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RENA、Girls S-cup世界3連覇。16歳の山口友花里、48kgT制す:8.2 代々木

SHOOT BOXING Girls S-cup 世界トーナメント2014
2014年8月2日(土) 代々木ヤマノホール
 SB女子部門のエース・RENAはオランダ、オーストラリア、タイからの精鋭を撃破し、2010年2012年に続く世界トーナメント3連覇を達成。48kg日本トーナメントでは、16歳の山口友花里がV.V Mei、MIOを破り優勝を果たした。
  レポート&写真:井原芳徳


Girls S-cup 50kg 世界トーナメント2014


第2試合 一回戦(1) 2分3R(延長1R)
○RENA(及川道場/Girls S-cup 2010 2012世界王者、2009日本王者/50.0kg)
×シモーネ・ドーメレン [Simone Dommelen](オランダ/ボスジム/WKTオランダ女子フライ級王者/50.0kg)
判定3-0 (30-27/30-28/29-28)

 開始すぐ、RENAは首投げでシュートポイント1を獲得。ドーメレンは首相撲を多用し膝を当ててくる。RENAは捕まりっぱなしにはならず、膝やミドルを返すが、右ローを当てた際に足を痛めたといい、蹴りが減るとなかなか攻めの糸口が見いだせなくなる。
 それでも3Rには組まれ際にシュートポイント1を重ね、終盤は左ミドル、左ボディ、左フックなどのヒットを増やしてようやくペースをつかみ試合終了。シュートポイントで差をつける形ながらもなんとか初戦を突破した。


第3試合 一回戦(2) 2分3R(延長1R)
○クリスティーナ・ジャルジェビック(オーストラリア/ジャブアウト/SB豪州女子フライ級王者/51.2kg→50.0kg)
×キル・ビー(台湾/アイアン・ボクシングジム/ボクシング2013年台湾大学選手権優勝/49.5kg)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

 1R、キル・ビーの回転の速い左右のフックの連打でぐらつく場面もあったジャルジェビックだが、2Rからはキル・ビーを首相撲で捕まえ、膝を何発も当てて攻勢。投げも狙い、3Rにはギロチンチョークでキャッチポイント1を獲得。現在21歳で、4年ぶりの来日で成長を見せつけ快勝した。敗れたキル・ビーも体格からすれば適正は48kgと思われ、ベスト体重での試合が見たいと思わせる選手だった。


第4試合 一回戦(3) 2分3R(延長1R)
×エドゥアルド・リマ(ブラジル/Fightclan Curitiba/FOC女子キックボクシングトーナメント王者/49.5kg)
○ティーチャー・ローンリェン・ギーラーコーラート(タイ/WMC世界ジュニアフライ級王座/49.55kg)
判定0-3 (29-30/29-30/28-30)

 リマはフライトのトラブルで当日朝に日本に到着し計量をクリア。パワフルなパンチで最後まで必死に攻めるが、ティーチャーが左ミドルを何発も当てリマを圧倒。前蹴りで吹き飛ばしたり、首相撲から軽々と投げ飛ばしたりと、17歳ながらも高いムエタイスキルを見せつけ完勝した。


第5試合 一回戦(4) 2分3R(延長1R)
×ロレーナ・クライン(オランダ/チーム・サワー/Girls S-cup 2012世界トーナメント3位/50.0kg)
○リー・ジウェン(韓国/EMA BIMOO GYM/コンテンダー女子バンタム級王者/51.2kg→50.5kg→50.0kg)
4R 判定1-2 (平9-10/津山10-9/和田9-10)
3R 判定1-1 (平28-29/津山29-29/和田29-27)

 ジウェンは前日に計量をクリアできなかったが、当日朝に規定の50kgまで落とした。すっかりSBの常連選手となったクラインは、今回も入場から気合十分で観客を楽しませる。
 だがクラインは軸足となる左足の甲をテーピングでガッチリと固め、ベストな体調とはいえなさそう。首投げを多用するが、2Rには自ら組みに行ったところで逆にジウェンに首投げで飛ばされ、シュートポイント1を奪われる。
 その後はクラインの右フック、ジウェンの左ミドル主体の攻防となり、判定も割れて延長に突入。クラインは投げを多用するが精度が悪く、逆にジウェンが随所で右のミドルや右ストレートを当てて手数で上回り快勝した。


第8試合 準決勝 2分3R(延長1R)
○RENA(及川道場/Girls S-cup 2010 2012世界王者、2009日本王者/50.0kg)
×クリスティーナ・ジャルジェビック(オーストラリア/ジャブアウト/SB豪州女子フライ級王者/51.2kg→50.0kg)
判定3-0 (30-27/30-27/30-28)

 1Rはリーチで勝るジャルジェビックを前にやや攻めにくそうな様子のRENAだったが、2Rに入ると頭を振ったり片方のパンチを振ったりしながら、左右のフックをうまく顔面に当てるようになり優勢。3Rも正確にパンチを当て続け、終了間際に左フックでダウンを奪い快勝した。


第9試合 準決勝 2分3R(延長1R)
○ティーチャー・ローンリェン・ギーラーコーラート(タイ/WMC世界ジュニアフライ級王座/49.55kg)
×リー・ジウェン(韓国/EMA BIMOO GYM/コンテンダー女子バンタム級王者/51.2kg→50.5kg→50.0kg)
判定2-0 (津山30-28/北尻29-29/平29-28)

 ティーチャーは一回戦同様、1Rから左ミドルを何発も当て優勢。左のボディストレートや顔面狙いのストレートも絡める。だが体格で勝るジウェンも、手数は少ないが右のフックやハイをお返しするとティーチャーも苦しそうな表情を浮かべる場面も。しかしジウェンも減量苦の影響もあってか次第に失速。最終ラウンドはティーチャーが左ミドルとストレートの手数で上回り完勝した。


第12試合 決勝 2分3R(最大延長2R)
○RENA(及川道場/Girls S-cup 2010 2012世界王者、2009日本王者/50.0kg)
×ティーチャー・ローンリェン・ギーラーコーラート(タイ/WMC世界ジュニアフライ王者/49.55kg)
2R 1'00" KO (左ストレート)
※RENAが優勝



 1R開始すぐ、ティーチャーの右の前蹴りで吹き飛ばされたRENAだったが、組んできたティーチャーにその勢いのまま背負い投げを決め、シュートポイント1を獲得。心理的にも余裕のできる状況を作ると、左ボディを的確にヒット。体格差の優位はあるものの、首相撲の攻防でもタイ人相手に互角に渡り合う。終盤には左の膝蹴りを当てた直後に突き放して右ストレートをクリーンヒットし、ダウンを奪うことに成功する。
 そして2R、ティーチャーの組み付き際に左ストレートをうまく合わせて再びダウンを奪取。前のめりで倒れたティーチャーは、立ち上がるが足元がフラフラで、レフェリーがストップした。
 圧倒的な強さで3連覇を果たしたRENAは「若い選手が出てきても、私がいる限り世界女王の座を譲る気はありません」と堂々と宣言した。




◆RENA「今までで一番過酷なトーナメントだと思ってたんで、緊張しましたね。ダメな部分もありましたが、成長した部分も見せれたので、私はまだ強くなってるな、って思いました。
(一回戦のシモーネ・ドーメレン戦について)一回戦が激しくなるのはわかってたんですけど、キツかったですね。ローキック蹴ったらスネがおかしくなったんで、焦りはしましたけど、足が使えなかったら手があるし、今までの怪我の経験と技術でなんとかできました。
(準決勝のクリスティーナ・ジャルジェビック戦について)18歳の時に女子高生対決と言われてたクリスティーナと、5年ぶりに手を合わせてみて、仲いいんでやり辛かったですけど、見せるところがあまり無かったので、一発当てて倒せたのはいい弾みになって、よっしゃいくぞって感じにはなりました。
(決勝のティーチャー戦について)映像も今日の試合も見て、うまい選手なので、自分の技術がどこまで通用するのか、ってところでムエタイ勝負をしようと思って、技術的にも負けては無かったので、最後にKOで締めくくることができて良かったです。
(怪我を乗り越えたことで色々成長できた?)そうですね。怪我を乗り越え、この経験が今の私を作ってくれてるというか。これが無かったらメンタル的にも技術的にもまだまだで、今振り返って良かったなと思います。
(MIOの敗戦について)残念な結果にはなりましたけど、あの子はまだまだ未来があるんで、この負けを活かして。私と一緒の練習してるんだから、強くならないわけがないんで。私もまだ頑張るから、お前も頑張れと。まだまだ2人で強くなるつもりです」


Girls S-cup 48kg 日本トーナメント2014


第6試合 準決勝(1) 2分3R(延長1R)
×V.V Mei(シーザー力道場/Girls S-cup 2012世界トーナメント2位/48.0kg)
○山口友花里(白心会/46.50kg)
判定0-2 (和田29-30/津山29-29/北尻29-30)

 山口はSB・JEWELSで活躍する魅津希の後輩で高1の16歳。ジュニア時代からキック、柔術、MMAの大会で実績を重ね、去年のアマSBトーナメントでも優勝し、J-GIRLSのプロデビュー戦でも1R KO勝ちしている注目株だ。
 試合が始まると魅津希同様にスピードのある細かいフェイントを見せ、サウスポーから右ジャブを突きつつ右ローを的確にヒット。首相撲からの膝蹴りでも印象を残し、組んでの展開でも階級を落としてきたVに組み負けしない。Vもようやく3Rになって前に出てパンチを当てるようになるが、山口も膝や右ストレートを返し主導権を譲らず、文句なしの判定勝ちを果たした。


第7試合 準決勝(2) 2分3R(延長1R)
○MIO(及川道場/JKS48トーナメント2012 2013優勝/47.75kg)
×紅絹(フォルティス渋谷/J-GIRLSミニフライ級王者/47.95kg)
判定3-0 (29-28/29-28/30-28)

 MIOは1R、サウスポーでガードを下げて構える紅絹に右ロー、右ストレートを正確にヒット。2Rに入ると紅絹がパンチの手数を上げてくるが、MIOはパンチの打ち合いの展開で右のフックをクリーンヒットして紅絹をぐらつかせ、ダメージの残る紅絹を首投げしシュートポイント1を奪う。3Rは手数で紅絹に追い上げられたものの、クリーンヒットはさせずパンチと膝を返し判定勝ち。プロ13戦で唯一黒星をつけた紅絹へのリベンジに成功した。


第10試合 決勝 2分3R(最大延長2R)
×MIO(及川道場/JKS48トーナメント2012 2013優勝/47.75kg)
○山口友花里(白心会/46.50kg)
5R 判定1-2 (大村9-10/北尻10-9/津山9-10)
4R 判定1-0 (大村10-9/北尻10-10/津山10-10)
3R 判定1-1 (大村29-30/北尻29-28/津山29-29)

 1R、山口がV戦同様、サウスポーに構えて細かいフェイントから右ジャブ、左右のフックをヒットし主導権。MIOのパンチの連打も落ち着いてブロックして防御する。2Rに入るとMIOはパンチ勝負を避け、右ミドルの連打を決めて流れをつかみ、右ストレートも当たるように。3Rも右ミドルを当て続け山口のパンチを封じる。
 だが決定打に欠け、判定も割れて延長に突入。MIOは変わらず右ミドル、山口はパンチだけでなく顔面への前蹴りを当てるが、大差はつかず再延長へ。するとMIOは右ミドル、前蹴り、膝蹴りの手数で上回るが、終盤に山口が左フックでMIOをぐらつかせる。甲乙つけがたい内容で、手数と有効打で判断が割れたが、山口に軍配。3戦でプロの実力者揃いのトーナメント優勝の快挙を成し遂げた。



◆シーザー武志SB協会会長
「RENAは左が凄く強くなりましたね。シュートボクシングはもちろんだけど、女子の格闘技を引っ張って欲しいです。海外もそうですけど日本の若い子が伸びてますね。
 山口(友花里)君は目がいいね。(テーピングをしていた)左膝は怪我してたんだけど、最後まで粘って。MIOは前に紅絹に負けたけど、今回勝ちに持って行ったのは素晴らしいステップだったんでね、今度は山口君を超えることを考えて行けば。
(RENAが3連覇したことで、今後の目標設定は?)上の階級でも勝てるようにしたいですね。2階級制覇みたいのを。あとトーナメントだけじゃなく、世界フライ級のベルトを作って、世界ランキングも作って、そのトップにRENAになって欲しいです。その意味で各国の若手が出てきたのはうれしいですね」


ワンマッチ


第11試合 女子55kg契約 3分3R(無制限延長R)
○高橋 藍(シーザージム/SB日本女子バンタム級2位、元SB日本女子フライ級王者/54.9kg)
×ノーンエーム・トー・ウィタヤー(タイ/トー・ウィタヤージム/54.3kg)
2R 0'38" KO (右膝蹴り)

 初来日のノーンエームは1Rから首相撲を多用するが、高橋は対応して、1R終盤には右の膝をボディにクリーンヒットさせると、膝の連打でダウン寸前まで追い詰める。2Rには左ボディフックを効かせた後に右の膝を叩き込み豪快にノックアウト。安定した強さを見せつけた。


第1試合 女子ミニマム級(48kg) 2分3R(延長1R)
○Union朱里(GSB名古屋/SB日本女子4位/47.9kg)※Eneos朱里 改め
×キラッ☆Yuuki(魁塾/SB日本女子2位/47.3kg)
判定2-0 (29-28/29-29/30-29)


オープニングファイト第3試合 女子46kg契約 2分3R(延長1R)
○未知(志真会館/SB日本女子3位/45.75kg)
×宗田智美(シーザージム渋谷/44.85kg)
判定3-0 (30-28/30-27/30-28)


オープニングファイト第2試合 女子フライ級(50kg) 2分3R(延長1R)
○ありさ(シーザージム新小岩/49.65kg)
×後藤まき(RIKIX/47.65kg)
2R 0'53" KO (2ダウン:パンチ連打)


オープニングファイト第1試合 女子55kg契約 2分3R(延長1R)
×ボーウィー岡田(シーザージム/54.75kg)※岡田直子 改め
○麻衣(武心会/54.85kg)
判定0-3 (25-28/26-29/26-29)
※2R、3R、岡田に右ハイキックで各1ダウン、2R岡田にシュートポイント1

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