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野辺広大、チャンヒョンに2R KO負け。階級アップの工藤政英がKO勝ち:3.5 後楽園

RISE 116
2017年3月5日(日) 後楽園ホール
 那須川天心と並びRISEの新世代エースとして期待のかかるスーパーフェザー級王者の野辺広大だったが、4年前に梅野源治と1勝1敗の実績のあるイ・チャンヒョン(韓国)のパンチに苦しみ2R KO負け。11月23日のTDC大会でDoAトーナメント -57kg開催が決まり、参戦候補の森本“狂犬”義久、工藤政英が勝利。菅原勇介は引退エキシの後に婚約者への公開プロポーズを繰り広げた。
  レポート:井原芳徳 (中継:「スカイA」 Part.1 4/6(木)19時~ Part.2 4/23(日)19時~)


第9試合 メインイベント -60.5kg契約 3分3R(延長1R)
×野辺広大(1-siam gym/RISEスーパーフェザー級(-60kg)王者/60.5kg)
○イ・チャンヒョン [チャンヒョン・リー](韓国/仁川ムビジム/WKN-64.4kg級インターナショナル王者/60.5kg)
2R 0'28" KO (左フック)

 野辺は昨年11月のシリル・パジット戦に続き2度目の国際戦。1月大会ではHidekiのインフルエンザで防衛戦が消滅した裕樹のエキシビションマッチの相手として急きょリングに上がり、激しい打ち合いで観客を楽しませた。裕樹は野辺の持つスーパーフェザー級のベルト奪還と、60kg近辺の王座統一を目指しており、両者の今後の対戦機運を高めるエキシにもなっていた。
 対するチャンヒョンは12年10月のK-1で梅野源治と対戦しダウンを奪って判定勝ち。翌年3月のRISEでの再戦で梅野にリベンジを許した。最近はWKNのインターナショナルタイトルも獲得し、まだ24歳と伸び盛り。戦績は27戦19勝(9KO)7敗1分とまずまずで、今回はその成長ぶりを発揮する。



 1R、ローの応酬から始まり、野辺は左ミドル、右ハイ、左ボディも当てて、まずまずの出だし。だがチャンヒョンも右ロー、ミドル、前蹴り等を返し続け、左アッパー、左フックを当てると、野辺が後退するように。一発一発のパンチが硬い印象で、野辺は右ストレートをもらって半分背中を向けたような状態となり、さらに右ストレートをもらってダウンする。



 2Rになってもダメージが残る野辺に対し、チャンヒョンは開始すぐから右フックをヒット。野辺が苦し紛れに組みついて右膝を出すと、チャンヒョンも左膝を返す。RISEルールでは両手で組みついての膝蹴りは1発のみ有効で、小川レフェリーはブレイクをかけようとしたが、チャンヒョンは突き離したタイミングで左フックを野辺にクリーンヒット。ダメージも相まって、一瞬気が緩んだ様子だった野辺は、モロにもらって真後ろに大の字で倒れダウンする。ブレイク後の攻撃とも解釈できる微妙なタイミングだったが、レフェリーは流れの中で出た有効打と判断した様子で、野辺にKOを宣告。野辺は担架で運ばれるほどの大ダメージだった。




 セコンドについたイ・ソンヒョンとも勝利を喜んだチャンヒョンは「いい大会でいい試合ができて良かったです。60kgのランキングから這い上がり、ソンヒョン先輩と一緒にチャンピオンになりたいです」とアピールした。




第8試合 セミファイナル フェザー級(-57.5kg) 3分3R(延長1R)
○森本“狂犬”義久(BRING IT ONパラエストラ葛西/RISE 3位/57.5kg)
×コブシット・フェアテックス(タイ/フェアテックスジム/56.5kg)
判定3-0 (小川29-28/長瀬29-28/豊永29-28)

 RISEは前日計量での会見で11月23日のTDCホール大会でDoAトーナメント -57kgを開催すると発表。この森本の試合とその一つ前の工藤と佐野の試合は、そこに向けての査定試合の色合いが濃くなる。
 森本は昨年11月に花田元誓の持つフェザー級王座に挑戦し判定負けして以来の試合。コブシットは昨年7月に花田を飛び膝で切り裂きTKO勝ちした選手だ。



 1R、サウスポーのコブシットが左ミドルを連打し先手を取るが、森本も次第にコブシットの左ミドルの後に右ローを返せるようになり、右ミドルも絡めてじわじわとコブシットを削ると、終盤にコーナーに詰めての右フックでダウンを奪う。
 ダメージが大きく見えたコブシットだが、2Rに入ると回復し、左ミドルのヒット数を増やす。森本も途中まで右ローを返していたが、コブシットはミドルの連打を止めない。ダメージ重視のRISEの採点だと10-10は仕方ないが、通常のキックの試合ならコブシットにポイントがつくだろう。



 3Rもコブシットがひたすら左ミドルを連打。森本の体が流れるようになり、若干印象が悪い。このラウンドはポイントを取った模様で、コブシットが底力を見せつけたもの、森本が逃げ切った。
 試合後マイクを渡された森本は「花田やらせろ。ランキングがあるから仕方ないけど、俺とやりたい奴はかかってこいよ。絶対チャンピオンなるんでお願いします。次5月オファー待ってます」と、早くも次戦に向けてアピールした。


第7試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R(延長1R)
○工藤政英(新宿レフティージム/元REBELS 55kg級王者/57.5kg)
×佐野貴信(創心會/RISEフェザー級5位/57.5kg)
2R 2'43" KO (左ボディフック)

 佐野は1月28日のRISE 115にも出場し、ヘンリー・セハスに判定勝ち。バンタム級(-55kg)からフェザー級に転向し2連勝と好調だ。対する工藤はRISE 2度目の参戦。減量苦により、昨年12月にREBELS 55kg級王座を返上し、階級をアップしての初戦だが、ポテンシャルを発揮することに。



 1R、開始すぐから工藤が得意の左ボディ主体のパンチラッシュで佐野をコーナーに詰め、顔面へのパンチ、ボディへの膝でも苦しめる。佐野も打ち合いでパンチを返し、膝、ミドルを強打するが、工藤はひるまずすぐ距離を詰め、勢いを止めない。
 2Rも同様に工藤がラッシュを続け、コーナーに詰めての右クロスからの左フックでぐらつかせたところでレフェリーがダウンを宣告。その後も右ローも効かせつつ、膝を当ててロープまで下がらせ、左ボディを当て、佐野の動きが止まって半身になったところで再びダウンが宣告され、戦意喪失状態となり、工藤のKO勝ちとなった。



 マイクを持った工藤は「今回の試合で僕といえばボディブローと(紹介映像でもフューチャーされた好物の)グミのイメージがつけられたと思います。トーナメント、どうしても出たいんで、RISEの伊藤代表、お願いします」とアピールした。


第6試合 菅原勇介 引退エキシビションマッチ 2分2R
―菅原勇介(TARGET/元RISEスーパーライト級1位、元J-NETWORKスーパーライト級王者)
―宍戸大樹(シーザージム/元SB東洋太平洋ウェルター級王者)
勝敗無し

 菅原は12年11月のゲーオ戦で肘をもらった際の首のダメージが抜けず引退を決意(※そこまでの経緯やこれまでのキャリアは菅原のインタビュー参照)。シーザージムによく出稽古していた縁もあり、1年前に引退した宍戸がエキシ限定で一肌脱いだ。
 
 両者スネ当てをつけて入場したが、菅原の希望で外してのエキシに。菅原が鋭い右ローを当てれば、宍戸も現役時代を思い起こさせるバックスピンキック、バックブローをお返し。
 1R終盤にSBで認められる首投げを放ち、小川レフェリーから注意され、場内から笑いが起きるが、菅原は負けじとばかり、2Rにジャーマンスープレックスを決め、レッドカードを出される。そういうコミカルな場面もありつつ、最後は菅原が渾身の右ローを連打し終了。最後は互いに抱き会い、健闘を称えあった。



 エキシの後、宍戸、後輩の那須川天心、RISEでも戦った田中秀弥、王座戦で2度敗れた相手である吉本光志らが花束を贈呈し、米国でTARGET USAを現在運営している元同僚の
ファビアーノ・サイクロンもビデオメッセージで菅原を労った。

 菅原は「引退エキシビションマッチを引き受けてくれた宍戸選手ありがとうございます。両親に感謝したいと思います。キックを始めたときもノーと言わず、何をするにも全力で応援してくれました。アマ時代、山木ジムにいた時、毎日ボコボコにされて、伊藤会長に会って、TARGETに来ないかと言われて移籍しました。TARGETで寝泊りもしてて、ロッカーで寝る日もあり、TARGETに来た時は5連敗ぐらいして、会長にも怒られて、泣かされた時もありました。でもそれもこれからの人生にとって大きな財産です。悔いは滅茶苦茶あります。本当にRISEのベルトは欲しかったんで。その分、心残りを天心はじめ、後輩みんなに託したいと思います。引退式は誰でもできるもんじゃないので、花道を作ってくれた関係者に心から感謝を言いたいと思います。15年間僕を応援してくれた皆様、本当にありがとうございます」と、途中涙を流しながらも最後のメッセージを残し、10カウントゴングを聞いた。



 さらにその後、「あと5分だけ時間を下さい」と話すと、フィアンセをリングに呼び込み「一生僕の隣にいて下さい」と指輪を渡す公開プロポーズ。フィアンセも「よろしくお願いします」と返事し、最後はお姫様抱っこで記念撮影を繰り広げ、観客からも暖かい拍手が巻き起こった。菅原の通算戦績は44戦24勝(7KO)18敗2分。


第5試合 バンタム級(-55kg) 3分3R(延長1R)
○優吾・FLYSKYGYM(FLYSKYGYM/RISE 4位/54.9kg)
×植山征紀(龍生塾ファントム道場/SBスーパーバンタム級(-55kg)1位/55.0kg)
2R 1'42" KO (3ダウン:パンチ連打)

 優吾は15年のRISE新人王の19歳。植山はRISE初参戦。昨年11月にSB日本スーパーバンタム級(55kg)王者の内藤大樹に挑戦し3R KO負けを喫するが、ダウンの応酬となる死闘で、それまで11連勝の実力を存分に見せつけた。
 1R、優吾がサウスポーで距離をうまく作り、左ミドル、ローをヒットし先手を取る。植山も次第に距離を潰してパンチを当てるようになると、優吾もパンチの打ち合いで応戦。お互い空振りも多いが、何発か当ててぐらつかせ、スリリングな状況となる。
 2R、優吾が左インローを当てていると、植山は早くもバランスを崩すように。シュートボクシングのロングスパッツを履いているため、足のダメージは目には見えないが効いているようだ。すると植山は飛び膝から距離を詰め、左フックを当てて一瞬優吾の腰を沈ませるが、すぐ立ち上がった優吾がパンチの打ち合いで当てると、踏ん張りが効かなくなっている植山は後退し、左ストレートをもらってダウン。その後も優吾のパンチラッシュに押され、植山は体が折れ続けて立て続けにダウンを宣告され、優吾のKO勝ちとなった。




第4試合 スーパーライト級(-65kg) 3分3R(延長1R)
×番長兇侍(習志野トップチーム/RISE 4位/65.85kg→65.25kg)
○憂也(魁塾/DEEP☆KICK -65kg級王者/65.0kg)
1R 0'34" KO (右フック)

 両者は2014年9月に対戦経験があり、その時は番長が豪快なフックで憂也を1R KOしている。番長にとってはリベンジの機会だったが65.85kgで前日の公式計量オーバー。当日の再計量も設けられたが65.25kgまでしか落とせず、憂也が了承し、グローブハンデ、減点1で試合が行われた。



 だが、番長は憂也の左ボディ、右フックの連打をもらうと、あっさりとダウン。その際にひねったのか?試合前に痛めていたのか?右足の踏ん張りが効かず、立とうとしてもすぐ倒れレフェリーがストップ。セコンドに肩をかつがれ退場した。


第3試合 ライト級(-63kg) 3分3R(延長1R)
×仲江川裕人(フリー/RISE 7位/62.9kg)
○北井智大(チームドラゴン/62.8kg)
判定0-3 (25-30/26-30/25-30)

 昨年9月の選手大量離脱後もチームドラゴンに残留した北井智大が、KrushからRISEに戦場を変え初参戦。チードラはかつて尾崎圭司、澤屋敷純一、川端健司らがRISEで活躍し、11年9月以来のRISE登場だ。セコンドには前田憲作代表と細野岳範もつく。




 1R、開始すぐから仲江川がラッシュを仕掛け、右フック、左ボディなどを当て続け、北井を追い詰めるが、北井は耐えると、終盤にパンチの連打で反撃し、顔面への右膝蹴りでダウンを奪取。2Rも前に出続けてパンチの連打でダウンを奪う。3R、仲江川も外敵相手に負けられないとばかり、バックハンドブローをきっかけとしたラッシュで追い上げるものの、ダメージは大きく、北井が終盤はパンチ、右ハイ、右膝を何発も当てて、ダウン寸前まで追い込み、死闘を制した。
 試合後は前田代表も北井に笑顔で「よくやった」と褒め、マイクを渡された北井は「RISEは空気が違うんですけど、僕はこういう激闘するんで、応援よろしくお願いします」とアピールした。




第2試合 -56kg契約 3分3R(延長1R)
×鈴木雄大(STURGIS新宿ジム/RISEバンタム級(55kg)9位/56.0kg)
○村山智耶(HAYATO GYM/RISEフェザー級(-57.5kg)9位、2015年RISING ROOKIES CUPフェザー級優勝/56.0kg)
4R 判定0-3 (9-10/9-10/9-10)
3R 判定1-0 (29-28/28-28/28-28)



 DoAトーナメント -57kg開催が発表され、下位ランカーにもチャンスがあるため、両者ともアグレッシブな激闘に。1R、鈴木が前に出て、首相撲からの顔面への左膝蹴りでダウンを奪うが、2R以降は村山が右ローで鈴木の足を止めてから前に出て、パンチの打ち合いでヒットを増やし、バックハンドブロー、飛び膝蹴りも絡めて反撃。ポイントを五分も戻し延長に持ち込むと、最後まで攻撃を切らさずパンチ、膝等を当て続け快勝した。


第1試合 スーパーフェザー級(-60kg) 3分3R(延長1R)
×皇貴(インスパイヤード・モーション/2015年RISING ROOKIES CUPフェザー級優勝/60.0kg)
○アイオロス純(STURGIS新宿ジム/60.0kg)
4R 1'51" KO (パンチ連打)
3R 判定0-0 (29-29/29-29/29-29)


オープニングファイト2 フェザー級(-57.5kg) 3分3R
○MAIKI・FLYSKYGYM(FLYSKYGYM/第16回J-NETWORKアマ全日本フェザー級優勝・大会MVP/57.2kg)
×澤谷大樹(HAWK GYM/新空手JAPAN CUP 2016 -60kg級優勝・大会MVP/57.15kg)
判定3-0 (29-28/29-28/29-27)
※3R組みついての膝蹴りの連打の反則の累積で澤谷に減点1


オープニングファイト1 スーパーライト級(-65kg) 3分3R
×田村亮太朗(リアルディール/64.9kg)
○山田洸誓(正道会館高知/正道会館2016全日本軽量級優勝、新空手第26回K-2GP軽量級優勝/64.4kg)
1R 0'26" KO (右フック)





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