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サワー、佐藤嘉洋に判定勝ち:4.23 後楽園

東北地方太平洋沖地震復興チャリティーイベント SHOOT BOXING2011 act.2 -SB168-
2011年4月23日(土) 後楽園ホール
 メインでは震災チャリティに共鳴したサワーと佐藤が、07年4月のK-1以来4年ぶり激突。魔裟斗氏も見守る中、熱い戦いを繰り広げ、サワーが2R終盤、左ハイからのラッシュでダウン寸前まで佐藤を追い詰める等優位に試合を運び、返り討ちに成功した。
  レポート:久保与志(サワー×佐藤、鈴木悟×嶋田)、井原芳徳  写真:神谷 渚


第10試合 70kg契約 3分3R(無制限延長R)
○アンディ・サワー(オランダ/TEAM SOUWER/S-cup '02 '04 '08優勝、K-1 MAX '05 '07優勝)
×佐藤嘉洋(名古屋JKF/K-1 MAX '10準優勝)
判定3-0 (津山30-29/茂木30-29/北尻30-28)

 K-1のスケジュールが中々定まらない中、3月には昨年のIt's Showtimeに続きイタリア遠征を行った佐藤。試合はペトロシアンの弟・アルメンに僅差の判定で敗れ、海外での2戦は共に組みの攻防が勝敗を分ける内容となった。今回のアンディとの一戦は、投げ、絞め技なしの特別ルール。K-1では禁止されている組んでの膝蹴りは有効とあって、K-1参戦後、スタイルチェンジを遂げてきた佐藤がどのような戦い方をするのかにも注目が集まった。試合前、両選手のライバルだった魔裟斗氏が両選手に花束を贈呈し、場内が盛り上がる。



 1R、「久々の組み膝有りのルールなので、かなり練習をやってきた」という佐藤はすぐに組んでの膝蹴りに持ち込んでいく。対するサワーは、佐藤の腰をクラッチしてしっかりと密着しすぐに流れを切る。ブレイクがかかり、サワーは佐藤のテンカオに盛んに右クロスを合わせようとするが、佐藤もそのクロスにさらにテンカオを合わせ、プレッシャーをかけていく。佐藤は左右のテンカオで積極的に圧力をかけ、そこから首相撲に持ち込むが、サワーはしっかりと対応し組みの攻防は互角といったところ。序盤は右クロスが多かったサワーだが、距離が遠いと見たか、ラウンド後半に入ると左リードのカウンター狙いに切り替え、佐藤の膝に合わせて何発かヒットを奪う。記者採点は10-10のイーブン。



 2R、サワーの左フックが顔面を捉え、動きの止まった佐藤に、サワーはさらにワンツーで追撃する。佐藤も右ストレートで応戦し、再び膝蹴りから圧力をかけて首相撲に持ち込んでいくが、サワーはしっかりと対処し、距離が離れると的確に左ジャブ、フックを当てて、そこからインサイドの右ストレートへとつなげていく。佐藤は流れを変えようと、バックキック、ミドルなども出していくが、サワーは蹴り足をキャッチして軸足蹴りで佐藤を転ばせる。サワーはさらに攻勢を強め、ワンツーから左フックをヒットさせて佐藤を後退させると、左ハイを一閃。この一撃でグラついた佐藤からダウンを奪わんと一気にラッシュをかけるが、佐藤も右ストレートで激しく応戦してダウンを逃れる。記者採点は10-9でサワー。



 3R、2Rを明確に取られた佐藤は、膝蹴りから右ストレートを振るって打ち合いに持ち込もうとする。至近距離での攻防は、両者一歩も引かず激しいパンチの応酬となるが、距離が空くとサワーが的確に左リードをヒットさせてクリーンヒットを重ねていく。佐藤はそれでも前に出続け、膝蹴りから右ストレート。互いの右ストレートが交錯するスリリングな展開が続く。佐藤が右ストレート、顔面への膝蹴りと攻勢を強めると、サワーはカウンターを狙いつつ組みに切り替え、クリンチから佐藤を組み倒して流れを切る。残り時間わずかのところで、サワーが右から返しの左フックをヒットさせ、両者激しく打ち合う中試合終了のゴング。サワーが勝利を確信するように手を挙げる。記者採点は10-9でサワー。トータルスコア30-28でサワー。

 判定は3-0でサワー。勝者がコールされると、震災による原発事故の影響で外国人選手のキャンセルが相次ぐ中、来日を果たしたサワーに万雷の拍手が送られた。




第9試合 62㎏契約 3分3R(無制限延長R)
○鈴木博昭(ストライキングジムAres/SB日本スーパーフェザー級1位)
×キム・ウーフ(韓国/太雄会館/韓国ムエタイ協会ライト級王者)
判定3-0 (茂木30-27/北尻30-27/津山30-27)

 ウーフは足にワセリンを塗った反則で減点1からスタート。1R、サウスポーの鈴木とオーソドックスのウーフの、ローの打ち合い主体の攻防。ウーフのローも速く、なかなか侮れない雰囲気だ。



 しかし2Rに入ると、鈴木が序盤からウーフをコーナー付近に追い詰め、左右のフックを度々ヒット。ハイキックや回し蹴りも多用し、攻勢をキープする。
 だが鈴木はバッティングで左目を負傷し、時折左目を閉じて痛そうな様子。やや距離が掴みにくくなったせいか、慎重な攻めになってしまう。3Rも2R同様にウーフをコーナーに詰めて攻勢をキープするが、ダウンは奪えず。完勝に終わったものの、本人は内容に不満の様子だった。


第8試合 70㎏契約 3分3R(無制限延長R)
○鈴木 悟(バンゲリングベイ・スピリット/Unit-K/SB日本スーパーウェルター級2位・元ボクシング日本ミドル級王者)
×嶋田昌洋(志真会館)
1R 2'42" TKO (タオル投入:右フックで2ダウン後)

 この試合の前、梅野孝明(シーザージム)が頚椎損傷による長期欠場を理由に、SB日本スーパーウェルター級王座を返上した。梅野は「本来ならスパッツを履いてこのリングに立ちたかったです。昨年4月、ボーウィー戦で怪我をして、気持ちだけでS-CUPに上がって、結果がついて来ませんでした。しっかり治してリングに戻ってきたいです。その時は僕が必ずベルトを獲ります」と観客に約束した。



 そんな状況の後に登場した鈴木は、得意の左ジャブで1R序盤からプレッシャーをかけると嶋田は防戦一方に。鈴木はそこから左ボディへとつなぎ、嶋田をロープ際に追い込むと、ボディを嫌うように体を曲げた嶋田にフロントチョークを仕掛ける。極まっていたかどうか微妙な形だったが、長い時間チョークの形に捕らえ、キャッチがコールされる。チョークからは逃れた嶋田だが、なおも劣勢を強いられる展開が続き、鈴木がカウンターの右ストレートをヒットさせるとついにダウン。何とか立ち上がった嶋田に、鈴木は再び強烈な打ち下ろしの右ストレートをクリーンヒット。ダウンと同時にセコンドからタオルが投入された。試合後の鈴木は「僕、タイトルマッチ、できますかね?」と観客にアピール。梅野の返上した王座奪取に名乗りを上げた。


第7試合 エキシビションマッチ 3分1R
-RENA(及川道場/Girls S-cup2010世界王者)
-神村エリカ(TARGET/WPMF&WMC世界女子ミニフライ級王者) 
勝敗なし
※左フックでRENAにダウン1

 SB協会によると、当初RENAと戦う予定だったキム・スンヨンは「放射能の問題など日本の状況に不安を感じ、来日を断念した」といい、大会前日に急遽神村とのエキシが決定。10オンスと大きめのグローブ着用だが、防具無しで、実戦に近い形式だ。
 ゴング前から公式戦のように真剣な表情の神村。左インローをヒットさせ、首相撲からRENAを崩す。RENAも首投げを仕掛けるが、ポイントにつながらず。とはいえRENAも神村のローに右ストレートを合わせるようになり、タイミングをつかめてきた様子。



 だがこれで神村にスイッチが入ったか?左ミドルをヒットした直後、左フックをクリーンヒットさせてダウンを奪取。観客はどよめき、神村は驚いた様子でガッツポーズ。再開後も神村の左ストレートでRENAは再び膝をつく。RENAは組み付いて誤魔化し、平直行レフェリーもダウンを宣告しなかったものの、そのまま試合終了。階級が下の神村が主役のRENAを喰ってしまう内容で終わった。

 なお、RENAと神村のエキシ終了後の休憩開け、東日本大震災の義援金の募金が、都議会議員を通じて東京都に渡された。選手やシーザー会長のサイン入りグローブのチャリティーオークションも行なわれ、3万円で落札された。



第6試合 60㎏契約 3分3R(無制限延長R)
○石川剛司(シーザージム/SB日本スーパーフェザー級3位)
×遠藤信玄(スクランブル渋谷/J-NETWORKライト級6位)
2R 2'21" KO (右フック)

 1R、遠藤がリングを大きく使って距離を取り、左ジャブで石川のまぶたをカットし、軸足刈りも多用する等主導権。だが2R、石川が打ち合いに誘い込んでダメージは与えると、前方への投げで1ポイントを獲得して反撃。そして右フックの2連打で遠藤をダウンを奪う。遠藤はなんとか立ち上がったが、千鳥足のためレフェリーストップ。10ヶ月ぶりの後楽園のリングでの勝利に、コーナーに登って喜んだ。


第5試合 女子53.5㎏契約 3分3R(無制限延長R)
○高橋 藍(シーザージム/SB日本レディース2位)
×藤野恵実(和術慧舟會GODS)
1R 1'17" TKO (タオル投入)

 開始すぐから、高橋は前に出てプレッシャーをかけ、伸びのある右ストレートを藤野にヒット。すると藤野の左まぶたがすぐに青く腫れ上がり、藤野のセコンドがタオルを投入。高橋がわずか77秒で快勝した。




第4試合 57.5㎏契約 3分3R(無制限延長R)
○崎村暁東(グラップリングシュートボクサーズ/SB日本フェザー級2位)
×高嶋龍弘(シーザー力道場/SB日本フェザー級3位)
判定3-0 (30-28/30-28/30-27)

第3試合 70㎏契約 3分3R(最大延長2R)
○坂本優起(シーザージム)
×森本一陽(レグルス池袋)
判定3-0 (28-26/28-26/28-26)

第2試合 76㎏契約 3分3R(最大延長2R)
×吉田高行(シーザージム新小岩)
○井上雄策(REDIPS)
4R 判定0-3 (9-10/9-10/9-10)
3R 判定0-1 (29-30/29-29/30-30)

第1試合 女子50㎏契約 2分3R(延長1R)
○吉田実代(池袋BLUE DOG GYM)
×井上明日香(ストライキングジムAres)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

オープニングファイト 72㎏契約 2分3R(延長1R)
×JANBO YO-SUKE(シーザージム新小岩)
○加藤智亮(バンゲリングベイ・スピリット)
4R 判定0-3 (9-10/9-10/9-10)
3R 判定1-0 (28-28/29-28/28-28)

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