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神村エリカ、階級差越えGirls S-cup制覇:8.19 渋谷

SHOOT BOXING GIRLS TOURNAMENT Girls S-cup2011 日本予選
2011年8月19日(金) SHIBUYA-AX
 47.6kgのミニフライ級のムエタイ世界2冠王・神村エリカは、体格差を問題とせず、得意の左フックで一回戦・準決勝をKOで突破。決勝では韓国の強豪・ハム・ソヒからダウンを奪い、判定勝ちで見事頂点に立った。試合後はこの日のワンマッチで復活KO勝ちを果たしたRENAが対戦を要求。11月23日のRISE 東京ドームシティホール大会での激突が決まった。
  レポート&写真:井原芳徳


Girls S-cup 2011 日本予選(50kg契約)



第2試合 1回戦 (1)  2分3R(延長1R)
×岡加奈子(立志會館)
○神村エリカ(TARGET/WPMF&WMC世界女子ミニフライ級王者)
2R 0'31" TKO (2ダウン:パンチ連打)



 神村の初戦の相手・岡はバンタム級の選手。身長167センチと神村より10センチ以上大きいが、神村は問題とせず重みのある左フックと膝蹴りをヒット。1Rはやや慎重だったが、2Rに入るといきなりギアを上げ、パンチの連打で2ダウンを立て続けに奪い、ほぼ無傷で準決勝に駒を進めた。


第3試合 1回戦 (2)  2分3R(延長1R)
×WINDY智美(パンクラスism/IKMF東洋女子バンタム級王者)
○吉田実代(池袋BLUE DOG GYM)
判定0-2 (津山30-30/大村29-30/平29-30)



 リーチで勝る吉田は、左ジャブで距離を取り、WINDYの突進を封じる。ローの打ち合いでも一歩も引かず、2Rに入るとWINDYのほうがスリップする場面も。5年ぶりの立ち技ルールでの試合となるWINDYだが、かつてのようなキレが感じられない。ほぼ互角のまま迎えた3R、パンチの打ち合いが激しさを増すが、ヒット数で若干押し気味なのは吉田のほう。下馬評を覆し、WINDYから白星を奪った。


第4試合 1回戦 (3)  2分3R(延長1R)
×V.V.Mei(フリー/Girls S-cup '09 準優勝)
○MINA(秀晃道場/J-GIRLSフェザー級3位)
判定0-2 (津山28-29/北尻29-30/平30-30)



 「みんな私は投げしかできないと思ってますが、投げしかできないんで」と前日会見で語り、笑いを取っていたV.が、その言葉どおりタックルを多用して前方に倒すなどしながらプレッシャーをかけ続ける。だがMINAはそのパターンを読むようになると、カウンターの膝が当たりだし、V.はタックルに入り辛くなる。MINAは体格差も活かし、パンチの連打も度々ヒット。10kg近い減量の影響で、前日会見を中座するアクシデントもあったが、動きは最後まで落ちない。V.の逆転狙いのギロチンもしのぎ続け、判定勝ちで初戦を突破した。


第5試合 1回戦 (4)  2分3R(延長1R)
×藤野恵実(和術慧舟會GODS/J-GIRLSバンタム級10位)
○ハム・ソヒ(韓国/CMA KOREA/TEAM MAD/CMA KPWキック女子ライト級王者)
判定0-2 (津山30-30/北尻29-30/平28-30)



 サウスポーのソヒが、重みのある左ミドルと左フックを的確にヒット。1R終盤から藤野は鼻血を大量に出すようになり苦しそうだ。それでも右フックや右膝を返し、持ち前のパワーと気の強さを発揮するが、2R以降もソヒの左フックを浴び続けて劣勢を跳ね返せず。ややダメージを負ったものの、ソヒが下馬評どおりに準決勝へ進んだ。


第7試合 準決勝 (1)  2分3R(延長1R)
○神村エリカ(TARGET/WPMF&WMC世界女子ミニフライ級王者)
×吉田実代(池袋BLUE DOG GYM)
1R 0'50" TKO (2ダウン:左フック)

 岡を2R開始すぐからのパンチラッシュでわずか31秒で沈めた神村。準決勝でもその勢いを保つかのように、ファーストコンタクトの左フック一撃で吉田からダウンを奪う。後が無い吉田は組み付いて投げを狙いに行くが、神村は難なく防ぐと、左フックの2連打で再び吉田からダウンを奪い、余裕たっぷりに決勝進出を果たした。




第8試合 準決勝 (2)  2分3R(延長1R)
×MINA(秀晃道場/J-GIRLSフェザー級3位)
○ハム・ソヒ(韓国/CMA KOREA/TEAM MAD/CMA KPWキック女子ライト級王者)
判定0-2 (津山29-29/和田28-29/茂木29-30)



 1R、ソヒがサウスポーからの左フック、左ミドルを連打して優勢。同じキックボクサーが相手ということもあってか、本来の間合いが作りやすく、左ミドルの比重が藤野戦よりも高い。左ミドルを受けたMINAの脇腹が少しずつ腫れてくる。だが2Rに入ると、やや強引に放ったMINAの右ストレートが当たり出すように。ソヒは度々頭をのけぞらせ、苦しそうな表情を浮かべる。



 しかし接近戦で左ボディを当てるようになると、MINAはペースダウン。再びソヒは左ミドル、左フックの手数を増やすと、3Rは再び主導権を握る。それでもMINAは最後まであきらめず、終了間際には激しいパンチの打ち合いを展開。判定負けに終わり、東日本大震災の被災地・宮城にベルトを持ち帰ることはできなかったものの、退場するMINAに観客は暖かな拍手を送る。東北の底力は東京のファンにも十分伝わったはずだ。


第10試合 決勝 2分3R(最大延長2R)
○神村エリカ(TARGET/WPMF&WMC世界女子ミニフライ級王者)
×ハム・ソヒ(韓国/CMA KOREA/TEAM MAD/CMA KPWキック女子ライト級王者)
判定3-0 (和田28-26/茂木28-27/津山28-27)
※1R肩固めで神村にキャッチポイント1、2R前方への投げでハムにキャッチポイント1が2回、3R右ストレートでハムに1ダウン
※神村が初優勝



 左フックを得意とする選手同士の決勝。サウスポーのソヒが最初に左を当てるが、すぐに神村も距離感をつかみ、左フックをお返し。するとクリンチの攻防のあと、神村が肩固めを仕掛けてキャッチポイント1を獲得する。神村は「練習はしていなかったけど、V.V.Mei選手が使っている映像を見ていたので、こうやるのかな?と思ってやってみたのが極まってラッキーだった」とこの場面を振り返る。



 だがその後、パンチの打ち合いとクリンチの繰り返しが続くと、動きが落ちてきたのはこの日8R目のソヒではなく、体格で劣る神村のほう。2R終盤、神村が苦し紛れにクリンチに持ち込むと、不意打ちの腰投げでソヒがシュートポイント1を獲得。ラウンド終了間際にも再びシュートポイント1を奪い、合計ポイントで1点差をつける。



 劣勢の神村。3Rに入ると、序盤からパンチのラッシュを仕掛ける。クリンチから倒れたソヒの腰に膝を叩き込む場面もあり、やや焦りの様子が見える。しかし直後、パンチの打ち合いに持ち込むと、右ストレートでソヒからダウンを奪うことに成功。場内は神村の神がかり的な一発逆転劇で一気に湧き上がる。神村は「セコンドからはインターバル中に『蹴りから入っていけ』と言われてたけど、時間が無いので、KO負けしてもいいからブッ倒そうと思った」という。強気のギャンブルファイトが成功した神村。その後もソヒの必死の反撃をしのいで打ち合いを制し試合終了。47.6kgのミニフライ級の選手ながらも、体格で勝る選手達を圧倒し、見事優勝を果たした。試合後のマイクでは「RISEが最強だと見せつけられてうれしいです。もっと強い選手が見たければRISEを見にきてください」とシュートボクシングの観客に向けてアピールした。




ワンマッチ



第9試合 50㎏契約 3分3R(最大延長2R)
○RENA(及川道場/Girls S-cup '09 '10優勝)
×サーサ・ソーアリー(タイ/WPMF世界女子フライ級王者)
2R 2'10" KO (左ボディフック)



 1R、RENAは鋭い右ローを効かせた後、首投げでシュートポイント1を奪取。さらにチョークでサーサを捕獲する。サーサは体を動かしてポイントをずらすが、RENAもそれに対応して極めの体勢を変え続け、1分以上チョークの状態を維持することに。これでキャッチポイント1も獲得。2ポイント差をつけ心理的に優位に立ったRENAは、2Rも右フック、右ローを的確にヒットさせてサーサに反撃の機会を与えず、最後は右フックと左ボディの連打をクリーンヒット。サーサはマウスピースを吐き出したまま立ち上がれず、RENAのKO勝ちとなった。



 試合後のRENAはリング上を飛び跳ねて大喜び。マイクを持つと「神村選手とのエキシビジョンではダウンを取られ、高橋(藍)選手とのタイトルマッチでは負けて、正直辞めようかとも思いましたけど、応援してくれる人たちの声を聞き、まだまだ引き下がれへんなと思って戻ってきました。まだまだ直すところはいっぱいあるけど、頂点目指して頑張ります」とファンに宣言した。
 そして神村がGirls S-cupで優勝した後、RENAはリングに上がると、「11月23日のRISE(東京ドームシティホール大会)で対戦させてください。私もあと2、3戦やって調整して絶対戻すんで、私とやりましょう」と神村に呼びかけ、神村も快諾。場内アナウンスでもこのカードが「決定」と発表された。神村も試合後のインタビューで「RENA選手はスター性もあって強い選手。高橋選手に負けた後も戻ってきて欲しいと思っていました。11月の試合は絶対に勝ちたい」とコメント。両者の激突が今から待ち遠しい。



第6試合 70㎏契約 3分3R(最大延長2R)
○HIROKO(マスタージャパン)
×藪下めぐみ(FIGHT CHIX)
3R 0'03" TKO (ドクターストップ:右膝内側靭帯損傷の疑い)
※2Rパンチ連打で藪下に1ダウン



 HIROKOの相手の外国人選手の欠場で大会直前に急遽決まった元同門対決。先輩・藪下が柔道仕込みの投げ技を多用し、場内を沸かせるが、体格で勝るHIROKOを腰の高さまで持ち上げて投げることができない。HIROKOのパンチをもらううちに勢いが落ち、2R残り30秒にはHIROKOのパンチの連打を浴びてスタンディングダウン。立ち上がった藪下は起死回生の首投げを放つが、自らバランスを崩し倒れこむ。インターバル中には椅子に座れず、右足の怪我が発覚。3R開始直後のドクターチェックでストップがかかり試合終了となった。


第1試合 48㎏契約 2分2R(延長1R)
○MIO(及川道場)
×山田よう子(PUREBRED)
1R 1'52" 反則失格
※山田は倒れた状態でのヘッドロック、クリンチをブレイク後もほどかない反則を繰り返しレッドカード2

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