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裕樹、3階級制覇。花田元誓、一刀にTKO勝ちしフェザー級王者に:9.28 後楽園

RISE 101
2014年9月28日(日) 後楽園ホール
 スーパーライト級(65kg)王座決定戦では裕樹が得意のローキックで巨輝を苦しめ判定勝ち。RISE 3階級制覇を達成した。フェザー級(57.5kg)では裕樹のリアルディール時代の後輩・花田元誓が、王者・一刀の技を圧力で封殺。5Rに膝蹴りでまぶたを切り裂きTKO勝ちした。神村エリカの引退エキシでは田嶋はる、RENAら過去のライバルや仲間たちが花を添えた。
  レポート&写真:井原芳徳


第10試合 メインイベント 第3代RISEスーパーライト級(-65kg)王座決定戦 3分5R(無制限延長R)
○裕樹(ANCHOR GYM/初代RISEスーパーフェザー級&ライト級王者/65.0kg)
×巨輝(TARGET/RISE 3位、元NKBフェザー級&ライト級王者/64.7kg)
判定3-0 (長瀬49-47/豊永49-47/梅沢49-48)
※裕樹が新王者に

 左右田泰臣の返上に伴い組まれたスーパーライト級王座決定戦。巨輝はCAZ JANJIRAとテヨンを降し次期挑戦者に決定していたため、裕樹は2階級制覇という左右田以上の実績が評価され、王座決定戦の出場者に選ばれた。両者は2010年10月に戦い、裕樹が延長判定勝ちしている。
 巨輝は「正直、裕樹選手に代わった方がモチベーション上がってるんで。一回負けてるし。裕樹選手の方が強いですし」と相手の変更にも前向き。前日計量では「プロとして10年間やってきた集大成を、明日の試合に全てぶつけたいです」と話していた。



 裕樹は7月のRISE 100のエキシビションで、古巣・リアルディールの畔田聡代表がセコンドについたことをきっかけに、福岡のリアルディールで調整。「(独立して)3年ほどの間、一人で練習する時間が長く、自分で限界を決めてしまっている部分があったのですが、畔田さんと一番強かった頃の練習をしてきましたので、2、3年前とは違う動きが見せられると思います」と前日計量で話していた。ゴングが鳴る前のリング上でも、畔田会長を巨輝に見立ててローキックの練習をし、師弟の絆の強さを印象付ける。
 
 1R、裕樹はいつものようにロー主体の攻めで、巨輝もローで応戦。終盤にかけて巨輝が右フックを主体にパンチをまとめる。2Rに入ると、裕樹も巨輝の右のパンチの後に左のフックやアッパーをお返し。ローでの削り合いも続くが、先にバランスを崩したのは裕樹のほう。その後巨輝がパンチの連打をまとめると裕樹が後退。巨輝がこのラウンドのポイントを取る展開に。



 3Rも互いにパンチとローで削りあう展開となり、少しずつ疲労の様子を見せ始め、なかなか均衡が崩れなかったが、終盤に裕樹が左の奥足狙いのローを連打すると巨輝の動きが止まる。裕樹がポイントを取り返し五分に持ち込む。



 そうなると強くなってくるのが、修羅場をくぐってきた数では上回る裕樹のほう。4Rも左の奥ロー、インローを執拗に巨輝に叩きこむ。巨輝は3Rまでと違ってほとんど攻撃を出せなくなり、出しても空を切ったり、威力が不十分になりがち。裕樹は時折ガードを下げて回って距離を取って休み、ペース配分を意識しつつ、終盤にはローをまとめた後に左ハイもヒット。しっかり好印象を残す試合運びはさすがだ。



 5Rも裕樹がパンチも絡めつつ左右のローを執拗に当て続け攻勢を維持。巨輝も意地を見せて、最後までぐらつくことなく耐え続けたものの、反撃の糸口は見出せず試合終了。裕樹がさらにポイントに差を付け、文句なしの判定勝ちで3階級制覇を達成した。

 だが試合後の裕樹はベルトを巻いても神妙な表情のまま。「今日のような内容だと3階級制覇しても『何やねん?』と言われるでしょう。(スーパーライト級王座奪取を目標に)2年かけて下から上がりたかったんですけど、チャンスをいただいたので挑戦しました。僕のファンの人もそうでない人も魅了するファイターになりたいです。キックボクシングを広めたいので、僕のことが嫌いな人も含めてキックボクシングを応援してください」と謙虚にアピールした。




第9試合 セミファイナル RISEフェザー級(-57.5kg)タイトルマッチ 3分5R(無制限延長R)
×一刀(日進会館/王者/57.5kg)※初の防衛戦
○花田元誓(リアルディール/1位/57.4kg)
5R 0'42" TKO (ドクターストップ:右膝蹴りによる左まぶたのカット)
※花田が新王者に

 一刀は2012年10月に初代王者となり、昨年9月には1階級上の王者・小宮山工介からダウンを奪って勝利。最近では5月にムエタイの殿堂・ルンピニースタジアムの王座にも挑戦し、8月のMAキックでは敗れはしたものの元ルンピニー王者のマキ・ピンサヤームと激闘を繰り広げ、高いレベルで己を磨いてきた。
 対する花田は大道塾出身で博多のリアルディールの主力として活躍。スーパーフェザー級時代の12年6月にはKO負けに終わったが、王者・小宮山に挑んだ実績もあり、フェザー級に落として臨んだ4月の1dayトーナメントで石橋真幸、金城悠を破り今回の挑戦権を獲得した。



 1R開始すぐから、花田はサウスポーで一気に距離を詰めて圧力をかけ、一刀は時計回り主体でかわし続ける構図。花田が左膝、左インロー、右フックを当てれば、一刀は顔面とボディへのパンチ、右のインローとミドルを返し続ける。2R以降もこの攻防は変わらず、なかなか互いに崩れなかったが、花田の右フックで一刀がのけぞる場面が3Rあたりから少しずつ増え、若干好印象を残すように。4Rになるとさすがに両者消耗し、クリンチが増えてイエローカードをもらうが、激しさは変わらず。4R終盤、花田はパンチの連打をまとめて好印象を残すと、5R序盤から勝負を仕掛け、パンチと膝の連打でコーナーまで下がらせると、金城戦でもフィニッシュに使った必殺の顔面狙いの右膝で一刀の左まぶたをカット。すぐさまドクターストップがかかり、花田の勝利となった。



 悲願のベルトを巻いた花田は「本当に長かったです。小宮山選手に負けた時辞めようと思ったんですけど、応援してくれた人がいてなんとかここまで来れました。リアルディールの先輩の裕樹さんがこの後勝ってくれると思いますので、みなさん応援よろしくお願いします。あと、BLADE 61kgトーナメントに参戦させてください」とアピールした。




第8試合 -55kg契約 3分3R(延長1R)
○村越優汰(湘南格闘クラブ/RISEバンタム級(-55kg)王者/55.0kg)
×大野貴志(士道館新座ジム/MA日本バンタム級王者/55.0kg)
判定3-0 (大澤30-28/長瀬30-28/豊永30-29)

 村越は7月のRISE 100でRISEバンタム級(-55kg)王者になってから初の試合。MA日本バンタム級王者の大野はDyki戦から2年ぶりのRISE参戦となる。
 村越は左足のアンクルサポーターの下にテーピングが見え、1R序盤にサウスポーに構えて右のローを放つとバランスを崩す場面が見られたが、左ミドル主体に蹴っていると、次第に動きがスムーズになり、2Rに入ると左ミドル、ハイ、ストレートの手数を上げて攻勢に。右ローを連打すると、大野のステップがぎごちなくなる。3R序盤こそ大野の左のフックをもらってしまったが、中盤以降は左膝、左ハイを当てて攻勢。右の前蹴りやジャブで距離を取りつつ、パンチを的確に当て続けて大野を何度かぐらつかせ、文句なしの判定勝ちを果たした。 




第7試合 RISE vs REBELS対抗戦 スーパーフェザー級(-60kg) 3分3R(延長1R)
○郷州 力(PHOENIX/RISE 3位/59.95kg)
×野上勇介(RYUJI GYM/2013年 REBELS NEW RAIDERS LEAGUE 60kg級優勝/60.0kg)
2R 0'21" TKO (タオル投入:右膝蹴り)

 BLADEを通じ協力体制にあるREBELSとの対抗戦は、タイトル挑戦経験もある郷州の圧勝に。1R序盤からサウスポーの野上に右のミドル、膝、ストレートを何発も当てて圧倒し、2R序盤に右のテンカオをボディに突き刺し、試合を終わらせた。


神村エリカ引退エキシビションマッチ 2分2R
-神村エリカ(TARGET/第2代RISE QUEEN、WBCムエタイ女子インターナショナル・ライトフライ級王者、Girls S-cup2011王者、第3代J-GIRLSミニフライ級王者、WPMF世界女子ミニフライ級王者、WMC世界女子ミニフライ級王者)
-田嶋はる(アクティブJ三軒茶屋/CROSS×LINE/元J-GIRLSミニフライ級王者)
勝敗無し

 8月に引退表明した神村が最後のリング。16歳だった09年7月のJ-GIRLSミニフライ級タイトルマッチで対戦し、「今でも尊敬している」という田嶋を最後の相手に選んだ。田嶋のミドルやストレートを浴びたものの、神村は前に出続け、現役時代と変わらぬスピードのある蹴りとパンチを返し続けた。



 引退セレモニーでは田嶋、いつか、紅絹、山木ジム時代に共に練習したプロボクサーの天海ツナミ、RENAらが花束や記念品を贈呈。神村は「凄い久しぶりになったんですけど、エキシビションのために集まってくださった皆さんありがとうございました。たくさんの方に集まっていただき、幸せなリング生活だったと思いました。これからも精一杯頑張りますので応援よろしくお願いします」と話し、最後の10カウントゴングを聞くと笑顔で手を振ってリングを降りた。




第6試合 ライト級(-63kg) 3分3R(延長1R)
×藤田雄也(極真会館/RISE 6位/63.0kg)
○丹羽圭介(HAYATO GYM/RISE 8位/63.0kg)
3R 負傷判定0-2 (30-30/29-30/29-30)

 互いに蹴り主体の攻防で、2R終盤にかけて丹羽が膝とミドルのヒットを少しずつ増やし、終盤にはパンチをまとめやや優勢に。3R、ほぼ五分の立ち上がりだったが、偶然のバッティングで丹羽が額をカットしドクターストップ。この時点の内容までで採点が集計され、丹羽の判定勝ちとなった。




第5試合 バンタム級(-55kg) 3分3R(延長1R)
×アレクサンドロ・ヒデオ(ブラジル/ブラジリアン・タイ/54.5kg)
○那須川天心(TARGET/RISE 6位/54.9kg)
1R 2'41" KO (左膝蹴り)

第4試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R(延長1R)
×佐藤政人(フォルティス渋谷/RISE 6位、元J-NETWORKフェザー級王者/57.5kg)
○小宮山夕介(TARGET/RISE 10位、2013年RISING ROOKES CUPフェザー級優勝/57.5kg)
判定0-3 (28-30/27-30/27-30)

第3試合 スーパーライト級(-65kg) 3分3R
×憂也(魁塾/DEEP☆KICK 65kg級王者/65.3kg→65.0kg)
○番長兇侍(習志野トップチーム/64.7kg)
1R 2'19" KO (左フック)

第2試合 -61kg契約 3分3R(延長1R)
○野辺広大(1-siam gym/RISEスーパーフェザー級5位/61.0kg)
×KING MASA(UACSキックボクシング/RISEライト級9位/60.95kg)
1R 1'53" KO (右ハイキック)

第1試合 バンタム級(-55kg) 3分3R(延長1R)
○津田鉄平(新宿レフティージム/RISE 9位/55.0kg)
×佐野貴信(創心會/2013年KAMINARIMON全日本大会優勝・大会MVP/55.0kg)
4R 判定2-0 (9-9/10-9/10-9)
3R 判定1-0 (28-28/29-28/28-28)

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