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不可思、サワーからの刺客をKO。タップロン、MASAYAをパンチ葬:6.5 後楽園

SHOOT BOXING 2016 act.3
2016年6月5日(日) 後楽園ホール
 REBELSから初参戦したWPMF日本スーパーライト級王者・不可思は、アンディ・サワー推薦のWPKLベルギー王者・バリーズ・カラバスと対戦。急きょ欠場したザカリア・ゾウガリーとの大一番に向け蓄えた力を存分に発揮し3R KO勝ちした。メインに抜擢されたシーザージムの新鋭・MASAYAはタップロンの左ストレートでKO負け。スーパーウェルター級戦線ではまたも坂本優起と北斗拳太郎で明暗が分かれた。
  レポート&写真:井原芳徳


第11試合 メインイベント スーパーライト級(65kg) 3分3R(無制限延長R)
○タップロン・ハーデスワークアウト(タイ/ハーデスワークアウトジム/SB世界5位、元WMC世界フェザー級王者/65.0kg)
×MASAYA(シーザージム/SB日本4位・元王者/65.0kg)
3R 0'25" KO (左ストレート)

 鈴木博昭に連勝している宿敵、35歳のベテラン・タップロンは4月大会で元REBELS王者のUMAに2R KO負け。MASAYAは昨年12月から水落洋祐、森本一陽と他団体勢に連敗したが、3月にはUMAと引き分けており、4月大会でアラン・ソアレスに右ハイで3R KO勝ちした勢いが買われ、タップロンとの試合に抜擢された。



 1R、グローブタッチの後、すぐにMASAYAは右ローを放ち、その後も右ロー、左ボディ、左ミドルと首から下主体を狙う攻め。タップロンは少し下がりながらではあるが、右ロー、左ミドルをお返ししつつ、右フックも強打し、時折蹴り足をすくって崩す等してしっかり応戦する。
 2RもMASAYAが前に圧力をかける状態が続くが、タップロンは随所で右ロー、右ミドルを当ててMASAYAを封じ、終盤には右ミドルを強打し、大きな炸裂音を場内に響かせ、観客をどよめかせる。
 そうやって巧さとパワフルさを印象付けたタップロンは3R、MASAYAがパンチを振り回して前に出てくると、下がりながらうまくかわした後、MASAYAの連打の打ち終わりに左ストレートを放つと、これがクリーンヒット。MASAYAは腰から崩れ落ちダウンする。立ち上がろうとしたがふらつているのを見たレフェリーはすぐさまストップ。タップロンが新鋭相手に健在ぶりを見せつけた。




第10試合 セミファイナル 64kg契約 3分3R(無制限延長R)
×バリーズ・カラバス [Baris Karabas](ベルギー/チーム・スラム/WPKLベルギー・スーパーライト級王者/63.95kg)
○不可思(クロスポイント大泉/WPMF日本スーパーライト級王者/64.0kg)
3R 2'07" KO (右ハイキック)

 不可思と対戦予定だったザカリア・ゾウガリーが鼻骨骨折により欠場。急きょアンディ・サワーが今秋開催予定のS-cup 65kg世界トーナメントに推薦していたカラバスが初参戦することになった。カラバスは21歳で26戦23勝(19KO)3敗と高いKO率を誇る選手。試合では強力な右フックで不可思を脅かすことに。
 1R、不可視が右ロー主体で攻めた後、右のテンカオをボディに突き刺しカラバスを下がらせるが、カラバスは右フックをお返しして不可思を下がらせ、その後も右フックで不可思を脅かす。

 2R、序盤こそカラバスが右フックを当てていたものの、不可思が右の前蹴り、左ボディでカラバスを下がらせると、右ローを連打する怒涛の反撃。右ハイや左の奥足狙いのローや首相撲からの崩しも決めて主導権を維持する。



 3R、それでもカラバスは時折スピードのあるフックを当てるが、不可思はひるまず右ローを連打してカラバスを下がらせた後、右ストレートでダウンを奪取。最後は右ロー、前蹴り、右ボディ等でカラバスを痛めつけた後、ロープ際まで下がらせての不意打ちの右ハイをクリーンヒットし、カラバスを撃沈。ゾウガリーとの大一番に向け蓄えた力を存分に発揮し、SBの観客にもしっかりインパクトを残した。



第9試合 70.5kg契約 3分3R(無制限延長R)
×坂本優起(シーザージム/SB日本スーパーウェルター級(70kg)王者/70.5kg)
○バグダッド・ジャダン [Baghdad Jyadan](フランス/チーム・ナセル/70.1kg)
判定0-2 (大村29-30/津山29-29/若林29-30)

 2月に北斗拳太郎にノンタイトル戦で敗れ、北斗相手に2連敗してしまった坂本がプロ33戦にして初の国際戦。シャダンはカリム・ベノーイと同門の24歳で22戦16勝6敗。183cmと長身だ。
 1R、リーチで勝るジャダンが左右のパンチを当て続け、首相撲も駆使して崩しや膝蹴りを決め主導権を握る。だが坂本もパンチの打ち合いに応じ、2Rに入るとほぼ打ち負けないファイトを展開。3Rも打ち合いを続け、膝蹴りを含めて手数ではジャダンに劣るものの、ジャダンをパンチで下がらせる場面を作る。順当にジャッジ2者がジャダンを評価し坂本は敗れたものの、体格とパワーで勝る相手と真っ向勝負を繰り広げた経験は今後に活きるだろう。


第8試合 スーパーウェルター級(70kg) 3分3R(無制限延長R)
○北斗拳太郎(ボスジム/SB日本1位、J-NETWORKスーパーウェルター級王者/70.0kg)
×田中STRIKE雄基(BFA-SEED/69.7kg)
1R 3'00" TKO (レフェリーストップ:右ストレートでダウン後)

 坂本に連勝している北斗は、HEATを主戦場とするSB初参戦の田中と対戦。1R、序盤からパンチの打ち合いを繰り広げ、北斗が左ハイを放つと、田中はブロックしているものの少しぐらつくほどパワー差がある。北斗は首相撲に持ち込むと、田中は全く対処できずパンチを振り回すのみ。パンチの打ち合いで田中をじわじわ弱らせると、首相撲から顔面に左膝を叩き込んで最初のダウンを奪うと、最後は右ストレートをクリーンヒットして田中をマットに沈めた。

 北斗は「今日は素晴らしいリングに上げていただきシーザー老師、ありがとう。今日、大事な友人が遠いところに旅立つ。今日は必ずKOで見送りたいと思っていた。話は戻るが、シーザー老師に用意されたSB代表としての外敵退治、見事KOで勝つことができた。次はSBのベルトを奪う戦いをしたいが、シーザー老師、少しでもいいので考えてくれ。今日はボス神拳を出す前に倒してしまったので、(会見で予告していた)天空崩山拳は次回に持ち越しだ。SBの掟は俺が守る」とアピールした。




第7試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(無制限延長R)
○海人(TEAM F.O.D/SB日本1位/62.5kg)
×大山洋明(Studio-K/MA日本スーパーフェザー級7位/ 62.1kg)
判定3-0 (30-29/30-28/30-27)

 大山は以前「ちび太」のリングネームで試合をしていた選手。1Rは左右のミドルを強打していたが、体格差もあり、次第に海人に手数で押されるように。2R以降は海人がボディ狙いのパンチ、膝、顔面への膝等で大山を圧倒し完勝した。


第6試合 58kg契約 3分3R(無制限延長R)
○伏見和之(シーザー力道場/SB日本スーパーバンタム級(55kg)2位・元王者/ 57.5kg)
×中村直也(VERSUS/58.0kg)
2R 1'54" KO (3ダウン:左フック)

 中村は同じ日に新宿フェイスで大会を行ったINNOVATION加盟ジムのVERSUSに所属する7戦5勝(1KO)2敗の20歳。ランキングには入っておらず、伏見は何としても負けられない試合だったが、普段より上の体重で試合となるためか、少し苦戦することに。
 1R、左ボディでダウンを奪うが、再び左ボディを放ったタイミングでカウンターの左フックをもらいダウン。その後も下がって中村の右ハイをもらって後退する。だが2Rは立て直すと、左フックで立て続けに3ダウンを奪いKO勝ちした。


 第5試合の後には島田洸也(シーザー力道場/SB日本フェザー級王者)の引退式が行われた。島田は引退後、父親と同じ消防士を目指す。第2試合の嶋田昌洋(志真会館)も今日で引退し、偶然にも嶋田も消防士を目指すことから、シーザー会長の提案で2人揃って10カウントゴングを聞いた。
 島田は「自分、元々弱くて格闘技のセンスが無かったんですけど、師匠の鈴木先生が拾ってくれて、何から何まで面倒を見てくれて、試合で負けてもシーザー会長がずっとシュートボクサーをさせてくれて、チャンピオンになれました。努力することの大切さを教わりました。最高の選手生活でした。悔しい思いもありますが、これから後輩のサポートができるよう、ずっとSBに関わっていきたいです。たくさんの応援ありがとうございました」と最後の挨拶で語った。


第5試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(無制限延長R)
×村田聖明(シーザージム/SB日本2位/59.5kg)
○賢一TenCloverGym(TenCloverGym/59.5kg)
3R 0'47" KO (右ハイキック)

 互いにボディ狙いの攻めを駆使し、村田が膝蹴り、ミドルを絡めて若干手数多く攻め続ける状態が続いたが、3Rのパンチの打ち合いで村田のガードが甘くなったところで賢一の右ハイがクリーンヒットし、村田は前のめりで倒れKO。見事、賢一が逆転勝ちした。




第4試合 57kg契約 3分3R(無制限延長R)
○笠原弘希(シーザージム/SB日本フェザー級(57.5kg)8位/57.0kg)
×坂村充志(RIKIX/57.0kg)
3R TKO (レフェリーストップ:右目の負傷)

 6戦全勝の16歳・笠原が1Rから坂村を圧倒し、2Rに左の飛び膝からの膝蹴りの連打でダウンを奪う。坂村は右目を何度もまばたきして塞ぐ場面が見られるようになり、3R中盤を過ぎにようやく平レフェリーがストップした。


第3試合 スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(無制限延長R)
×大桑宏彰(シーザージム渋谷/SB日本6位/55.2kg→55.0kg)
○平山滉大(及川道場/54.85kg)
判定0-3 (25-30/25-30/26-30)

 平山は2戦2勝の18歳。1Rからミドル、ロー、膝を次々と出して22戦目の大桑を翻弄し、2Rに膝蹴りでダウンを奪取。その後も主導権を維持し完勝し、今後の上位戦線での活躍を予感させた。



 なお、この日の第1、2試合では、SBの拠点・浅草の漫才コンビによる生実況が場内に響き、第2試合後にはプロレスのような形でのルール説明エキシビションマッチが行われ、普段格闘技を見ない人にもSBに馴染んでもらう工夫がなされていた。


第2試合 スーパーウェルター級(70kg) 3分3R(無制限延長R)
○コマツ・ザ・バーバリアン(ボスジム/SB日本9位/70.0kg)
×嶋田昌洋(志真会館/69.8kg)
判定3-0 (30-27/30-28/30-28)


第1試合 スーパーウェルター級(70kg) 2分3R(延長1R)
○マツシマタヨリ(シーザージム/69.85kg)
×白川太一(RIKIX/69.3kg)
判定3-0 (29-25/30-25/30-25)
※1Rマツシマに前方への投げでシュートポイント1、後方への投げでシュートポイント2

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