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鈴木博昭、S-cup 65kg日本トーナメント優勝:11.16 両国

~SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT~ GROUND ZERO TOKYO 2013
2013年11月16日(土) 両国国技館
 初開催のS-cup 65kg日本トーナメントは、SB日本ライト級王者の鈴木博昭が一回戦でMA日本王者のモハン・ドラゴンにリベンジすると、準決勝では元RISE王者の裕樹とのロー合戦を制し決勝へ。最後は小見川道大を飛び膝蹴りでKOし優勝を果たした。MMAルールの試合では高谷裕之がトビー・イマダ相手に終始優位に試合を運ぶもドローに終わった。
  レポート&写真:井原芳徳


S-cup 65kg日本トーナメント


第4試合 S-cup 65kg日本トーナメント一回戦(1) 3分3R(延長1R)
○鈴木博昭(ストライキングジムAres/SB日本ライト級(62.5kg)王者)
×モハン・ドラゴン(ネパール/士魂村上塾/MA日本スーパーライト級王者)
2R TKO (2ダウン:パンチ連打)

 両者は4月大会で対戦し、モハンが先にダウンを喫したものの、逆転の右フックでKO勝ちを果たしている。今回の鈴木は、サウスポー主体でスイッチしながら距離を取り、左ジャブ、ロー、前蹴りをコツコツとヒットし続けた後、モハンの右フックをかわした直後に左フックを当ててダウンを奪うと、その後も危ない場面を作らず主導権をキープ。2Rには右ハイのクリーンヒットでダウン気味に倒すと、左ストレートからのパンチ連打でダウンを再び奪い、最後はコーナーに詰めてのパンチラッシュでスタンディングダウンに持ち込み、見事リベンジを果たした。


第5試合 S-cup 65kg日本トーナメント一回戦(2) 3分3R(延長1R)
○裕樹(ANCHOR GYM/元RISEライト級(63kg)王者)
×高橋誠治(東京町田金子ジム/NJKFスーパーライト級王者)
1R 1'07" TKO (2ダウン:右フック)

 裕樹のロー、高橋のテコンドー仕込みの蹴り技の攻防が予想されたが、ゴングが鳴ると左のサイドキックを放とうとした高橋に対して裕樹が距離を詰め、右フックを当て、開始10秒足らずでダウンを先取する。高橋は立ち上がるとバックブローやハイキックを放つが裕樹はブロック。まだダメージの残る高橋に再び右フックを当ててダウンを奪い、わずか67秒で初戦を突破した。


第6試合 S-cup 65kg日本トーナメント一回戦(3) 3分3R(延長1R)
○小見川道大(吉田道場)
×小宮由紀博(スクランブル渋谷/RISEスーパーライト級(65kg)2位)
判定3-0 (茂木30-28/北尻29-28/津山30-27)

 小見川はガードを低くして右フックで近づいて組み付くと、柔道仕込みの腰投げで2度のシュートポイント1を1R序盤から奪取。小宮は蹴りを打てばすぐ組まれ、距離を取っていても少しでも止まればすぐ組まれ、攻撃の糸口をつかめない状態が続き、小見川の完勝に終わった。


第7試合 S-cup 65kg日本トーナメント一回戦(4) 3分3R(延長1R)
×MASAYA(シーザージム/SB日本スーパーライト級(65kg)王者)
○西浦“ウィッキー”聡生(STGY)
判定0-3 (茂木27-30/北尻27-30/津山27-29)

 サウスポーに構えたウィッキーが、MMAの試合の時同様、ガードを下げて走るように動きつつ、右ジャブ、右アッパー、左ミドル、左フックなどを変幻自在にヒット。右フックでダウン気味に倒す場面も。2RもMASAYAをかく乱し続け、右ストレートでダウンを奪うことに成功する。3Rになって動きが落ちるとMASAYAの右のパンチとローとハイも当たり出したものの、ウィッキーも終盤にかけて随所でパンチをお返しして反撃を封じ、判定勝ちを果たした。


第1試合 S-cup 65kg日本トーナメント・リザーブマッチ 3分3R(延長1R)
×玉川和輝(グラップリングシュートボクサーズ名古屋/SB日本ライト級(62.5kg)1位)
○平井慎介(及川道場/SB日本ライト級(62.5kg)4位)
1R 2'47" TKO (2ダウン:パンチ連打)


第2試合 S-cup 65kg日本トーナメント・リザーブマッチ 3分3R(延長1R)
×ルード(ブルーホース/SB日本スーパーライト級(65kg)1位)
○UMA(K&K BOXING CLUB)
1R 2'58" TKO (2ダウン:パンチと膝の連打)


第11試合 S-cup 65kg日本トーナメント準決勝(1) 3分3R(延長1R)
○鈴木博昭(ストライキングジムAres/SB日本ライト級(62.5kg)王者)
×裕樹(ANCHOR GYM/元RISEライト級(63kg)王者)
判定3-0 (津山30-28/和田29-28/平30-28)



 1R、サウスポーの鈴木に対し、裕樹が得意の右のローを前足と奥足の両方にヒットし続ける。だが鈴木も左のインローを随所でお返し。2Rもローの応酬となるが、威力を発揮したのは鈴木のローのほう。裕樹は時折スリップするようになり、鈴木の右ストレート、左フック、顔面狙いの左の前蹴りも当たり出し、前方への投げでシュートポイント1も獲得する。3Rは裕樹も右のアッパーなどのパンチを当て、鈴木に鼻血を出させて苦しめたものの、鈴木は決定打を与えず判定勝ち。同階級の国内トップクラスの裕樹を破り、決勝に駒を進めた。


第12試合 S-cup 65kg日本トーナメント準決勝(2) 3分3R(延長1R)
○小見川道大(吉田道場)
×西浦“ウィッキー”聡生(STGY)
4R 判定3-0 (和田10-9/平10-9/津山10-9)
3R 判定0-1 (和田28-29/平28-28/津山28-28)



 総合格闘家同士のシュートボクシングという前代未聞のカードが実現。小見川は頭を下げて振りながら左右のフックを放ち前に出て、ウィッキーはガードを下げて距離を取って周りながら攻撃の機会を伺う。2R、ウィッキーのノーモーションから放たれる右ストレートがクリーンヒットし小見川がダウン。だが以降、小見川が組み付いて投げようとする場面や、フロントチョークを仕掛けようとする場面で、ウィッキーが膝をついてグラウンド状態になって防御する反則を繰り返したため、3Rに減点1を北尻レフェリーから宣告されてしまう。その後も小見川が積極的に前に出て、時折右のフックを当てて優勢。ポイントで追い上げ、ジャッジ2者がドローとつけ延長に突入する。するとウィッキーのクリンチ状態からの右膝蹴りが2度に渡りローブローに。小見川のダメージは大きくは無かったが、ウィッキーは再び減点1を宣告される。その後のパンチの攻防では若干ウィッキーがヒット数が上だったものの、この減点が響き判定負け。小見川が決勝に進出した。


第16試合 S-cup 65kg日本トーナメント決勝 3分3R(最大延長2R)
○鈴木博昭(ストライキングジムAres/SB日本ライト級(62.5kg)王者)
×小見川道大(吉田道場)
2R KO (右飛び膝蹴り)
※鈴木が優勝

 小見川は一回戦の小宮戦同様、パンチを振って組みついては投げを狙う試合運びだが、慣れないルールで7R戦った影響もあってかパワー不足。鈴木もしばらく攻撃を封じられたものの、1R終盤の集中力の切れかける場面で左ハイを小見川の首筋にクリーンヒットしぐらつかせチャンスを作る。
 2Rに入ると鈴木はモハンと裕樹を苦しめた左のインローを序盤から連打。すると小見川は構えをサウスポーにスイッチし、痛みをごまかすように。すると鈴木は距離を詰め左フックをヒット。ひるんだ小見川が一瞬自軍コーナーのほうを見ると、鈴木はすかさず距離を詰め、ロープ際まで真っ直ぐ下がった小見川に右の飛び膝をクリーンヒット。小見川はうつぶせにダウンし、すぐさまレフェリーがKOを宣告した。




 SBの日本王者として、初開催されたS-cup 65kg日本トーナメント制覇という重責を成し遂げた鈴木は、涙を浮かべながらロープやコーナーによじ登りガッツポーズ。ベルトとトロフィーの授与式では、シーザー武志SB協会会長と共に涙を流した。鈴木はマイクを持つと「ずっと1DAYトーナメントに出たくて、僕が優勝せんとどうすんのって、ずっと(命を)懸けてきて、努力が実ってうれしいです。これが自分の人生です。俺がチャンピオンです。文句ある奴はかかってこい」とアピールした。


ワンマッチ


第15試合 70kg契約 3分3R(無制限延長R)
○アンディ・サワー(オランダ/チーム・サワー/S-cup '02 '04 '08 '12優勝、K-1 WORLD MAX 70kg世界トーナメント '05 '07優勝)
×スティーブ・モクソン(オーストラリア/バーバリアン・ムエタイ/WKF世界ミドル級王者、GLORYライト級(70kg)13位)
判定3-0 (茂木30-29/津山30-28/鈴木30-28)

 初来日のモクソンはボクシングの経験があり、1R序盤はサワーをコーナーやロープに詰めて右ボディフックや左フックを当て、テクニシャンぶりを印象づける。サワーが投げようとしても踏ん張り、腰の重さを発揮する。だが2Rに勢いが落ちてくると、サワーがロープに詰めて左右のローを連続でヒットし攻勢に。3Rには右ローを連続ヒットすると、モクソンが両手を広げて効いていないとアピールする場面も。その後もサワーが右ロー、左右のストレート、独特のねじ込むような右フックを度々当てて優勢をキープし、安定の強さを見せつけ判定勝ちした。


第14試合 70kg契約 3分3R(無制限延長R)
×宍戸大樹(シーザージム/SB東洋太平洋ウェルター級(67kg)王者)
○長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾)
判定0-3 (鈴木26-29/平26-29/津山26-29)



 1R、サイドキックを放つ宍戸を長島は落ち着いてかわすと、左のフェイントからの右ストレートをアゴに当ててダウンを奪取。2Rに入ると宍戸も上段前蹴りからのバックハンドブローの連続ヒットを決めたり、シュートポイントとならないまでも腰投げを決め、ポイントを奪い返す。だが途中で右肘を負傷した模様で、時折右腕をダランとさせる場面も、3Rには宍戸が左ミドルを放った直後に長島がつかみながら左フックを当てて再びダウンを奪取。その後も長島は宍戸の蹴り技を封じ判定勝ちした。試合後マイクを持つと「今の僕のカッコを見てください。中途半端なスパッツやないですか?シーザー会長、ロングスパッツ作ってください」と話し、遠回しな表現ながらSBへの継続参戦を希望した。


第13試合 MMAルール 66.5kg契約 5分3R
△トビー・イマダ(米国/ビクトリーMMA/S-cup '10準優勝)
△高谷裕之(高谷軍団/DREAMフェザー級王者)
判定0-1 (高本29-30/山崎29-29/平29-29)

 唯一行われたMMAの試合は、肘打ちとグラウンドの相手への蹴りが禁止で、プロ修斗に近いルール。1R、スタンドの攻防で高谷が左ジャブ、左ストレート、左ボディフックを随所で当て主導権。ラウンド終盤には、すぐ立たれはしたもののタックルで1テイクダウンを奪うことに成功する。
 2Rもスタンドの攻防が続き、おそらくバッティングのせいかと思われるが、高谷が右まぶたをカットしドクターチェックを受ける。それでも高谷が右ストレート的確に当てて優位を維持し、終盤には背後に回ろうとしたイマダを潰して上になり、下からの仕掛けを防いでパウンドをヒットする。
 3Rはイマダが何度か高谷をコーナーに押し込んで倒そうとするが、なかなかトップキープはできず。高谷は合間に左アッパー、右フックを的確に当ててイマダを苦しめ、残り1分にはタックルでテイクダウンを奪う。残り時間わずかのため腕十字を狙うが失敗。だがスタンドに戻ればイマダを押し込んで頭に膝を当て、最後まで優位をキープして試合終了する。



 だが判定は1者が高谷を支持したのみでドローに。3Rは確実にポイントを取ったが、1Rと2Rはインパクトのある攻撃が足らず、2Rは出血で印象を悪くし、この採点になってしまったようだ。しかし米国統一ルールの採点基準なら少なくとも29-28で勝っていた試合で、ベラトールにも参戦していたイマダ相手にこの試合ができたなら、胸を張っていいのではないだろうか。


第10試合 女子50kg契約 3分3R(無制限延長R)
○RENA(及川道場/Girls S-cup 2010 2012世界王者)
×メイリー・ウォン・ポーマス(タイ)
判定3-0 (和田30-29/津山30-29/平30-29)

 当初RENAと対戦予定だったWPMF世界女子フライ級王者のペットヨージン・シットアチャーンスポンが欠場。大会前日に代役のメイリーが発表された。メイリーは計量で2kgオーバーしたが、RENAの希望でペナルティ無しで試合は行われた。1R、互いに右のミドルとローを当てるが、脇を差してクリンチになる展開が多く、慎重な試合運び。2R以降も同様の状態が続いたが、3RはRENAが前に出て随所で右主体のパンチを当ててメイリーを苦しめ、ポイントを奪い判定勝ちした。


第9試合 70kg契約 3分3R(無制限延長R)
×ボーウィー・ソー・ウドムソン(タイ/ワンソンチャイプロモーション/WMC世界ウェルター級王者)
○弘中邦佳(マスタージャパン/修斗世界ウェルター級(70kg)王者)
2R KO (右ストレート)

 1R、弘中は距離を取って周りながらも、豪腕のボーウィーと時折パンチの打ち合いを展開。終盤には前方への投げでシュートポイント1を獲得する。2Rに入るとボーウィーの右のストレートをもらい過ぎてしまい後退する場面もあったが、回復後に右ストレートの連打をお返しすると、ボーウィーは大の字でノックアウト。生粋のストライカー相手に見事KO勝ちを果たした。


第8試合 70kg契約 3分3R(無制限延長R)
○日菜太(クロスポイント吉祥寺/REBELS 70kg級王者、GLORYライト級(70kg)11位)
×ジョシュ・ジョンシー(カナダ/チーム・サワー)
判定3-0 (北尻29-28/津山29-28/平29-28)

 ゴング直後からジョンシーが左の顔面狙いの前蹴りをヒットさせると、右ハイ、右ローをヒットし、日菜太は時折スリップ。右アッパーで日菜太がぐらつく場面も。だが日菜太は2Rに首投げでシュートポイント1を奪ってポイントで五分にすると、以降は左のミドルや膝を当てて挽回。3Rには左ハイでジョンシーをぐらつかせ、左の膝蹴りや右のボディフックも効かせて逆転判定勝ちを果たした。試合後のマイクで日菜太は「ジョシュ選手、あんなに強いと思いませんでした」と話し、「アンディ・サワー選手にリベンジしたいんで、それまで負けないんで、応援よろしくお願いします」とアピールした。


第3試合 女子54kg契約 3分3R(無制限延長R)
○高橋 藍(シーザージム/SB日本女子バンタム級(53.5kg)2位)
×吉田実代(BLUE DOG GYM/SB日本女子バンタム級(53.5kg)3位)
判定3-0 (平30-28/津山30-28/小川30-29)

 両者とも右のパンチ主体の攻防で、1Rは吉田がノーモーションの右のフックをうまく当ててやや優勢だったが、2Rに入ると高橋の右のパンチも少しずつ当たり出し、3Rは手数で優勢に。吉田は鼻血も出して印象を悪くし、高橋の勝利となった。


◆鈴木悟 引退セレモニーでの挨拶
「こんなに素敵な舞台で引退式を行なって下さったシーザー会長ありがとうございます。今日はロングスパッツを履いて入場しました。ボクシングの頃からそうですが、試合よりも入場の方がウケて、試合が二の次のようになってましたが、これも僕らしい引退式かなと思いました。ボクシング時代の師匠の中屋(廣隆)会長、ありがとうございました。前から燃え尽きた時に引退すると言ってて、4月の試合中に燃え尽きた感じがして、引退を決めました。今後は後進の指導などを行なっていきたいです。応援して下さった皆さんありがとうございました」

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