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那須川天心、三日月蹴りでKO勝ち。野辺広大、前口太尊との乱打戦制す:5.29 後楽園

RISE 111
2016年5月29日(日) 後楽園ホール
 13戦全勝の17歳・那須川天心はイタリアの大会・OKTAGONで活躍するタリック・トッツから左ストレート、左ハイ、三日月蹴りでダウンを奪い2R KO勝ち。最近ヨーロッパ勢相手に2連続判定勝ちだったが、倒す武器により磨きがかかった。20歳の新鋭・野辺広大は、大月晴明にTKO勝ちした前口太尊と対戦。1月に引退した先輩・吉本光志を彷彿とさせる怒涛の蹴りの連打で勝利をもぎ取った。

  レポート&写真:井原芳徳


第10試合 メインイベント -61.2kg契約 3分3R(延長1R)
○野辺広大(1-siam gym/RISEスーパーフェザー級(60kg)王者/61.0kg)
×前口太尊(PHOENIX/J-NETWORKライト級王者、RISEスーパーフェザー級4位/61.2kg)
判定2-0 (長瀬30-29/大澤29-29/豊永30-29)

 野辺は昨年10月のRISEスーパーフェザー級王座決定トーナメント準決勝で、当時前口と同門だった郷州力(現・郷州征宜)に判定勝ち。1月の決勝で花田元誓に判定勝ちし、同王座を獲得してからの初戦となる。
 前口は昨年3月に久井淳平に判定勝ちして以来のRISE登場。8月に高橋幸光を下し-NETWORKライト級王座を奪還し、11月のNO KICK, NO LIFEで中尾満を、1月のREBELSでは翔・センチャイジムを、3月のNO KICKでは大月晴明を、いずれもTKO/KOで下し、4連勝と絶好調だ。
 事前インタビューで20歳の野辺の挑発に怒り「あんなクソガキには負けたくない」と話していた前口。試合前のルール説明時にも野辺に頭を近づけてにらみつけ気合十分だ。

 1R、互いに右ローを当て合う展開からスタート。野辺はスピードのある右ハイも放つと、前口にかわされるが、直後にバックハンドブローを当て、テクニシャンぶりを見せつける。野辺は左ハイも当てるが、前口はガードを下げずブロック。それでも野辺は左の奥足狙いのローも絡めて、じわじわと蹴りのヒットを増やす。



 2Rも野辺が右ローを連打し続けると、前口はステップが少しぎこちなくなってくるが、中盤から左ボディ、右アッパーといったパンチを返すと、野辺のローが減少。若干前口攻勢の流れに。
 だが3R、野辺は開始すぐから左ミドルを連打。1月に引退した先輩の吉本光志を彷彿とさせる連打で先手を取り、続けて右ローを連打すると、前口の表情が変わってくる。野辺はさらに右ハイ、右ミドルを放つが、前口はブロックし続けると、またも左ボディ、右アッパーをお返し。野辺は少し苦しそうだ。しかし野辺は右ローを返して前口の反撃を食い止めると、右の膝蹴りも絡めて前口をさらに削り、右ハイもヒット。前口も必死でパンチを返し、お互い一歩も引かない激闘に場内が沸きあがる。



 3Rが終わり、判定が読み上げられると、1者はドローだったが、野辺が2票を獲得。3Rに手数で差をつけ確実にポイントを取った野辺に軍配が上がった。敗れた前口は笑顔で野辺を称えた。野辺は「試合前、色々言いましたけど、前口さん強かったです。すみません、KOできなくて」と話した後、「これからやりたいことが2つあります、1つはRIZINに出たいです。もう1つは世界にも挑戦したいです。日本の60kgの中心に行くんで、強い奴、全員かかってこい」とアピールした。なお、この日はリングサイド席でRIZINの榊原信行実行委員長も観戦していた。




第9試合 セミファイナル -56kg契約 3分3R(延長1R)
○那須川天心(TARGET/ISKAオリエンタルルール世界バンタム級(-55kg)王者、RISEバンタム級(-55kg)王者、BLADE FC JAPAN CUP 2015 -55kg優勝/55.9kg)
×タリック・トッツ [Tarik Totss](モロッコ/Team Luca Cuccu/OKTAGON -60kg級1位/55.25kg)
2R 1'49" KO (三日月蹴り)

 那須川は3月大会でフレッド・コルデイロに勝利しISKA世界バンタム級王座を獲得し13戦13勝(10KO)。対するトッツはジョルジオ・ペトロシアンらが主催するイタリアの大会・OKTAGONで活躍する23歳で、3年間負け無しだという。那須川は昨年11月にマイク・アラモスを1R KOしているものの、1月の国際戦でも3月の試合でも判定にもつれ込んだことから、外国人のパワー対策を講じてきた。



 1R、那須川はいつものようにサウスポーに構え、トッツは時折サウスポーになるが基本的にはオーソドックスで、互いに素早い蹴りとパンチを放つ。トッツは回転系のアクロバティックな技も使うが、那須川は軽々とかわしつつ、中盤に左フックでダウンを奪取。トッツは10カウントまでにポーズを取るが、ダメージが大きく、那須川はパンチと膝のラッシュでトッツをさらに追い詰める。



 2Rに入ると、那須川は蹴りとパンチをボディに集中しつつ、中盤にはバランスを崩しながらも不意打ちになるような左ハイをクリーンヒットし、またもダウンを奪取。最後は三日月蹴りを脇腹に突き刺すと、トッツはロープに手をかけてうずくまったまま動けなくなり、那須川のKO勝ちとなった。



 会心のKO勝ちで大喜びした那須川は「やっと外国人を倒すことができました。ずっと判定で、お父さんにも凄い攻められて、自分の中でやってるつもりが、つもりだけだったんで、やってきたことが出せてうれしいです」と嬉しさの理由を話した。さらに那須川は「次の試合が決まりました。8月7日のREBELSの大田区総合体育館大会に出ます。たぶん外国人になると思うんですけどど、しっかりKOして、みなさんの期待以上のことをしたいと思います」と、ビッグイベントでの連続KO勝ちを約束した。


第8試合 RISEフェザー級(-57.5kg)次期挑戦者決定戦 3分3R(無制限延長R)
○一刀(日進会館/RISE 1位、元王者/57.5kg)
×小山泰明(建武館/RISE 4位、Bigbangスーパーフェザー級王者/57.5kg)
判定3-0 (30-27/30-28/29-27)

 一刀は14年9月に花田との防衛戦で敗れ王座陥落。ベルト奪還に向けて大事な試合だ。小山は昨年10月大会でRISEに初参戦し、小宮山夕介をKO。2戦目でさっそくチャンスが訪れた。
 1R、一刀が左ボディ、小山が左ミドルを当てるが、まだ互いに手数が少ない状態。終盤、小山が右ストレートをクリーンヒットし、一刀の動きが少し止まり、小山が前に出る場面もあり、ジャッジ1者は小山に票を入れる。
 だが一刀のダメージは小さく、2Rに入ると一刀が小山の左ミドルをつかんでからパンチをうまく当てつつ、左ミドル、左前蹴りも駆使し、ロープにつめて右フックを当てたりと、じわじわと攻勢に。



 3Rには小山の左ミドルをつかんでから離してからの右フックでダウンを奪う。その後、これまで慎重だった小山がようやく前に出て来たが、一刀は前蹴りやインローを随所で当てて突進を封じ試合終了。一刀がテクニシャンぶりを発揮し判定勝ちした。
 マイクを持った一刀は「小山選手は強くて、ダウン取れてやっと勝てました。花田選手ではこんな自分では勝てないレベルなので、しっかり仕上げてきます」と話した。


第7試合 -56kg契約 3分3R(延長1R)
○工藤政英(新宿レフティージム/REBELS 55kg級王者/56.25kg→56.0kg)
×優吾・FLYSKYGYM(FLY SKY GYM/RISEバンタム級(-55kg)4位、2015年RISING ROOKIES CUP優勝/55.9kg)
1R 2'39" KO (ボディへのパンチと膝の連打)

 REBELS王者の工藤が初参戦し、1月大会で工藤と同門の津田鉄平をKOしている19歳の新鋭・優吾FLYSKYGYMと対戦。4月のREBELSでTARGETの宮崎就斗をボディ打ちを駆使してKOしたが、今回もサウスポーの優吾に右ボディを効かせると、ボディ打ちの連打で早くもダウンを奪取。最後もボディにパンチと膝を連打しマットに沈めた。



 マイクを持った工藤は「REBELSで8月7日(大田区総合体育館大会)に試合が決まってます。相手はまだ言えませんが、今日みたいに面白い試合するんで、応援お願いします」と、ホームリングのREBELSをしっかりアピールした。


第6試合 ヘビー級 3分3R(延長1R)
×羅王丸(TARGET/RISE 4位)
○夏樹(ハートRボクシングジム/RISE 7位)
1R 2'34" KO (左フック)

 昨年8月、SBのリングで南国超人にKO負けして以来の試合となる羅王丸。格下相手の再起戦だったが、夏樹のノーガードからのフックをもらううちにふらつくようになり、左フックで立て続けに2ダウンを喫したところでKO負けとなった。


第5試合 スーパーライト級(-65kg) 3分3R(延長1R)
○Hideki(team gloria/RISE 3位/64.6kg)
×仲江川裕人(フリー/RISEライト級(-63kg)8位/64.8kg)
2R KO (右ストレート)

 ボリビア人とのクオーターのHidekiが、1Rは右ロー主体の攻めで、仲江川の左のボディやインローをもらうと少し苦しい様子を見せる場面もあったが、前に出続けると、2Rに右ストレートでダウンを奪取。仲江川のダメージは大きく、同じように右ストレートで2ダウン目を奪ったところで小川レフェリーがストップした。


第4試合 スーパーライト級(-65kg) 3分3R(延長1R)
×番長兇侍(習志野トップチーム/RISE 5位/65.0kg)
○橋本正城(LA GYM JAPAN/RISE 6位、2015年新空手JAPAN CUP -65kg優勝/64.5kg)
判定0-3 (28-30/28-29/28-30)



 3月大会で丹羽圭介を49秒でKOしインパクトを残した番長兇侍が連続参戦し、17歳の成長株・橋本正城と対戦。番長は独特のノーガードでパンチをもらい続けながらも、大振りのフックを狙う捨て身の戦法で場内を沸かせ、橋本を苦しめる場面もあったが、ヒット数では大きく差をつけられ、橋本が勝利した。


第3試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R(延長1R)
○小宮山夕介(TARGET/RISE 6位/57.4kg)
×皇貴(インスパイヤード・モーション/RISE 9位、2015年RISING ROOKIES CUP同級優勝/57.5kg)
判定3-0 (30-27/29-27/29-27)

 小宮山がサウスポーからの左ミドルや回転蹴りを駆使し、1Rは先手。2Rは皇貴の右ミドル、ローをもらって攻撃が減ってしまったが、3Rには左ストレートをきっかけに反撃し、パンチの連打でダウンを奪取。皇貴も終盤は右膝とパンチを当てて必死に挽回したが、小宮山が逃げ切った。


第2試合 -64kg契約 3分3R(延長1R)
×SEIDO(Team ORCA/RISEライト級(-63kg)10位/64.0kg)
○吉田 敢(ゴールデングローブ/63.8kg)
判定0-3 (27-30/27-30/27-29)
※3Rパンチ連打でSEIDOに1ダウン


第1試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R
×鈴木拓哉(Ten Clover Gym/第4回K-1チャレンジAクラス-55kg優勝/57.3kg)
○川手裕貴(建武館/新空手JAPAN CUP'15 -60kg優勝/57.1kg)
1R 1'46" KO (3ダウン:左ローキック)


オープニングファイト第2試合 スーパーフェザー級(-60kg) 3分3R
○元樹(アルファジム/59.7kg)
×潔人(リアルディール/59.7kg)
2R 1'28" KO

オープニングファイト第1試合 -61kg契約 3分3R
○KEN・FLYSKYGYM(FLY SKY GYM/60.8kg)
×稲垣宜正(如心館/60.5kg)
1R 1'13" KO

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