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鈴木博昭、タップロンに3連敗。内藤大樹、復帰戦は逆転KO勝ち:2.13 後楽園

SHOOT BOXING 2016 act.1
2016年2月13日(土) 後楽園ホール
 鈴木博昭は6年前と1年前に敗れているタイ人・タップロンと対戦。急な相手変更も相まって、今回も右ミドルの浴び続けてしまい判定負けを喫し、膝をついてガックリとうなだれた。坂本優起も昨年8月に敗れた相手であるJ-NETWORK王者の北斗拳太郎に完敗。他のSB生え抜きの主力が崩れた中、20歳の新鋭・内藤大樹はREEBLSの小笠原裕典に逆転KO勝ちし、一番のインパクトを残した。
  レポート&写真:井原芳徳


第10試合 メインイベント 65.5kg契約 3分3R(無制限延長R)
×鈴木博昭(ストライキングジムAres/SB世界スーパーライト級(65kg)王者、S-cup 2014 65kg世界トーナメント優勝/65.5kg)
○タップロン・ハーデスワークアウト(タイ/ハーデスワークアウトジム/SB世界スーパーライト級5位、元WMC世界フェザー級王者/65.5kg)
判定0-2 (茂木29-30/津山29-29/和田29-30)

 鈴木は昨年12月、世界王者としての初戦でザカリア・ゾウガリーに敗れており、今回が再起をかけた一戦。当初対戦を予定していた元RISEライト級王者のイ・ソンヒョンが欠場し、代わってタップロンが鈴木と対戦することになった。
 鈴木はタップロンと10年昨年6月にSBで戦い、いずれも右ミドルを何発ももらい判定負けしている。
 だが昨年6月の対戦では、最終3Rに鈴木がタップロンを投げようとした際、タップロンが2度ロープをつかむ反則を犯しているが、減点とはならず、鈴木はその差が災いし判定2-0で惜敗しており、完全決着が期待されていた。
 その後、昨年8月のSB 30周年大会のSB世界スーパーライト級王座決定4人トーナメントに両者が出場したが、準決勝は別々の相手で、タップロンはクリス・バヤに延長戦でKO負けした際、本戦ドローの判定の内容を不服とし、その後はリングから遠ざかっていたという。だが、今秋SBでS-cup 65kg世界トーナメントが開催予定のため、そこを狙い緊急出場を決めたとのことだ。

 1R、いつものように鈴木がサウスポーに構えると、タップロンはこれまでの対戦同様に右ミドルをヒット。ロングスパッツ着用ということもあり、打撃音が大きく会場に響き、当たる都度観客がどよめく。だが鈴木も右ミドルをキャッチしてからの左フックをお返しし対抗。ところがタップロンはひるまず、すぐさま右ハイをお返しして鈴木を吹き飛ばし、流れを作らせない。
 その後も鈴木がプレッシャーをかけるが、タップロンはうまくステップでかわして距離を作りつつ、右ミドルを強打。2Rも同様の構図で、鈴木は左のインローは時折当てるものの、パンチは思うように当てられなくなってくる。
 3Rもタップロンの右ミドルに鈴木が手を焼く展開。立て続けにもらうわけではなく、それなりに寸断して鈴木も圧力をかけ、パンチを振るってタップロンを脅かしてはいる。だが、なかなかパンチを当てさせてもらえず、タップロンに右ミドルをもらい続けた脇腹が次第に赤く腫れて、大量でなくても右ミドルの打撃音が場内に響いて観客がどよめけば、ジャッジに印象付けるには十分だ。
 結局、ジャッジ1者はドローとしたものの、2者が29-30とつけ、タップロンに軍配。最後のポイントが発表された瞬間、鈴木は膝から崩れ落ち、マットに頭をつけて悔しさを露わにした。
 



第9試合 70.5kg契約 3分3R(無制限延長R)
×坂本優起(シーザージム/SB日本スーパーウェルター級(70kg)王者/70.4kg)
○北斗拳太郎(ボスジム/J-NETWORKスーパーウェルター級王者、SB日本スーパーウェルター級2位/70.45kg)
判定0-3 (茂木28-30/和田29-30/津山28-30)



 昨年8月の大田大会で再延長戦に及ぶ接戦を繰り広げた両者の再戦。前回は北斗が勝利しているが、今回は前回以上にはっきりと差をつけて勝利する試合に。
 1R、開始すぐから接近戦となり、両者ともパンチと膝を放つが、圧力で勝るのは北斗のほう。右のクロス、左の膝が特にうまく当たっている印象だ。2Rも同様で、崩しも終盤には数度決めて優勢を印象付ける。3Rは劣勢の坂本も手数を上げるが、北斗はほとんど有効打をもらわず、パワーで押し続けて随所でパンチと膝を返し、終盤には左フックで坂本をぐらつかせて判定勝ちした。

 マイクを持った北斗は「ボス神拳伝承者の北斗拳太郎だ。まずは今日、この素晴らしいリングに上がれたことに感謝している。シーザー老師、私が70kg王者に2度勝つことができた。今後、SB代表として外敵とやらせてもらうことを検討してくれ。SBの掟は俺が守る」と、「北斗の拳」のケンシロウのキャラを貫いて笑いを取りつつ、SBの70kg戦線の日本人エースとして戦う決意を示した。



 大会後のインタビューでシーザー武志・SB協会会長は「タップロンも北斗もSBを愛してくれているし、SBの興行としてはプラスだと思います」と、他団体・競技の実力者の活躍を歓迎。SB・RISE・REBELSの主力選手が相互の団体でファンと交流する「ミニ・ファンEXPO」を通じ、RISE・REBELSとの結束を強める路線を今年に入って明確にしているが、「65kgはウチがトーナメント(S-cup)をやって、55kgは伊藤君のところ(RISE)、70kgは日菜太君がいる山口君のところ(REBELS)がやるのもいいと思う」と、具体的な活性化案も口にし、「どこの団体が勝ったとかじゃなく、切磋琢磨して、試合が良ければファンは喜ぶ」と話した。

 これらキック系3団体は肘打ちが無いルールを採用している点で共通するが、首相撲の規定はまちまちで、そこの有利不利は各選手にあるだろう。しかしその点も、再戦は初戦と別の団体のルールでやる等、ホーム&アウェー形式を取ればカバーできる。RISE・REBELSの参加したBLADEは、年1回しか大会を開催できていない状態で、同じ時期に始まった対抗イベントのK-1 WORLD GPとそのベースのKrushに話題性で押されている中、SBも加わった3団体の試みが2016年はどこまで通用するか今後も注目したい。


第8試合 55.5kg契約 3分3R(無制限延長R)
○内藤大樹(ストライキングジムAres/SB日本スーパーバンタム級(55kg)王者/55.5kg)
×小笠原裕典(クロスポイント吉祥寺/REBELS NEW RAIDERS TOURNAMENT優勝/55.5kg)
3R 0'14" KO (右ストレート)

 内藤は昨年8月のBLADE 55kg日本トーナメントで那須川天心に決勝で敗れて以来の試合。対戦相手は同じくBLADEトーナメントの準決勝で那須川に敗れベスト4となった小笠原裕典だ。



 1R、両者とも左ジャブを突き、右の蹴りを当てる攻防となり、ほぼ五分。2Rに入ると、内藤の右ストレートが序盤から炸裂し、少しずつ圧力が強まってきたが、右の前蹴りを放った際に小笠原に捕まれると、小笠原に右フックをもらってぐらつき、小笠原がすぐさま左の飛び膝を放つとアゴにクリーンヒットし内藤はダウンする。
 だが立ち上がった内藤は逆に勢いづき、SBルールでは有効な首投げでシュートポイント1を奪い返すと、左フックで小笠原をぐらつかせ、終盤にはギロチンも仕掛けて猛反撃。さらに3R、開始すぐに小笠原がバックハンドブローの奇襲を仕掛けると、内藤はもらいながらも右ストレートをすぐさまお返し。するとこれがクリーンヒットし、小笠原はダウンしたまま立ち上がれず試合終了、内藤が見事逆転KO勝ちを果たした。




 マイクを持った内藤は「皆さんお久しぶりです。ダウン取られたんですけど、倒せて、SBのリング立てて良かったです。今年は自分がSBを引っ張れるよう頑張ります。去年8月に那須川選手に倒されているんで、絶対リベンジします」とアピールした。
 試合後のインタビューでは「久々の試合で1Rは硬くなってしまいました。ダウンを取られた技は試合が終わって聞いて知りました。最終的にKOできて良かったです。パンチはBLADEが終わってから鍛えていました」と試合を振り返る。SB同級1位の植山征紀が対戦要求していることを聞くと「いつでもかかってこいって感じです。ぶっちゃけSBのランカーに判定まで行くつもりは無いんで」と、格の違いをアピールし、「SBはこれまで中量級が盛り上がって、55kgはあんまり注目されなかったんですけど、自分が絶対的エースになれるよう頑張りたいです。那須川選手にたどり着くまで全勝してリベンジしたいです」と改めて那須川戦を熱望した。


第7試合 67kg契約 3分3R(無制限延長R)
×MASAYA(シーザージム/SB日本スーパーウェルター級(70kg)7位、元スーパーライト級(65kg)王者/67.0kg)
○森本一陽(レグルス池袋/元J-NETWORKスーパーウェルター級王者/66.9kg)
判定0-2 (北尻28-30/大村29-29/津山28-29)



 昨年12月のTDC大会でMASAYAは水落洋祐にダウンを奪われ判定負け。昨年復帰後の連勝がストップしている。今回はパワフルなファイトに定評のある森本が相手だ。
 1R開始から、森本が圧力をかけ、顔面とボディに散らすパンチの連打で先手を取る。1R終盤からMASAYAが左ミドルのヒットを増やし、2Rは手数で勝り挽回。3Rも左ミドルを連打し、パンチも当てるが、森本も右ミドルを返しつつ、パンチの手数を上げる。森本は5R制の経験が豊富なだけあり、余力を3Rに存分に出し、最後まで圧力を落とさず試合終了。接戦ながらもパンチの手数が評価され、森本に軍配が上がった。


第6試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(無制限延長R)
○海人(TEAM FOD/SB日本ライト級1位/62.5kg)※立志会館から所属変更
×高橋幸光(はまっこムエタイジム/MA日本ライト級王者/62.5kg)
判定3-0 (北尻30-29/大村30-29/津山30-29)

 高橋は昨年12月のINNOVATIONで町田光との王者対決で肘で切り裂きTKO勝ち。試合後のマイクでは古巣Krushへの参戦を希望したが、2016年最初の試合はSBで組まれた。いつものピンクのヒョウ柄のトランクスと同じ模様のロングスパッツで登場し、SBへの気持ちの入りようを示したが、試合は厳しい内容に。
 高橋はサウスポーに構え、距離を取って回って左ミドルをヒットするが、海人も右ローをお返しし、2Rには少し高橋がバランスを崩す場面も見られるようになり、海人がコーナーに詰めてパンチを連打する場面も。3Rは高橋も投げを狙ったりアームバーを仕掛けたり、SBルールに対応した動きを見せるが、海人のパンチをもらって印象を悪くする。大きな差がつくラウンドは無かったが、パンチで好印象を残した海人に軍配が上がった。


第5試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(無制限延長R)
○土屋大喜(roots/元修斗環太平洋ライト級(65kg)王者/62.15kg)
×荻野祐至(グラップリングシュートボクサーズ/62.3kg)
判定3-0 (30-29/30-29/30-28)

 昨年8月の大田大会で海人と延長に及ぶ接戦を繰り広げた土屋が再登場。2Rまでフェイントをたくさん仕掛けながらも、なかなか手数の出ない状態が続いたが、3Rは序盤から投げを仕掛け、打ち合いでもじわじわとヒットを増やし、度々荻野を押し倒して優位に試合を運び、接戦を制した。


第4試合 スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(無制限延長R)
○植山征紀(龍生塾ファントム道場/SB日本1位/55.0kg)
×有松 朝(リアルディール/RISEバンタム級(55kg)3位/55.0kg)
判定2-0 (30-28/29-29/29-28)


第3試合 スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(無制限延長R)
○伏見和之(シーザー力道場/SB日本2位、元王者/55.0kg)
×國本真義(命武會/S-BATTLEキックルールバンタム級王者/55.0kg)
判定3-0 (30-29/30-29/30-28)


第2試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(無制限延長R)
×村田聖明(シーザージム/SB日本2位/59.95kg)
○末廣智明(大道塾吉祥寺支部/2014大道塾北斗旗軽量級優勝/59.9kg)
判定0-2 (29-30/29-29/29-30)

第1試合 スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(無制限延長R)
×内藤亮太(ストライキングジムAres/SB日本8位/55.0kg)
○笠原弘希(シーザージム/55.0kg)
判定0-3 (28-29/28-29/27-29)
※2R左ストレートで内藤に1ダウン

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