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MMAデビュー戦 シャンジ&モー、意外な明暗

戦極 〜第五陣〜
2008年9月28日(日) 東京・国立代々木競技場第一体育館
 MMA初戦の柔術世界王者・シャンジ・ヒベイロは、ルールへの不慣れを示しながらも最後は膝蹴りでTKO勝ち。ホジャーの代役・キング・モーは、ベテランのビューを下し、衝撃のMMAデビューを果たした。(レポ&写真:井原芳徳)
第8試合 ライトヘビー級 5分3R
○シャンジ・ヒベイロ(ブラジル/グレイシー・ウマイタ / ユニバーシティ・オブ・ジュウジュツ)
×杉浦 貴(日本/プロレスリング・ノア)
3R 4'18" TKO (レフェリーストップ:膝蹴り)



 1R、シャンジが差し合いからテイクダウンに成功。だがパウンドを落とした際に空間ができ、杉浦の脱出を許す。再びシャンジは上になると、今度はじっくりパスガードしてマウントを奪取。パウンドを落としながら腕十字のチャンスをうかがうが、「残り時間が少ないと聞いて焦った」といい、腕十字を極めようとするも失敗。下になると三角絞めに移行するが、杉浦は反応して脱出する。
 2Rはシャンジの胴タックルを杉浦が切り、両者がコーナーに押し込みあい、膠着ブレイクがかかる展開の繰り返し。次第にシャンジがスタミナを消耗していくのがわかる。
 3Rも同様の展開が続き、判定決着のムードが漂うが、残り1分のアナウンスに反応するように、シャンジが右フックと右膝蹴りでラッシュ。すると杉浦は左まぶたから出血しながら後ずさり。シャンジがさらにコーナーに詰めて膝を連打したところでレフェリーが試合をストップした。
 シャンジはグラウンドでのパウンドの使いこなし、時間やスタミナの配分、試合運び等、いろんな面でMMAへの不慣れを露呈した。敗れた杉浦も「(1Rに)下になったとき、シャンジ選手の息がハーハーなってた。デビュー戦ということで緊張しているのがわかった。寝技はしのげると思った」と振り返ったほどだった。しかしシャンジも最後のラッシュでは、これまで見せたことのない打撃という面で底力とポテンシャルを発揮した。同じブラジル人で、今年からK-1に挑んだ極真会館世界王者のテイシェイラと同じように、シャンジもデビュー戦でのミスをリカバーしていけば、MMAでの才能開花も夢ではないだろう。


第7試合 ヘビー級 5分3R
×トラビス・ビュー(米国/エリート・パフォーマンス/111.9kg)
○キング・モー(米国/チーム・クエスト/99.8kg)
1R 2'11" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)



 レスリング全米王者・モーはMMA初戦だったが、スタンドでのステップは様になっており、ビューのパンチを難なく防御。体格差もあってタックルでのテイクダウンにつなげられなかったが、そのタックルをフェイントに使いつつ、ジャンピングの右フックをビューの顎にヒット。ビューがぐらつくと、すぐさま押し倒して上になり、パウンドを連打。ホジャーの代役・モーがまさかの白星をもぎ取った。入場パフォーマンスの派手さも相まって、同じMMAデビュー戦でも、期待されたシャンジ以上のインパクトを残した。


第6試合 ミドル級グランプリシリーズ2008一回戦 5分3R
×近藤有己(日本/パンクラスism/パンクラス・ミドル級暫定王者)
○佐々木有生(日本/GRABAKA)
2R 1'08" タップアウト (チョークスリーパー)

 サウスポーで構える近藤に対し、佐々木は反時計回りにステップしながらミドルキック。1R終盤には差し合いからテイクダウンに成功し、ハーフからサイドに移行する。
 1Rは時間が足りずその先は行けなかったが、2Rは序盤からテイクダウンを仕掛けると、上を取ることに固執せず、そのままバックへ。すぐさまチョークを極めタップを奪った。


第5試合 ミドル級グランプリシリーズ2008一回戦 5分3R
○中村和裕(日本/吉田道場)
×ポール・カフーン(英国/ゴールデン・グローリーUK)
判定3-0 (礒野=中村/松本=中村/大橋=中村)

 ミドル級に初めて階級を落とした中村。スピードが上がっただけでなく、打撃テクニックでもストライカーのカフーンを上回る。ローキックを効かせつつ、ボディストレートも当て、右フックでカフーンをたびたびぐらつかせる。カフーンのダメージが溜まれば、タックルで毎ラウンドテイクダウンを奪取。詰めはやや甘くなってしまったものの、終始優勢をキープし完勝した。


第4試合 ミドル級グランプリシリーズ2008一回戦 5分3R
○ジョルジ・サンチアゴ(ブラジル/アメリカン・トップチーム)
×ローガン・クラーク(米国/ミネソタ・マーシャルアーツアカデミー)
2R 3'35" タップアウト (肩固め)



 クラークがジャブを当てながら突進して上になるが、サンチアゴが下からアームロックを仕掛けながらリバース。2Rはタックルで上になると、マウンドから腕十字を仕掛ける。これは外されたものの、スタンドで左ストレートでクラークをぐらつかせると、再び組み付いてテイクダウン。少しバテてきたクラークに肩固めを極めた。試合後はセコンドのJ.Z.カルバンと勝利を喜んだ。


第3試合 ミドル級グランプリシリーズ2008一回戦 5分3R
×エヴァンゲリスタ・サイボーグ(ブラジル/シュートボクセ・アカデミー)
○シアー・バハドゥルザダ(アフガニスタン/ゴールデン・グローリー/修斗世界ライトヘビー級(83kg)王者)
1R 0'22" TKO (レフェリーストップ:左腕の負傷)

 筋肉とタトゥーでコーナーに立っている時から観客に強烈な威圧感を放っていたサイボーグだが、開始すぐのハバドゥルザダの反り投げの受身に失敗。左肘を脱臼し悲鳴を上げ、あっけなく試合は終わった。


第2試合 ライト級 5分3R
○國奥麒樹真(日本/フリー)
×クォン・アソル(韓国/スピリットMC / 木浦プライド)
判定3-0 (松本=國奥/大橋=國奥/小林=國奥)

 1Rはスタンドで攻めあぐねた國奥だが。2R以降はタックルでテイクダウンを再三奪い、腕十字やチョークを仕掛け主導権。極めが甘くなってしまい、パウンドを浴びる場面もあったものの、戦極初戦を白星で飾ることに成功した。


第1試合 ライト級 5分3R
○ホルヘ・マスヴィダル(キューバ/アメリカン・トップチーム)
×ライアン・シュルツ(米国/チーム・クエスト/IFL世界ライト級王者)
1R 1'57" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

 シュルツのタックルを2度切ったマスヴィダルは、左ジャブでシュルツをぐらつかせると、飛び膝で押し倒すようにグラウンドに持ち込み、弱ったシュルツに四点膝とパウンドのラッシュ。怒涛の攻めでライト級GPシリーズのリザーブファイト出場権を獲得した。

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