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弘中邦佳が世界王者に。上田将勝、ルミナをKO:7.18 後楽園

SHOOTOR'S LEGACY 03 ~東北地方太平洋沖地震支援チャリティ~
2011年7月18日(月/祝) 後楽園ホール
 ウェルター級(70kg)では弘中邦佳が持ち前のグラウンドワークを駆使し朴光哲を判定で破り世界王座を奪取。バンタム級(56kg)世界王者の漆谷康宏は正城ユウキを左ハイで沈め初防衛に成功。上田将勝は一度もグラウンドの展開を作ることなく、佐藤ルミナを左ミドル一撃でKOした。
  レポート&写真:久保与志


第8試合 修斗世界ウェルター級チャンピオン決定戦 5分3R
×朴 光哲(KRAZY BEE/世界1位)
○弘中邦佳(MASTER JAPAN/世界2位)
判定0-3(菅野26-30/横山26-30/鈴木26-30)
※弘中が新王者に
※1Rグラウンド状態での頭部への蹴りで朴に減点1

 1R、ジャブの差し合いから弘中が組みにいくが、朴はロープを背にしながら体勢を低くしてこらえる。弘中は朴の手を殺しながら、ボディに膝蹴り。片足タックルに切り替えると、引き倒すようにしてテイクダウンに成功する。ガードから体を起こしてボディ、顔面にパウンドを落とす弘中に対し、朴は蹴り放して立ち上がろうとするが、弘中は素早い反応でこれを潰し、立ち上がる隙を与えない。ハーフガードからパスを狙いつつパンチを落とす弘中。一旦立ち上がり、パスガードを狙って足を捌こうとしたところで朴が下からの蹴り上げ。これが膝をついた状態の弘中の顔面にヒットしてしまい、レフェリーから減点1が宣告される。記者採点は8-10で弘中。減点もあり、朴にとっては早くも大きくポイントをリードされる苦しい展開に。

 2R、是が非でもこのラウンドを取りたい朴は、左リードを突きながら右ストレートを振るってプレッシャーをかけていく。弘中はジャブを突いて牽制しながら、距離を詰めてタックル。一度は切った朴だが、弘中が再びタックルに入り、腰の辺りをクラッチして引いてテイクダウン。弘中がハーフガードからパウンドを入れ、朴が背中を見せて立ち上がろうとするが、弘中はたすきでしっかりと朴の上半身を制し、再び寝かせてパウンドを落としていく。弘中はパスガードしてサイドにつき、そこからパウンドと鉄槌を落とす。残り時間僅かのところで肩固めの体勢に入るが、すぐにラウンド終了のゴング。記者採点は9-10で弘中。トータルスコア17-20で弘中。




 3R、勝利するにはKOするしかなくなった朴は、右ストレートを振るって前進する。弘中が遠い間合いから低空タックルをしかけると、朴はそれに合わせて右アッパーを突き上げる。弘中はそのまま組み付き、朴が体勢を低くしてタックルを切ると、腰のあたりでクラッチを組みなおし、ひねり倒してテイクダウンを奪う。パスガードの機会を伺いながら、時折体を起こして強いパウンドを落とす弘中。テイクダウンもさることながら、立ち上がろうとする朴の動きをことごとく潰す押さえ込みの強さが光る。残り1分のところでようやく立ち上がり、しつこく組みにきた弘中を突き放す朴。逆転のKOを狙って左フック、右ストレートを打ち込んでいくと、場内からは割れんばかりの大歓声が起こる。弘中はあえてタックルにはいかず、サークリングしながら距離を取って朴の猛攻を凌ぐ。朴は右の飛び膝蹴りを狙うが、これもガードの上。弘中が朴の攻撃を凌ぎきって試合終了のゴング。敗北を悟ってうなだれる朴に対し、弘中は疲労困憊の表情を浮かべながらも小さくガッツポーズを見せる。記者採点は9-10で弘中。トータルスコアは26-30で弘中。判定は3名とも26-30のフルマークで弘中。中蔵戦と同様に徹底したテイクダウンからの試合運びを貫き通し、CAGE FORCEに続く2つ目の王座戴冠を果たした。





第7試合 修斗世界バンタム級チャンピオンシップ 5分3R
○漆谷康宏(和術慧舟會RJW/世界王者)
×正城ユウキ(クロスワンジム湘南/世界3位)
2R 0'24" KO(左ハイキック→グラウンドパンチ)
※漆谷が初防衛



 1R、開始すぐに正城が距離を詰めてくるが、漆谷は冷静にバックステップでいなし、右フックから返しの左ストレートをヒットさせていきなり正城をぐらつかせる。その後もローを蹴りながら前進してくる正城に、漆谷が右フック、左ジャブストレートを的確にヒットさせてダメージを与えていく。正城は何とか距離を潰して漆谷をコーナーに押し込むと、組み付いて膝蹴りを入れていく。記者採点は10-9で漆谷。
 2R、正城がインローを蹴りながら入ってきたところに、漆谷がカウンターで左ハイをクリーンヒット。ダウンを喫した正城は何とかタックルで凌ごうとするが、漆谷はこれを潰しながらパウンドを連打。正城の動きが完全に止まり、レフェリーが試合をストップ。漆谷が鮮やかなKO勝利で、かつて一本負けを喫した正城にリベンジを果たし初防衛に成功した。




第6試合 61kg契約 5分3R
○上田将勝(パラエストラ東京/世界フェザー級5位・環太平洋1位)
×佐藤ルミナ(roots)
1R 4'23" KO(左ミドル→グラウンドパンチ)




 ルミナのセコンドには、上田から一本勝ちを収めた勝村の姿も。大会前のリングチェックでは、下になった状態からのニンジャ・チョークの入り方を入念に練習していた。
 1R、ルミナはインローを蹴りながら、飛び込んでのスーパーマンパンチを放っていく。上田はバックステップで冷静に外しながら、力強い左ミドルを蹴りこんでいく。ルミナもインロー、前蹴りで牽制しながら、飛び込んでのパンチを狙っていくが、上田の左ミドルを被弾して動きが止まり始めると、上田が左ハイから返しの右フックをヒット。この攻撃でルミナは鼻から出血する。ルミナが右ストレートで飛び込み、上田が一瞬バランスを崩すが、左フックにカウンターで片足タックルに入る。これは足を抜いて防いだルミナだが、上田はプレッシャーをかけてロープ際に追い込むと、ルミナのボディに強烈な左ミドルをヒット。たまらずうずくまったルミナに追撃のパウンド入れたところでレフェリーが試合をストップ。上田が一度もグラウンドの展開を作ることなく、修斗のカリスマを粉砕してみせた。




第5試合 フェザー級 5分3R
○徹肌ィ郎(和術慧舟會ネイキッドマン柔術/世界4位・環太平洋3位)
×田村彰敏(総合格闘技津田沼道場/世界10位・環太平洋8位)
3R 2'45" 横三角絞め

 1R、田村は徹の右フックをかわすと、バックについてそのままグラウンドへ。田村がトップをキープするが、徹がギロチンをしかけて田村に展開を作らせずブレイクがかかる。再開後、徹が右フックから組み付き、投げでテイクダウンを奪う。田村はラバーガードで徹の上半身を固定し、下からパンチを入れていく。徹が体を起こしてラバーガードを外すと、田村はオモプラッタに移行。徹は田村をマットに叩きつけてオモプラッタを外し、ガードに戻して鉄槌を落としていく。
 2R、徹が右フックから組み付きテイクダウンを狙う。一旦はこらえた田村だが、徹がセットアップし直して組み付き、今度はテイクダウンに成功。田村は左右のラバーガードを使いながら徹の動きを封じようとするが、徹は体を起こして強いパウンド入れる。ブレイクがかかり、徹がすぐに組み付くも、田村が有利な組み手に。田村が足をかけてテイクダウンを狙っていくが、倒しきれずにラウンド終了のゴング。
 3R、徹が右フックから組みにいくが、田村が体を入れ替えて徹のボディに膝を入れる。徹が向き直り、足をかけてテイクダウン。そのままサイドにつくが、田村はガードに戻すと下からオモプラッタをしかける。徹は田村の体をまたいでこれを防ぐと、上から横三角の体勢に。これが見事に極まり、最後は田村がタップして徹が一本勝ちを収めた。




第4試合 ライト級 5分3R
○美木 航(NATURAL 9/環太平洋10位)
×臼田育男(総合格闘技木口道場)
3R 2'20" スリーパーホールド



 1R、臼田がパンチから組み付くと、片足タックルでバックに回り込むようにしてテイクダウンに成功。臼田はハーフガードからパウンドを落とそうとするが、美木が立ち上がりスタンドに戻す。パンチからタックルに入ろうとする臼田に対し、美木はテンカオで迎撃しようとするが、圧力に押され気味に。臼田のショートフックが徐々にヒットし始め、臼田の右フックで美木が後方にダウン。臼田はパウンドで追撃しようとするが、美木は下からの蹴り上げでこれを阻み、立ち上がる。
 2R、臼田がパンチからタックルに入ろうとしたところ、美木の左テンカオがボディにヒット。これ以降、臼田はカウンターの膝を警戒してか中に入れずに止まってしまう場面が増え、美木が右リードパンチをコツコツとヒットさせていく。
 3R、臼田がタックルに入るも美木が何とかこらえるが、離れ際に臼田の右フックがヒット。再びタックルにいき、美木がアームロックで切り返そうとすると、一旦離れ、タックルを入りなおしてテイクダウンを奪う。美木は蹴り放して立ち上がろうとすると、潰しに来た臼田のバックに回り、スリーパーの体勢へ。何とか脱出しようとする臼田だが、美木の腕ががっちりと入りタップ。美木が好機を逃さずにスリーパーを極めきり、逆転の一本勝ちを収めた。


第3試合 フェザー級 5分3R
×松本輝之(シューティングジム大阪/世界7位・環太平洋4位)
○山内慎人(GUTSMAN・修斗道場/環太平洋8位)
1R 0'38" KO(右ストレート→グラウンドパンチ)

 1R開始すぐ、山内が右ストレートをクリーンヒットさせてダウンを奪うと、そのまま覆いかぶさってパウンドを連打。そのままパウンドアウトでレフェリーストップを呼び込み、秒殺KOで世界ランカーを下す金星を上げた。


第2試合 フェザー級 5分2R
×根津優太(和術慧舟會東京本部)
○堀口恭司(KRAZY BEE/2010年フェザー級新人王&MVP)
1R 3'17" KO(右ストレート)

 1R、右ロー、左ミドルと得意の蹴りを放っていく根津に対し、堀口はバックステップですかしながら、飛び込んでのパンチを狙っていく。根津の蹴り終わりに、堀口が左フックを痛打して、根津をロープ際まで後退させる。根津はタックルで凌ごうとするが、堀口は押し倒すようにテイクダウンを奪う。根津がすぐに立ち上がると、堀口はすぐに詰めて回転の速い連打。右ストレートでなぎ倒すようにダウンを奪うと、覆いかぶさるようにして上からパウンドを落としていく。根津は何とか立ち上がると、追撃に来た堀口にカウンターで左フックをヒット。堀口は一瞬腰が落ちるが、すぐにリカバーするとひねり倒すようにして上に。立ち上がった根津はパンチで追いかけ続け、最後はロープ際に追い込んで右ストレートをクリーンヒット。根津はロープにもたれかかるようにダウンを喫し、すぐにレフェリーがストップ。堀口が細井戦に続く圧巻のKO勝利でまたも強烈なインパクトを残した。


第1試合 ライト級 5分2R
×金田一孝介(総合格闘技道場STF)
○佐々木憂流迦(和術慧舟會駿河道場/2010年ライト級新人王&技能賞)
判定0-2(19-20/19-20/19-19)

 1R、開始すぐに佐々木が組みにいくが、金田一がすぐに突き放して離れる。テイクダウンを警戒しながらローを飛ばす金田一。再び佐々木が組み付き、テイクダウンを試みるが金田一がこらえる。佐々木はボディに膝蹴りを入れ、金田一も体勢を戻しながら、細かい膝を返す。再び離れ、佐々木が左ストレートからタックルに入るが、これを切った金田一がロープ外に出てしまいブレイク。再開後、再び佐々木がタックルにいくも、またも金田一がロープ外に出てしまいブレイク。どちらも偶然と判断され、減点はされず。金田一はローを飛ばしてタックルを牽制しながら、右ハイを軽くヒットさせる。佐々木がロープ際で組み付き、片足タックルで引いてテイクダウンしようとするが、ここも金田一がこらえる。
 2R、佐々木がタックルをしかけ、切られてもしつこく組み付きにいきグラウンドへ持ち込む。ここでも金田一が場外に出そうになり、ドントムーブで佐々木がトップをキープした状態で再開。金田一はハーフからフルガードに戻し、佐々木が体を起こしたところを蹴り放して立ち上がる。組みの攻防から、金田一が佐々木にコーナーを背負わせ、腿にコツコツと膝を入れていく。金田一は佐々木をコーナーに押し込んだまま、右フックを狙うが、佐々木はこれをかわして回り込むようにタックルに。金田一はこれを切るが、体を起こそうとしたところで佐々木の膝蹴りが顔面にヒット。金田一はパンチで距離を詰めると、組み付いてきた佐々木を再びコーナーに詰めて細かい膝蹴りを入れていく。残り時間僅かのところで離れるが、両者クリーンヒットは奪えずに試合終了。粘り強くテイクダウンを狙い続けた姿勢が評価されたか、佐々木が僅差の判定で金田一に競り勝った。


オープニングファイト第3試合 フライ級[2011年度新人王決定トーナメント2回戦] 5分2R
×鍋島 潤(和術慧舟會駿河道場RJW)
○潤鎮魂歌(チーム武士)
2R 3'00" KO (腕ひしぎ十字固め)

オープニングファイト第2試合 ライト級[2011年度新人王決定トーナメント2回戦] 5分2R
○中村好史(マッハ道場)
×大道翔貴(ゼロ戦クラブ)
2R 1'59" 肩固め

オープニングファイト第1試合 ライト級[2011年度新人王決定トーナメント2回戦] 5分2R
○稲葉 聡(秋本道場ジャングルジャンクション)
×くわい“D”郁矢(T-Pleasure)
判定2-0(20-19/20-19/19-19)

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