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宍戸大樹、鈴木悟を1R KO。日菜太&郷野聡寛は黒星:9.17 後楽園

SHOOT BOXING 2012 ~Road to S-cup~ act.4
2012年9月17日(月/祝) 後楽園ホール
 SBの2年に1度の70kg世界トーナメント「S-cup」(11月17日 両国国技館)の日本代表査定試合が3試合組まれた今大会。4連敗中と崖っぷちの宍戸大樹は、鈴木悟を得意のバックハンドブローでわずか90秒でKOし、シーザー武志SB協会会長も「あれだけきれいな勝ち方をしたんで、出してあげたいね」とS-cup出場を許可した。
  レポート:井原芳徳  写真:神谷渚


第10試合 S-cup日本代表枠最終査定試合 70kg契約 3分3R(無制限延長R)
×鈴木 悟(Unit-K/バンゲリングベイ・スピリット/SB日本スーパーウェルター級王者)
○宍戸大樹(シーザージム/SB日本ウェルター級1位)
1R 1'30" KO (バックハンドブロー)



 査定試合の前の休憩時間明け、6月大会で宍戸を下し6連勝中の鈴木博昭(ストライキングジムAres/SB日本ライト級王者)のS-cup出場が発表される。博昭は「ライト級王者なのに常識外れとか言われたけど、常識で格闘技をやってない。常識外れのハイリスクハイリターンをやります」と宣言した。その後の査定試合で日菜太、郷野聡寛が黒星を喫しており、最後の宍戸と鈴木悟の一戦は重要な意味を持つ。
 
 開始すぐから宍戸は右回りで距離を取りながら、右ローを着実にヒット。鈴木のフックもしっかりブロックする。時折左の前蹴り、ミドルも絡め、先に先にとリズム良く攻め続けると、一瞬の隙を突いてバックハンドブローをクリーンヒットしダウンを奪取。鈴木は立ち上がったが宍戸の勢いは止まらず、バックスピンキックを一発挟んだ後、再びバックブローをクリーンヒット。鈴木は立ち上がれず、宍戸がKO勝ちとなり、満員の会場は歓声で大爆発した。



 大会後の総括でシーザー武志・シュートボクシング協会会長は、宍戸のS-cupについて「あれだけきれいな勝ち方をしたんで、出してあげたいね。もう一度考えて、近く発表します」とコメント。鈴木博昭の抜擢理由については「S-cupにも新しい風を吹かせないといけない」と話している。

◆宍戸「1Rから逃げ腰にならないよう、自分から攻めた中で、向こうへ飛び込んだ流れで出たので、あれ(バックブロー)で倒そうというのはありませんでした。負けが続いて色々言われましたが、全て血肉にして、やっと報われました。でもここがゴールじゃない。S-cup出場を目指して頑張ってきたので、もう気持ちは11月17日に向かってます。この内容であれば代表に選んでもらえると信じています。
(4連敗で挑んだ査定試合の精神状態は?)ウォーミングアップの時から強度の緊張で、汗が異様に出ました。この試合で負けたら終わりだとわかってました。無事終わって、正直ホッとしてます。
(リング上ではS-cupが最後の舞台になるという話が出たが?)年齢的にもコンディションをキープできるのは今年が最後だと思ってます。S-cupを最後の試合だと考えています。」


第9試合 S-cup日本代表枠最終査定試合 70kg契約 3分3R(無制限延長R)
○ウォーレン・スティーブルマンズ(南アフリカ/ボスジム/K-1ヨーロッパMAX '08オランダ王者)
×日菜太(クロスポイント吉祥寺)
判定3-0 (30-28/28-27/29-28)
※2R左フックで日菜太に1ダウン

 1R、日菜太が得意の左ミドルで先手。2発目でスティーブルマンズが右腕を気にし、4発目でスティーブルマンズをスリップさせる。だがコーナーに真っ直ぐ下がると、右フックをもらってぐらついてしまう。中盤以降は左ミドルと首相撲からの膝の手数で巻き返すが、スティーブルマンズも左ボディを随所でお返しし、一歩も引かない。

 2Rに入ると、スティーブルマンズは左ボディと左フックの連打を決めチャンス。日菜太も左ミドルの連打から左のテンカオにつなげるが、タイミングを読んだスティーブルマンズはカウンターで左フックをクリーンヒットし、ダウンを奪うことに成功する。



 以降もスティーブルマンズが強力なパンチを当てて優勢を維持。3R中盤以降は攻め疲れ、日菜太が左ミドルと奥足狙いのローを当てて反撃したが、スティーブルマンズも随所で左ローとパンチを返し、完全に主導権を与えず。ジャッジ3者ともスティーブルマンズを支持し、日菜太のS-cupへの道は絶たれた。




第8試合 S-cup日本代表枠最終査定試合 70kg契約 3分3R(無制限延長R)
○ボーウィー・ソーウドムソン(タイ/WMC世界ウェルター級王者)
×郷野聡寛(フリー/SB日本ウェルター級1位)
1R 2'15" TKO (レフェリーストップ:右フック)

 郷野は前日計量で1.7kgオーバーし、当日11時30分の計量でジャストでクリアしたが、規定時間を超えているため、ファイトマネー半減、レッドカード減点1からの開始となる。リングインしてからの体つきを見る限り、減量の影響は特に感じられないが、シーザー会長の大会後の話によると、腰を痛めた影響で減量に失敗したようだ。



 開始しばらく、両者ともミドルキックを打ち合った後、次第にパンチ主体の攻防に。郷野はボーウィーの右フックをブロックし、右回りで距離を取りながら、左右のストレートを正確に叩き込む。順調な滑り出しだったが、ボーウィーがプレッシャーを強めて、郷野がロープに真っ直ぐに下がると、右フックをもらってダウン。10カウント以内に立ち上がったもののレフェリーの前でふらついてしまい、TKO負けとなってしまった。


第7試合 SB vs RISE対抗戦 60kg契約 3分3R(無制限延長R)
×歌川暁文(U.W.F.スネークピットジャパン/SB日本スーパーフェザー級王者)
○小宮山工介(北斗会館/RISEスーパーフェザー級王者)
判定0-3 (29-30/28-30/28-30)

 1Rから工介が得意の左前蹴り主体に、左ボディフック、左フックなどを度々当てて優勢。互いに組んで投げを狙う展開が2Rから増えてくるが、その攻防でもSBルール初挑戦の工介が優位に立つ。3Rは工介が左の蹴りだけでなく、右のミドルとハイの連打も決めたりと歌川を圧倒。王者対決で完勝した。


第6試合 65kg契約 3分3R(無制限延長R)
○菅原勇介(TARGET/RISEスーパーライト級1位)
×中村謙作(吉田道場)
判定3-0 (30-27/30-28/30-28)

 総合格闘技の試合とほぼ同じ構えの中村に、菅原が右ロー主体でじわじわダメージを与える。ハイ、前蹴り、膝蹴りも絡め、柔道出身の中村の投げも封じ、最後まで攻勢をキープして完勝した。


第5試合 64kg契約 3分3R(無制限延長R)
○MASAYA(シーザージム/SB日本スーパーライト級1位)※松花征也 改め
×巨輝(TARGET/RISEライト級6位)
4R 判定3-0 (10-9/10-9/10-9)
3R 判定1-0 (29-28/29-29/29-29)



 1Rから互いにスピードのある蹴りとパンチの応酬。左ミドル、左ボディフックをどちらも強打し、観客を沸かせる。2R、巨輝の左ストレートでMASAYAは右目下をカットするが、ひるまず前に出て左ロー、右ハイなどをお返し。3Rも両者手数を落とさず攻め続け、均衡の崩れないまま延長へ。するとMASAYAが左ミドル、左ボディフックを主体とした攻めで巨輝を後退させ、文句なしの判定勝ち。シーザージムでの猛特訓の成果を発揮した。10月に19歳となるMASAYA。S-cup後のSBを引っ張る存在の一人として浮上が期待できそうだ。


第4試合 70kg契約 3分3R(無制限延長R)
○坂本優起(シーザージム/SB日本スーパーウェルター級3位)
×百武政敏(誠空会/SB日本スーパーウェルター級4位)
2R 1'23" TKO (タオル投入)

 坂本が1Rからコーナーに詰めての右ストレートでダウンを奪い、その後も右ストレートとハイキックの連打で2ダウン目を奪取。1R中に仕留められなかったものの、2Rに右ストレートで3度目のダウンを奪うと百武はフラフラで、セコンドがタオルを投入し試合終了。坂本が連勝を12に伸ばし、鈴木悟の持つ王座にまた一歩近づいた。


第3試合 ヘビー級 3分3R(無制限延長R)
○井上俊介(フリー)
×オリバ(team東京clutch)
1R 1'33" KO (右ハイキック→右フック)

第2試合 61kg契約 3分3R(無制限延長R)
○菅原悠次(シーザー力道場/SB日本ライト級2位)
×TAISHO(チームバルボーザジャパン)
4R 判定3-0 (10-9/10-9/10-9)
3R 判定1-1 (29-28/28-28/29-30)
※3R前方への投げでTAISHOにシュートポイント1

第1試合 57.5kg契約 3分3R(無制限延長R)
○島田洸也(シーザー力道場/SB日本フェザー級3位)
×篠原基宏(Unit-K/バンゲリングベイ・スピリット)
判定3-0 (29-28/30-29/29-28)
※3R前方への投げで島田にシュートポイント1

オープニングマッチ 60kg契約 2分3R(延長1R)
×二田水敏幸(NEX-SPORTS)
○大橋悠一(クロスポイント大泉)
判定0-3 (27-30/27-30/26-30)

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