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宮越慶二郎、花田元誓との接戦制す。那須川天心、元SB王者を1R KO:3.21 後楽園

RISE 104
2015年3月21日(土) 後楽園ホール
 昨年9月にRISEフェザー級王座を獲得した花田元誓がメインでWBCムエタイ日本ライト級王者の宮越慶二郎と対戦。花田が持前の圧力で先手を取るが、慶二郎がステップワークと豊富なスタミナを活かして逆転勝ちを果たした。バンタム級戦線では16歳の新鋭・那須川天心が元SB日本王者の藤本昌大を1R KO。RISE王者・村越優汰もKO勝ちし、両者の対戦機運が高まった。
  レポート&写真:井原芳徳


第13試合 メインイベント 62kg契約 3分3R(延長1R)
×花田元誓(リアルディール/RISEフェザー級(57.5kg)王者/61.80kg)
○宮越慶二郎(拳粋会/WBCムエタイ日本統一ライト級王者/62.00kg)
判定0-2 (長瀬28-29/梅沢29-29/佐藤28-29)

 NJKFの主力である宮越兄弟の弟・慶二郎はRISE初参戦。過去に卜部功也、水落洋祐、翔センチャイジム、高橋幸光ら、他団体のトップどころを下した実績がある。対する花田は昨年9月大会で一刀を下し王座獲得。12月のBLADE -61kgトーナメントのリザーブファイトで元J-NETWORKライト級王者の前口太尊に完勝している。
 花田はひたすら前に詰めるプレッシャーが、慶二郎はバスケの動きも応用した蝶のようなステップが持ち味。また、花田は今回、普段より重い62kg契約で、前日計量後の会見では「フェザー級の時は死ぬかなってぐらい減量がキツかった」「パワーはフェザーよりも全然あって、自分らしい試合ができる」と話していたが、その言葉通りの序盤戦を繰り広げる。
 
 1R開始すぐから、花田が前に詰めてパンチを連打。慶二郎はステップで距離を作らせてもらえず、パンチを被弾するうちに表情が曇っていく。打ち合いに応じるとさらに被弾し、セコンドの兄・宗一郎からは「付き合うな」という声。すると慶二郎は前蹴りとジャブで距離を作るように。それでもパンチを時折もらい、2Rも序盤は押されたが、闘牛士のようにいなして、花田をロープの間から外に飛ばすように捌く場面も。パンチの打ち合いで慶二郎もお返しし、少しずつ流れを引き寄せる。




 すると3R、これまでのラウンドスタートの時と違い、慶二郎が先にパンチを仕掛けて攻勢。花田もお返ししてくるが、2Rまでほどの勢いはなく、慶二郎がステップでかわす時間が長くなる。花田はずっとサウスポーだが、慶二郎は細かくスイッチを続け、その場その場で最適なポジションを維持。かといって逃げ回るわけではなく、時折足を止めて激しいパンチと膝の応酬を見せ、観客を沸かせる。5R制で戦いなれているだけあり、3R終盤でも動きが落ちない。




 結局、ジャッジ2者が慶二郎を支持し判定勝ち。とはいえドローでもおかしくはなく、花田は大健闘と言える内容で、上の階級でも十分トップクラスで戦える実力を見せつけた。慶二郎はマイクを持つと「RISE初参戦だったんですけど、メインを務めさせていただけて感謝しています。今後もRISEに参戦させてもらえれば、もっとヤバい試合をする自信があります。最近は(試合前の紹介映像などで)『メタル忍者』と呼ばれていますが、『忍者』に改名します。帰るまでがRISEなので気を付けて帰ってね」と、ヘビーメタル愛好家の彼らしいシンガー気取りのアピール。ファイトスタイルだけでなく、独特のキャラクターもRISEファンにも強く印象付けた。


第12試合 セミファイナル 55kg契約 3分3R(延長1R)
○村越優汰(湘南格闘クラブ/RISEバンタム級(55kg)王者/54.9kg)
×ソ・ジョンウ(韓国/元韓国ムエタイバンタム級&フライ級王者/54.3kg)
2R 1'46" KO (左テンカオ)

 昨年7月に王座を獲得し、現在8連勝と勢いのある20歳の新鋭・村越。今回の相手・ジョンウは戦績25勝3敗の35歳だ。1R、村越はサウスポーからの左ミドルを当てるが、左足首をテープで固め、バックステップがぎこちない。右ハイを当ててジョンウの動きを止めた後、左フックを当ててダウンを奪取するが、左ミドルのタイミングでジョンウの左フックをもらってダウンを喫してしまう。



 ポイントで五分に戻されてしまったが、2Rには左フックを効かせると、左のミドルを三日月蹴りの形でジョンウの胸に突き刺しダウンを奪取。続けざまに左のテンカオも突き刺してジョンウをノックアウトした。
 村越は「ダウンもらっちゃって情け無い試合をしちゃってすいません。最終的に倒すことができたんで結果オーライで」とマイクで話して苦笑い。そして「次は防衛戦だと思うんですけど、那須川(天心)選手、ちょっと早いんじゃないかって。僕が宮崎(就斗)選手に苦戦したんで、宮崎選手と天心選手がやって勝ったほうとやりたいです」とアピール。宮崎と那須川は同門のため現実味が乏しい提案で、直前の試合でKO勝ちした那須川が挑戦する流れは変わらなさそうだ。




第11試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
×藤本昌大(龍生塾/元SB日本スーパーバンタム級(55kg)王者/54.9kg)
○那須川天心(TARGET/RISE 4位/55.0kg)
1R 2'06" KO (左フック)

 那須川は数々のジュニアタイトルを獲得後、昨年7月にプロデビューし4戦全勝の16歳。藤本は昨年11月にシュートボクシングの新王者になった内藤大樹を8月に破っており、実力は王者と遜色無いが、那須川は全く問題にしなかった。
 那須川はサウスポーからの重みとスピードのある左ミドルを連打した後、首相撲からの膝を効かせ、左の飛び膝を顔面に叩きこんで下がらせた後、膝とパンチのラッシュでダウンを奪う。那須川はさらに左ミドルの連打で藤本を下がらせ、左フックで藤本を再びダウンさせると、大澤レフェリーはKOを宣告。那須川はマイクを持つと「次はタイトルマッチどうですか?村越選手、やりましょう」とアピールした。




第10試合 61.5kg契約 3分3R(延長1R)
×小川 翔(OISHI GYM/REBELS-MUAYTHAIライト級王者、K-1甲子園2011年度優勝/61.5kg)
○郷州 力(PHOENIX/RISEスーパーフェザー級3位/61.5kg)
判定0-3 (大澤28-30/秋谷28-30/小川28-30)

 小川と郷州は12月のBLADE -61kgトーナメントの一回戦で敗れて以来の試合。1R、郷州が右のストレート、オーバーハンドフック、アッパーを随所でうまく当てるが、小川もひるまず左のミドルや左右のボディをお返しし五分の展開。2Rもしばらく均衡状態が続いたが、郷州が右アッパーを効かせた後、小川が前に出てきたところに合わせて右フックを当て、なぎ倒すような形ながらもダウンを奪うことに成功する。3Rは小川も必死に前に出てパンチを当てて反撃を試みるが、郷州は真っ向勝負で打ち合い、右の顔面狙いの膝蹴り、右フック、右アッパーを当て続けて反撃を封じ、他団体の王者から白星をもぎ取ることに成功した。


第9試合 スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
○タップロン・ハーデスワークアウト(タイ/ハーデスワークアウトジム/RISE 2位、元WMC世界フェザー級王者/64.85kg)
×下丈一朗(TARGET/WPMF日本ライト級10位/65.0kg)
2R 2'53" TKO (タオル投入:右ストレートで2ダウン後)

 下は2012年7月以来のRISE参戦となる19歳。近年はムエタイ系ルールの試合が主体だった。日本滞在の長いタップロンは、最近でも昨年引退した下の先輩・巨輝や、REBELS王者のUMAを破っており、安定した強さを見せている。1R序盤から、タップロンがロー、ミドルを的確に当て続け主導権。下も右ローを返すが、2Rに入ると、ローが効いてくる前にタップロンがスパートをかけ、パンチの打ち合いで左ストレートを当ててダウンを奪取。その後も下をパンチで追い詰め、最後は右ストレートでダウンを奪ったところで下のセコンドがタオルを投入した。


第8試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
○一刀(日進会館/RISE 1位、元王者/57.5kg)
×小宮山夕介(TARGET/RISE 4位/57.5kg)
判定3-0 (長瀬29-28/豊永29-28/大澤30-28)

 昨年9月に花田に敗れ王座から陥落した一刀が再起戦。夕介は2011年11月にプロデビューし9戦8勝1分と現在負け無し。一刀は過去に兄・工介を破り連勝記録をストップさせたこともある。夕介も兄と同じように前蹴りやミドルを多用するが、兄ほどのスピードや伸びは無く、一刀は大半をスウェー。だが一刀もパンチの距離が遠く、なかなか右ストレートを連続で当てさせてもらえない。だが3R、一刀の右のインローが効き目を発揮すると、夕介のステップが鈍くなり、一刀のパンチが当たり出し優勢。残り1分を切ってのラッシュで右ストレートを当ててダウンを奪い、一刀が判定勝ち。夕介に初黒星をつけた。


第7試合 ミドル級(70kg) 3分3R(延長1R)
○廣野 祐(NPO JEFA/RISE 5位、Bigbangスーパーウェルター級王者/69.7kg)
×ジェンロップ・プンパンムアン(タイ/エクシンディコンジムJAPAN/元ルンピニー認定スーパーフェザー級王者、元オムノーイ認定2階級王者/69.5kg)
4R 判定3-0 (豊永10-8/長瀬10-9/梅沢10-9)
3R 判定1-0 (豊永29-29/長瀬29-29/梅沢30-29)

 廣野は昨年7月のRISEで宮越慶二郎の兄・宗一郎に判定勝ち。10月には敗れはしたが、REBELSで日菜太の持つ70kg級タイトルにも挑戦した。ジェンロップは11月のホーストカップで長島☆自演乙☆雄一郎に判定勝ちしている選手。サウスポーの廣野が詰めると、ジェンロップがロープやコーナーまで下がって右ミドルを当てて組むパターンの繰り返し。廣野も時折左ストレートを当てるが、なかなか連打につながらず、3Rはジェンロップに何度も崩されて攻撃を寸断される。延長ラウンドにもつれ込んでも同様で、ジェンロップがホールディングを多用しレッドカード減点1。結局これで差がつき廣野が勝つという、煮え切らない試合となってしまった。


第6試合 第3代ライト級(63kg)王座決定トーナメント一回戦 3分3R(延長1R)
○水町 浩(士魂村上塾/RISE 3位、元WMAF世界ウェルター級王者/63.0kg)
×一輝(OGUNI GYM/元NJKFライト級王者/63.0kg)
2R 2'59" TKO (レフェリーストップ:パンチ連打)

 イ・ソンヒョンの返上した王座を賭け、1月大会からスタートしている8人参加のトーナメント。藤田雄也が既に準決勝進出済みで、3月29日のBOUT北海道大会での麻原将平 vs. AKINORIが残る1試合だ。
 1R、水町が右ロー、右フックを積極的に当て、終盤に右フックを効かせた後、顔面狙いの左膝蹴りでダウンを奪う。2Rも水町が手数多く攻め、カウンターの右フックを効かせると、パンチと膝のラッシュでスタンディングダウンを奪取。一輝は秋谷レフェリーの裁定に不満を示したが、同じパターンで再びスタンディングダウンを取られたところでKO負けを宣告されてしまった。


第5試合 第3代ライト級(63kg)王座決定トーナメント一回戦 3分3R(延長1R)
○丹羽圭介(HAYATO GYM/RISE 4位/63.0kg)
×TASUKU(リアルディール/RISEスーパーフェザー級(60kg)6位/62.9kg)
4R 判定3-0 (梅沢10-9/豊永10-9/小川10-9)
3R 判定1-0 (梅沢29-28/豊永29-29/小川29-29)

 丹羽は2010年の新人王優勝後、怪我でブランクがあったものの2013年3月から8連勝。TASUKUは階級を上げての挑戦。昨年10月の麻原将平との試合内容が評価されて選抜された。
 1R、2Rと、丹羽が前蹴り、ミドル、膝蹴りを手数多く当てて主導権。だが3R開始すぐ、ミドルの連打の直後にガードが甘くなった隙を突き、TASUKUが左フックを当ててダウンを奪うことに成功する。直後のバッティングで丹羽は左まぶたも切って大出血し、窮地に追い詰められるが、それ以降はパンチの打ち合いで何発も当てて猛反撃。延長に持ち込むと、血だるまになりながらもパンチの猛攻。TASUKUもパンチを返し壮絶な打ち合いとなるが、丹羽の勢いは止まらず、逆転勝ちを果たした。


第4試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
○前口太尊(PHOENIX/RISE 2位、元J-NETWORKライト級王者/60.0kg)
×久井淳平(多田ジム/RISE 8位、INNOVATIONスーパーフェザー級3位/60.0kg)
判定3-0 (30-25/30-25/30-26)
※1R右ストレートで久井に1ダウン、2Rホールディング多用で久井に減点1


第3試合 61kg契約 3分3R(延長1R)
○野辺広大(1-siam gym/RISEスーパーフェザー級(60kg)4位/60.9kg)
×MASATO(3POUND/2014年 J-NETWORK Next Generation Cup-62kg級準優勝/60.7kg)
判定3-0 (30-26/30-26/30-25)
※2R右ハイキックでMASATOに1ダウン、ホールディング多用でMASATOに減点1


第2試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
×北薗翔大(田畑ジム/RISE 3位/57.3kg)
○森本“狂犬”義久(BRING IT ONパラエストラ葛西/RISE 8位/57.4kg)
判定0-2 (29-29/28-29/28-29)

第1試合 ライト級(63kg) 3分3R
○橋本正城(LA GYM JAPAN/2014年 KAMINARIMON全日本大会-60kg級優勝/62.9kg)
×KAZUYA(練馬チャンデットムエタイジム)
1R KO

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