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ランバー、1R TKO勝ちで初防衛。土屋&岡嵜も王座死守

The Way of SHOOTO 04 ~ Like a Tiger, Like a Dragon ~
2010年7月19日(月/祝) 後楽園ホール
 ランバー・ソムデートM16は阿部博之の組技に苦しめられるも、強烈な鉄槌の連打で阿部の左目をふさぎ、辛くも世界フライ級王座初防衛に成功。環太平洋ライト級王者の土屋大喜、同フェザー級王者の岡嵜康悦も接戦を制し、世界王座に一歩前進した。
  レポート&写真:久保与志


第10試合 修斗世界フライ級チャンピオンシップ 5分3R
○ランバー・ソムデートM16(タイ/M16ムエタイスタイル/王者)
×阿部博之(SHOOTO GYM K'z FACTORY/3位)
1R 4'31" TKO(レフェリーストップ:左眼窩底骨折の疑い)
※ランバーが初防衛に成功

 開始後すぐ、阿部がタックルから組みついてランバーをコーナーに押し込むと、掴んだ左足を抱え上げてテイクダウンを奪う。ランバーは両手で阿部の顔を押しながらスペースを作り、機を見てすぐに立ち上がるが、阿部がしつこく組み付いてすぐにグラウンドに戻し、スタンドでの展開を作らせない。阿部は両足を抱えてパスガードを狙い。一瞬サイドにつくも、すぐにランバーがガードに戻す。



 ランバーは下から足関節で煽って立ち上がると、強烈なインローを一閃。阿部がタックルに行くが、ランバーはこれを切って阿部の頭を左手で固定すると、右手で阿部の顔面にパンチを見舞っていく。阿部は被弾しながらもしつこく組み付いて再びテイクダウン。ランバーは下からも盛んにパンチを放ち、阿部の左目が腫れ上がる。



 ロープ際でランバーが立ち上がろうとしたところ、阿部がマウントを奪いパンチを落としていく。阿部はさらに腕十字、三角としかけていくが、ランバーは凌いで上になるとすぐに立ち上がり、足にしがみつく阿部を頭を再び左手で押さえつけて阿部の左目付近にパンチを集中させる。阿部の左目は完全にふさがり、距離が離れたところでドクターチェック。試合続行不可能と判断され、TKO勝利でランバーが初防衛を果たした。

 試合後、再三テイクダウンを奪われる苦しい展開を「ムエタイ時代からサウスポーが苦手なので、自信がなかった」と振り返ったランバー。テイクダウンディフェンスには課題を残したものの、ブレイクを待たずに自ら立ち上がる姿勢と、それを実行する能力は特筆すべきものがある。ドクターストップへとつながった左目への攻撃に関しては「とにかく立ち上がりたくて、どうしていいかわからなくて必死に殴った」と話していたが、菅原戦でも右のパンチで目を腫らしてTKO勝利を収めており、目を狙うということが習性として染みついている感すらある。




第9試合 修斗環太平洋ライト級チャンピオンシップ 5分3R
○土屋大喜(roots/王者)
×田村一聖(KRAZY BEE/3位)
判定2-0(鈴木29-28/渡辺29-28/浦29-29)
※土屋が初防衛に成功

 1R、細かいフェイントを入れながらインローを蹴りこんでいく土屋に対し、田村は圧力をかけながら左リードジャブを突いていく。積極的にテイクダウンを狙っていくかと思われた田村だが、このラウンドはタックルを一度しかけたのみ。タックルのフェイントもほとんど見せずにプレッシャーをかけてジャブをついていく。土屋は飛び込んでの右ストレート。時折、斜に構えての横蹴り、バックキックも見せる。テンポ良くローをヒットさせていく土屋は、ラウンド終了直前には自らタックルをしかけるが、これは田村が切る。土屋はテイクダウンを警戒してかパンチをいつもよりコンパクトに打ちながら、ローを中心に試合を組み立てている印象。記者採点はローを評価して10-9で土屋。



 2R開始すぐ、田村の右ストレートが浅くヒット。その後も田村の右ストレートが幾度か土屋の顔面を捉える。土屋は1R同様に細かいフェイントを交えながら、インとアウトに蹴り分けて田村の左足にローを集中させる。田村は1Rよりは足を使えるようになり、回りながらの左フックも何発かヒットさせる。互いにテイクダウンを狙う場面はなく、ラウンド終盤に土屋の強烈な右ローを田村の足が流れるシーンも。記者採点は右ストレート、左フックを評価して9-10田村、トータルでは19-19のイーブン。



 3R、田村が右ストレートをヒットさせて先手を取るが、土屋も左を突いて応戦すると、イン、アウトとローを蹴っていく。田村は左リードを突きながら右を狙うが、狙いすぎているのか単発で終わってしまう場面が目立つ。土屋は左インロー2連発から左ハイ、左ミドルと蹴りを連打。田村がタックルにいくが、土屋はローを合わせながらこれを切る。田村は再びタックルをしかけテイクダウンに成功したかに見えたが、土屋がすぐに立ち上がってスタンドに戻す。残り時間僅かのところ、今度は土屋がタックルをしかけて倒すが、田村もすぐに立ち上がる。土屋がパンチで追撃し、田村も応戦して激しく打ち合いながら試合終了のゴング。記者採点は10-9で土屋。トータルスコアは29-28で土屋。判定は29-28、29-28、29-29の判定2-0で土屋に軍配が上がった。

 一度もテイクダウンを許さず、ローを中心とした組み立てで試合の主導権を握った土屋が、難敵・田村を僅差の判定で退けて初防衛に成功した。





第8試合 修斗環太平洋フェザー級チャンピオンシップ 5分3R
○岡嵜康悦(フリー/王者)
×徹肌ィ郎(和術慧舟會ネイキッドマン柔術/1位)
判定3-0(鈴木29-28/渡辺29-28/浦29-28)
※岡嵜が初防衛に成功

 徹はキャッツアイのコスプレで入場。「チャンピオンベルト頂きます」と書かれたカードを岡嵜に渡そうとするが、岡嵜は受け取らない。
 1R、開始すぐに低いタックルに入る徹。一度目は切られるが、再びタックルをしかけてテイクダウンに成功。フルガードから上体を起こしてパウンドを入れていく。岡嵜はコーナーを利用して立ち上がろうとするが、徹が潰してガードに戻す。岡嵜は下から蹴り上げ、パンチを入れて立ち上がろうとすると、徹は蹴り足を掴んで足関節をしかける。岡嵜は冷静に対処しつつ立ち上がるが、徹が足関節をしかけながら煽って岡崎を倒しグラウンドに戻す。ブレイクがかかり、徹が再びテイクダウンを奪ったところでラウンド終了。記者採点は9-10で徹。



 2R、徹がタックルに来たところ、岡嵜は右膝を合わせボディにヒット。徹はそのまま組み付いてコーナーに押し込むが、岡嵜が再び膝蹴りを放つとこれがローブローになってしまい中断。再開後、徹が右フックを振るいながら強引に組み付くが、岡嵜は潰して上になりパンチを落とす。徹が下から足関節をしかけ、徹のセコンドから「上にこだわれ!」と声が飛ぶ。岡嵜はそれを許さず、バランスを保ちトップをキープしながら時折パンチを落とす。徹がバックを狙ったところで、岡嵜が立ち上がり、徹のタックルで両者場外に出てしまいブレイク。スタンドに戻り、タックルに来た徹を岡嵜は再び膝蹴りで迎撃。これが効いたか、引き込むように倒れた徹に岡嵜は右のパンチを振るっていく。記者採点は10-9で岡嵜。2R終了時点では19-19のイーブン。



 3R、徹が大きな左フックを振るうが、空振りして大きくバランスを崩してしまい、岡嵜が背中に飛び乗ってバックを奪う。徹は前に落とそうとするが、岡嵜は両足でしっかりと徹の胴をクラッチしてバックをキープしたままグラウンドへ。徹は向き直って上を取ろうとするが、岡嵜がそれを許さず。岡嵜はバックチョークをしかけて徹の意識を散らしながら、長いリーチを活かして大きく回すようにパンチを打ち込んでいく。徹は何とか窮地を脱しようと立ち上がって前に落とそうとするが、岡嵜のバックキープから逃れられず。岡嵜が最後までバックをキープしてチョーク、パウンドで攻め続ける展開で試合終了。記者採点は10-9で岡嵜。トータルスコアは29-28で岡嵜。オフィシャルスコアも3者ともに29-28で岡嵜の勝利となった。

 岡嵜は徹の徹底したグラウンド狙いに得意の右のパンチは封じられたものの、タックルに合わせた膝蹴り、3Rの見事なバックキープからの攻撃など総合力の高さを見せて初防衛に成功。マイクを渡されると「次は世界戦をやりたい」と、勝村周一朗が持つ世界タイトルへの挑戦に意欲を示した。




第7試合 ウェルター級 5分3R
○冨樫健一郎(パラエストラ広島/世界7位)
×ヤニ・ラックス(スウェーデン/チーム・スカンジナビア/元欧州王者)
3R 1'30" TKO(レフェリーストップ:鼻のカット)




第6試合 ライト級 5分3R
×マテウス・ラーデスマキ(フィンランド/修斗ラハティ/世界8位・欧州王者)
○不死身夜天慶(シューティングジム横浜/環太平洋9位)
1R 4'08" KO(グラウンドパンチ)



第5試合 ウェルター級 5分2R
×松本光史(マスタージャパン)
○小知和晋(和術慧舟會東京本部)
判定0-3(19-20/18-20/18-19)

第4試合 ウェルター級 5分2R
×中島邦男(マッハ道場)
○星野大介(総合格闘技津田沼道場)
1R 3'02" KO(グラウンド状態での下からのパンチ)

第3試合 ライト級 5分2R
○田中半蔵(シューティングジム横浜)
×大野 虎眼 賢良(総合格闘技ゴンズジム)
判定2-0(20-19/20-19/19-19)

第2試合 ウェルター級[2010年度新人王決定トーナメント2回戦] 5分2R
△MIKE(BLUE-DOG GYM)
△アキラ(久我山ラスカルジム)
判定0-0(19-19/19-19/19-19)
※優勢判定2-1でアキラが準決勝進出

第1試合 フライ級[2010年度新人王決定トーナメント2回戦] 5分2R
○オニボウズ(総合格闘技ゴンズジム)
×鍋島 潤(和術慧舟會RJW)
2R 3'20" 一本 (スリーパーホールド)

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