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小宮山工介、判定勝ちで防衛。麻原将平がライト級王座挑戦権獲得:1.25 後楽園

RISE 97
2013年1月25日(土) 後楽園ホール
 スーパーフェザー級(-60kg)では王者の小宮山工介が挑戦者の郷州力の膝蹴りに苦しみ、クリンチが多く減点2を喫したものの、パンチと前蹴りの手数でポイントを重ねて判定勝ち。ライト級(-63kg)は麻原将平が、ヘビー級は天田ヒロミが王座挑戦権を獲得した。Dykiは引退エキシでファイターとして最後の雄姿を見せた。「RISE 100」7.12(土)大田区総合体育館大会の開催も発表された。

  レポート&写真:井原芳徳


第11試合 メインイベント RISEスーパーフェザー級(-60kg)タイトルマッチ 3分5R(無制限延長R)
○小宮山工介(北斗会館/王者/59.9kg)
×郷州 力(PHOENIX/4位/60.0kg)
判定2-0 (大澤48-47/梅沢47-47/長瀬48-46)
※小宮山が2度目の防衛

 小宮山は昨年6月の花田元誓戦以来となる2度目の防衛戦。郷州は2011年11月のプロデビュー以来10戦全勝で挑戦権を獲得した急成長株だ。1R、序盤から小宮山が得意の顔面に突き刺す左の前蹴りを当てるが、郷州が組んで膝蹴りを当てると、小宮山は総合格闘技のように胴タックルからテイクダウンをしてしまい、イエローカードをもらってしまう。その後は自分の距離を作り、顔面とボディへの前蹴りと接近戦でのパンチを的確に当て続け優勢をキープ。2Rはバックスピンキックや前蹴りも絡め、手数で郷州を圧倒する。



 だが3Rに入ると、小宮山は少し疲れて来た様子を見せ、その隙を逃さず郷州が左の膝蹴りを効かせると小宮山はスリップ。クリンチの展開が増えてくると、両者にイエローカードが出され、小宮山は1Rのイエローとの累積で減点1を宣告される。その後も小宮山は膝をもらうと、またもタックルのように組みついてそのまま膝立ちになったりと、印象の悪いファイトになってしまう。



 しかし4Rは郷州にとっては未知の領域。小宮山は花田との防衛戦で4R、2011年に板橋寛からタイトルを奪った試合で5Rを経験しており、長期戦で力を発揮することに。4R、板橋はうまく距離を取って回って休む場面を作りつつ、細かいパンチと前蹴りの手数で好印象を残す。5Rは序盤こそ両者ともクリンチが増え、揃って減点1を宣告されるものの、中盤以降、小宮山が休まず細かいパンチと前蹴りを何発も当て続けて優勢をキープ。ジャッジ1者はドローと採点したものの、僅差ながら2者の指示を得て、小宮山が勝利。2度目の防衛に成功した。郷州はデビュー以来の連勝は10で止まったものの大健闘し、観客から暖かい拍手を浴びた。




第10試合 セミファイナル RISEライト級(-63kg)次期挑戦者決定トーナメント決勝 3分3R(延長1R)
×裕樹(ANCHOR GYM/1位、元スーパーフェザー級&ライト級王者/62.8kg)
○麻原将平(シルバーアックス/3位/62.8kg)
判定0-2 (30-30/29-30/29-30)
※麻原が王者・イ・ソンヒョンへの挑戦権を獲得



 裕樹は準決勝で元同門の達晃を判定で、麻原は延長戦の末に藤田を破り決勝進出。1R、両者ともローの打ち合いを展開。なかなか互いに崩れなかったが、麻原のインローで裕樹の膝の内側が次第に赤くなり、終盤に麻原の右ローで裕樹がスリップ。裕樹が若干印象を悪くする。
 2Rもローの打ち合いが続いたが、麻原が不意打ちで放った左フックで裕樹がまさかのダウン。麻原はパンチで倒しに行くが、裕樹はパンチの打ち合いに応じ、逆に左フックをクリーンヒットさせて下がらせ、終盤に左フックでダウンを奪い返し、このラウンドのポイントを五分にする。



 3Rも両者はノンストップのパンチの打ち合いを展開し観客を沸かせる。中盤まで麻原、終盤にかけて裕樹のヒット数が上回り、ほぼ互角の展開ではあったが、ジャッジ2者は麻原を支持。麻原はマイクを持つと「次、3月に(王者の)イ・ソンヒョンとやります。絶対勝って、RISEのベルトを日本に持ってくるで、皆さん応援お願いします」とアピールした。



Dyki引退エキシビションマッチ 2分2R
―Dyki(TARGET/第4代RISEバンタム級王者)
―村越優汰(湘南格闘クラブ/RISEバンタム級5位)
勝敗無し



 くも膜嚢胞により引退となったDykiが引退エキシ。リングサイドではフジテレビのリアリティーショー「テラスハウス」の共演メンバーも見守る。この日の指定席は完売で、立ち見客でバルコニーも埋まり、Dykiの人気の高さを示している。エキシビションマッチでDykiは最後のリングを楽しむように、飛び蹴りの大技を多用し、村越とローのミドルの打ち合いを繰り広げた。引退セレモニーでは初のタイトルマッチで拳を交えたKENJI(久保賢司)、デビューが同期の左右田泰臣、そして同門の盟友・羅王丸らが花束を渡し、羅王丸に渡されたところでDykiは涙を流した。



 Dykiはマイクを持つと「この涙は悔しい涙ではなくて、こんなに応援してくれる人がいる嬉し涙です。D・y・k・iのDykiは今日で最後ですが、これからは宮城大樹として立派な人間になっていきますので、これからも応援よろしくお願いします」と観客にメッセージ。10カウントゴングの後は、四方のコーナーに登り、入場テーマ曲に合わせて拳を突き上げ、温かい拍手に包まれながらリングを降りた。


第9試合 90kg契約 3分3R(延長1R)
○清水賢吾(極真会館/RISEヘビー級王者/89.8kg)
×瀧川リョウ(ドージョーチャクリキ・ジャパン/88.9kg)
2R KO (右膝蹴り)

 1Rから清水が右ローを効かせて優勢。瀧川に蹴り足を度々つかまれたり、奇襲の右ストレートをもらったりと、手こずる場面もあったものの、2Rには左のテンカオの連打でダウンを奪うと、最後は首相撲からの右膝でダウンを奪いKO勝ちした。


第8試合 RISEヘビー級次期挑戦者決定戦 3分3R(無制限延長R)
×羅王丸(TARGET/2位)
○天田ヒロミ(デジタルスピリッツ/4位)
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)

 両者は昨年9月にもヘビー級次期挑戦者決定戦で戦い、羅王丸が3Rに膝蹴りでダウンを奪って判定勝ちしたが、試合後に天田陣営が連打の膝だったと抗議し、裁定はノーコンテストに変更。仕切り直しの再戦が組まれた。



 1R、天田がボディと顔面に打ち分けるパンチの連打で主導権。2R途中までその状態が続くが、羅王丸の膝蹴りが効き目を発揮し、羅王丸は右ハイも当てて挽回。ポイントを五分に戻す。だが3Rに入ると天田が息を吹き返し、左ミドル、ロー、膝蹴りも絡めつつ、パンチを手数多く当てて優位をキープ。Dykiとのテラスハウスでの共演効果で応援の増えた羅王丸だったが、最後まで巻き返せず、天田が清水の持つ王座への挑戦権を獲得した。


第7試合 第5代RISEバンタム級(-55kg)王座決定トーナメント一回戦 3分3R(延長1R)
○前田浩喜(CORE/RISE 4位、元NJKFバンタム級王者/54.9kg)
×津田鉄平(新宿レフティージム/WPMF日本スーパーバンタム級10位、2013年WPMFスーパーバンタム級新人王/54.8kg)
2R 0'15" KO (左ハイキック)

 1R、サウスポーの前田が左ミドルを度々当て、津田は前に距離を詰めてパンチを当てる展開でほぼ互角だったが、2R開始すぐ、前田が左ハイをいきなり当ててダウンを奪うと、長瀬レフェリーはすぐさまKOを宣告した。


第6試合 第5代RISEバンタム級(-55kg)王座決定トーナメント一回戦 3分3R(延長1R)
×九島 亮(STURGIS新宿ジム/RISEフェザー級6位/55.0kg)
○宮崎就斗(TARGET/2013年RISING ROOKIES CUPフェザー級準優勝/54.9kg)
4R 判定0-3 (9-10/9-10/9-10)
3R 判定0-1 (29-29/28-29/28-28)

 1Rはサウスポーの宮崎が蹴りを随所で当てて若干優勢。2Rは九島が反則となる両手で組んだ状態での膝蹴りの連打で減点1。RISEでは両手で組んだ状態での膝は1回のみ許される。3R、九島が右ミドル主体、宮崎がパンチ主体の攻防となり、どちらも決め手に欠け延長へ。中盤から宮崎がパンチを振って前に出る時間が長くなり、宮崎の勝利となった。


第5試合 RISEライト級(-63kg)次期挑戦者決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
○麻原将平(シルバーアックス/3位/62.8kg)
×藤田雄也(極真会館/6位、2012年RISING ROOKIES CUPライト級優勝/62.8kg)
4R 判定3-0 (10-9/10-9/10-9)
3R 判定0-1 (29-30/29-29/29-29)

 空手をベースとする両者の対決は2Rまでミドル、ローといった蹴り主体の攻防だが、なかなか均衡は崩れず。3Rになると距離を縮め、パンチの打ち合いが増え、藤田が若干ヒットで上回るものの、互いに決定打に乏しく延長へ。それでも互いに決め手に欠けたが、ミドルや膝といった蹴り主体になってしまった藤田に反し、麻原が回りこんでうまく距離を作って右のパンチを随所で当てて、僅差でも印象を良くする攻めに徹し、勝利をもぎ取った。


第4試合 RISEライト級(-63kg)次期挑戦者決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
○裕樹(ANCHOR GYM/1位、元スーパーフェザー級&ライト級王者/62.8kg)
×達晃(リアルディール/5位/62.7kg)
判定3-0 (30-27/30-28/30-27)

 開始すぐから達晃は飛び膝やバックスピンキックの奇襲を仕掛け続けるが、裕樹は落ち着いて対処し、左右のローを効かせて1Rから主導権。2Rには達晃は棒立ち状態となり、ほとんど攻撃を返せなくなる。3Rも裕樹の優勢は変わらず、ローの連打をもらって達晃がダウン気味に膝をついたところで試合終了。元同門の後輩に裕樹が格の差を見せつけ完勝した。


第3試合 スーパーフェザー級(-60kg) 3分3R
○TASUKU(リアルディール/RISE 8位/59.6kg)
×開道(HAYATO GYM/RISE 9位/59.9kg)
4R 判定3-0 (10-6/10-6/10-6)
3R 判定0-0 (29-29/29-29/29-29)
※4Rホールディングの反則で開道に減点1、パンチと膝の連打で開道に2ダウン

第試2合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R(延長1R)
×金城 悠(シルバーウルフ/RISE 5位/57.5kg)
○北薗翔大(田畑ジム/57.3kg)
3R 0'32" KO (右フック)
※2R右フックで北薗に1ダウン

第1試合 ライト級(-63kg) 3分3R
○一馬(MONSTAR GYM/63.0kg)
×上妻慎治(チャンデットムエタイジム/66.5kg)
不戦勝 (上妻の計量オーバーと、頭部の裂傷によるドクターストップ)

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