Home > REPORTS > 修斗 > BJ、マモルを返り討ち。遠藤が環太平洋王者に

BJ、マモルを返り討ち。遠藤が環太平洋王者に

修斗伝承 02 〜 ROAD TO 20th ANNIVERSARY
2008年7月18日(金) 後楽園ホール
 バンタム級ではBJがマモルを再びチョークで沈め、2度目の世界王座防衛に成功。ウェルター級では遠藤雄介が環太平洋王座を2度目の挑戦で手にした。ウィッキー聡生、佐々木信治といった新世代の個性派もきっちり勝利をもぎ取った。
第11試合 メインイベント 世界バンタム級チャンピオンシップ 5分3R
○BJ(勝村道場/世界王者)
×マモル(シューティングジム横浜/世界1位)
3R 3'42" 一本 (フロントチョークスリーパー)
※BJが2度目の防衛



 マモルがスタンドでコンビネーションからの右ストレートをヒットさせ先制。組んで首相撲の展開になっても主導権を握り試合をコントロールし、離れ際には左フックを当てる。
 2Rも同じような展開が続くが、BJがスタンドで重い左ミドル、ハイと蹴りを散りばめ、ラウンド終盤には初めてテイクダウンに成功し逆転を予感させる。
 3R、序盤に上になったBJ。マモルの下からの素早い腕十字に捕まるも冷静に対処し、ハーフにポジションを進める。足を使い立ち上がろうとするマモルに対し、BJがフロントチョークをガッチリとキャッチ。その状態から反転して上のポジションからマモルを絞め落とし、BJが2度目の防衛に成功した。

◆BJ「マモルさんの目つきが今までにないぐらい鋭かったので、『こりゃヤバイな』と思いましたが、最後まで自分を信じて戦い、良い結果が出ました。
 作戦は、最初は打撃で行って、首相撲になっても対応していこうと思っていましたが、うまく対応できなかったです。マモルさんすごく首相撲の練習してきたなーと思いましたね。でも、テイクダウンに行ったら相手嫌がったので、タックルに行ったらいい感じに試合が流れましたね。
(フロントチョークについては?)ガッチリ入って相手が『ウグッ』っと言ったので、レフェリーに『キャッチ入ってますよ』と言ったらキャッチが入りました。
(フェザー級への挑戦は活きた?)活きましたね。ベルトが『調子乗るなよ。相手のことをちゃんと考えなきゃダメだよ』と言っているような感じでした。
 防衛戦については最初漆谷選手だと思っていたんですよ。だからサウスポー対策をしていたんですが、マモル選手が1位になったので戦うことになった感じですね。マモルさんは死ぬまで尊敬します。それだけ強い選手ですから。
(次に戦いたい相手は?)強い人なら誰でも戦いたいですね。しいて言えば、引退してしまったのですが無敗の頃の井口さんと戦いたかったです。初めて戦った時は、井口さん本調子じゃなかったですからね。とにかくメチャクチャ強いヤツとやりたい。自分無茶するタイプなので(笑)。
 ベルトが自分から離れていかない限り、防衛し続けます。自分がそれ相応の魅力ある選手になれれば。(マモル選手と4回目はあると思いますか?)運命であれば、あると思います。」


第10試合 セミファイナル 環太平洋ウェルター級チャンピオン決定戦 5分3R
○遠藤雄介(GOKITA GYM/環太平洋1位・世界1位)
×冨樫健一郎(パラエストラ広島/環太平洋5位)
判定3-0 (浦30-27/菅野30-27/鈴木30-27)
※遠藤が新王者に



 冨樫のセコンドには冨樫Tシャツを着た佐々木信冶を始めとするその他大勢と、中には21日に大阪でDREAMの試合を控えている青木真也も付く。だが、青木一人だけ何故かJZカルバンのTシャツを着ている。対する遠藤はセコンドを含めたチームと円陣を組み気合いを入れる。
 両者はオールラウンドなファイターとしながらも、得意分野は打撃。特に冨樫は、吉鷹弘氏がブログで「打撃専門の選手をスパーで翻弄するほどのテクニック」と絶賛するほどのスキルを持っており、濃密な打撃戦が展開されるという予想もできた。だが、試合は早々から遠藤がタックルを仕掛けテイクダウンに持ち込むというグラウンド戦に。遠藤はパスを狙いながら冨樫にコツコツパウンドを当て続け、1Rを支配する。
 2Rになるとヒット&アウェーで右フックを数発ヒットさせる遠藤がスタンドの主導権を握る。だが、タックルに入った遠藤を冨樫が潰すと、会場からは冨樫コール。冨樫はじっくりとマウントまでポジションを進め、試合を決める絶好のチャンスを迎える。だが、遠藤がエビであっさりとスイープし上の状態でなったまま2Rが終了。
 3Rになっても遠藤が上のポジションをキープしパウンドを打ち続け、流れを保持する。冨樫はラバーガードで活路を見出そうとするが、遠藤のポジショニングを崩すことができない。ラウンド中盤には雄介コールが起き、完全に遠藤の支配で試合は進む。試合時間残り1分を切ったところでブレイクがかかりスタンドに。最後の打撃戦に注目が集まったが、遠藤がすぐさまタックルを仕掛け冨樫がそれを切り上になったところで試合は終了。
 冨樫の打撃を封殺した遠藤の作戦勝ちで、環太平洋王座2度目の挑戦にして初のベルトを腰に巻いた。
 遠藤はマイクを向けられると、「冨樫選手という強い選手に勝てて嬉しい。(気分は?)あんまりと言いたいところですが、めちゃくちゃ気分がいいです」と、喜びをかみしめている様子。世界王者の中蔵に挑戦することについて質問が及ぶと、「時期とタイミングが合えば」と謙遜したが、前回打撃でダウンを奪われて敗れている相手にも、今回のようなクレバーな戦いを実践すれば王座が変動する可能性は十二分にある。


第9試合 ライト級 5分3R
○ウィッキー聡生(シューティングジム横浜/ウェルター級環太平洋9位)
×マテウス・ラーデスマキ(フィンランド/シュート・ラハティ/ライト級欧州1位)
3R 2'17" TKO (レフェリーストップ:バックマウントパンチ)



 会場では自身が描いた絵画の展示会を行ったウィッキー。指でカンバスに色を加えていくという独特な手法の作品で、会場に訪れたファンに“らしさ”を見せる。ウィッキーは自由な発想を持った“天才肌”と言われているが、試合でもそれは変わらない。
 試合は打撃戦で始まり、組んだ離れ際にはウィッキーが右でパシッとラーデスマキを平手ではたき、レフェリーから軽く注意される。だが、それも彼らしい。1ラウンド中盤には右アッパー、左フックのコンビネーションをヒットさせるも、ラーデスマキの圧力でなかなか有効打を与えられない。そんなウィッキーを見たセコンドからは「もっと揺すれ!リズム取れ!」と、ウィッキー独特の構えだからこそのアドバイスが飛ぶのも彼らしい。
 だが、ウィッキーが「バテバテでした」と試合後話したように、ラーデスマキのテイクダウンに徐々にスタミナを消耗。だがそこで終わらないのがウィッキーだ。寝かされても下からは嫌がらせのパウンドではなく、鈍い音が会場に響き渡るような重いパウンドをラーデスマキの顔面に叩き込む。
 3R序盤も相手にテイクダウンを許すウィッキーだったが、立ち上がりバックを取った状態からグラウンドに引き込むと反転した相手に合わせサイド、マウントとポジションを進め、最後は亀になった相手にパウンドアウト。苦戦をしながらも、危なげない試合展開で欧州1位の強豪をしっかりと仕留めきった。
 ウィッキーはマイクを持つと「絵見て帰ってください。じゃ」と最後も彼“らしく”あいさつし退場した。


第8試合 フェザー級 5分3R
○扇久保博正(パラエストラ松戸/'07フェザー級新人王・MVP)
×田中ヒロユキ(直心会格闘技道場)
1R 1'35" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)



 試合が始まるといきなり右フックを当て突進し、距離を詰める扇久保。その勢いで上になると、サイドを奪いニーオンザベリーの体勢に。マウントに行かず、強烈なパウンドを連発して試合を終わらせた。扇久保はプロデビュー以来の無敗記録を6に伸ばし、ランキング入りに前進した。


第7試合 ウェルター級 5分3R
×風田 陣(ピロクテテス新潟)
○佐々木信治(総合格闘技道場BURST)
1R 2'42" 一本 (チョークスリーパー)



 和の衣装に面・笠といつもの格好で入場する佐々木。上半身に刺青を多く入れている佐々木だが、衣装との相性は抜群でより一層の雰囲気を醸し出す。
 試合開始早々から風田のお株を奪うような、首相撲からの膝蹴りを放つが、時折風田のカウンターを被弾し不安を覗かせる。だがテイクダウンを奪うと佐々木が主導権。コツコツと鉄槌を当て、最後はチョークで締め上げベテラン風田を料理した。


第6試合 フライ級 5分3R
×春崎武裕(直心会修斗GYMS/'03フライ級新人王)
○室伏シンヤ(SUBMIT静岡/'06フライ級新人王)
判定0-3 (菅野27-30/鈴木28-30/若林27-30)



 序盤から室伏が左右のローを春崎の足に強打させ、動きを止める。室伏は下になってもラバーガードでプレッシャーをかけ、仕掛けることをやめない。3Rに春崎にマウントを奪われた室伏だったが、シザースから相手の足をキャッチすることに成功し判定での勝利を決定付けた。


第5試合 ミドル級 5分2R
○山崎昭博(SUBMIT静岡/'07ミドル級新人王)
×平山尚樹(アカデミア・アーザ水道橋)
判定2-0 (横山20-19/鈴木20-18/若林19-19)


第4試合 62kg契約 5分2R
×マイク・ハヤカワ(シューティングジム大阪)
○細井鷹飛呂(パラエストラ松戸)
2R 1'32" 一本 (三角絞め)


第3試合 フェザー級[2008年度新人王決定トーナメント2回戦] 5分2R
×根津優太(和術慧舟會東京本部)
○越智晴雄(パラエストラ愛媛)
1R 3'42" 一本 (チョークスリーパー)

第2試合 ライト級[2008年度新人王決定トーナメント2回戦] 5分2R
○直撃我聞(PUREBRED大宮)
×土屋大喜(roots)
判定2-0 (20-19/19-19/20-19)

第1試合 ウェルター級[2008年度新人王決定トーナメント2回戦] 5分2R
○臼田育男(木口道場)
×近野淳平(ロデオスタイル)
2R 3'41" 一本 (チョークスリーパー)

認定:インターナショナル修斗コミッション

Home > REPORTS > 修斗 > BJ、マモルを返り討ち。遠藤が環太平洋王者に

 - PR - Martial World presents Gym Village
Gym Village でジムを探そう!
Gym Village おすすめジム

キングダム立川コロッセオ
JR中央線「立川」徒歩5分、多摩モノレール「立川北口」徒歩6分
月謝3ヶ月分無料(先着順限定数)&完全無料体験キャンペーン中!! 総合格闘技、柔術、キックボクシング等豊富なクラス。 初心者・女性・キッズ専用クラスも開設。 かなり気楽な雰囲気のジムです。

さらに詳しく

おすすめジム欄へのジム広告掲載について