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宍戸3連敗。高2の魅津希、高橋藍を圧倒:2.5 後楽園

SHOOT BOXING 2012 ~Road to S-cup~ act.1
2012年2月5日(日) 後楽園ホール
 宍戸大樹はオランダの名門ボスジムからの刺客・ウォーレン・スティーブルマンズに左のパンチで2度のダウンを奪われ3連敗。鈴木悟はボーウィー・ソーウドムソンと壮絶な殴り合いを繰り広げ判定勝ちした。左眼窩底骨折から8ヶ月ぶりの試合となる高橋藍は、高校2年生の魅津希にパンチで攻めこまれ判定負けを喫した。
  レポート:井原芳徳  写真:神谷 渚


第10試合 70kg契約 3分5R(無制限延長R)
×宍戸大樹(シーザージム/SB東洋太平洋ウェルター級王者)
○ウォーレン・スティーブルマンズ(南アフリカ/ボスジム/K-1ヨーロッパMAX '08オランダ王者)
判定0-3 (津山46-47/和田44-46/北尻44-47)

 28歳のスティーブルマンズは戦績74戦55勝(17KO)15敗4分と経験豊富な選手。2008年のK-1 WORLD MAXのWorld Championship Tournament FINAL 8でサワーに判定負けを喫している。昨年はジョルジオ・ペトロシアンの弟で佐藤嘉洋にも勝ったことのあるアーメン・ペトロシアンと引分け、9月にはブアカーオに4R TKO負けを喫している。トップクラスとまではいかないが、強豪揃いのヨーロッパのキック界で揉まれただけあり、宍戸にとって手強い相手だった。
 1R開始しばらく、宍戸が回ってローとミドルをコツコツ当て続けていたが、次第にサウスポーのスティーブルマンズに詰められる場面が増え、左フックと左アッパーの連打を浴びてダウンを喫する。
 その後もサンドバッグ状態で連打を浴び、危ない場面が続いたが、2Rの終盤になるとスティーブルマンズが失速。宍戸の右ミドルとパンチの連打が当たり出し、3Rには首投げによるシュートポイント1を2回奪取。4Rにも首投げで1点奪い、五分に近い所まで迫る。



 だがその後、再びスティーブルマンズのパンチをもらう場面が増えてくると、4R残り20秒を切ったところで左フックの連打を浴びてしまいダウン。再びポイントの差をつけられてしまう。5Rも宍戸は右ミドルやバックスピンキックなどで必死に反撃するが、スティーブルマンズのパンチの連打を浴びて2度ほどひるむ場面を作ってしまい、逆転ならず。



 宍戸はこれでトビー・イマダ戦リオン武戦に続き3連敗に。試合後はノーコメントだった。スティーブルマンズは今年11月に開催予定のS-cupについて「チャンスがあればぜひ出たい。ブアカーオが出るなら、一度戦ったことがあって負けているのでKOしたい。ロングスパッツも気に入った」と参戦に意欲を示した。


第9試合 70kg契約 3分3R(無制限延長R)
×ボーウィー・ソーウドムソン(タイ/ワンソンチャイプロモーション/WMC世界ウェルター級王者)
○鈴木 悟(Unit-K/バンゲリングベイ・スピリット/SB日本スーパーウェルター級王者)
判定0-3 (鈴木26-28/和田26-28/津山26-28)

 SBきってのハードパンチャー対決は、期待通りの好勝負に。1R、鈴木が左のジャブの連打をきっかけにリズムをつかみ、右フック、左ボディをクリーンヒット。ボーウィーのパンチをかわし、右ストレートでダウンを奪う。ボーウィーは立ち上がるもフラフラで、鈴木がパンチと膝蹴りのラッシュで2ダウン目を奪う。ジャッジは3者とも10-6をつける。




 だが2R、ボーウィーは息を吹き返すと、左右のパンチのヒットをじわじわ増やし、右フックで鈴木をぐらつかせる。後頭部にもらった鈴木は失速し、ボーウィーはパンチの連打で鈴木を苦しめる。
 3Rもボーウィーがパンチを何発も当てて優勢。鈴木は何度もダウンしそうになるが、時折パンチを返して猛攻をギリギリで食い止め、逃げ切りに成功。「世界レベルのボーウィーを倒したんで、S-cup目指して年末まで突っ走りたいです」とマイクアピールした。


第8試合 女子54kg契約 3分3R(無制限延長R)
×高橋 藍(シーザージム/SB日本女子フライ級王者)
○魅津希(空手道白心会/J-GIRLSバンタム級1位)
4R 判定0-3 (大村9-10/和田9-10/津山9-10)
3R 判定0-1 (大村29-30/和田29-29/津山30-30)



 弱冠17歳の魅津希は、15歳でプロデビューし、女子総合格闘技ジュエルスの新人王トーナメント「Rough Stone GP」の-56kg級で優勝。昨年7月にはJ-GIRLSバンタム級次期王者挑戦者決定トーナメント決勝で、のちに同王者となる大石ゆきの相手に判定2-0の接戦を演じている。
 開始すぐから魅津希が持ち前のボクシングテクニックを存分に発揮。細かく左右に動き、左ジャブを軸に、左右のフック、右ボディストレートなどをコンビネーションで何発も当て続ける。8ヶ月のブランクの影響もあってか、高橋は反応できず。高橋は首相撲からの膝蹴りを連打するが、階級が上の魅津希は突き放すとすぐさまパンチをお返し。高橋は次第に打つ手が無くなっていく。
 3Rとも魅津希がポイントを取っていても不思議では無い内容だったが、高橋の膝蹴りが評価され延長へ。だが高橋は既に涙目で、気持ちを落ち着かせることができず、魅津希のパンチをもらい続けて終了。復帰戦は完敗に終わった。
 シーザー会長は大会後、「魅津希って子はもっと技術をつけたら強くなる」「女子もいい選手が結構いるんで、いいステージを用意したい」「高校生だけのトーナメントをやってもいいかなと思います」とコメント。パンフレットのインタビューでも8月のGirls S-cupを「51kgと53.5kgぐらいの2階級でやることも検討しています」と話しており、魅津希の勝利でレディース部門がより活性化しそうな気配だ。


第7試合 56kg契約 3分3R(無制限延長R)
×伏見和之(シーザー力道場/SB日本スーパーバンタム級2位)
○マモル(シューティングジム横浜/修斗バンタム級(56kg)世界4位)
判定0-2 (29-30/29-29/29-30)

 マモルは歩くようにじわじわ距離を詰めてミドルをヒット。崩しを多用し、伏見を翻弄する。伏見も2Rまでミドルやハイを随所で出していたが、動きを読まれ続ける。3R、マモルは首投げや腰投げを多用。ポイントにつながらないが、伏見は膝をついて防御する反則を繰り返し、イエローカード1枚をもらう。マモルも十分攻めきれなかったものの、3Rの主導権が評価され、2年5ヶ月ぶりのSBで白星を奪った。




第6試合 65kg契約 3分3R(無制限延長R)
○松花征也(グラップリング・シュートボクサーズ/SB日本ライト級3位)
×不死身夜天慶(シューティングジム横浜/修斗ライト級(65kg)世界10位)
判定3-0 (30-28/30-26/29-26)

 1R、不死身夜が松花の蹴り足をつかんだ後、背後に回り込んでバックドロップを放ち、シュートポイント2が宣告される。松花は体を反転させて、背中から落ちなかったため、3R終了後に審判団の協議でポイントは取り消されたが、これで松花は奮起し、右フックの直後のバックハンドブローでダウンを奪い、2ポイントを取る。2R以降も松花がロー、ミドル、パンチと手数を落とさず攻め続けて不死身夜を圧倒。終わってみれば大差をつけての完勝だった。


第5試合 65kg契約 3分3R(無制限延長R)
○菅原勇介(TARGET/J-NETWORKスーパーライト級王者・RISE同級1位)
×タップロン・フォースジム(タイ/元WMC世界フェザー級王者)
4R 判定3-0 (10-9/10-9/10-9)
3R 判定1-0 (30-29/30-30/30-30)

 タップロンは重みのある右のミドルを連打するが、菅原の右ローをもらい続けると失速。菅原もパンチの後に組みつかれ続け、十分に攻めきれず延長戦に突入するが、パンチ主体でタップロンを苦しめ判定勝ちを果たした。




第4試合 60kg契約 3分3R(無制限延長R)
○歌川暁文(U.W.F.スネークピットジャパン/SB日本スーパーフェザー級4位)
×山内慎人(GUTSMAN・修斗道場/修斗世界フェザー級(60kg)7位)
4R 判定3-0 (10-9/10-9/10-9)
3R 判定0-1 (28-29/28-28/28-28)

 1R、山内(さんない)が右ローの連打でリズムをつかむと、左フックでダウンを奪取。歌川はダメージは小さく、左のローとミドルの連打ですぐに主導権を奪い返す。2R、3Rと手数で圧倒し、山内をダウン寸前まで追い込み、五分に持ち込んで延長へ。手数は落ちたものの優勢を評価され、昨年11月の石澤大介戦に続きシューターから白星を奪い取った。




第3試合 60kg契約 3分3R(無制限延長R)
○池上孝二(及川道場/SB日本スーパーフェザー級3位)
×島田洸也(シーザー力道場/SB日本スーパーフェザー級5位)
判定2-1 (30-29/29-30/30-29)

第2試合 70kg契約 3分3R(無制限延長R)
×黒木慎一郎(ストライキングジムAres)
○坂本優起(シーザージム)
判定0-3 (28-30/27-30/27-30)

第1試合 65kg契約 3分3R(無制限延長R)
×塩崎達也(シーザージム新小岩)
○ATSUSHI(フリー)
1R 1'48" KO (左ストレート)

オープニングマッチ 女子48kg契約 2分3R(延長1R)
○MIO(及川道場)      
×大島 椿(フォルティス渋谷/J-GIRLSミニフライ級2位)
判定2-0 (29-29/30-29/30-29)

オープニングマッチ 57.5kg契約 2分3R(延長1R)
×武井涼馬(シーザージム渋谷) 
○プンダム・M16ムエタイスタイル(M16ムエタイスタイル)
不戦勝 (武井が計量オーバーで失格)

成人となり晴れ着姿で来場したRENAと、勝利後のMIO俳優の千葉真一さんも観戦に訪れた

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