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板橋寛、アヌワットからダウン奪い勝利:10.3 後楽園

RISE 71
2010年10月3日(日) 後楽園ホール
 ムエタイで計10本のベルトを獲得し、対日本人5戦全てにおいてもKO勝ちしている強豪・アヌワットがRISE初参戦。迎え撃ったRISEEスーパーフェザー級(60kg)王者・板橋寛もその豪腕に苦しんだが、3Rに左フックの連打でタウンを奪い、延長の末、判定勝ちの快挙を成し遂げた。
  レポート&写真:井原芳徳


第11試合 メインイベント 60kg契約 3分3R(延長1R)
○板橋 寛(スクランブル渋谷/RISEスーパーフェザー級(60kg)王者)
×アヌワット・ゲオサムリット(タイ/WPMF世界フェザー級&WMCライト級王者・元ムエタイ10冠王)
4R 判定3-0 (市瀬10-9/長瀬10-9/櫻井10-9)
3R 判定1-0 (市瀬28-28/長瀬29-28/櫻井28-28)



 板橋はいつものようにサウスポーに構え、右のジャブを打ちながら右回りで様子伺い。ガードが低めのアヌワットが、スピードのある右ストレートや右ボディを放つと場内はどよめく。パンチだけでなく右のインローも絡め、1Rは慎重ながらも主導権を握っている様子だ。
 2Rに入るとアヌワットのローは減り、板橋と打ち合う場面が増えていく。終盤にはアヌワットの右フックがクリーンヒット。板橋危うしかと思われた。



 だがアヌワットのほうも板橋のパンチをもらって鼻血を出しており、ダメージがある様子で、3Rに入ると攻撃の勢いが落ちてくる。激しい打ち合いに耐え続けた板橋は、左ストレートをきっかけにアヌワットをロープまで詰めると、アッパー、フックの猛ラッシュでダウン寸前まで追い込む。板橋のほうがマウスピースを吐き出してしまったため、いったんブレイクがかかったものの、残り1分を切ると、再び左ストレートをクリーンヒット。ロープに詰めての左のパンチラッシュでアヌワットを棒立ちにさせると、小川レフェリーはダウンを宣告する。アヌワットはすぐさま両手を広げてアピールしたが、このダウン宣告は妥当だろう。



 結局、序盤ラウンドの失点が響き、延長戦にもつれ込んだものの、アヌワットに余力は残っていなかった。組まない状態での右の膝蹴りを連打して板橋の攻撃を防ぐが、それでも度々組んでしまい、レフェリーからイエローカードをもらってしまう。板橋は3Rのようにパンチをまとめることはできなかったものの、左ハイを当てる等、有効打で上回り、マスト判定により勝利。日本人初のアヌワット超えという快挙を成し遂げた。

◆板橋「最低限の仕事はできました。(アヌワットのパンチは?)痛かったですね。でもパンチは見えてましたし、普段は70kgの小宮(由紀博)さんと練習してたので、重さは感じなかったですね。一発目をもらって、想像してたよりもイケるなと思いましたね。それでも結構フラフラしてましたけど、相手も効いてたんで、ホームリングで自分が負けるわけには行かないと思って頑張りました。
(3Rのダウンについて)ガードが下がってきてたんで、相手もバテたんじゃないかなと思って行きました。あそこでダウン取れなかったら負けてたんで、行けてよかったですね。でも、今日は最低限勝てたってだけで、世界を見てもまだ自分の実力じゃ勝ちを拾えないような相手はたくさんいますね。
(裕樹がスーパーフェザーとライトの二階級制覇を目指すとマイクアピールしましたが?)聞いてなかったですね…。まあ、もっと世界の強い選手とやりたいですね。60kg、61kg界隈で、誰に聞いても強いと言うような選手に勝ちたいです。ベルトとかに関係なく。ショータイムもいいですし、体重が合えばK-1でもいいです。でもホームリングはRISEなんで。(K-1の63kgに階級をアップすることは?)どうでしょう?今のところ60kgで強い選手はいっぱいいるんで、階級を上げることは考えてないですね」


第10試合 セミファイナル 初代RISEライト級(-63.0kg)王者決定戦・準決勝 3分3R(延長1R)
○吉本光志(ヌンサヤームジム/RISEスーパーライト級王者)
×渡辺理想(極真会館/3位)
判定2-0 (斉藤29-28/市瀬29-29/櫻井29-28)

 開始しばらく、吉本は珍しくサウスポーの構え。普段からサウスポーの渡辺の蹴りをもらい続けてしまうと、スイッチを繰り返すがリズムをつかめず。終盤に右ミドルの連打とバックスピンキックを立て続けにもらい、ポイントを失う。
 だが2Rに入ると、吉本はオーソドックスに一本化し、パンチのコンビネーションと右膝を交互にノンストップで出す得意パターンで渡辺を圧倒。3Rにはローキックも効かせながらパンチと膝の手数で渡辺を上回り、逆転勝利を果たした。






第9試合 初代RISEライト級(-63.0kg)王者決定戦・準決勝 3分3R(延長1R)
○裕樹(リアルディール/2位・元RISEスーパーフェザー級王者)
×巨輝(TARGET/4位・元NKB2階級王者)
4R 判定0-3 (梅沢9-10/長瀬9-10/櫻井9-10)
3R 判定0-0 (梅沢29-29/長瀬30-30/櫻井29-29)

 1R、巨輝が左ミドルを主体に、右ロー、左ボディ、左フック等もヒット。裕樹も得意の右ローを着実にヒットさせる。2Rに入ると打ち合いの場面が増え、裕樹が左アッパーや右ストレートで優勢。巨輝はクリンチが増え、イエローカードをもらう。だが3R、前に出る裕樹を突き放して巨輝が右ローを当てると、裕樹の手数が落ちる。打ち合いでも巨輝が巻き返しを見せ、試合は延長に突入する。だが巨輝は3Rで体力を使い果たした様子で、裕樹が膝をパンチを交互に出し続け優勢をキープし、接戦をものにした。
 試合後マイクを持った裕樹は「本当はこのトーナメントに出ないといけない山本真弘が出てない。ふざけんな!逃げたと思ってるんで、俺がRISEのベルトを取ったら必ず真弘を倒して、それから60kgに落として板橋にもリベンジしたい。60kgと63kgの二階級制覇を目指します」と“博多の悪童”の異名どおりの毒舌アピールを展開した。




第8試合 スーパーフェザー級(-60.0kg) 3分3R(延長1R)
○小宮山工介(北斗会館/1位・2008年 RISING ROOKIES CUP スーパーフェザー級優勝)
×ポンシン・ギャッチャンシン(タイ/STRUGGLE/ラジャダムナン・フライ級&Sフライ級、WMCバンタム級王者)
2R 2'19" KO (左前蹴り)

 63kgから適正体重に戻した工介が、体格で劣るポンシンを度々ロープ際に詰め、バックスピンキック、ボディストレート、ミドル等を当てて1Rから主導権。2Rも順調に追い詰め、最後は左の前蹴りを顔面にヒット。ダメ押しの右ミドルも当ててノックアウトした。



第7試合 スーパーライト級(-65.0kg) 3分3R(延長1R)
○菅原勇介(TARGET/1位・前J-NETWORKスーパーライト級王者)
×TaCa(triple-y/J-NETWORKスーパーライト級3位)
判定2-0 (29-28/29-29/29-28)


第6試合 初代RISEライト級(-63.0kg)王者決定戦・リザーブマッチ 3分3R(延長1R)
×麻原将平(シルバーアックス/6位・2008年 KAMINARIMON60kgトーナメント優勝)
○花田元誓(リアルディール/7位)
判定0-3 (26-28/27-28/26-27)

第5試合 スーパーフェザー級(-60.0kg) 3分3R
×仲江川裕人(如心館/6位・KAMINARIMON CLIMAX '07 65kg級優勝)
○勇鷹(インスパイヤード・モーション/NJKFスーパーフェザー級4位)
3R 1'11" TKO (ドクターストップ)

第4試合 ヘビー級 3分3R
○羅王丸(TARGET/5位・2010年 RISING ROOKIES CUPヘビー級優勝)
×篤志(池袋BLUE DOG GYM/元NJKFヘビー級1位)
判定3-0 (30-26/30-26/29-26)

第3試合 スーパーライト級(-65.0kg) 3分3R
○左右田泰臣(シルバーウルフ/3位・2009年 RISING ROOKIES CUP スーパーライト優勝)
×スネーク敦(team ice/2009年 RISING ROOKIES CUP ミドル級準優勝)
2R 0'49" KO (右ローキック)

第2試合 バンタム級(-55.0kg) 3分3R
○Dyki(TARGET/3位・2009年 RISING ROOKIES CUP バンタム級準優勝)
×侍虎志(リアルディール/4位)
3R 1'02" KO (3ダウン:右フック)

第1試合 バンタム級(-55.0kg) 3分3R
×吉野幸喜(湘南格闘クラブ/6位・2009年 RISING ROOKIES CUP バンタム級優勝)
○田中 富(STRUGGLE/7位・2010年 RISING ROOKIES CUP バンタム級優勝)
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)

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