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久米、緊急出場の高木に判定勝ち。赤木敏倫KO勝ち

SHOOTO GIG CENTRAL Vol.19
2009年10月25日(日) 愛知・アスナルホール
  レポート提供:木佐木昭  写真提供:廣瀬公浩


第7試合 78kg契約 5分2R
○久米鷹介(ALIVE)
×高木健太(PUREBRED川口REDIPS)
判定3-0 (鈴木20-19/草柳20-18/福岡20-18)

 当初出場予定だった杉本敏彦(パラエストラ博多)が、大会直前の眼底検査で網膜裂傷と診断されたため欠場し、代わって高木健太が出場することとなった。高木にとっては試合3日前のオファーだったため、ミドル級戦ではなく78kg契約で行われた。そして久米にとってこの試合は二回戦ながら修斗クラスA昇格後初の試合となった。
 1R、サウスポーの高木の右ハイキックを掴んだ久米が組んでロープへ押し込むと、両脇を差された高木は飛び付きクロスでグラウンドに引き込む。高木がクロスガードを解くと久米は高木の両足をさばいてパウンドを打ち下ろしたいが、高木のフットガードが強く久米にパウンドを打たせない。その隙に高木はコーナーにもたれながら立つと組み合って久米をコーナーへ押し込み、左四つ組みから左膝蹴りを当て、両差しになると久米もコーナーに押さえ付けられながらパンチをコツコツと返しブレイク。
 久米がジャブを当て、さらにパンチの打ち合いからすぐさま組み付くと、久米は高木をコーナーに押し込む。だが高木は組み負けせず、すぐに体を返して逆にコーナーに押し返す。高木はまた左四つからの左膝を当てると、久米は右膝をお返し。そして久米が組んだ状態から足を掛けてテイクダウンしそうになるが、高木は倒されそうになりながらも後ろに下がって下がってなんとか耐える。ニュートラルコーナーから青コーナー付近まで押し込まれた高木はここでも左膝を当てると、久米は膝を受けながら青コーナーに高木を押さえ付ける。しかしまた高木は体を返し、久米に自由に組ませない。
 後ろに下がって離れた高木は当てるつもりのないゆっくりとした左フックを見せると、急に突っ込んで左、右とフックを放ち、その右フックで久米は一瞬ガクっと腰を落とす。その近距離で両者フックを放つが互いに空振り、そして久米が重い左ローを当ててゴング。
 2R、久米は右ローを当て、右ストレートをガードされながら胴組みでタックルを狙うが左四つで高木がはね返す。距離ができて久米がフック連打で攻めるが、ガードした高木が組んで久米をコーナーに押し付ける。組まれた久米はパンチをコツコツと当てながら足を掛けて倒そうとするが、ここでも高木が驚異的な粘り腰で下がりながら耐える。久米が高木をコーナーに押し込んでも、左四つで高木はすぐ体を返す。組み合いでは高木に若干の分があるが、互いにそこからの有効な展開が続かない。
 ブレイク後、高木の左フックが単発ながら2発当たると、高木のジャブに合わせて久米は両足タックルでテイクダウン。久米はハーフの状態からパウンドと鉄槌をコツコツと当て続ける。高木もなんとか立とうとはするが、久米が高木の体を押さえ込みながら、1分30秒ほど一方的に殴る時間が続く。ボディ・顔面、パウンド・鉄槌の打ち分けがうまく、押さえ込まれながら高木は何もさせてもらえない。試合時間が残り30秒になると久米は密着させていた体を一旦離し、距離を作ってフックパウンドの連打。そして久米のなすがままに試合は終了。
 KOには至らなかったが2ラウンド目を完全に制した久米に軍配が上がった。急遽オファーを受けることとなった高木は2ラウンドに入るとスタミナ不足を感じさせたが、デビューから2連勝しているだけの地力の強さをうかがわせた。

インタビューを受ける久米
[リング上でのインタビュー]
河内リングアナ「まずは試合を振り返ってみてどうでしたか?」
久米「高木選手の試合の映像を観て、当たりたくない相手だと思っていました(笑)。慎重になり過ぎちゃったので倒せませんでした。でも皆様の声がすごい聞こえて最高の力になりましたので、これからも応援よろしくお願いします(場内から拍手)」
河内アナ「もう少し話しを聞いてもいいですか(笑)。実は久米選手、8月31日にクラスAに昇格を果たしております。今回はクラスBの選手との対戦で二回戦を戦ったわけですが、やはり力の違いというものを見せ付けられたんじゃないですか?」
久米「そうですね、ここでつまづいたら、こないだクラスAに上がったのに第一戦でクラスBに負けるのは嫌だったので」
河内アナ「さあ、今このミドル級、日本人選手はどんどん若い選手が上を目指して戦いを進めているところです。久米選手もリベンジしたい相手とか、はっきり決着を付けたい相手とか色々いると思いますけれども、また来年に向けての戦いの抱負を皆様に最後に一言お願いします」
久米「これからも一戦一戦、とりあえず(笑)一戦一戦大事に頑張って、そうすれば自信も実力もついていくと思います。そしてまた、スカッと勝って皆様にいいところを見せれるように頑張って行きます。これからも応援よろしくお願いします!」


赤木がグラウンドで攻める
第6試合 バンタム級 5分2R
×村田一着(NEW GROUND)
○赤木敏倫(総合格闘技道場コブラ会)
1R 4'18" KO (レフェリーストップ:右ストレート→グラウンドパンチ)
※グラウンド状態の対戦者の後頭部を殴る反則で赤木に減点1

 村田は5年半ぶりの総合復帰。しかしリングに上がったその村田の体付きからはブランクを感じない程に仕上がっている。
 赤木はいきなりバックハンドブローの奇襲。動じない村田は右フックをかすめさせ、左右のフック連打から右ロー。赤木も右フックを返すと、村田は右フックをガードされながら、左フックで応え、赤木がさらに左右のフックで応酬。ダウンした村田は、追撃して来ようとする赤木の足に絡み付く。これを警戒した赤木はチャンスながら足を切って後ろに逃げる。
 両者スタンドに戻ると、赤木はフックを当て、動きの止まった村田の体を押してダウンさせる。しかしここでも村田は赤木の足に絡み付いて、逃げる赤木の隙を突いて立ち上がる。村田は右フックを当て、右膝を蹴り上げるがこれは空振り。鋭い一発を持ったグラップラー同士の戦いにいきなり会場が沸く。さらに赤木が右フックを当てると村田はダウン。トップから追撃したい赤木だが、村田は頭をマットに付けたまますぐには立ち上がらず、赤木が踏み込めない姿を確認してから瞬時に立ち上がる。赤木は村田とのグラップリングを嫌がっているように見える。それとも打撃戦の方が安全に戦えると感じたのか。
 スタンドでのパンチの打ち合いから赤木の右ストレートと村田の左ミドルキックが相打ち、止まらない打撃戦から赤木の右フックで村田は4度目のダウン。ここでも村田は赤木の足に絡み付き、赤木が逃げるという展開が続く。赤木の右フックがまた当たると、村田はすぐ倒れ込み、これで5度目のダウン。赤木はトップからパウンド連打。村田はガードもできず殴られ続け、その中の一発が村田の後頭部に当たってしまったため試合はストップ。赤木に減点1が下され、村田のダメージ回復をはかって試合再開。村田はダメージを感じさせながらも右フック、右ロー、右膝蹴りと猛攻を見せるが、赤木が右ストレートで6度目のダウンを奪ってパウンド連打でついに村田を仕留めた。



細川と小林の組み手の攻防
第5試合 ブラジリアン柔術マッチ 黒帯レーヴィ級 10分一本勝負
○細川 顕(ALIVE)
×マルセロ・シゲオ・小林(ブラジル/エクストリーム・バルボーザ)
3'31" 一本 (オモプラッタ)

 共に中部で活躍する柔術黒帯の選手で、小林は総合での戦績もある。両者組み手をうかがいながら、距離が詰まると細川は飛び付きクロスでグラウンドに引き込む。細川はクロスガードから体を起こして、左手を小林の頭の横から背中に手を伸ばし、小林のベースを崩させようとするが、小林は細川の胴着を脱がせながらガードを解こうとする。しかし細川は下からハイガードの圧力を掛けながらオモプラッタへ。小林は右腕を捕られながら背筋の起こして腕を抜こうともするが、細川はそれを許さない。細川がオモプラッタから腹固めに移行すると、小林は回って逃げようとするが、回転させられながらも細川は小林の右腕を両足で捕らえたまま放さない。その回転した勢いで両者ロープ際に移動したため、一時ストップ。その状態のままリング中央から再開。細川はオモプラッタをかけた形のまま左手を相手の首に回し、右手とクラッチさせると小林の首を締め上げる。小林はオモプラッタの圧力と相まってたまらずタップした。


木部がリベンジ
第4試合 フェザー級 5分2R
○木部 亮(スプラッシュ)
×青山 忍(和術慧舟會富山支部S.P.O.)
1R 3'04" 一本 (スリーパーホールド)

 5年ぶりの再戦となる両者。club DEEP 富山での前戦では青山がKOで木部を破っている。青山は6月のDEEP富山大会でプロシューターの坂元寛史(ナセルドソル)を破った後、プロシューターライセンスを取得し、これがプロ修斗デビュー戦。前回青山に敗れている木部だが、修斗の先輩としての意地を見せたいところだ。
 試合開始後、木部の右ローが空振りすると組み合いに。青山は木部をロープに押し込むものの、木部は押されながらも左膝を青山の胴に喰い込ませて空間を作り、左右問わずコツコツと殴り続ける。木部が体を入れ替えて青山をロープに押さえ付けるとブレイクがかかる。
 木部の右ストレートを青山がガードするとまた組み合いに。木部は青山をコーナーに押し込むと左右の膝蹴りを青山のボディに打ち込み、膝を嫌がった青山の上体が伸びたところで、足を掛けてテイクダウン。それと同時に木部はサイド、マウントと流れるように動き、青山が反転してバックマウントになると木部はパウンド連打。ひとしきり殴ると木部は青山の首に手を回しあっさりとチョークを極めた。
 開会式の挨拶を務め、その際に、今年4月に愛知県岡崎市でオープンさせた自らの道場・スプラッシュの宣伝をしていたが、道場長としての初の総合の試合を勝利で乗り切ったと同時に、5年越しのリベンジにも成功した。


第3試合 フライ級 5分2R
△澤田健壱(パラエストラ東京)
△藏田圭介(ALIVE真狩)
判定1-1 (鈴木20-18/草柳19-19/福岡19-20)

第2試合 フライ級[2009年度新人王決定トーナメント準決勝] 5分2R
○ろん(柔術兄弟)
×森 道楽(NASCER DE SOL)
判定3-0 (鈴木20-18/草柳20-18/福岡20-18)

第1試合 クラスC+ 女子バンタム級 5分2R
×佐々木絹加(ALIVE)
○浜崎朱加(AACC)
2R 2'00" テクニカル一本 (レフェリーストップ:腕ひしぎ十字固め)

梅村寛プロ修斗デビュー10周年セレモニー



梅村寛
 第5試合終了直後、その直前の試合のレフェリーを務めていた梅村寛(NEX-SPORTS代表)に、プロ修斗デビュー10周年記念として鈴木陽一ALIVE代表から花束が贈呈された。中部の格闘技界の発展に大きく寄与した二人は花束越しに向かい合い、梅村は照れくさそうに代表から花束を受け取り、固く握手を交わした。

河内アナ「梅村選手は10年前の1999年10月6日、北沢タウンホールにおいてプロ修斗デビューを果たしましたが、その試合のことは覚えていますか?」
梅村「はい!覚えています!」
河内アナ「確か、判定勝利でしたよね」
梅村「プロ修斗のリングがどういうものかもまったく分からない状態だったので勝ってホッとして、『役目を果たした』っていう記憶があります」
河内アナ「ALIVEから初めてのプロシューターということで後ろに続く選手達が出てくるまで、本当にそれを背負って東京や色んな所で戦ってきたわけですが、改めて10周年、振り返ってみてどうですか?柔術も含めて」
梅村「あっと言う間でした。次から次へとやるべきことをやって、一つずつこなした来た結果、気が付いたら10年経っていたという感じですね」
河内アナ「現在はNEX-SPORTS、それを背負って、これからもどんどんいい戦いを見せて頂きたいと思います。では、名古屋のファンの皆様に一言お願いします」
梅村「え~、すいません、なんかこんな(花束)もらっちゃったんで引退するっぽいんですけど(会場からも笑いの声)、あの実はまだ現役で、引退も間近な年齢でこんなもらっちゃって、サプライズでテンカウントとか鳴らされたらどうしようかな?って心配だったんですけど(笑)、一応まだ現役でやる心でおります。ちょっと試合は遠ざかってますが、思えばこれで(修斗名古屋大会が)19回になるんですが、場所は違うんですけど第1回目のSHOOTO GIG CENTRALでこういう形でお客さんに挨拶をさせてもらって、気が付いたら19回、次回で20回、本当に、さっきも言ったんですがあっと言う間に過ぎて来たなって・・・。これもALIVEの社長、地元の選手、それから応援してくれるお客様、皆様あってのことです。本当にありがとうございます。これからも修斗、続いて行くと思いますので応援よろしくお願いします」

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