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那須川天心、16歳で55kg級王者に。ゾウガリー、裕樹をKO:5.31 後楽園

RISE 105
2015年5月31日(日)後楽園ホール
 RISEバンタム級王座戦では20才・9連勝の王者・村越優汰と、16歳・プロ5戦全勝の挑戦者・那須川天心の争いとなり、1R終盤に那須川が左フックでダウンを奪うと、2Rにパンチラッシュで立て続けにダウンを奪いKO勝ち。8月1日のBLADE -55kgトーナメントに向け「他のチャンピオンたちをみんなぶっ倒します」と宣言した。スーパーライト級王者の裕樹はSBで猛威を振るうザカリア・ゾウガリーの飛び膝でマットに沈んだ。
  レポート&写真:井原芳徳


第11試合 メインイベント RISEバンタム級(-55kg)タイトルマッチ 3分5R(無制限延長R)
×村越優汰(湘南格闘クラブ/王者/55.0kg)※初の防衛戦
○那須川天心(TARGET/RISE 4位/55.0kg)
2R 1'31" KO (3ダウン:パンチ連打)
※那須川が新王者に

 村越は昨年7月のRISE100で前田浩喜を破りタイトルを獲得。その後もMA王者の大野貴志、タイ・韓国の選手を軒並み撃破し9連勝と絶好調だ。
 対する那須川はRISE、Bigbang、M-1、ムエローク、MA等のジュニア王座を総なめにし、RISE 100でプロデビュー。5戦全勝4KOの快進撃を続け、村越も出場した3月の後楽園で元SB王者の藤本昌大を86秒でKOすると、村越への挑戦をアピールしていた。
 那須川は16歳、村越は20歳というフレッシュな顔合わせでのメインイベント。8月1日に開催が決まったBLADE FC JAPAN CUP -55kgの前哨戦としても注目が集まる。



 1R、両者サウスポーに構え、那須川は町田光のような居合ポーズで挑発するが、村越は動揺せず右ミドルをヒット。那須川はバランスの悪い状態からでも右のフックや左ハイを当て、村越の右ミドルの後にも右ローを返したりと対応してみせる。
 なかなか均衡は崩れなかったが、1R終盤にいきなり試合が動く。村越が左のテンカオを放ったタイミングで、那須川が左のフックを合わせてダウンを奪取。前のめりで倒れた村越が立ち上がると、すぐラウンド終了のゴングが鳴る。



 那須川のパンチの効き目は十分で、2Rに入っても村越のダメージは抜けず。セコンドからは慎重に行くよう指示があったという那須川だが「スイッチが入った」といい、前に出ると村越の右手をつかんだ状態で左フックを連打。これが効き、村越がふらついたのを見たレフェリーがダウンを宣告する。さらに那須川は左の膝蹴り、左フックを連打し、村越はロープにもつれ込むように再びダウン。最後は那須川がパンチを連打したところで村越が同じようにふらつき、レフェリーがKOを宣告した。
 


 ベルトを巻き涙を流した村越は「強いチャンピオンたちがいると思うんで、他のチャンピオンたちをみんなぶっ倒します」と宣言した。控室では「これがスタートなんで、ここからどれだけ強くなるか自分でも楽しみです」と話し、BLADEの55kgトーナメントについても「優勝します。僕が地上波でやってたみたいにできるように盛り上げたいですね」と語った。




第10試合 セミファイナル 65kg契約 3分3R(延長1R)
×裕樹(ANCHOR GYM/RISEスーパーライト級王者、元ライト級・スーパーフェザー級王者/64.8kg)
○ザカリア・ゾウガリー(オランダ/メルヴィン・ファイティングファクトリー/S-cup -65kg世界トーナメント2014準優勝/64.4kg)
2R 2'04" TKO (タオル投入:飛び膝蹴りでダウン後)

 ゾウガリーは昨年11月にシュートボクシングのS-cup-65kg世界トーナメントに大会前日に急きょ参戦が決まり、ボーウィー、ベノーイ弟を撃破。決勝で鈴木博昭に再延長で敗れたが、本戦で勝っていたとの評価も多く、大会で一番のインパクトを残した。今年2月には宍戸大樹を圧倒。“第2のアンディ・サワー”として日本でも活躍が期待される新鋭だ。
 対する裕樹はRISEで10年以上トップを張り続け。昨年9月にはスーパーライト級(-65kg)のタイトルを獲得し、-60kgと-63kgと合わせてRISEで前人未到の三階級制覇を達成。今回、本物中の本物の強豪外国人を対戦相手として希望し、ソウガリーが用意された。


 
 1R、ロー主体で攻めようとする裕樹に対し、ソウガリーは左ボディフックを軸に、バックスピンキック、左のボディ狙いの前蹴りも絡め、手数多く攻める。裕樹は時折動きが止まる場面があり、印象が悪い。
 2R開始前、雄たけびをあげたゾウガリーは、ゴングが鳴るとパンチのラッシュで裕樹を追い詰める。裕樹も耐えると左ハイをお返しして、ゾウガリーの猛攻を一旦は止めたが、その後もゾウガリーのパンチと右ローを少しずつながらもらい続けると手が出なくなる。するとゾウガリーは一瞬の隙を逃さず、右の飛び膝の奇襲。これが見事にハマり裕樹が大の字にダウン。裕樹は立ち上がろうとするもフラフラで、セコンドがタオルを投入。敵地で勝利したゾウガリーに、SB協会のシーザー武志会長も大喜びした。




第9試合 100kg契約 3分3R(延長1R)
○清水賢吾(極真会館/RISEヘビー級王者/97.2kg)
×アレックス・ロバーツ(米国/空柔拳会館/MA日本&HEATキックルール・ヘビー級王者、RISE G-BAZOOKA TOURNAMENT '06優勝/98.5kg)
判定2-1 (秋谷29-30/伊藤30-29/小川30-29)

 清水は1月の後楽園大会ではメインを務め、桜木裕司を1R KOし幸先の良いスタート。対するロバーツは2006年にRISEヘビー級1dayトーナメント「G-BAZOOKA」でマグナム酒井、KOICHI、新村優貴を全てKOしダントツの優勝。その後はMA、HEAT、J-NET等で猛威を振るい、2007年4月以来8年ぶりにかつてのホームリングに戻って来た。

 1R、ロバーツが開始すぐから重みのある右ミドルを当てると場内はどよめくが、清水も左ミドル、右ローをお返し。パンチの連打も絡め、終盤に右ローを当てると、ロバーツがバランスを崩す場面もあり、若干ながら清水が好印象を残すラウンドに。
 2Rも清水の右ロー、ロバーツの右ミドルの応酬となり、清水の左の脇腹は次第に赤く腫れてくる。時折顔をしかめるが、終盤には右ローの後に得意の右ハイを当て、一瞬ロバーツをひるませる。



 3Rも蹴りの応酬が続くが、次第に手数が減って行ったのは清水のほう。ロバーツの右ミドルをもらい続け、ロバーツは右ミドルから右ハイにつなぐパターンも決める。疲れてきた清水の頭が下がると、ロバーツは顔面に右膝を叩き込み、終盤にかけても右ミドルを当て続ける。
 判定が読み上げられる時、ロバーツを勝利を確信したように手を上げていたが、3Rの攻勢はなぜかジャッジ1者からしか評価してもらえず判定負け。清水は勝ったものの笑顔は無く、腫れあがった脇腹が大苦戦を物語っていた。


第8試合 スーパーライト級(-65kg) 3分3R(延長1R)
○吉本光志(1-siam gym/RISE 1位・元王者/64.9kg)
×ダニエル・ザハラ [Daniel Zahra](マルタ/Team YING YANG/WKN世界スーパーライト級王者/65.0kg)
3R 2'15" KO (3ダウン:ボディへの右膝蹴り)

 吉本は昨年3月以来14か月ぶりにRISEのリングに登場。昨年6月、イタリアの南の島国・マルタでWKN世界王座を争い、吉本が判定で敗れた相手・ダニエル・ザハラを迎える。
 1R、ザハラがサウスポー主体で構え、独特のリズムでパンチと膝を休まず連打。スピードは速くないものの、吉本に攻め入る隙をなかなか与えない。だが終盤に吉本が膝を効かせ、2Rもボディ狙いのパンチと膝を序盤と終盤にまとめ、ザハラの体力を奪うと、ザハラは手数が落ちる。
 そして3R、左ミドルを効かせてコーナーに下がらせた後、右の膝でスタンディング状態ながらもダウンを奪取。その後もパンチと膝のラッシュで再びスタンディングダウンを奪い、最後は右のボディ狙いの膝を効かせたところで、ザハラが両手を広げ棄権の意志を示し、吉本のKO勝ちとなった。


第7試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R(延長1R)
○一刀(日進会館/RISE 1位・元王者/57.4kg)
×森本“狂犬”義久(BRING IT ONパラエストラ葛西/RISE 3位/57.4kg)
4R 2'57" KO (右ストレート)
3R 判定0-0 (小川29-29/豊永29-29/長瀬29-29)

 一刀は3月の後楽園でプロ9戦無敗だった小宮山夕介からダウンを奪い判定勝利。森本も同大会で北薗翔大を判定2-0で破り、ランキングを大幅に上げてきた選手だ。1Rはほぼ互角な立ち上がりだったが、2Rに入ると森本の右ハイが当たりだし、右フックからのパンチラッシュで一刀を追い詰める。
 だが3R、パンチ戦が続いた後、終盤に一刀が右ストレート、右アッパーを効かせて挽回。ポイントを五分に戻すと、延長Rは左フック、左ミドル、左膝蹴りを効かせて森本の動きを止めると、最後は残り10秒を切ったところで右ストレートをクリーンヒットし、森本をきっちりと沈めてみせた。



第6試合 61kg契約 3分3R(延長1R)
○郷州 力(PHOENIX/RISEスーパーフェザー級(-60kg)3位/61.0kg)
×上杉文博(究道会館/DEEP☆KICK -60kg級1位/60.8kg)
4R 判定2-1 (10-9/9-10/10-9)
3R 判定1-1 (29-29/29-28/29-30)

第5試合 第3代RISEライト級(-63kg)王座決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
○丹羽圭介(HAYATO GYM/RISE 4位/62.9kg)
×藤田雄也(極真会館/RISE 5位/62.8kg)
判定2-0 (30-29/29-29/30-29)

第4試合 ヘビー級 3分3R(延長1R)
○羅王丸(TARGET/RISE 4位)
×南国超人(龍生塾/SB日本1位)
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)

第3試合 ライト級(-63kg) 3分3R(延長1R)
○仲江川裕人(フリー/RISE 7位/63.0kg)
×加藤真也(平井道場/WPMF日本スーパーライト級4位/62.95kg)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

第2試合 バンタム級(-55kg) 3分3R(延長1R)
○有松 朝(リアルディール/RISE 5位/54.9kg)
×佐野貴信(創心會/RISE 9位/55.0kg)
判定3-0 (29-28/29-28/30-28)

第1試合 バンタム級(-55kg) 3分3R(延長1R)
×津田鉄平(新宿レフティージム/RISE 8位/54.9kg)
○平岡征治(拳道塾/RISE 10位、2014年RISING ROOKIES CUP同級優勝/54.9kg)
判定0-2 (29-29/28-30/28-29)

オープニングファイト第3試合 KAMINARIMON-60kg級決勝戦
○甲斐康介(HAYATO GYM)
×栗原道政(WWFジム)
判定3-0

オープニングファイト第2試合 KAMINARIMON-55kg級決勝戦
×髙坂 颯(ワイルドシーサー)
○佐野佑馬(創心會)
判定0-2

オープニングファイト第1試合 KAMINARIMONジュニア-45kg級決勝戦
○中村龍登(橋本道場)
×山口京介(橋本道場)
判定3-0

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