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ZSTの金原、フェザー級GP制覇。日沖リタイア:第九陣

戦極 〜第九陣〜
2009年8月2日(日) さいたまスーパーアリーナ
 日沖が腕十字でチャンス 
第2試合 戦極フェザー級GP準決勝(1) 5分3R
○日沖 発(ALIVE/TKOフェザー級王者・修斗ライト級(65kg)世界2位)
×金原正徳(パラエストラ八王子 / チームZST)
判定3-0 (松宮30-27/礒野29-27/大橋29-28)

 開始すぐ、日沖が右ストレートをヒット。これで記憶が飛んだという金原も、直後にパンチを返すが、日沖は落ち着いて組み付きグラウンドに持ち込むと、金原の足のガードを越えてマウントへ。金原がブリッジで逃げようとすると、すぐさま腕十字を仕掛ける。金原が回転して防御すれば、落ち着く間もなく三角で捕獲。これも逃げられるとサイド、マウントと、日沖の寝技地獄が終わらない。
 2Rも日沖がマウントを奪い、金原のブリッジのカウンターで腕十字を狙うが、パターンを読んだ様子の金原は、脱出するとすぐさまバックを取りにいく。それでもキープさせないのが日沖の恐ろしさで、崩して再びマウントを奪取。終盤にはオンブの状態でチョークを狙い、底知れぬ強さを発揮する。

 2R、金原も反撃する 
 だがインターバル中の表情は、攻め疲れた様子の日沖とは対照的に、金原は笑顔。その差が示すかのように、3R序盤は金原が右ストレート、右ハイで先手。右ローで日沖がぐらつく場面も。日沖はギロチンを狙うが、金原は難なく防いで上になると、日沖のラバーガードも防いで上からパウンドを落とし、ポイントを取り返す。
 1〜2Rの失点までは挽回できず、金原は敗れたものの、最後まであきらめず日沖にダメージを与えたことが幸いした。WVRの國保取締役の試合後の談話によると、控え室に戻った日沖は頭部へのダメージと酸欠状態の影響で、「脱力感が激しく、半身が起き上がることができない。3才児ぐらいの握力しか出せない状態になった」といい、ドクターストップ。金原のドクターチェックは問題無く、トーナメント規定により金原が決勝に進出した。
 なお、戦極のスポンサーのCWEは、この試合を大会ベストバウト賞とし、両選手に50万円を贈呈した。國保氏の話によると、この試合の後、CWEから賞の設置が申し入れられ、今後の大会でもこの賞が設けられるという。

 2R、サンドロのギロチン 
第3試合 戦極フェザー級GP準決勝(2) 5分3R
○小見川道大(吉田道場)
×マルロン・サンドロ(ブラジル/ノヴァ・ウニオン/パンクラス・フェザー級王者)
判定2-1 (大橋29-30/芹澤○30-30/小林○30-30)

 1Rは両者とも激しいパンチの打ち合い。サンドロのヒット数が若干上だが、小見川はスウェーでクリーンヒットをかわし続け、時折パンチを当て返し、ほぼ互角の展開。2R終盤、サンドロのパンチを嫌って小見川が組み付こうとすると、サンドロがギロチンで捕獲。木村レフェリーはキャッチのサインを出すが、小見川は時間いっぱい防ぎきる。
 3Rもパンチの攻防が続くが、なかなか均衡は崩れず。残り30秒、小見川が組み付いて上になるが、少しパウンドを落とせただけで時間切れとなってしまう。

 判定に不満を示すサンドロ 
 判定は割れ小見川に軍配が上がったが、場内からは驚きの声が起こり、敗れたサンドロは不満を露にした。戦極ルールの第1条では「『戦極』は、あらゆる格闘競技の技術を用い、『極』(ノック・アウト、タップアウト)を目指す総合格闘技の大会である」と記され、ポイントが同点の場合、「全ラウンドを通じてどちらの競技者がより『極』に近づいたかを総合的に判断し、必ず優劣をつける(マストシステム)」と第11条に記されている。これを普通に解釈すれば、2Rにギロチンでレフェリーからキャッチを得たサンドロにマストで軍配が上がるのが妥当だろう。
 だが大会後、WVRの國保取締役は、このルールを説明した上で、「1R、2Rで10-9を取った選手が、3Rに10-9で負けても、逃げ切って最終的に29-28で勝つことを防ぎ、最終RもKO・一本を取りに行く姿勢を示して欲しくて決めたマストシステムであることをわかっていただきたい」との解釈を述べ、3R最後に上になった小見川勝利の判定を支持した。また第12条には、レフェリーのキャッチサインについて「勝敗の判定におけるジャッジの採点は、当該レフェリーの判断・所作に拘束されない」とも記されている。
 おそらく芹澤健市、小林孝至の両ジャッジも、國保取締役と同様の解釈で小見川にポイントをつけており、主催者・審判団の間ではコンセンサスはあるのだろう。だがルールにそのことが誰でもわかるよう明記されていないため、選手にも浸透していないと考えられる。今後のルール改訂を期待したい。


 1R、チョークを狙う金原 
第9試合 戦極フェザー級GP決勝戦 5分3R
○金原正徳(パラエストラ八王子 / チームZST)
×小見川道大(吉田道場)
判定2-1 (大橋29-28/礒野29-28/松宮29-29○)
※金原が初代王者に

 日沖のリタイア、サンドロの微妙な判定での敗退により、やや値打ちの下がった感の中迎えた決勝だが、両選手の熱闘はそれを吹き飛ばすに十分の、チャンピオンを決めるにふさわしい内容だった。
 開始すぐ、小見川の前蹴りをつかんだ金原は、バックを奪うとオンブの状態でチョークを狙いつづける。そのままグラウンドに移るとパウンドを落とすが、ラウンド最後には小見川も下からアームバーを仕掛け、劣勢のままでは終わらせない。
 2Rは完全に金原のラウンド。序盤からパンチを当て、小見川のタックルを潰すとサイドから頭へ膝蹴り。マウントポジションも奪い、終盤はハーフからのパウンドで小見川を痛めつける。

 3R、小見川の猛反撃 
 最終ラウンド、金原のタックルを潰して小見川が上になるが、金原が下から顔面を蹴り上げる。小見川はひるむことなく足関を狙うが、金原は立ち上がって膝蹴りを連打。お互いこの日6R目とは思えないノンストップの攻防で会場を沸かせる。再び金原はタックルを仕掛けるが、小見川はまたも潰して上になると、今度はサイドを奪って頭部への膝蹴りをお返し。さらにマウントからのパンチラッシュで攻め立てる。最後は金原が脱出し試合終了。判定はこの試合も割れたが、金原に軍配が上がり、金原がフェザー級の初代王者となった。

 ベルトを巻いた金原 
◆金原「日沖戦の最初の右ストレートから記憶が飛んで、後は覚えていない。戦った感じがしない。インターバル中も『覚えてない』とセコンドに言ってた。よく2試合できたなという感じ。日沖戦の後、まだあるかもしれないと言われて、アップを始めた。一回負けても二回負けても変わらないから、あとは気力で行こうという感じだった。(小見川の印象)顔も腫れてて、疲れているのがわかったけど、目が死んでなかった。気を引き締めた。(今後について)16人の中で一番じゃなく、たまたまチャンピオンになれただけ。課題もたくさん見つかったので、チャンピオンらしいチャンピオンになりたい。(誰が挑戦者がいい?)僕が決めることじゃないので、誰でもいい。(決勝の入場テーマについて)地元の武蔵村山音頭を使った。祭りのつもりで今日は試合をした」


第4試合 戦極フェザー級GPリザーブマッチ 5分3R
○ジョン・チャンソン(韓国/CMA KOREA / KTT)
×マット・ジャガース(米国/チーム・ウルフパック/KOTC世界スーパーライト級王者)
2R 1'25" タップアウト (三角絞め)

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