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鈴木博昭、山口裕人をKOしKNOCK OUT参戦志願。海人、ゾウガリーに惜敗:4.8 後楽園

SHOOT BOXING 2017 act.2
2017年4月8日(土) 後楽園ホール
 19歳の新鋭・海人がS-cup 65kg世界トーナメント'16優勝のザカリア・ゾウガリーと対戦。ゾウガリーが本調子ではなかったとはいえ、海人が健闘し5Rまで持ち込み判定負けした。鈴木博昭は肘有りルールを志願し、WBCムエタイ日本王者の山口裕人を5R KOすると「肘でKOしたんで、KNOCK OUTのオファー待ってます」とアピールした。
  レポート&写真:井原芳徳  (中継:千葉テレビ 4/26(水)20:00~20:55)


第8試合 64kg契約 3分5R(無制限延長R)
〇ザカリア・ゾウガリー(オランダ/チーム・サワー/SB世界スーパーライト級(-65kg)1位、S-cup 65kg世界トーナメント'16優勝/63.95kg)
×海人(TEAM F.O.D/SB日本ライト級(-62.5kg)1位/64.0kg)
判定2-0 (津山49-48/若林48-48/小川49-48)

「今、街にはたくさん桜が咲いていますが、シュートボクシングには花が咲いていません。まだツボミのままです」
 SB後楽園大会の休憩明け恒例の“シーザータイム”で、シーザー武志会長はこのように話したが、今回のメインはそのツボミを咲かせようとするマッチメイクとなった。2月大会ではMASAYAが水落洋祐にKO負けし、坂本優起が北斗拳太郎に3連敗し、SBの総本山のシーザージム勢の不振が続くことから、シーザー会長が次世代のエース育成のため、あえて19歳の海人に試練を与える。
 ゾウガリーはこれまで鈴木博昭、MASAYA、宍戸大樹、山口裕人、裕樹、UMA、水落洋祐といった日本のトップファイターを次々と撃破している。海人は2月大会のYUSHI戦でライト級の62.5kgのリミットを1.2kgオーバーし、試合は公式記録では無効試合に。ファイトマネー全額没収のペナルティも科された。今回は65kgのスーパーライト級への本格階級アップを視野に入れ、64kg契約での試合で、いきなりトップ選手がぶつけられた。



 1R、ゾウガリーがパンチ、バックスピンキック、バックハンドブローを放つが、海人の懐が深く、うまく入りきれない。左足のスパッツの下からも少しテーピングが見え、踏み込みも不十分だ。
 2Rに入ると、ゾウガリーはそれでも圧力をアップしてパンチを少しずつヒットする。だが海人はまだ余力十分で、首相撲でゾウガリーを捕まえでボディに左膝を連打すると、ゾウガリーの腹が少し赤くなり、嫌そうな表情を浮かべる。それでもゾウガリーは終盤に飛び膝から距離を詰めると、パンチの連打をまとめ、印象を五分に戻す。
 3R、ゾウガリーはパンチをボディと顔面に打ち、海人は膝蹴りや右ハイで応戦。中盤過ぎ、ゾウガリーが飛び膝を放つが、飛び上がりが足りずローブローとなってしまい一時中断。海人はそのダメージが抜けきらないまま試合再開を希望し、終盤にはゾウガリーにパンチと膝で攻め込まれて印象を悪くする。



 4Rもゾウガリー優勢の流れが続き、ボディと顔面へのパンチ、右ローを随所で当てる。海人は疲れが見え、攻撃が返せない。
 だがゾウガリーも5Rは左足の怪我の影響もあって、体力が低下し攻撃が減る。海人はその隙を狙って右ストレート、左ハイを当て、ゾウガリーに反撃。場内は沸きあがる。



 結局、5Rに海人が1ポイントを確実に取ったが、4Rの失点を埋めきれず判定負けに。ゾウガリーは勝利が告げられると、海人を抱え上げ、健闘を称えた。試合後マイクを持ったゾウガリーは「今日は若い選手がハングリーで、私もハングリーに戦いました。言い訳ではないですが、左足を痛めていたせいで、左の蹴りを出せませんでした。満足がいかないパフォーマンスでしたがベストを尽くしました。シーザー会長、また大会に呼んでいただきありがとうございます。今年もSBがいい大会ができるよう貢献します」とアピール。最後は「アリガトウ」と日本語で話し、観客から拍手を浴びた。


第7試合 64.5kg契約(肘有り) 3分5R(無制限延長R)
〇鈴木博昭(ストライキングジムAres/SB世界スーパーライト級(-65kg)王者/64.5kg)
×山口裕人(山口道場/WBCムエタイ日本&INNOVATIONスーパーライト級王者/64.5kg)
5R 2'29" KO (左肘打ち)

 鈴木は昨年11月のS-cupに出場し、一回戦でHidekiに延長判定勝ちしたものの、左目眼窩底骨折の疑いでドクターストップがかかった。怪我が回復し今回復帰する。
 山口兄弟の兄・裕人もS-cupで鈴木と反対ブロックに登場したが、一回戦でゾウガリーにわずか87秒でTKO負けした。2月12日のKNOCK OUTでも不可思に3R TKO負けしている。鈴木も裕人も再浮上のきっかけをつかみたい一戦だ。また、KNOCK OUT参戦等を視野に入れる鈴木の希望で、昔のSBルールでは認められていた肘有りとなった。リングサイド席ではKNOCK OUTの小野寺力プロデューサーも試合を見守る。



 1R、サウスポーの鈴木が左ミドル主体で若干積極的に戦う状態。中盤、肘の応酬の後、パンチ主体の展開になり、鈴木が首相撲で裕人を捕まえて、顔面に左膝蹴りを当てた後、左ストレートでダウンを奪う。
 2Rも鈴木がミドル、前蹴り等を当て続けて主導権を維持し、中盤にオーバーハンドの左フックの連打でまたもダウンを奪取。ポイントで差をさらにつける。



 3R、鈴木は慣れない肘打ちに神経を使う影響も相まってか?息が少し荒くなり、攻撃が減る。すると山口が息を吹き返し、右フック、右肘等のヒットを増やして反撃する。鈴木は切られはしないものの裕人の肘を簡単にもらってしまい、対処がまだ甘い。
 だが4R、鈴木は体力が戻った序盤から左ストレートを積極的に当てて先手。左膝蹴り等全般にヒットを増やして再び主導権を引き戻す。



 5R、山口も残りの力を振り絞り、時折雄たけびを上げるが、鈴木が左ストレート、膝、ハイを当て続け優勢をキープ。そして終盤、鈴木が左ハイキック、左膝蹴りの連打で山口の動きを止めると、左の肘打ちで山口をマットに沈めた。



 苦しみながらもなんとかKO勝ちに持ち込んだ鈴木は「最終ラウンドKOですけど、楽しんでいただけましたでしょうか?最後、肘でKOしたんで、KNOCK OUTのオファー待ってます。落とせと言われればライト級でも落とせます。シュートボクサー代表として乗り込みます」とアピールした。


第6試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R(無制限延長R)
〇内藤大樹(ストライキングジムAres/SB日本スーパーバンタム級(-55kg)王者/57.5kg)
×元貴(立志會館/SB日本フェザー級2位/57.5kg)
判定3-0 (津山30-29/小川30-28/若林30-28)

 内藤は2月大会では56.5kg契約でRISEの55kgのランカーの宮崎就斗に判定勝ち。2階級制覇を目指し、現王者の深田一樹とも接戦を繰り広げている元貴との試合に臨む。
 1R、しばらくローキックの応酬が続いたが、次第に内藤の左のインローのヒットが増えると、内藤が左ミドル等も絡めて手数が増え優勢に。



 2R以降はより差がはっきりし、内藤が右ハイ、左ボディ、右フック、右アッパー等を何発も当て続ける。元貴は1Rに切れた右まぶたの傷が広がり出血が激しくなり、防戦一方に。内藤はさすがにまだダウンを奪うパワーは足りない様子だが、スピードは落ちておらず、1階級上でも戦える素質を印象付けた。


第5試合 女子ミニマム級(-48kg) 3分3R(無制限延長R)
〇MIO(シーザージム/SB日本女子ミニマム級王者/48.0kg)
×ヴィッキー・タン(香港/ボンバージム/WMFアマムエタイ世界大会女子48kg級優勝/47.3kg)
2R 2'00" TKO (ドクターストップ:右ストレートによる左まぶたの負傷)

 MIOは2月のクォク・ホイリン戦に続き香港の選手との試合。初来日のタンは戦績15戦7勝8敗の36歳。1R開始すぐから、体格で勝るMIOが圧力をかけ続け、随所で右ストレートをヒット。終盤、ロープに詰めての左フックと右ストレートの連打でダウンを奪う。2Rもパンチ主体で攻め続けていると、タンの左まぶたの腫れがひどくなり、ドクターストップがかかった。




第4試合 スーパーバンタム級(-55kg) 3分3R(無制限延長R)
〇伏見和之(シーザー力道場/SB日本スーパーバンタム級2位/55.0kg)
×片島聡志(フリー/元WPMF日本スーパーフライ級王者/55.3kg→54.75kg)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

 伏見は1R、慎重な攻めながらも、片島の蹴り足をつかみながらうまく左ボディをヒット。2Rもボディ狙いの攻めを続けると、少し動きの落ちてきた片島に対して、前方への投げを2度決めて2ポイントを奪う。体格差とルールへの適応度の差が出る。3Rもポイントは入らないが投げを放つ等攻め、片島の反撃を封じた。


第3試合 スーパーフェザー級(-60kg) 3分3R(無制限延長R)
〇村田聖明(シーザージム/SB日本スーパーフェザー級2位/61.0kg)
×照 寛人(TEAM TERASU/60.45kg)
判定3-0 (30-27/30-28/30-28)

 照はウィラサクレックの大会に参戦したことのある長崎の34歳で戦績6戦2勝2敗2分。小柄だがサウスポーのため、村田はしばらく攻め辛そうにしていたが、右ボディ、右ミドルを効かせると主導権を握り、2Rにはボディ狙いだけでなく顔面への右ストレートも当てて照を追い詰める。3Rは疲れが見えて攻めあぐねたが判定勝ちした。


第2試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R(無制限延長R)
〇笠原弘希(シーザージム/SB日本フェザー級2位/57.4kg)
×雄一(TRASH/NJKFスーパーバンタム級3位/57.3kg)
判定3-0 (30-26/30-27/30-27)

 1Rから笠原兄弟の兄・弘希が、左ミドル、左ボディを当てて主導権を握り、2Rには後方への投げでシュートポイント2を獲得する。1階級下の雄一もパンチを随所で当てて、弘希は鼻血を出し、終盤は疲れが見えたが、反撃を許さず判定勝ちした。


第1試合 69kg契約 3分3R(無制限延長R)
〇マツシマ タヨリ(シーザージム/SB日本スーパーウェルター級(-70kg)8位/68.9kg)
×朝倉豊樹(TIA辻道場/グラディエーター武士道スーパーウェルター級王者/69.0kg)
判定3-0 (30-28/30-28/29-28)
※1R後方への投げでマツシマにシュートポイント2

オープニングマッチ2 69kg契約 2分3R(無制限延長R)
〇チングン新小岩(モンゴル/シーザージム新小岩/67.35kg)
×須貝秋彦(ピロテテクス新潟)
1R TKO (タオル投入:左上段回転蹴りによるダウン後)

オープニングマッチ1 スーパーバンタム級(55kg) 2分3R(無制限延長R)
〇笠原友希(シーザージム/54.75kg)
×パーコ・ライ(香港/ボンバージム/WMFアマムエタイ世界大会2017 51kg級準優勝/54.6kg)
1R TKO (ドクターストップ:左肘の脱臼)

 笠原弘希の弟・友希が、浅草花やしきでのヤングシーザー杯のセミプロマッチ等での経験を経てプロデビュー。相手のライは33歳で、MIOの相手と同じジムの選手。笠原がセミプロで戦っていた相手よりもレベルが低く、友希のスピードのある攻撃に全く反応できず、友希が序盤から右ストレートでダウンを奪取。その後も左のミドル等で圧倒し、ギロチンを極めてキャッチポイント1も奪うと、パーコはなぜか左肘を脱臼してしまい、ドクターストップがかかった。

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