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ゾウガリー、宍戸大樹を圧倒。坂本優起、長島☆自演乙から白星:2.21 後楽園

SHOOT BOXING 2015 ~ SB 30th Anniversary ~ act.1
2015年2月21日(土) 後楽園ホール
 昨年11月のS-cup -65kgで緊急出場ながらも準優勝と大活躍した20歳のザカリア・ゾウガリーが再来日。37歳のベテラン・宍戸大樹が迎え撃ったが、ゾウガリーが多彩な回転技と正確なパンチで圧倒すると、鈴木博昭とのリベンジマッチを改めて熱望。シーザー会長も「第2のアンディ・サワーになれますね」と大絶賛した。
  レポート&写真:井原芳徳


第9試合 メインイベント スーパーライト級(65kg) 3分3R(無制限延長R)
×宍戸大樹(シーザージム/SB東洋太平洋ウェルター級(67.5kg)王者/65.00kg)
○ザカリア・ゾウガリー(モロッコ/メルヴィン・ファイト&フィットネス/S-cup -65kg世界トーナメント'14準優勝/64.35kg)
判定0-3 (津山27-30/茂木27-30/北尻28-30)

 ゾウガリーはメルヴィン・マヌーフの弟子の20歳。昨年11月のS-cup -65kg世界トーナメントでは、前日のオファーに応じ一睡もせず当日朝10時に日本に到着し、ボーウィー、ベノーイ弟を撃沈。決勝は鈴木博昭に再延長で敗れるも、ゾウガリーが勝っていたという見方も多く出るほど健闘し、大きなインパクトを残した。
 宍戸は右拳等の負傷で長期戦線離脱し、S-cupで復帰したが、一回戦でベノーイ弟に判定負け。引退を覚悟で臨み敗れたものの、「こんな所で終われない」という気持ちが試合中から強まり、試合後すぐに練習を再開した。「1年ぶりの試合だった前回の時より、はるかにいい練習ができています」「昔の感じが戻って来ました」と、試合3日前の公開練習では復調ぶりを語っていたが、若いゾウガリーとの差が如実に出る内容に。



 1R、ゾウガリーはテコンドー仕込みの上段回転蹴り、バックハンドブロー、バックスピンキックといった大技を絡めつつ、宍戸のガードの上からでも容赦なくパンチを連打。途切れず次々と出される攻撃に場内がどよめく。宍戸がミドルを放てば、つかんで右ローを当て、宍戸に攻略の糸口をつかませない。
 2Rはゾウガリーがさらに圧力を強め、パンチを連打し、左ハイもヒット。宍戸が奇襲のバックハンドブローを放てば、ゾウガリーもすぐにバックブローを返してみせる。ワンツーからの右ローといったオーソドックスな技も絡め、終了間際には宍戸をコーナーに詰めてパンチを連打。宍戸はブロックしてなんとかゴングまで耐え切る。



 3Rもゾウガリー優勢の流れは変わらず。途中、ローブローで中断するが、宍戸のバックハンドブローには2発のバックハンドブローでお返しし、観客を沸かせる。中盤以降はステップして距離を取って、少し逃げのモードにも入りかけたが、随所で左ハイを当てて好印象を残し、残り30秒を切ると残りの力を振り絞りパンチの連打をまとめて試合終了。完璧な試合運びで勝利すると、「これは65kgチャンピオンシップへのファーストステップです。その時は鈴木とやらせて下さい」とマイクでアピールした。



 大会後の総括でシーザー武志SB協会会長は、ゾウガリーについて「今回2回目で、SBのスタイルがわかってきた。天才かな。第2のアンディ・サワーになれますね」と大絶賛。鈴木とのリマッチ実現についても「いい試合になると思います」と前向きな姿勢を示した。
 試合後の宍戸は「完敗です。またあの選手とできるぐらいまで自分を高めていかないといけないと気が引き締まりました。ここで終わりじゃないです。もうちょっと頑張ろうと思います」と、今後も戦い続ける意志を示した。


第8試合 セミファイナル 71kg契約 3分3R(無制限延長R)
○坂本優起(シーザージム/SB日本スーパーウェルター級(70kg)王者/70.95kg)
×長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾/K-1 WORLD MAX '10日本トーナメント優勝/71.00kg)
判定3-0 (茂木30-27/津山29-27/北尻30-27)

 長島は13年11月に宍戸大樹に勝利して以来のSB参戦。以降は故郷の大阪の拠点を戻し、ウェルター級から70kgの体重を行き来する戦いを続け、RISEで渡部太基に勝利し、年末のBLADEでは日菜太には敗れている。中国でも頻繁に試合を行い、アウェーの厳しさも体で学んできた。今回の2度目のSB参戦にあたり、長島はロングスパッツを用意し、気合のほどを示す。
 坂本はこれまでのキャリアで最強の相手とも言える長島との試合に備え、Krushで活躍する中島弘貴、去年に坂本が戦って敗れたJ-NETWORK王者の森本一陽といったハードパンチャーともスパーリングを重ねてきた。
 1R、長島はガードを下げながら距離を取りつつ、左フック、右アッパーを当てて、しばらくは自分の戦いを繰り広げていたが、坂本が圧力を強めて右ストレートのヒットを増やすと、長島は少し効いた様子を見せ、その隙を逃さず坂本が背後に回りこんでジャーマンスープレックスを一発。2ポイントを獲得し、心理的にも優位な状況を作り上げる。



 2Rに入るとパンチで打ち合う場面が増え、長島も左フック、左ボディを巧く当てて反撃。だが中盤のバッティングで左まぶたを切られ、顔面が血に染まると、パンチがやや雑になってきて、坂本の右のヒットが増えてくる。それでも長島がジャッジ1者からポイントを獲得する。
 3Rもパンチの打ち合いが続き、両者ともなかなか崩れない状況が続く。長島の顔が血で再び染まってくると、ようやくドクターチェック。その間、坂本は拳を上げて観客を煽る。結局最後までパンチの打ち合いが続き試合終了。坂本が3Rのポイントを取って突き放し、判定勝ちを果たした。


第7試合 スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(無制限延長R)
○内藤大樹(ストライキングジムAres/SB日本スーパーバンタム級王者/54.8kg)
×宮崎就斗(TARGET/RISEバンタム級(55kg)3位/55.0kg)
判定3-0 (30-29/30-28/30-28)

 19歳の内藤は昨年11月の両国大会で伏見和之に飛び膝で4R KO勝ちし初のベルトを獲得。RISEが送り込む宮崎も昨年6月に伏見にKO勝ちしており、内藤にとってはSBの威信を懸けたリベンジマッチの構図に。
 1R、サウスポーの宮崎に対し、内藤が左ジャブ、右のミドル、インローを的確に当て続け主導権。2R、宮崎も左の奥足狙いのローを返し、互いに単発の淡々とした攻防が続くが、ペースを握り続けているのは内藤。3Rも着実にインローを当て続けると、宮崎は足が流れたり膝が崩れたりと苦境に陥り、この攻勢で内藤がポイント差をつけ勝利した。


第6試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(無制限延長R)
○海人(立志会館/SB日本ライト級1位/62.2kg)
×TASUKU(リアルディール/RISEスーパーフェザー級(60kg)6位/62.35kg)
判定3-0 (30-29/30-28/30-29)

 デビューから8連勝と波に乗っていた19歳の新鋭・海人だが、1月24日のRISEで野辺広大(RISEスーパーフェザー級4位)を相手にプロ初黒星。TASUKUは過去にその野辺から勝利を収めている実力者だ。1R、前に出てパンチを振るうTASUKUをかわし、海人は左インローをヒット。2Rもほぼ同様の展開で、なかなか均衡が崩れなかったが、3Rに海人が左インローの手数を上げて、パンチも絡めてTASUKUを苦しめ判定勝ちした。


第5試合 ヘビー級 3分3R(無制限延長R)
○南国超人(龍生塾/SB日本ヘビー級1位)
×愛鷹 亮(シーザー力道場静岡)
3R 1'22" TKO (レフェリーストップ:右ローキックで2ダウン後)

 1R、愛鷹の左フックをもらう場面もあったが、南国が右ローをコツコツと当て続け、2Rには愛鷹の右ミドルのタイミングでパンチを当てて下がらせると、左膝蹴り、右ローを何発も当てて愛鷹を圧倒。3Rには右ローを効かせ、2ダウンを奪ったところで和田レフェリーがストップした。


第4試合 女子ミニフライ級(48kg) 3分3R(無制限延長R)
○MIO(及川道場/JKS48トーナメント2012・2013優勝/47.3kg)
×美保(KFG URAWA/J-GIRLSミニフライ級2位/46.65kg)
判定3-0 (30-28/30-28/30-28)

 MIOは昨年のGirls S-cup 48kg級日本トーナメント2014決勝戦で山口友加里に敗れ王座を逃し、今年8月に再び開催が予定されている同トーナメント制覇に向けて成長を見せたいところ。今回はJ-GIRLSのタイトル戦線で活躍する美保が相手。各ラウンドとも、距離の遠い美保を前に慎重になってしまったMIOだが、蹴り足をつかんでの攻撃で少しずつペースをつかみ、右ストレート、左ボディをヒット。3Rは打ち合いの展開で右ストレートを正確に当て続け完勝した。


第3試合 62kg契約 3分3R(無制限延長R)
○菅原悠次(シーザー力道場/SB日本ライト級(62.5kg)1位/62.0kg)
×松井大侑(ストライキングジムAres/61.75kg)
判定3-0 (29-27/30-26/29-27)
※3R前方への投げで菅原にシュートポイント1、右ストレートで松井に1ダウン


第2試合 57kg契約 3分3R(無制限延長R)
○大桑宏章(シーザージム渋谷/SB日本スーパーバンタム級(55kg)4位/56.5kg)
×北川裕樹(ストライキングジムAres/57.0kg)
4R 判定3-0 (10-8/10-8/10-8)
3R 判定1-1 (28-29/29-29/30-29)
※3R前方への投げで大桑にシュートポイント1、4R後方への投げで大桑にシュートポイント2


第1試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(無制限延長R/kg)
○村田聖明(シーザージム/60.0kg)
×齋藤 拓(y's glow/ 59.55kg)
判定3-0 (30-25/30-25/30-26)
※2Rフロントチョークにより村田にキャッチポイント1、齋藤に1ダウン


オープニングマッチ 54kg契約 2分3R(延長1R)
○瀬野尾亜月(秀晃道場/53.85kg)
×竹野元稀(風吹ジム/ 53.95kg)
判定2-0 (30-30/30-28/30-28)

オープニングマッチ 女子スーパーバンタム級(55kg) 2分3R(延長1R)
-ボーウィ・オカダ(シーザージム/ 54.8kgkg)
-長崎きよみ(フリー/当日計量)
中止 (長崎の体調不良)

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