直撃の足を止めるように強烈な左ローを蹴っていく。堀口はサウスポーから左ローを飛ばしながら、オーソドックスに戻ると、左フックで飛び込んで右ストレート。再びサウスポーに戻して左ローで牽制しつつ、直撃がコーナーに詰まると、細井戦でもKOの口火となった強烈な右ミドルをオーソドックスから大きく踏み込んでボディにヒットさせていく。堀口のインローがローブローとなってしまい中断。再開後、堀口が左フックで飛び込んで右ストレート。離れ際にもう一発右のパンチを当てて攻勢に出る。記者採点は9-10で堀口。



 2R、堀口はなおもサウスポーからの左ロー、右構えからの右ミドルと蹴り中心の攻め。直撃は蹴り足をキャッチしようと試みるが、堀口の引きが速いのかまともにキャッチ出来ず。堀口はボディへの右ミドルで直撃の意識を下に向け、肩口への強烈なミドルハイをヒット。これをもらった直撃はたまらず片足タックルにいくが、堀口はすぐに離してスタンドをキープし、鋭い踏み込みから左フック、右ストレートをヒット。バランスを崩した直撃にさらに右膝蹴りを顔面に突き刺す。この膝はすでに直撃がマットに膝をついていたようにも見えたが、鈴木レフェリーから反則のコールはなく、堀口は覆いかぶさるようにして怒涛のパウンド連打。ガードを固めたまま完全に動きの止まった直撃にパンチの雨を浴びせ続け、ようやくレフェリーが試合をストップ。これがクラスA初戦だった堀口だが、つけいる隙を与えない完封劇で直撃を下し、デビューからの連勝を6に伸ばした。




第4試合 ウェルター級 5分3R
×佐々木信治(総合格闘技道場BURST/世界9位・環太平洋4位)
○小知和晋(和術慧舟會東京本部/環太平洋7位)
判定0-3(28-29/28-29/28-29)

 1R、共に手数が少なく慎重な立ち上がり。特に小知和は、前に出て圧力はかけているものの、手数がほとんど出ない。佐々木も手数はそれほど多くないが、左ジャブ、前蹴りで距離を取りながら、小知和のプレッシャーをかわしていく。互いに見合う状況が続く中、佐々木が飛び込んでの右フックをヒットさせて小知和の動きが一瞬止まる。佐々木はさらにパンチで詰め、組み付いてテイクダウンを狙うが、小知和が潰して上になる。小知和が体を起こして数発強いパウンドを落とすと、佐々木がラバーガードで上体を固め、そこからフットチョークを狙っていく。記者採点は10-10のイーブン。



 2R、小知和がプレッシャーを強め、左リードで佐々木をロープ際に追い込み、そこから右フックを振るっていく。佐々木はスウェーで小知和のパンチを外しながら、前蹴り、左ジャブを返していくが、徐々に小知和のパンチが浅くだがヒットしだし、動きが止まり始める。記者採点は9-10で小知和。トータルスコアは19-20で小知和。



 3R、小知和は距離を詰めて右フック、右アッパーを振るっていく。佐々木はパンチで入ってきた小知和を首相撲に捕らえ、膝蹴りを入れていくが、小知和が突き放して離れる。なおもパンチで猛攻を見せる小知和の右ストレートがついにクリーンヒットして大きくぐらつく佐々木。小知和はパンチをまとめ、右アッパーを突き上げると、佐々木は大きくバランスを崩し、力なくタックルへ。これを小知和が潰して一気にパウンドで仕留めようとするが、佐々木は何とか凌ぎきってフルガードに戻し、ラバーガードからフットチョーク。佐々木が頭を抱えてセットアップを整えるが、小知和は暴れるようにして左のパンチを落としながらロックを外したところで試合終了のゴング。記者採点は9-10、トータルスコア28-30で小知和。判定は3者ともに28-29、小知和が僅差の判定で佐々木を下した。


第3試合 ライト級 5分3R
○ガイ・デルモ(米国/GUTSMAN・修斗道場)
×佐々木憂流迦(和術慧舟會駿河道場)
判定3-0(29-28/29-27/29-27)

 1R開始すぐ、佐々木が飛び膝蹴りで奇襲するが、ガイはこれをかわして、クリンチアッパーを振るっていく。佐々木は離れて距離を取り直し、左ストレートで飛び込むと、ガイが脇を差して組みつき、スタンドでバックにつく。ガイはバックから佐々木をリフトアップして叩きつけテイクダウン。立ち上がろうとする佐々木の動きを上手く潰しながら、左のパンチ、鉄槌を落としていく。佐々木はパウンドをもらいながらも、何とか向き直って立ち上がり、スタンドに戻すと、左ストレートをヒットさせてフラッシュダウンを奪う。さらに佐々木は膝蹴りで追撃しようとするが、ガイはタックルをしかけながら凌ぎ、スタンドに戻る。その後も打撃の攻防では、佐々木が度々右フックを当てて優勢。主導権を握った佐々木がタックルをしかけるも、ここはガイがしっかりと切ってテイクダウンは許さず。記者採点は9-10で佐々木。



 2R、佐々木が右フック、左ストレートとパンチで先手を取るが、ガイがタックルからリフトアップしてテイクダウンに成功。体を起こして立ち上がろうとする佐々木に覆いかぶさるようにしてパウンドを落としていく。佐々木が向き直り、上を取りかけるとガイは下からツイスターの体勢に。佐々木の体を捩じあげるようにして上を取り返すが、佐々木が立ち上がってグラウンドから脱出する。スタンドに戻り、佐々木がタックルに行くが、ガイがこれを潰して再びバックにつき、パウンドを落としていく。記者採点は10-9でガイ。トータル19-19のイーブン。



 3R、佐々木は2Rのパウンドで削られてしまったか手数が出ず、ガイが右フックをふるって前進する。ガイが片足タックルから足払いでテイクダウンを奪い、またもバックに。佐々木はガイのバックキープから逃れられず、かなりの数のパウンドももらってしまう。ガイは佐々木の胴を四の字ロックで捕らえ、さらに磐石の態勢を整えると、佐々木の右腕を羽折固めのような体勢でロックしながら、左手で鉄槌を連打。たまらず亀になった佐々木に、左右のパンチを連打してレフェリーストップ寸前の状態まで追い込んだところでタイムアップ。記者採点は10-8でガイ。トータルスコア29-27でガイ。判定は3-0、ガイがテイクダウンからのタフな攻めで圧倒して、プロデビュー後無敗をキープしていた佐々木に初黒星をつけた。


第2試合 バンタム級 5分2R
×神酒龍一(フリー/世界5位)
○越智晴雄(パラエストラ愛媛)
判定1-2(18-20/18-20/20-19)

 1R、細かいパンチから蹴りにつなげていく神酒に対し、越智は右ストレートで距離を詰め、そこから左フック、右アッパーを強振していく。この返しの左フックが何度か顔面を捉え、越智は飛び膝からパンチをまとめて攻勢に出るも、再び飛び膝に行ったところを神酒が捕まえてテイクダウンを奪う。グラウンドでは大きな展開なくラウンド終了。記者採点は9-10で越智。
 2R、神酒はタックルも交えながら、ワンツーからミドル、ロー、さらには首相撲からの膝蹴りと攻撃を散らし始める。越智は1Rと同様に、右ストレートから左フック、アッパーと強打で押し返そうとするが、神酒が首相撲に捕まえると、あまり対応できておらず、ボディ、腕に膝蹴りをもらってしまう。好機と見たか、神酒はさらに首相撲で攻めようとするが、越智が両脇を差してサバ折りでテイクダウンに成功。トップをキープした越智だが、神酒がすぐに立ち上がってスタンドに戻す。最後は打ち合いの流れから、神酒が右フックにカウンターでタックルを決めたところで試合終了のゴング。記者採点は10-10のイーブン。トータルスコアは19-20で越智。判定は1-2のスプリットとなり、越智が辛くも接戦を制した。


第1試合 ライト級 5分2R
○金田一孝介(総合格闘技道場STF)
×ジャングル伊藤(シューティングジム横浜)
2R 3'49" アームロック

 1Rの立ち上がりは、前に出てくる金田一に伊藤が左ミドル、カウンターの右フックをヒットさせてペースを掴むが、金田一は被弾しながらも強いプレッシャーをかけ、ロープ際に詰めて左フック、右ストレートで追い込んでいく。2Rも金田一がパンチで攻めたて、ダウン寸前まで伊藤を追い込み、伊藤が頭を下げたところに首相撲からの膝蹴りもヒット。伊藤はタックルで組み付き何とかテイクダウンを奪うも、金田一が下からアームロックでめくって上に。そのままサイドについて腕を絞り上げると、レフェリーが試合をストップし、金田一が一本勝ちを収めた。


オープニングファイト第2試合 ウェルター級 5分2R
○西岡攻児(マスタージャパン)
×川村文彦(KRAZY BEE)
判定3-0(20-18/20-18/20-18)

オープニングファイト第1試合 ミドル級 5分2R
○杉浦“C坊主”博純(シューティングジム大阪)
×瀬戸哲男(極真会館浅草道場)
2R 4'47" スリーパーホールド

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