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水落洋祐、延長戦でMASAYAをKO。北斗拳太郎が新王者に:2.11 後楽園

SHOOT BOXING 2017 act.1
2017年2月11日(土) 後楽園ホール
 昨年S-cup 65kg世界トーナメントで準優勝のMASAYAは、一昨年に逆転負けした相手であるベテランの水落洋祐。延長に及ぶ死闘となり、水落が得意のパンチの連打でMASAYAをマットに沈めた。北斗拳太郎も過去2度勝っている坂本優起との接近戦での削り合いを制し判定勝ち。悲願のベルトを巻くと「SBの掟は俺が守る」と宣言した。
  レポート&写真:井原芳徳


第9試合 65.5kg契約 3分5R(無制限延長R)
×MASAYA(シーザージム/S-cup 65kg世界トーナメント'16準優勝、SB日本スーパーライト級王者/65.5kg)
○水落洋祐(はまっこムエタイジム/元WPMF世界ライト級暫定王者/65.3kg)
6R 1'36" KO (パンチ連打)
5R 判定0-0 (北尻48-48/若林48-48/津山48-48)

 シュートボクシング(SB)2017年一発目の大会のメインを任されたのがMASAYA。昨年11月のS-cup 65kg世界トーナメントでは準優勝の好成績を残したが、「たまたま運が良かっただけです。S-cupの実績に関係なく、またゼロから頑張るつもりです」と謙虚に振り返る。それもその1年前のTDC大会では水落に逆転の判定負けを喫しているせいもあるだろう。S-cupで水落は一回戦でタップロンにKO負けしており、再戦でMASAYAは勝つのはもちろん、きっちり差を示したいところだったが、水落が持前のパンチ技術と豊富なスタミナを存分に発揮する試合となる。



 1R、ローキックの応酬から始まるが、MASAYAが左ミドルを放つと、水落が片手でキャッチしてから、左ボディを当てるようになる。水落は左ボディから右フックにもつなぐようになり、このラウンドのポイントを取る。
 2Rも水落は蹴り足をつかんでからの左ボディを当てるが、MASAYAは右のミドル、ハイ、ローも駆使してじわじわと挽回。左ミドルも捕まれずに当てられるようになってきた。
 すると3R、MASAYAは右ローを連打して水落の動きを止めつつ、ハイキックやバックハンドブローも当てて反撃。ポイントを取り返したか?

 水落は4R、左右のボディ、右アッパー、右フックの回転を上げ反撃。だが終盤、水落の猛攻を耐え抜いたMASAYAが左ミドルをクリーンヒット。一瞬水落の動きが落ち、MASAYAが背後からしがみついて、2ポイント獲得できる後方への投げを狙うが、水落は膝をついて防御する。この状況で自分からグラウンド状態にすることはSBルールでは反則のため、左ミドルのダメージも相まって、水落は印象を悪くする。
 5RもMASAYAが途中まで左ミドルを当てる等して若干優勢だったが、中盤、水落が突如パンチの回転数を上げて反撃。MASAYAは右眉のあたりをカットし、以降はパンチをもらって防戦一方に。最後に水落がポイントを取り返し、延長戦に持ち込むことに成功する。

 すると流れは完全に水落の方へ。しばらく大差は無かったが、少しずつ水落の左ボディ、右アッパー、左右のフックのヒットが増えて行き、MASAYAが後退するように。MASAYAが離れても、すぐロープに詰め、休むこと無くボディ、顔面にパンチを連打していくと、ついにMASAYAがダウン。MASAYAはなんとか10カウントまでに立ち上がったものの、ファイティングポーズを取ろうとした瞬間にそのまま後ろのロープにもつれるようにして倒れ、レフェリーがすぐさまKOを宣告。死闘を制した水落はロープによじ登り、南側のスタンドにいた水落の応援団を向いてガッツポーズで大喜びした。





第8試合 SB日本スーパーウェルター級(70kg)タイトルマッチ 3分5R(無制限延長R)
×坂本優起(シーザージム/王者/69.85kg)
〇北斗拳太郎(ボスジム/1位、J-NETWORK王者/70.0kg)
判定0-3 (茂木48-49/若林49-50/津山48-49)
※北斗が新王者に

 両者はノンタイトル戦でこれまで15年8月16年2月に対戦し、北斗がいずれも判定勝ちしている。前日計量で北斗は「牙大王(=坂本)には2回勝っているが、決しておごりは無い。今回も壊す」コメント。今回の入場時も北斗の拳風の芝居を繰り広げ、観客を楽しませる。
 1R、序盤は北斗が距離を取って左ジャブをうまく当てていたが、坂本は細かくステップして頭を振ってプレッシャーをかけると、距離が縮まり、左右のパンチを当てるように。だが北斗も打ち合いに応じつつ、右ローをヒット。2Rには北斗の右ローの連打で、坂本の足が少し流れるようになる。



 2Rの中盤からは接近戦でのゴツゴツしたパンチと膝の打ち合い。3Rもしばらくその展開が続き、消耗戦となるが、中盤、北斗の右ボディが立て続けに当たりだすと、首相撲からの崩しが決まり、右フック、右のテンカオのヒットもじわじわ増える。坂本は大きなダメージは負ってはいないものの、攻撃を返せず、印象を悪くする。3Rが終わると同時に北斗は笑顔を浮かべ片手を上げる。
 4Rもその流れが続き、北斗が坂本をコーナーに詰めてパンチと膝のラッシュ。坂本はアームロックを仕掛けて流れを寸断し、背後に回るとジャーマンスープレックスを狙うが、北斗は両足で坂本の右足を挟んで防御。その後も右ローを当てる等して、北斗が若干優位に試合を運ぶ。
 5R、後の無い坂本は、残りの力を振り絞ってパンチを連打。時折北斗を下がらせる場面を作り好印象を残すが、3R、4Rの失点を埋められず試合を終える。



 判定が読み上げられ勝利が告げられると、北斗はケンシロウキャラを忘れたかのように飛び跳ね、コーナーにも登って大喜び。ベルトを腰に巻くと、両手で触って確かめ、感慨深げな表情を浮かべる。そしてマイクを持つと「ボス神拳伝承者の北斗拳太郎だ。このような機会を与えてくれたシーザー老師と関係者の皆さんに感謝している」と礼を述べ、最後は「SBの掟は俺が守る」とアピールした。「SBの掟」が何なのかはよくわからないが、試合後のインタビューでは「宍戸(大樹)拳法家もやった、真のSBルールでもやりたい」と、昨年4月に宍戸の引退試合限定で復活した肘有りルールでの試合に意欲を示し、「立ち技総合格闘技」を標榜するSBルールの可能性を追求したい様子だった。




第7試合 56.5kg契約 3分3R(無制限延長R)
〇内藤大樹(ストライキングジムAres/SB日本スーパーバンタム級(55kg)王者/56.5kg)
×宮崎就斗(TARGET/RISEバンタム級(55kg)3位/56.5kg)
判定3-0 (茂木30-28/若林30-28/津山30-27)

 この試合も再戦で、2年前に内藤が勝利している。だが宮崎は昨年11月のRISEでSBのフェザー級(57.5kg)王者の深田一樹をKOしており、SB王者2連破とリベンジに燃えている。
 1R、サウスポーの宮崎に、リーチで勝る内藤が右のミドル、ロー、ハイをうまく当てるが、宮崎も手数は劣るものの左ストレートを的確に返す。すると内藤はパンチ勝負に応じ、左のオーバーハンドフックをうまく合わせるように。



 すると2R、左のパンチがオーバーハンドもジャブ気味の当たりもヒットが増えるようになり、宮崎は少しずつ後退。内藤は右のフック、右のボディも絡め、宮崎をロープやコーナーに下がらせ、鼻血を出させ、ダウン寸前まで追い込む。
 だが3R、息を吹き返した宮崎は、左ミドル、首相撲からの膝蹴りをうまく当てるようになり、さらには疲れてきた内藤をジャーマンスープレックスで投げ飛ばす。腰の上まで上がらず、ポイントにはならなかったが、SBルールへの適応度の向上を印象付ける。だがその後も首相撲からの膝を連打していると、内藤は捕まりながらもそのまま膝をかがませて、そこから腰投げに成功。ポイント差を広げ、その後も宮崎の反撃を封じて判定勝ちした。



 試合後マイクを持った内藤は「階級が上のチャンピオンが負けてるんで熱くなりました。結果勝ったんで、どうですか?-55kgから変更予定は無いんですけど、僕はそのままもう1個上の階級も取りに行こうと思います。同時にチャンピオンを取ろうと思います」と、2階級制覇を新たな目標に掲げた。


第6試合 女子49kg契約 3分3R(無制限延長R)
〇MIO(シーザージム/SB日本女子ミニマム級(48kg)王者/48.45kg)
×クォク・ホイリン [郭 海寧] (香港/レイズムエタイジム/IPPC 51kg 2015王者/48.85kg)
判定2-0 (平30-29/若林30-30/津山30-29)

 初来日のリンは戦績19戦11勝8敗の21歳。昨年9月、Union朱里と中国のWMCI-1 ASIA 51kgタイトルマッチで対戦し判定で敗れている。MIOは昨年11月に朱里との4度目の対決を制しSB日本女子ミニマム級王座を獲得して以来の初戦だ。



 だがこのカードが発表されたのは大会5日前。お互い調整不足の影響か?お見合い状態の時間が長く、長身で懐の深いクォクにMIOはなかなか近づけない。2R中盤にMIOが右ハイ、右フックを当てるが単発止まり。3R、1分足らずでレフェリーが両者に積極的な攻撃を指示。MIOがバックハンドブローを当てる等して若干優位となり判定勝ちしたが、お互い不完全燃焼なファイトとなってしまった。


第5試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(無制限延長R)
―海人(TEAM F.O.D/SB日本1位/63.7kg)
―YUSHI(グラップリングシュートボクサーズ/SB日本5位/62.5kg)
ノーコンテスト

 海人が計量オーバーで、本来なら失格だが、YUSHIが試合を希望したため、YUSHIが6オンス、海人が8オンスのグローブを使用するハンディキャップマッチに。さらに海人にはレッドカード1枚(減点2)、ファイトマネー全額没収のペナルティーが科された。
 当日昼のプレスリリースではレッドガード2枚(減点4)と発表されていたが試合時には変更。また、実際には海人が勝ってもノーコンテストで、YUSHIが勝った場合のみ公式記録となるはずだったが、試合前にも試合時にもそのアナウンスは無く、判定3-0 (28-27/28-27/28-27)で海人が勝利と発表された。当然、YUSHIの陣営が試合後、運営サイドに抗議し、大会終了後にSB協会からノーコンテストと裁定の訂正が発表された。


第4試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(無制限延長R)
〇村田聖明(シーザージム/SB日本2位/59.95kg)
×森園直樹(TIA辻道場/元グラジエーター武士道スーパーフェザー級王者)
判定3-0 (30-28/30-28/30-29)

第3試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(無制限延長R)
〇笠原弘希(シーザージム/SB日本2位/57.35kg)
×賢一TenCloverGym(テンクローバージム/SB日本スーパーフェザー級(60kg)3位/58.0kg)
判定3-0 (30-27/30-28/30-27)
※賢一が計量オーバー。本来なら失格だが、笠原が試合を希望したため、笠原が6オンス、賢一が8オンスのグローブを使用するハンディキャップマッチに。さらに賢一にはレッドカード1枚(減点2)、ファイトマネー全額没収のペナルティーが科された。

第2試合 71kg契約 3分3R(無制限延長R)
〇マツシマ タヨリ(シーザージム/SB日本スーパーウェルター級(70kg)7位/71.0kg)
×ラム・ツォンフォン(香港/レイズムエタイジム/69.95kg)
判定3-0 (29-23/29-21/29-22)

第1試合 スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(無制限延長R)
〇平山滉大(フォースクワッド/SB日本スーパーバンタム級6位/55.0kg)
×川上 叶(龍生塾/54.85kg)
2R 2'02" KO

オープニングマッチ 69kg契約 2分3R(無制限延長R)
〇チングン新小岩(モンゴル/シーザージム新小岩/67.3kg)
×伊藤圭太(RIKIX/68.45kg)
判定3-0 (30-25/30-24/30-25)

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